第120話:まだ見ぬ「敵」、まだ見ぬ聴衆

7月31日にKey Force TMCにお邪魔して、Inter-District B用のスピーチとInternational用のスピーチ二本を披露させていただきました。同じ日に2本のスピーチをやるのは初めてですがタイムオーバーすることなく、自分ではまずまずの出来であったと思います。

現在の自分の体感では、二本ともDistrictスピーチコンテストレベルのできに仕上がっていると思います。つまり僭越な言い方をすれば、この二本はDistrictコンテストに出してもそこそこの評価をいただけるところまで来ていると思います。

しかしその先はまったく読めません。自分が経験したことのない世界だからです。私は、聴衆の反応にものすごく左右される人間ですからほぼ100%日本人がいないという聴衆がどのように反応するのかがまったくわからない。「笑い」がどこでとれるのか、取れないのか?「はへほなう」がどこで取れるのか。

自分と戦う、二人のオーストラリア人、ニュージーランド人、フィリピン人、アフリカ人、そしてシンガポールかタイか香港のいずれかの代表者。おそらくすごい迫力で来るか、静かにしかし深く迫ってくるのか、これも読めません。

そうなると結局自分がどこまで自分のスピーチに納得できるか、楽しめるか。つまり自分が7年間やってきたことを信じて、「よし、これでいける!」と確信が持てるかだけにかかっています。

5月20日のD76決勝で、私はスピーチの順番が自分に回ってくるのを心待ちにしていました。「I LOVE YOU」は自分でも納得していましたし、楽しめるスピーチでした。良い意味でも悪い意味でも私らしさが120%出ていたスピーチでした。

今、持っている二本のうちのInternational用は、結構自分らしさが出せているスピーチです。(しかし、強力な改善勧告もいただいております)肝心のInter-District用はまだ弱い。

明日8月4日は夕方からSun Riseで披露させていただきます。そしてあさっては厚木座間。

とにかくビデオ取りして少しでも前に進むしかないです。

Inter-Districtまであと12日。えらく早く眼が覚めてしまった朝でした。

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第119話:ノってきた!

今日は会社を休みました。一昨日からの風邪の影響か朝から頭痛がうっとうしかったためです。しかし、それも昼過ぎにはおさまったので、半分仕事をしながらではありましたが、Inter-District用スピーチとInternational 用のスピーチのデリバリーの練習を徹底的に行いました。

昨日のビデオを使っての練習でわかった「だらしない手のブラブラ」も、スピーチの内容に合わせてBody Languageを設計していく中で解決していきました。なによりも、話の内容にあうようBody Languageを決めていけたのが良かったです。

面白いもので、集中して練習してBodyとVoiceをContentsに合わせていくとこの3つが一体化し、そのときにイメージが生まれます。イメージが生まれるとようやく原稿から離れてスピーチがひとり立ちします。そうなると、本当に自在に自分の声と体とストーリーを操れるようになります。ただしそういう瞬間は5回に一回くらいです。よほど集中しないとめぐってきてくれません。スピーチに集中し、自分がスピーチそのものになりきるときは頭の中のイメージにしたがってスピーチをしていますから、まさに至福の瞬間です。

6月半ばから原稿を書き始め、あちこちのクラブを訪問し、そのたびにスピーチを修正し苦しい時間を過ごしてきましたが、ようやく原稿から離れてイメージをもとにスピーチができる事が少しづつではありますができるようになって来ました。I LOVE YOUスピーチ作りでも経験しましたが、ここからは、おそらく本当にCreativeに練習を楽しめるようになると思います。

あと2回練習したら今日は寝ます。明日はKeyForceにお邪魔してこの二つのスピーチを遣らせていただきます。

Boot Campのような一日でしたが、効果がありました。

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第118話:ビデオ録画で見えてくるもの

今日はビデオにとって自分のスピーチを点検してみました。

いやはや、ひどいものです。しかしこの「ひどさ」こそがRoom For Improvementなのですから、厳粛に受け止めて粛々と治していくしかありません。

①Body 「Language」になっていない。

自分の体の動きがまだメッセージをサポートする動きになっていない。つまり、体をどう使うかの設計がないということですな。

②気になる「腕のぶらぶら」

とてもだらしなく見えます。どうやってとめるのか?きっと腕が自分の役割がわからないから、ひまそうにぶらぶらしているということですね。

ま、いろいろとありますが、要するにBody Languaugeの設計ができていない段階で分析しても無駄なので、もっときちんと動きを設計してみることにします。

設計といっても、図面を引くわけでもコンピューターグラフィクスを使うわけでもなく、原稿の横に動きを書き込んでいくだけの作業です。そしてこまめにビデオを撮ってみながら直していく作業をひたすら続けるということです。

2005年のWorld Championship of Public Speakingのビデオを見ていると、皆さん本当にすごい。主観的に、客観的に徹底的に練り上げた感じがします。

あそこまで仕上げたい。

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第117話:Inter-District B準備状況 (7月29日現在)

今年からInter-District Contest出場者の交通費が国際本部から支給されることになりました。

航空券の領収書とコピー、成田エクスプレス購入時の領収書、購入時の為替レートを示すドキュメントを揃え、総額を計算し、国際本部指定の「Regiona/International Speech Contest Travel Reimbursement Form」に記入し、本日DivisionC主催のClub Officer Trainingのために上京された鈴木D76ガバナーにお会いし、サインをいただきました。

以上の書類をスキャンしすべてPDF, JPEGなどの電子フォームに変換し、メールにて国際本部に送りました。

以上で提出すべき書類はすべて提出しました。

後は、、、、、、、スピーチだけ、、、、、

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第116話:Inter-District B準備状況 (7月28日現在)

今日は体調を崩して自宅で静養しておりました。(武蔵小杉、大和バイリンガルの合同例会をドタキャンしてすみません==>皆さん)

