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第11話:リーダーとマネージャー

リーダーとマネージャーは言葉も役割分担も違います。しかし多くの場合混同されていると思います。でも、やはり本来の意味からすると違います。

リーダーとは、ゴールの決まったある作業をチームで行う際に、そのゴールを達成できるようチームを引っ張っていく(Leadする)人のことです。
それに対して、マネージャーとはリーダーに引っ張られたチームが確実にゴールを達成できるよう、遅れが出ていないか、方向が狂っていないかに常に目を配り是正していく人のことです。(羊の群れを正しい方向に行くよう後ろから「しっしっ」と追う仕事がManageの語源だと聞いたことがあります。)

会社で、よくマネージャーが組織の長であったりしますので、この混同が起こっているのかもしれませんが、会社でもマネージャーはあくまで中間管理職の呼称です。リーダーはやはり社長でしょう。それに対して野球部のマネージャーは、まさに役目と呼称が一致して理解されている好例ですね。

リーダーというと、いつも思い出すのがアメリカの映画「アポロ13」です。打ち上げ後の宇宙空間における事故により船内の酸素が激減したアポロ13と3人の乗組員を地上から救うNASAの話です。あのときのNASAのアポロ13飛行の飛行責任者(Flight Director)ジーン・クランツが、「3人を生還させる」とゴールを宣言しプロジェクトが始まりました。彼の指揮のもとNASAの各部門のエンジニアとロケットを開発したメーカーの技術者が懸命にアイデアを出し合い不可能と思われた生還を可能にしてしまったストーリーです。とにかく、あれもないこれもないと悲観しても仕方がない。今使えるものは何か、今生きている機能は何か、何を優先して何を捨てるか、残りの酸素は?残りの電源は?乗組員の健康状態は?そして残り時間は?絶望的な状況の中でも、望みがあればそれを最大限に生かしパニックにならず事実を積み重ねて限られたオプションの中から最良のオプションを選択して不可能を可能としてしまったのは、このジーン・クランツの強力なリーダーシップの賜物といえます。この映画は私にとってのリーダーシップの教科書です。

では、マネージャーの教科書と呼べる映画はなんでしょうか?明智光秀は優秀なマネージャーだったのだろうと思いますが、そうした側面を描いた映画があるのかは残念ながら知りません。もしマネージャーの教科書と呼べる映画があれば教えてください。

さて、リーダーという仕事はやはりいちどやってみる価値はあります。トーストマスターズではクラブのPresidentを経験すればリーダーについて学べます。一年間非常にエキサイティングに過ごせます。英語クラブでPresidentをやると英語力も飛躍的に高まりますしね。マネージメントを経験したければやはりVPE, VPMを経験するとよいと思います。リーダーとマネージャーの仕事が練習できる場はなかなかないことを考えるとトーストマスターズの存在は貴重ですね。と自画自賛して今回はおしまい。

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