« 第36話:愛あるDCP(その2) | Main | 第38話:Powerpointが欲しい! »

第37話:愛あるDCP(その3)

DCPは結果ではありますが、Club Success Planと「愛」の気持ちをもってその過程を大事にしていくのであれば、もちろん最初から目標としていくことも大切です。私は今回の連載で、「最初からDCPのポイントを目標とするな」と言っているわけではありません。なぜやるか、だれのためにやるかをブレークダウンせずにただ盲目的に点数だけを論じるのは無意味だという事を述べているのです。

さて、最初のOfficer Meetingまでに VPEは前年の各メンバーのプロジェクト完了の進捗と、各メンバーの新年度のゴールを把握しておきます。VPMは、昨年度の新入会員の増え方から、今年度はどれくらい行けそうかを、あるいはどれくらい行くかの目標を立てます。Educationalの6ポイントとMembershipの2ポイントはVPEとVPMのコミットメント次第です。それ以外の2ポイントはPresidentのコミットメントです。最終的に全ポイントのコミットメントはPresidentが行います。

さて、第一回目のミーティングで、クラブの施政方針演説を行いますが、楽しいクラブにするためにさまざまなアクション、プログラム、夢を存分に語ることはよいでしょう。その中でDCPについて語ってもよいと思います。

ただし、DCPというのはあくまでメンバーにサービスするOfficerの掲げる目標であり、クラブの各メンバーはDCPのために活動しているわけではありません。ここを私は勘違いしていました。DCPのポイントをメンバーに訴えても、彼らの目標は別のところにありますから、ここでギャップが生じます。押し付けると、ギャップは亀裂を生み、傷となります。

家電メーカーは、株主に対して利益目標をコミットしますが、消費者に販売するときの広告に「今年度は利益率XXパーセントを達成したいから、このMP3プレイヤーを買ってください」という広告は載せませんね。同じ事です。

フォーカスしなければならないのは、あくまでメンバーの個人の目標にあります。この達成を助けるのがOfficerであり、DCPのブレークダウンであり、Club Success Planなのです。

さて、Officerに就任してたとえば6ヶ月たち、Club Success Planが順調に推移し、その成績表であるDCPのポイントがよい形になってきたら、その時に初めてクラブメンバーに対して発表してもよいと思います。「私達ってなかなかやるじゃん!」と自分のクラブに対して誇りを持つ事も大事な事だからです。だからといって、ここぞとばかりにDCP10ポイントを達成したいからといってDCPそのものを押し付けるのは良くありません。気持ちはわかりますがその気持を抑えて、あくまでメンバーへの愛を忘れずにClub Success Planを淡々と粛々と進めていくことが大事なのです。

数字にだけ目を奪われると、Officerだけが嬉しいDCPですが、その内容をブレークダウンして、クラブメンバーの目標の達成にフォーカスしていけば、Club メンバーにとって本当に価値のあるDCPとなります。

これが、私がTMに入って5年目にしてようやく気づいた「愛あるDCP」なのです。

|

« 第36話:愛あるDCP(その2) | Main | 第38話:Powerpointが欲しい! »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




« 第36話:愛あるDCP(その2) | Main | 第38話:Powerpointが欲しい! »