スピーチの練習状況

  • 7月14日(土):ホームクラブである大和バイリンガルで、Inter-District用のスピーチの練習。いまいち気分がのってできず納得できませんでした。弁護士をされているメンバーから、「終わった時に大きな疑問が残る」というストーリーロジックについての指摘をされ大いに悩みました。
  • 7月19日(木):東京トーストマスターズクラブを訪問し、Inter-District用のスピーチの練習をさせていただきました。例会前に八重洲口にあるカラオケボックスで練習をし、本番に臨みました。練習中は、これはいける!という実感を持ったのですが、いざやって見ると前半でせっかく上手く掴んだ聴衆の心を後半放してしまい、やはり不本意な終わり方でした。後半になると、やはり自分自身スピーチにのめりこめませんでした。
  • さて, この日のGeneral Evaluatorは東京フィーニクスの森先生でしたが、例会全体の講評として「魂が入っていない儀式のような例会だった」という辛口のお言葉でしたが、この言葉を帰宅途中反芻していて、自分のスピーチにも同じ事が言えるのことに気が付きました。この日のバージョンは、スピーチの構成はとてもよいと思いましたし、様々なテクニックは決して悪いとは思いませんでしたが、今年のD76の2位のハウザーさんから「D76のI LOVE YOUのようなエネルギーが感じられなかった。」との御指摘。森先生のいう魂が入っていなかったのが失敗の原因でした。ではなぜ魂が入らなかったのか?さらに悩みまくり、ようやく「このスピーチは自分にあわない」ことに気が付きました。では、どうするのか?ここから書き直すのか?それとも全く新しいスピーチにするのか?CBさんに相談したら「保留にして、Final用のもう一作に取り掛かったほうが良い」とのアドバイスをうけ、このスピーチは保留に。
  • 7月20日(金):Bonji Tetteiで2001年度All Japanを優勝された私のスピーチの心の師匠 井上先生と、コミュニケーショントレーニングのプロであるCBさんと会いまして、「笑いの価値」について散々話しをしました。
  • 7月21日(土):溝の口トーストマスターズクラブのチャーターセレモニーに招かれました。溝の口のメンバーのスピーチを聞きながら、「私よりものびのびとやっている。うまいな。こんなにのびのびとやってみたい!」と思いました。なぜのびのびできていないのかを帰宅の電車の中の酔った頭で散々考えました。
  • 7月22日(日):8月18日のInternational Speech Contest(Final)用のスピーチを終日書いておりました。夕方までに何とかできあがり、パーキンスさんにNativeの観点からの文法チェックをお願いしました。その後暗記に入り、半分まで覚えたところで就寝。
  • 7月23日(月):International Speech Contest(Final)用のスピーチの練習。暗記完了。
  • 7月24日(火):International Speech Contest(Final)用のスピーチの練習。
  • 7月25日(水):東京インターナショナルTMCでInternational Speech Contest(Final)用のスピーチの練習の初のお披露目。まずまずの手ごたえでしたが、練習は全然足りていない感じ。自分自身楽しめていませんでした。
  • 7月26日(木):Inter-District用に全く新しいスピーチを作ることに決定。書き始めました。
  • 7月27日(金):Inter-District用スピーチをひたすら書きました。夜中に完成。24時就寝しました。
  • 7月28日(土):朝6時30分に起床。大和バイリンガル武蔵小杉の合同例会に向けて二つのスピーチの練習を始めたのだがどうも体調がよくなく、欠席の連絡を入れました。(皆さん、すみません。一晩中扇風機に当たっていたのがよくなかったです。)その後、体を休めながらInter-District用に見直しをかけ納得できるレベルまで持って来ました。

ここから先の予定

  • 7月29日(日):Division Cの役員研修前に、ディストリクトガバナーの鈴木さんにお会いして、交通費請求フォームにサインをお願いします。あとはひたすら練習。
  • 7月31日(火)Key Force TMCにお邪魔して、二つのスピーチをさせていただく予定です。
  • 8月4日(土):Sunrise TMCにお邪魔して、二つのスピーチのいずれか、あるいは両方をさせていただく予定です。
  • 8月8日(水):東京インターナショナルにお邪魔して、たぶんどちらかひとつを練習させていただく予定です。
  • 8月11日(土):大和バイリンガルで、両方のスピーチを練習させていただく予定です。国内最後の練習。
  • 8月12日(日):成田から出発。同日フェニックス着。時差調整。
  • 8月13日(月):時差調整と練習。
  • 8月14日(火):12時にブリーフィング。17時過ぎからマイクテストとステージリハ。19時Inter-District本番。(日本時間(8月15日午前11時)
  • 8月18日(土):Inter-Districtで優勝すれば、朝9時からの決勝にコンテスタントとして参加。そうでなければ、聴衆として参加。
  • 8月19日(日):帰国の途に
  • 8月20日(月):成田着

スピーチの言葉のひとつひとつに非常に神経質になっているせいか、おそらく心の感度がかなり高くなっており、たまたま聞いたフジコ・ヘミングが弾くドビュッシーの「月の光」にビシビシと感動しました。よいスピーチを目指せば目指すほど、美しいものに出会ったときの衝撃がかつて感じなかったほど大きく感じるようになっています。

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第115話:Inter-District B準備状況 (7月16日現在)

Final用のスピーチ(二つ目:8月18日用)がようやく出来上がりました。3連休頑張った甲斐がありました。

自分の思っているイメージに近いので嬉しいです。これから読み込んで無駄を削り、言葉を足し、ネイティブチェックを受けて、さらに深めていき拡げていきます。

ここからが苦しんですよね。しかしせっかくいただいたチャンスなのでとにかく楽しむ事にします。

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第113話:南青山で写真を撮る

2007 World Conventionの実行委員会(国際本部)から提出を求められているものの中に私の写真がありました。

「やっぱり、ちゃんと取らないといけないよな。」という気持ちもあり、日頃から様々にアドバイスをいただいているCBさんの推奨する南青山TAKUMI JUN Make-up Salonにて写真を撮ってきました。(出来上がった写真はこのブログのAboutという私のプロフィールを紹介するページに掲載してあります。)

