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第10話:メッセージ中心主義のすすめ

今回は、メッセージ中心主義に考え方が変わってからどれだけ物の見方がシンプルに楽になったかのお話しです。

トーストマスターズクラブに入ってからしばらくは、「何を話すか」よりも「どう話すか」にばかり気をとられていましたので、面白いオープニングや格好いい終わり方を追求しすぎて、いまひとつ中身の希薄なスピーチばかり作っていました。しかし、5年近くいろいろな人のスピーチを聞き、またEvaluationをしてみて、気がつけば最近は「何を話すか」を念頭にスピーチを考えるように変ってきたことに気がつきました。これが私の言うメッセージ中心主義なのです。

メッセージ中心主義についてもう少し説明します。7分のスピーチを要するに一言でまとめると何か?スピーチを作っていて壁にぶち当たると「自分は要するに何を言いたいんだろう?」と自問自答して、その答えが簡単に見つかると壁は簡単に乗り越えられます。「自分は何を言いたいか」はメッセージとも呼べると思います。メッセージ中心主義に考えが変わってから物の見方がずいぶんシンプルになってきました。会社の会議でも、電話会議でも、トーストマスターズの7時間のイベントでも、「要するに、この会議なりで、イベントなりで相手に何を伝えたいのか?」を明確にするようになりました。そうすると短時間で確実に物事が伝わることがわかりました。どんなものでもコアメッセージが決まってしまうとずいぶん楽です。ただ、そのコアメッセージをどのように伝えるのかは苦心惨憺ですけどね。ここはこれからの課題。

おととい、あるTMCのミーティングで、あるCTMさんのEvaluationをやりました。このとき初めてメッセージ中心主義でのEvaluation Speechをやりました。つまり、自分はEvaluatorとしてSpeakerに何をメッセージとして伝えたいのか考えてEvaluation Speechをしたのです。自分としては、自分のEvaluation Speechでのメッセージのデリバリーの部分に工夫はまだまだ必要だけれども、メッセージ中心主義に立ってEvaluationできてよかったと思います。Best Evaluator賞をいただいたのは、まぁボーナスかな?

このメッセージ中心主義は、幅広く応用がききます。人にものを伝える機会ではすべて使えるといってよいです。会社のメールもそうです。メッセージ中心主義に立って新聞を読むのもおもしろいです。産経新聞の産経抄はメッセージが明快ですが、朝日新聞の天声人語はメッセージが私には大変わかりにくいことが多い。こんなこと、これまでは気にすることもありませんでした。朝日新聞は頭の良い人が書いているから、理解できない自分のほうが悪いのだと思っていました。しかし今はそうは思いません。ぜひこの頭の良い人たちにもメッセージ中心主義でがんばってほしいとおもいます。

PREPにも通じるメッセージ中心主義。トーストマスターズに入ってまたまた物の見方が変わりました。この瞬間がたまらないのです。

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