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第47話:スピーチの準備について(私の方法)

皆さんは、どのようにスピーチ(Prepared Speech)を準備されていますでしょうか?そういう情報交換ができたらよいと考えたのが今回の記事です。

私の場合は特別なことをしているとは思いません。どなたでもやっていることをやっているだけだと思います。

目標
本番で、原稿を見ながらスピーチしないこと。そして自然な動作・雰囲気でスピーチができること。

① マニュアルでの確認
まず、スピーチマニュアルで自分が取り組むProjectについて理解を深めます。このProjectの解説を繰り返し読んで、頭の中でイメージを膨らませます。

② ネタ探し
上で膨らんだイメージを心の中で発酵させます。日常生活の中で、新聞や雑誌、インターネットやメルマガ、友人や会社の人たちとの会話に対する感度を上げておきます。あるいは過去にスピーチネタとしてやりたい思っていたものから使えそうなものがないか考えます。いくつか出てきた候補の中から絞り込んでテーマを決めます。ひとつのネタだけで行くときもあるし、複数のネタを組み合わせることもあります。

③ 作りこみ
いきなりメッセージが来ることもあります。このときはとても楽です。メッセージを中心にしてPREPのフレームワークを使って肉付けをしていきますから。あるいは、Openingでよいものが浮かぶときもあります。Bodyが来ることもあります。とりあえず、パソコンに向かって浮かんだアイデアをどんどん文字にしてみます。マインドマッピングをすることもありますが、私は絵がへたくそなので、あまりうまくできません。文字にするか絵にするかは別にしても頭の中の物をどんどん出していきます。とりあえず最初のバージョンを作ります。

④ 練習
まず、手元にあるのは原稿です。非常にエッセイに近いものです。まだ、スピーチではありません。ここから大体10回程度読み込みを行います。10回くらい読んでいると、書き言葉がどんどん話し言葉にこなれてきます。発音しにくい言葉をしやすいものに書き改めていきます。10回に限りませんが、大体これくらいでスピーチらしくなってきます。英語の場合は、ネイティブによるをこのあたりで受けます。6回目くらいからストップウォッチで時間も計ります。読みながらタイムオーバーするような場合は本番でもタイムオーバーしますから、時間内に収めるようにここで取捨選択します。

⑤ 暗記(英語の場合)
英語は母国語ではありませんので、やはり暗記をします。ここは結構しんどいですね。7分30秒の場合、Wordの原稿でフォント14インチで大体4ページから5ページくらいになります。これをパラグラフごとに暗記していきます。だいたい頭に入ったらストップウォッチをもって、やってみます。最初は10分くらいかかりますが、繰り返していくうちにだんだん時間内に収まってきます。これですらすら言えるようになるまで、何度も繰り返します。大体OKだと思ったらイメージトレーニングに入ります。

⑥ イメージトレーニング
子供部屋の小さな整理ダンスを部屋の真ん中に移動して、レクターンを作ります。TMODと握手する真似をしてからGood afternoon, ladies and gentlemenを言いながらストップウォッチで時間を計測します。実際の聴衆の反応を予想しながらBody Language, Voice、立ち位置、移動についても決めていきます。それほど厳密ではありませんが、できるだけ正確に聴衆の反応をイメージするようにします。イメージトレーニングは、あまりたくさんできません。本番と同じ気持ちに持っていくために自分を「乗せ」なければならず、それなりに集中力が必要です。それから聴衆の反応が感じられないので、あまり楽しくありません。コンテストでもない限り、そんなにはやりません。以前は、コンテストの前には50回から100回はやりました。でもやりすぎて失敗したことがあるので、ここの回数は今後は要検討です。このイメージトレーニングでも原稿を変えることがあります。また録音をすることもあります。

⑦ 本番
いつごろからか忘れましたが、本番の際には原稿を持っていきません。原稿があるとどうしても頼ってしまいます。それ以上に、聴衆とのアイコンタクトをとりながら対話を取りながらのスピーチはやはり楽しいものです。

以上の作業です。時間にして、長くて一ヶ月くらいです。短いと、(大変恥ずかしいのですが)2日くらいでやることもあるのです。(粗製乱造のそしりをまぬがれない?) 

いちばん悩むのが「② ネタ探し」と「③ 作りこみ」です。これはいつになってもしんどいですね。スピーチを作りこめば作りこむほど「何を話したいんだっけ?」とわからなくなってそのネタそのものをやめてしまうこともありますから。

5年の経験で感じるのは、悩みが深ければ深いほど、達成感は大きいということです。

さーて、来年の春のコンテストでは何を話しましょうか?

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