結論

  • 評判どおりの素晴らしいお仕事でした。お願いして本当に良かったです。


学んだこと・良かった事・嬉しかった事

  • メークはしたほうが良い。「男がメークなんて。私のようなオッサンがメークなんて」と抵抗がありましたがTAKUMI JUN Make-up Salonの皆さんの強い勧めによりやってみました。眉毛もきちんと、きりりと描いて頂き、顔の色むらも撮影前に修正いただきました。南青山近辺のセレブなマダム達に混じってのメークはちょっと緊張しましたが、メークアップアーティストの菅沼さんと他愛のない話をしながらだんだんリラックスして行きました。
  • フォトグラファーの小原さんとの信頼関係があればこそこれほど満足のいく写真となったのだなと思いました。まず、事前打ち合わせで、こちらの目的を理解していただき、私の持参した紺のブレザーとグレーのジャケット、3本のネクタイから、「グレーのジャケット、レジメンタルタイが良い」とアドバイスしてくれ、かつ背景は「グレーでいきましょう!」と決めてくださいました。私はこのようなプロの方にお願いした事がなかったので、120%信頼してお任せしました。撮影中も様々にポーズを指示していただき頑張って従いましたが、撮影するごとにデジカメで写真を確認しながら「かっこいー」と嬉しいコメントを連発してくださったので、楽しい気持ちになっていきどんどんリラックスできました。30分から40分の撮影時間で100枚近く(もっと?)撮影したと思いますが、選んでいただいた40枚は思わず自分でも「うーむ」とうなってしまうほどのものばかりでした。「ほめる」というトーストマスターズで強調されているコミュニケーションスキルを自然に使っていらっしゃるところに感心しました。
  • 撮影後はCD-ROMに焼いていただいたのですが、待っている間にスタッフの萩原さん、和田さんとスピーチの話やコンテストの話をさせていただきとても楽しい時間を過ごす事ができました。


会計を済ませて
TAKUMI JUN Make-up Salonを後にするとき、皆さんが出口に並んで「世界大会頑張ってください!」と激励してくださいました。

TAKUMI JUN Make-up Salonの皆さんからいただいた力をエネルギーに頑張ってきます!

ありがとうございました。

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第112話:The Toastmasters Vision

先日の「第109話:トーストマスター達のブログ」で紹介したブログ「トーストマスターズ式部日記」 (東神戸クラブ 水色式部さん)にとてもよい記事が掲載されました。

第二話:The Mission of Toastmasters International」です。詳しい話はぜひトーストマスターズ式部日記をご覧いただくことにして、私も120%共鳴し自分の好きなThe Toastmasters Visionについての話しをします。

Toastmasters International empowers people to achieve their full potential and realize their dreams. Through our member clubs, people throughout the world can improve their communication and leadership skills, and find the courage to change.

Visionとは、まさに「こうありたい」という理想的な姿。

トーストマスターズに入り、失敗を重ねながらも研鑽を続け、Basic Manual、Advanced Manualをこなし、Officerをやり、少しづつ小さな自信を重ね、CommunicationとLeadershipについて体得していく。その結果「COURAGE TO CHANGE」(変わるための勇気、変化を恐れない気持ち)を見出す。

そうです。私が大好きなのは、まさにこのCOURAGE TO CHANGEの部分なのです。2000年9月にトーストマスターズに入りもうすぐ7年。この7年間を振り返ってCourage to changeを入会前よりも持つ事ができました。

その自信を与えてくれたToastmastersのプログラムに感謝し、自分にいろいろと教えてくれて支えてくれたToastmastersの仲間達に感謝しています。

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第111話:Inter-District用スピーチの練習@青山ランチクラブ

さて、本日7月3日(火)は東京港区青山の青山ランチクラブで練習する機会をいただきました。カナダ大使館ビルの地下にあるCity Club of Tokyoという瀟洒なレストラン(というかクラブというのか)のHudson Roomでランチを楽しみながら例会を行うクラブです。

青山ランチクラブの皆さんのご厚意で、6月27日の東京インターナショナルクラブバージョンに改良を加えたバージョンを発表させていただきました。スピーチが終わると昨年度VPEの小林さんの司会でFeedback Sessionをとっていただきました。

この日のバージョンは、音楽に例えれば作曲が終わったばかりの段階。バンド用のアレンジもオーケストラ用のアレンジもまったくない素のままの状態です。小林さんにはあらかじめメンバーにフィードバック用のフォームを配布していただいています。

「フィードバックフォーム」をダウンロード

I LOVE YOUもそうでしたが、このFeedbackは貴重な情報の宝庫です。いただいたコメントを深く読んで咀嚼すれば必ず役に立つのです。

さて、その前に今日のスピーチは、7分51秒でした。スピーチにまだ多く盛り込みすぎていて、かつ練習が不足している証拠です。(今数えたら929語でした。昨日の朝は750語だったのにいつの間にか膨らんでいる。)

さて、いただいたコメントの中のRoom For Improvementだけをご紹介します。(青山ランチの親切な皆さんの名誉のために申し上げますが、Positiveなコメントもとても多く大変うれしく思っています

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左手は良く使っていたが、右手がうまく使えていなかった。

  • おっしゃるとおりです。満遍なく使うようBody Movementをきっちり設計します。(優先度 中)

Shoutしているように聞こえたことが何度かあった。

  • うーん。私の声は大きいんですが適切にコントロールすることが必要みたいですね。実は4月22日のDivision Cコンテストで、同じコメントをある方からいただきました。もう少し注意を払います。(優先度 中)

Nativeに文法チェックを頼んだ方がよい。(例:20,000 dollar => 20,000 dollars / 3 hours sugery => 3 hour surgery)

  • おっしゃるとおりです。お願いすることにします。(優先度 中から高)

発音に注意!(maneuver、cracking)

  • おっしゃるとおりです。改善します。(優先度 中から高)

冒頭のストーリーがConclusionおよびCore Messageにどのように結びつくのかわからない。

  • そうなのですよね。いろいろ盛り込みすぎて絞り込めていませんでした。改善します。(優先度 高)

最初のエピソードと二番目のエピソードのつながりが粗い

  • そうですね。考えます。(優先度 高)

メッセージがわかりにくい。

  • 自分でもまだひとつに絞り込めていませんでした。再度じっくり考えます。(優先度 高)

緊張しているように見えた。固かった。

  • もちろん練習不足もありますが、リラックスできないテーマにもあります。それがInter-Districtを意識しているからなのか、「勝ち」にこだわりすぎているのか、まだわかりませんが、もっと自分が楽しく演じられる内容にしていきます。(優先度 高)

声のスピードを場面によって切り替えるとよい

  • そうですね。設計に反映します。(優先度 中)

コアになるキーワードは繰り返したほうが良い。

  • おっしゃるとおりです。World Championship of Public Speakingのビデオを見ていてもそう感じます。コアになるキーワードを繰り返すことで、Conclusionへの移行がスムーズになるように思います。(優先度 高)

優先順位の基準は、内容に関するものは「高」、言語に関するものは「中から高」、声や身振りに関するものは「中」としています。

東京にあるトーストマスターズクラブは平日に例会をされているクラブが多いので、練習させていただけるようにこれからお願いをしていくつもりです。

最後に、青山ランチクラブの皆さん。本日は練習する機会をいただき、またフィードバックをいただき本当にありがとうございました。

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第110話:Inter-District用スピーチの練習@東京インターナショナルクラブ

