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第12話:Parliamentary Procedureを気楽に使おう!

Parliamentary Procedure(以下PP)は、いまひとつ定着していませんね。今回は、とりあえずもっとシンプルに気楽に使いませんかと言う提案です。

結論から言いますと、
① まずMain Motionだけをマスターする。ワークショップもMain Motionだけに絞ったほうが良い。(「Quorum」, 「Majority」, 「Secretaryの役割」、「PresidentがMotionを起こせない」は基本中の基本なのでここで説明し理解させる)
② 各クラブはMain Motionだけはきちんと使いこなせるように、これだけをワークショップ後は念入りに練習したほうが良い。Second!と大半のメンバーが意味を理解して言えるようになるまで。
③ Subsidiary Motion, Privileged Motion, Incidental Motionは中級編、上級編と位置づけMain Motionが充分使いこなせるようになってからやるべきである。

②ができるようになると、もっと気楽に使えるようになります。気楽に使えるようになったら③に進むと言う流れで充分よいと思います。

PPがいまひとつ定着していない理由はいろいろと考えられますが、私はその原因を次のように見ています。

① 学校で、あまりきちんと教えていない。(アメリカの学校でもそれほどきちんと教えていないようですが。)
② 日常生活で、きちんと秩序だった議論をする環境にある人は実はそれほど多くない。多くの人は、ルールなき議論をしている。
③ トーストマスターズのこれまでのPPワークショップの内容は、多くの場合大変親切にほとんどのMotionを教えてくれるのですが、2時間程度の中ではちょっと詰め込みすぎと思います。日本語ですらきちんと教わっていないのだから、2時間ほどのWorkshopでMain, Subsidiary, Privileged, Incidental Motionをすべて詰め込まれ、さらにそれを英語でやるのは至難の技と思います。

PPの基礎力のいっそうの定着のためには、まずMain Motionだけをロールプレイングを通して集中的に何度も何度も繰り返しやるワークショップが必要です。

クラブでは、PresidentとVPEが頑張らなければなりませんね。PresidentはOfficerと図って積極的にBusiness PortionでPPを使うように努力が必要と思います。
でもここでも怒ってはだめです。PPは難しいだけでなく怖いというイメージまで持たせてしまいますから。ひたすらMain Motionだけを何度もやることです。
あせらず怒らず粘り強く気長にそしてニコニコとやっていけば、Main Motionは定着して、いつか気楽にPPが使えるときがきます。そのときに他のMotionにもチャレンジしていけばよいと思います。

4年前にアメリカのペンシルバニア州にあるCentral Penn TMCを訪問したとき、非常にリラックスしてPPを使っていました。完全に「普通のもの」として特別な存在感すらありませんでした。これが理想です。
ところで、もし日本でPPを気楽に当たり前のツールとして使っているクラブがあればご紹介ください。「気楽」の定義はお任せします。どのように定着させたのかぜひ勉強させていただきたいです。

よろしくお願いします。

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