8月14日のInter-District, 8月18日のFinalに向けて2つのスピーチを準備していますが、ようやく一つ目ができあがり、二つのクラブで練習させていただきました。

まず6月27日(水)に東京品川区大井町でチャーターに向けてがんばっている東京インターナショナルトーストマスターズクラブで練習する機会をいただきました。

しかしスピーチが出来上がったのが6月27日の午前だったため頭に入れる時間がなく、当日は原稿を手に持って読むというぶざまな本番でした。おまけに11分40秒というハチャメチャなタイムオーバー。

こんなスピーチにも丁寧なEvaluationをしてくださったVPMの泉さん(2004年D76Pチャンピオン)にとても感謝しております。

この経験プラス1990年のWorld ChampionのDavid Brooksの教えから学んだこと。

スピーチ現行の語数(Word数)÷一分間の自分の語数 = スピーチにかかる時間

この公式を使ってみると6月27日バージョンは1300words超。私の一分間のWord数は105くらいですから、どう考えても7分30秒に収めるのは無理ということでした。

Inter-Districtに向けての記念すべき初プレゼンテーションは散々でしたが次につながるお土産をいただきました。

会長の藤山さんおよび会員の皆さん、ありがとうございました。

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第109話:トーストマスター達のブログ

6つのトーストマスターズ関連ブログを紹介いたします。

トーストマスターズのメンバーでブログを立ち上げていらっしゃる方は結構いるようですが、ここで紹介するのはトーストマスターズのことだけにフォーカスしたものばかりです。

  • 「遥かなり逆ピラミッド」:H2O'haraさんのブログです。1994年からの関東地区のトーストマスターズの歴史が筆者の目と心を通じてつづられています。歴史は繰り返す、温故知新という観点で大変興味深く読ませていただいております。

  • 「新米トーストマスターのためのBlog」:カナダで活躍されている(されていた?)Totoshiさんのブログです。 カナダに留学してトーストマスターズに出会ってそのすばらしさに開眼し、ぜひ多くの人に知って欲しいという強い思い、そして自分のたどった道を積極的に公開して新しいメンバーにもがんばって欲しいという思いが強く感じられるブログです。

  • The Founder's Tribune」: 2007-2008D76LGETを担当される白鳥さんのブログです。これは個人のブログというよりも、白鳥さんが2006-2007LGMを担当されていた際に、D76にさらに多くのクラブを作りましょうという思いをこめて作られている「半官半民」的な性格と思います。しかし、これからクラブを作る人にはとても参考になるクラブ作りのベストプラクティス集になっています。

普段の例会やディストリクトの様々なイベントで多くの方と知り合いになりました。ここで紹介したブログは、そうした熱心なメンバーの方々の知恵や経験に触れる場であり、大変興味深く拝見させていただいております。ここでは紹介できませんでしたが、Mixiにも「日本語でトーストマスターズ」「Toastmasters」といったコミュニティを運営しているメンバー、また日記をつづられているメンバーも何人かいらっしゃいます。

ブログやSNS(Mixi)を使ってメッセージを発信するトーストマスターたち。まさにWeb2.0の時代のスタイルですね。

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第108話:Installation Ceremony

今日は私の所属する大和バイリンガルクラブのOfficer Installation Ceremony(役員就任式)でした。私達のクラブは、毎年6月の2回目の例会をこのInstallation Ceremonyにあてます。いつもは、大和市生涯学習センターで例会をやっていますが、こうしたスペシャルな例会では、北京飯店という中華レストランで中華ランチを楽しみながら行います。

ざっと流れを御紹介します。まず本日の基本言語は英語としました。

11時30分に今期会長の私が開会宣言(Call to Order)、ゲストの紹介、クラブビジネスと流れ、Toastmaster of the Dayである住さんにバトンタッチ。

住さんのコントロールで、まずKeynote Speechです。Keynote Speakerとして今年は2000-2001年のDistrict76ガバナー(初代)を勤められた稲垣さん(DTM, 厚木座間武蔵小杉輝クラブ)をお迎えして、クラブのリーダーシップについての御自身の体験をもとにした大変印象的なお話をしていただきました。

その後Outgoing President Remarksとして、今期で会長を退任する私がスピーチを行い、いよいよ、次期エリア33ガバナーの小木曽さん(やまのてクラブ)によるInstallation Ceremonyです。

Installation Ceremony自体のScriptは、President Manualに掲載されているものをそのまま使いました。このスクリプトはとてもよくできているので、このままでもとても印象的です。Vocal Varietyを効かせてやるととても盛り上がります。

Scriptをダウンロード

新旧の会長が、President PinとPast President Pinを交換しInstallationは終了。ここまでで開式から35分くらいです。

そして、乾杯。乾杯のスピーチは私達のメンバーで、大和バイリンガルのスポンサークラブでもある厚木座間クラブの次期会長のパーキンスさん。

ここからはお待ちかねの中華ランチです。

50分ほど、ランチを楽しんで、和田さんによるテーブルトピックワークショップ。とても実践的な内容でかつ楽しくできました。

最後に新しい会長である掛川さん司会による「なぜトーストマスターズに入ったか一分間スピーチ大会」 皆さんいろいろな思いで入会されたのだなと、初心に帰る思いでした。

14時20分に終了し、2次会のカラオケへと流れました。

いつもの例会と違ってInstallation Ceremonyのあるランチ例会は、和気あいあいあとした中で一年間を振り返り、かつ次の一年間に思いを馳せる夢のある雰囲気です。しかしそんな中にもビシッと引き締まった感じがして私はとても好きです。

この時期、世界中のトーストマスターズクラブでInstallation Ceremonyが行われていると思います。先週、やまのてクラブのInstallation Ceremony兼4周年記念パーティーに招かれましたが、例会の会場になんとお寿司屋さんの屋台(寿司の宮城野さん)が登場して、お寿司に舌鼓を打ちながら例会を楽しみ、かつInstallation Ceremonyに参加することができました。楽しくもまた感動的なセレモニーでした。2001年の7月に訪問したアメリカのペンシルバニアのCentral Penn ClubのInstallationはとても質素な簡単なものでした。しかし新しい年度が始まる期待にあふれたセレモニーでした。

何かが始まる区切りとしてのInstallation Ceremonyを大切にしたいと思います。

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写真は、Outgoing President Remarksスピーチ設計用マップ。センターイメージは「ありがとうという私(髪の毛は増量)」。時計回りにA, U, K, N, O, H, T, Y なのですが、ここに実はTHANK YOUが隠されています。スピーチの一番最後に種明かしをして「ワハハ」と終わりました。

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第107話:The Moments of Truth

昨日、夏物の会社用のシャツにスラックスを買いに紳士服のAOYAMAに行きました。いつも思うのですが、ここは店員さんたちの接客態度が抜群によいのです。まず元気。笑顔。そして礼儀正しい。採寸してもらおうと声をかけたら、元気に「かしこまりました!」と笑顔で走ってきてくれます。「これと同じでこのサイズはないですか?」と聞いたら、「少しお待ちくださいませ。今、在庫を確認してまいります。」と言うが早いか二階への階段をダッシュで駆け上がっていってくれ、そんなに待たせず「お客様、こちらはいかがでしょう?」と玉のような汗としかしさわやかな笑顔で戻ってきました。ここまでされたら、「ここで買おう!」と思いますよ。まさにそのときに、The Moments of Truthという言葉を思い出しました。

The Successful Club Seriesというリーダーシップ養成のワークショップシリーズの中にThe Moments of Truthというモジュールがあります。ゲストがクラブを見学に来て「このクラブに決めた!」と入会を決断する際にクラブのどこをみて入会の意思決定をしているのかという観点で、今の自分達のクラブの健康状態を司会者と一緒に考えていくワークショップです。じっくりやれば1~1.5時間かかるワークショップですので、通常例会ではなかなかじっくりと取り組めていないのが実情かもしれません。あるいは思い切り短縮してやっているかでしょう。

6年ほど前、厚木座間クラブPresidentになってクラブのライブラリーの中にこのThe Moments of Truthを見たときには、「なるほど、趣旨はわかったけど、何でThe Moments of Truthというのかな?そもそも真実の瞬間の、真実ってなんだ?」と不思議に思っていました。

その後も何度かこのワークショップを受講する機会がありましたが、The Moments of Truthという言葉に引っかかってしまって、ちょっとした学習障害を起こしていましたが、3年ほど前に横浜クラブの安部さんが日本語でこのワークショップをしてくださった際に、なぞが解けました。

この言葉の原点は、1989年に出版された「The Moments of Truth(邦題:真実の瞬間)なのだそうです。1980年代に経営危機に陥っていたスカンジナビア航空(SAS)を社長として救ったヤン・カールソン氏の著書で、いわく「顧客にサービスを提供する現場の従業員の最初の15秒間の接客態度が、企業の成功を左右する」。

ね?まさにToastmastersThe Moments of Truthワークショップの言わんとすることとぴったり一致してくるでしょう? Toastmastersについての理解もVisionMission Statementという原点をきちんと押さえられた安部さんを尊敬しておりましたが、こちらのワークショップに取り組む際もここまでさかのぼられたことにますます尊敬の念を深く持ちました。)

さて、話をもどしますが、このThe Moments of Truthという言葉を先日会社のアメリカ人と話している際に使ってみたら、彼はあたかも日常語の様に理解しましたのでアメリカでは、The Moments of Truthは顧客がサービスを受けようと決める決定的瞬間と普通に理解されているのかもしれませんが、日本ではまだこの言葉が常識になっていないため、トーストマスターズでも「???」のままのワークショップが始まり、終わってみて「で、結局なぜThe Moments of Truthなの?」という疑問が残ったままとなっているのかもしれません。

実は今回のこの記事を書く動機になったのも私のクラブのある会員さんからの「The Moments of Truthって何?」という質問からでした。

ですから、もしクラブであるいはトーストマスターズのイベントでこのThe Moments of Truthをやる際に、スカンジナビア航空の話から入ると「なるほど!」と聞き手の皆さんも腑に落ちていただいて理解も深まるかもしれません。

最後に、このワークショップのやり方の工夫として3~4年前に面白い話を聞きました。湘南トーストマスターズクラブでは、新・旧のOfficerの引継ぎの際にこのワークショップを使ってじっくりと現在のクラブの健康状態を確認し、さらに健康になる方法を新・旧Officerで引き継ぎながら知恵を絞っているそうです。さすがにDSPで毎年高位にランキングされているクラブは違うなと感心しました。(湘南トーストマスターズクラブは、クラブ運営に関しては知恵の宝庫ともいえるくらいすばらしい、しかし理にかなった運営を毎年行っています。これについてはまた別の機会に譲ることにいたします。)

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第106話:虹の彼方から。虹の彼方へ。

先日、TMI(国際本部)のコンテスタント連絡担当者から、必要書類一式が送られてきました。世界大会なんて遠い遠い虹の彼方の世界の話と思っていた私にとって、まさしく虹の彼方から届いた、しかし結構現実的な書類です。

  1. Speaker's Certifications of Speech Originality(2通)
  2. Contestant Speech Outline(D76でやったスピーチのサマリー)
  3. Release for Audio and Video Taping of Your speech (2通、私のスピーチを録画、録音、販売する事に対する同意書)
  4. Speech Contest Biographical Information (趣味、職業などを記入するフォーム)
  5. International Conference申込書(Inter-district, Final、そのほかのいくつかの参加費用は特典として免除されています)
  6. コンテスト会場までの交通費申請書(Regional Contest/Inter-Districtコンテストのコンテスタントの往復交通費が支給されることになりました)

2のContestant Speech Outline(D76でやったスピーチのサマリー)は、Inter-District/Regional ContestおよびFinalで、Districtでやったのと同じスピーチをやっていなことをChief Judge側で確認するための書類です。

今年から交通費が国際本部から支給されることになったことは本当にありがたいです。これは今後D76からInter-Districtに出場する人にとって朗報です。(航空運賃は格安のエコノミークラス運賃です。)

さて、ここからが私にとって、虹の彼方での話です。

虹の彼方へ行ったら、さらに向こうに虹が見えるのです。

つまり、このInter-district Bで優勝できれば、Inter-District Aの優勝者、各Regional Contestの優勝者達と一緒に、8月18日朝9時からの2007 World Championship of Public Speaking(決勝)に進みます。

この虹の世界の向こうに見える虹はどんな色をしているのでしょうか?

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第105話:「I Love You」スピーチの原稿

この2.5ヶ月本当に苦労し、本当に楽しませてもらった「I Love You」スピーチです。忘れてしまう前に、ここに原稿をアップロードし締めくくりたいと思います。(こちらをクリック

  • もともと「Father to Son」というタイトルで、それほど強い一貫性のあるメッセージを持つスピーチとして作ったわけでなく、楽しみながらそのとき言いたいことも盛り込もうくらいの軽い気持ちでした。
  • 冒頭の想像の世界のストーリーは、一週間前に「Father to Son」を全面的に改変して作った「A Drop of Water」のスピーチで削除したのですが、やはりどうしてもこの部分は好きだったので復活させました。この部分はメッセージとはほとんど関係なくいまだに意味不明との質問をうけますが、ご指摘のとおりあまり意味はありません。

Vocal Varietyとゼスチャーに関して持っている技法を総動員してこのスピーチを作り上げたことは本当に良い経験でした。やるだけのことをやったという自負があります。

反面、やはり論理の一貫性に弱い、メッセージがゆれる、わかりにくいという弱点も本当に皆さんのおっしゃるとおりで、現在8月14日のInter-districtに向けて準備しているスピーチはまず今自分のいいたいこと(メッセージ)を探すところからスタートしています。台湾の日本語クラブのメンバーのLydiaさんからもらった手帳をネタ帳として使っていて、結構ネタもたまってきました。

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第104話:「I Love You」スピーチでの学び

Image0161_3 スピーチコンテストでDistrictの決勝まで行くと、同じスピーチにじっくりと取り組むことができます。今回の「I Love You」スピーチも、3月10日の大和バイリンガルクラブ内でのIn-House Speech Contestから始まって、3月18日のArea33コンテスト(川崎武蔵小杉)、4月22日のDivision C(横須賀)、そして5月20日のD76(東京代々木)まで2ヵ月半同じスピーチに取り組むことができましたので収穫は大きかったのです。

今回の収穫を次の4つから振り返ってみます。

  1. コンテストに臨む方針
  2. フィードバックの大切さ
  3. 世界チャンピオンたちから学んだこと
  4. 「イメージ」を持つ事の大切さ
  5. 小技

コンテストに臨む方針

今年は、「自分のスピーチとパフォーマンスを徹底的に楽しむ」ことを方針としました。そのために納得の行くスピーチを作ることをひたすら心がけました。コンテストは最終的に勝ち・負けが決まりますから、やはり負けるのはいやです。だからといってスピーカーとして「勝つこと」に妥協して魂までは売りたくありませんでした。「魂を売る」とは、「勝つためにスピーチに無理をさせる、自分が納得していない内容で妥協する」ことをさします。

「自分が、自分のステージパフォーマンスを徹底的に楽しめば、聞いている人にもその楽しい気持ちが伝わり、その好循環で良いスピーチができるはずだ」と信じていました。

そうは言っても、Division Cで優勝してDistrict76の決勝が見えたあたりから、まだまだ小市民の私は、「勝ち」を意識しだし前日までその気持ちを抑えるのに苦しみました。

しかし、本番は「人事を尽くして天命を待つ」ような気持ちで、それまでやったどのプレゼンテーションよりも楽しむことができました。

正直言いまして、前の晩は自分のスピーチを早くみんなに聞いてほしくて興奮してしましまいなかなか眠れませんでした。23時に床に就いたのに、24時、1時と焼酎を飲んでもまったく眠れず困りました。自分を落ち着かせるために、何を思ったか優勝者インタビューの原稿を書いてお世話になった人の名前をステージでもらさず発表できるようメモを作りました。結局、当日の表彰式では優勝者インタビューはなくお世話になった人たちにステージからお礼を言うことはありませんでした。この人たちの名前は「第101話:うれしい! うれしい! うれしい! 」にあげたとおりです。当日はこの人たちの名前を書いた紙片を胸のポケットに入れステージにあがりました。

フィードバックの大切さ

2001年の世界チャンピオンのDarren LaCroixが言うとおり、スピーチが上手になるにはStage Time, Stage Time, Stage Time(ステージでの実践あるのみ)ですね。そして、かならずフィードバックをもらうことです。「良薬は口に苦し」の至言にあるように、時には優しくないフィードバックもあります。一週間前にCBさんからいただいた「いままで聞いた中で一番つまらなかった。説教くさい」はもっとも苦くしかし正直で誠実なコメントでした。しかし、この正直なコメントのおかげで”自信作”だった「A Drop Of Water」を捨てることにし、もともとやっていたFather To Sonをベースに改良を続けていくことにしました。この「A Drop of Water」は、今から思うとスピーカーとして勝ちを意識して魂を売ったようなスピーチでした。CBさんの「良薬」には今でも感謝しています。

通常、フィードバックをくれる方はスピーチの表面を聞いて感じたことをおっしゃいますので、深く突っ込んで「なぜそう感じたのか?」について質問しても答えてもらえないことがあります。しかし、その分析はやはりスピーカーの仕事であり、楽しみだとおもうようにしました。本番5日前に上海のPeople's Square TMCでやったときは、「最初はすごく良かったが、途中から聴衆のエネルギーが下がってしまった」というコメントをいただきました。このコメントも悩みましたが、「なぜだろう?」と再度原稿を徹底的に見直し、「途中のエピソードにVividさがないんだ」ということに気がつき、その部分を改良しました。

聴衆からのフィードバックは本当に大きなヒントです。そのヒントを頼りに徹底的に自分のスピーチを見直すと、絶対に道が開けることがわかったのは大きな収穫でした。

世界チャンピオンたちから学んだこと

昨年の淡路島でのD76 Spring ConferenceでDavid Brooks(1990年チャンピオン)のワークショップがありましたが、彼が「Public Speakingとはつまるところ、Tell A Story, Make A Pointである。」と教えてくれたことが大きく役に立ちました。Tell A Story, Make A Pointについてここでは割愛しますが、その言葉をきいて「とにかくスピーチではStoryを語ろう、そしてそのStoryは自分のハートから語るStoryにしよう。そしてメッセージを絡めて落とそう。」と考えてスピーチの改善を重ねました。大きな学びでした。

1999年チャンピオンのCraig Valentineの聴衆とのConnection, 巻き込み方もとても勉強になりました。チャンピオンではないのですが、Italo MagniのBody Languageも勉強させていただきました。

2001年のチャンピオンのDarren LaCroixからは、プロの声とアマチュアの声を違いを学びました。その気づきの後でWorld Championship of Public Speakingのビデオを見ると、皆さん発声とそれに伴う声の質がアマチュアのレベルを超えていることに気づきました。上手くいえないのですが、「話し声」ではなく「スピーチの声、表現する声」になっているのです。

やはり良いスピーカーのプレゼンは本当に勉強になります。

「イメージ」を持つ事の大切さ

スピーチの中でStoryを語る際に「イメージ」をもつことの大切さを再確認しました。頭の中でそのStoryを思い浮かべ、その世界に浸りきる、なりきることが表現力を強めることになるということです。たとえば今回のスピーチで、自分の高校時代のパーティーを語る部分がありましたが、ここは徹底的にリアルなイメージを頭に思い描きました。母親の事を語るときも、母親のリアルなイメージを思い浮かべました。(感情が入りすぎ本番ではちょっと涙目になりましたけど) そして、スピーチのいちばん最後の二人の息子をHugするシーンは、ステージが暗転し自分だけにスポットライトが当たっているイメージです。イメージがクリアであればあるほど、集中力が増し、体も声も自分の思うとおりかつ練習したとおりに動いてくれます。ミスも少なくなるし、ミスしても動揺しません。これは昨年の淡路島でやった「ロボット達の反乱」の声のコントロールで学んだことですが、今回再確認できたことで自信につながり大収穫でした。

小技

「味方」作り:どんなコンテストにもいえることですが、聴衆の中に自分の「味方」をたくさん作っておくと本番のステージで落ち着きます。ですから本番前にできるだけ会場を回って知っている人、知らない人にもきちんと挨拶をして「味方」を作っておくことはコンテストの際にはとくに大事だと思いました。(もちろん、そんな打算的なことだけをするのではなく日々のToastmasterとしての人間としての努力も大事です。また、この「味方」を作るというのは、審査員を探して自分に点を入れてもらうことではもちろんありません。)

時間管理:本番でのタイムオーバーは、どんな良いプレゼンをしてもその努力を帳消しにします。「第99話:こんなの欲しかった「Toastmaster Timer1.1」」で紹介したソフトを徹底的に活用して、自分のスピーチのどこで黄色が点灯するかをつかんでおくことはとても有効だと思いました。黄色点灯でOn Timeであればよい兆候、逆に遅れていればちょっと挽回しなければなりません。タイムマネージメント上、「取り返しのつきにくい」赤よりも、「まだ挽回できる」黄色のほうが大事と思います。

スピーチ順を決めるくじ引き:本番でのSpeaking Orderで1番最初のスピーカーは結構しんどいものがありますので、コンテスト前のContestant Briefingでは「一番になりませんように」と祈りながら引きます。Area33, Divison C、D76のすべてのコンテストで、くじ引きの際に実行委員会の人から「それではくじ引きをします。どなたから引きますか?」と聞かれたらいつも「はい!」と手を上げて真っ先にくじを引かせていただきました。こればかりは単純な確率の問題なのですが、くじ運良くおかげさまで最初のスピーカーになることは一度もありませんでした。

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今回やらなかったこと

  • ①メッセージを決めて、そこからスピーチを組み立てること
  • ②マインドマッピングを利用してのスピーチ作り

この二つは、8月14日のInter-Districtに向けて心がけていきます。

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添付の写真は、今回の記事の構想を練るために書いてみたマインドマップです。センターイメージはトーストマスターズのトロフィーについているスピーカーの像です。

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第103話:刑務所の中のトーストマスターズクラブ

何年か前のToastmasterマガジンでToastmasters in prison(刑務所の中のトーストマスターズクラブ)について読んだことがあります。興味をそそられたので、さらなる情報を求めてWebで検索したところ全米で60の刑務所にクラブがあるとの記事を見つけたことがあります。(本日同じ記事を探したのですが、見つけることはできませんでした)

いずれも受刑者の出所後の更正のための教育活動の一環として、近隣のクラブが刑務所を訪問して中にあるクラブのサポートをしているのだそうです。

さて、5月号のToastmasterマガジンに再び刑務所のクラブの話が出ていますね。

  • 5ページにある「Live and Learn」
  • 17ページにある「Speech Craft Participants Thrive in County Jail」

受刑者たちを恐れてサポートに行かないメンバーもいる中、「Many of our foks housed in this building are good people that made bad choices.」と受刑者を人間として真っ直ぐ向き合ってサポートしている人の存在には胸を打たれました。

罪を憎んで人を憎まず。

刑務所内のトーストマスターズクラブ例会で、自分の話をして、人の話を聞いて、初めて真剣に聞いてもらえて、そして何よりも生まれて初めて他人に認めてもらって泣き出す受刑者もいるという記事を過去に読みました。そこから心を開いて立ち直っていく人が多いのだそうです。

日本にはまだ存在しない刑務所内のクラブですが、いつか機会があれば貢献してみたいです。

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第102話:Subsidiary Motionの誘惑

久しぶりに、Parliamentary Procedureの話です。

よく、クラブの例会やディストリクトの総会で、Motion(Main Motion)があがります。それに対して別のメンバーがそのMotionの文言を変更する「Amend」というMotion(Subsidiary Motion)をあげたときの処理の仕方ですが、慣れていないとよく罠にはまってしまいます。

このAmendというMotionはあくまでMain Motionの中の語句の変更を提案するものであるため、Amendmentが承認されたとしても、もともとのMain Motionが承認されたことにはなりません。

この仕組みが、「絵」として頭の中に描けていないと、Amendmentが承認された段階で、「やれやれ」とまるでMain Motionが承認されたような気持ちになってしまいます。Parliamentary Procedureが良くわかっている人がその場にいれば、すかさず「Point of Order(議事進行規則違反)!」が飛びます。

実際の例で見てみましょう。

  1. President : "Is there any new business to come before this meeting?"
  2. Member #1 : Raises his hand to seek recognition.
  3. President :  Recognizes member
  4. Member #1 : "I move that our club buys lunch boxes for all club officers."
  5. Member #2 : "Second."
  6. President : "A motion has been made and seconded that our club buys lunch boxes for all club officers. Is there any discussion?"
  7. Member #3 : "I move to amend by striking out lunch boxes and inserting biscuits ."
    Member #4 : "Second"
  8. President : "It is moved and seconded to strike out the words lunch boxes and insert the word biscuits. If the motion is adopted, it will read that we buy biscuits for all club officers. The question is on the amendment to strike out lunch boxes and insert biscuits. Is there any discussion?" (No answer.) “If not, are you ready for the question?” (Still no answer.) “All those in favor of the amendment, say aye.” (Pause) All opposed say no.” (pause) The ayes have it, the motion carries. 
  9. President : Now the main motion is amended, and the motion is now that we buy biscuits for all club officers."
  10. President : "Is there any discussion?"
  11. President : "Is there any further discussion? (No answer.) If not, are you ready for the question?” (Still no answer.) The motion is that we buy biscuits for all club officers. All those in favor say aye. (Pause) All opposed say no. (pause) The ayes have it, the motion carries. We will that we buy biscuits for all club officers.

いかがでしょうか?赤い字の7,8の部分がMain Motionに対するAmendmentの提案です。Main Motion(主動議)に対してSubsidiary Motion(付帯動議)と呼ばれるものです。

Motionの流れを要約しますと次のようになります。

  • Main Motion:I move that our club buys lunch boxes for all club officers. (私達のクラブの負担でクラブ役員にお弁当を買うことを提案いたします。)
  • Amendment Motion : I move to amend by striking out lunch boxes and inserting biscuits . (お弁当を削除して、その代わりにビスケットとする変更を提案します)==>あくまでMain Motionの語句の変更です。しかしSecondとVoteが必要です。
  • 訂正後のMain Motion : we buy biscuits for all club officers. (私達のクラブの負担でクラブ役員にビスケットを提案いたします)

Strike Outというのは文字の上に線を引いて取り消すことだそうです。で、その削除された部分にBiscuitsをInsertするイメージが描ければわかりやすいですね。

AmendmentのMotionはあくまでSubsidiary Motion。これが承認されたからといって、Main Motionまで承認されたわけではありません。Subsidiary Motionの誘惑にうっかり乗ってこの罠に陥らないように、頭の中で絵を描きながら議論の行方を見守ってみましょう。

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第101話:うれしい! うれしい! うれしい!

  • パーキンスさん:原稿を何度も見て文法チェック、良い言い回しの提案をしてくれてありがとうございます。with her eyes piercing into my soul!  最高の表現です。
  • CBさん:いつもプロの視点での建設的な提案をありがとうございました。つい勝ちを意識して変更したスピーチに対して「説教臭い!」というストレートなコメントをいただいたことも改善につながりました。ぜひまたディベートも教えて下さい。
  • ふくちゃん:東京インターナショナルクラブでの論評をありがとう。だらしない左手について言及してくれたのはふくちゃんだけでした。Body Movementの改善のヒントになりました。
  • あみちゃん:東京インターナショナルクラブでのスピーチの機会、そして超多忙な中約束どおりフィードバックをありがとう。昨年11月3日のやまのての例会で私が遊び半分でやった「養老の滝映画祭~~」のスピーチに対してあみちゃんがくれたフィードバックで、スピーチの作り方ではずしてはならないポイントについてようやくわかりました。目からうろこが落ちた思いでした。
  • いずみさん:長年のライバルですが、いつもイロイロな事を教えてくださいます。「もっとユーモアを!」「今日のスピーチは自己採点で何点だった?」「ハヘホナウ」。今回のスピーチは、ユーモアも、ハヘホナウもいっぱい入れました。
  • やながわさん:東京インターナショナルクラブでの私のスピーチの中のOver the rainbowに拍手を下さってありがとうございます。
  • Peter(上海People's Square TMC):5月15日の貴クラブの例会でスピーチをやらせてくれてありがとうございました。
  • Lucy(上海People's Square TMC):5月15日の貴クラブの例会で私のEvaluationをありがとうございました。「メッセージがぶれる」という指摘のおかげでスピーチの中のメッセージの一貫性が増しました。
  • John Warwik (上海People's Square TMC):5月15日の貴クラブの例会で私のスピーチへのフィードバックをありがとうございました。「メッセージがわからない」という正直な指摘のおかげで私の迷いが覚めました。
  • アンサドホンジョさん:4月22日のDivisionCコンテストで、スピーチの流れがわかりにくい、終わりがうるさく聞こえるとのコメントをありがとうございます。このコメントがなければ目覚める事がなかったと思います。
  • ジェイソン・ヤンさん:4月22日のDivisionCコンテストでメッセージをもっと重いものにしたほうが良いとアドバイスをしてくれました。ジェイソンのスピーチもすばらしい内容でした。
  • あさいさん:コンテスト直前にハグの練習をしようと、2002年の大阪でのスピーチコンテストのビデオを引っ張り出してあさいさんのハグスピーチを研究しました。途中で研究も忘れてスピーチに見入ってしまいました。いつも示唆に富むアドバイスをありがとうございます。
  • エリア33・ディビジョンCスピーチコンテストで私にフィードバックを下さった皆さん:皆さんの小さな一言一言が励みになり改善につながりました。
  • リンダ・ウィティッグさん:4月22日のDivision Cコンテストでのあなたの大笑いは本当に励まされました。2001年秋の横浜でのEvaluation Contestで、私のTest Speechを本当に楽しんで効いてくれてありがとう。あなたがあそこにいなければ一年程度でトーストマスターズを辞めていました。
  • 末安さん:胃の手術のあとの大変な中での応援をありがとうございました。リハビリ中の末安さんに、日本語二位のパーキンスさんともども吉報を届ける事ができまして親孝行をしたような気持ちです。
  • 和田さん、白井さん、小野さん、渡辺さん、中村さん、牛島さん、横本さん:ご多忙中に代々木まで応援に来てくださりありがとうございました。皆さんと一緒にコンテストのステージで記念写真が撮影できて最高に嬉しかったです。
  • 大和バイリンガルのメンバーの皆さん:クラブ内での練習でいろいろなコメントを下さりありがとうございました。5月12日の例会で、本当に良いコメントを頂きました。おかげさまで「A Drop of Water」スピーチをやめることにしオリジナル路線に戻す意思決定につながりました。
  • お母さん:スピーチに勝手に登場していただきました。私のことをいかに愛してくれていたか、35年以上の月日を越えた今になってようやくわかりました。今日のスピーチの最中に思い出して一瞬うるうるしてしまいました。
  • 息子達:スピーチのネタで登場してくれました。いつもネタの提供をありがとう。
  • あきちゃん:この7年間、土日の家族の行事よりもトーストマスターズを優先してごめんね。そしてわがままな夫のトーストマスターズをサポートしてくれてありがとう。

井上さんのBonji Tetteiを聞いて「こんなスピーチで聴衆を笑わせて全国大会で優勝したい。」と思ったのが2001年5月のAll Japan Speech Contest。それから6年かかって私も優勝できました。

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