« 第60話:「主婦」と付き合う | Main | 第62話:じわじわと効く「井上さんのVoice Training」 »

第61話:「技を盗む場」としてのコンテスト

コンテストルールによると、トーストマスターズのコンテストの目的は二つあり、そのうちの一つが”B. To provide an opportunity to learn by observing the more proficient speakers who have benefited from their Toastmasters training.” です。つまり観客として参加してコンテスタントのパフォーマンスを見ることで学ぶということなのです。

コンテストは、まさにパブリックスピーキングのベストプラクティスをたくさん見ることができる場であり、またアイデアの宝庫といえます。過去に多くのスピーチコンテストを見てきて、本当に勉強になりました。その中には、いくら努力しても決して真似できないすばらしいセンスをお持ちの方も何人もいらっしゃいます。また、自分がこれまで意識したことはなかったけれども、目の前で鮮やかにやっていただくと、「かっこいい!まねしたい!」と感動して技を盗ませていただいたこともあります。

今回のスピーチには、これまでのトーストマスターズの経験の中でいろいろな方から学んだものを数多く取り入れました。

その中で、明らかに私が過去のスピーチコンテストで「盗んだ」技を二つご紹介いたします。私に盗まれた方は許してくださいね。

①Ann Sado Honjoさんの「登場」
Division B 英語コンテストに出場されたKey Force TMCのAnn Sado Honjoさんは、MCにお名前を呼ばれるや控え席からステージ中央まで早足で風のように颯爽と登場されました。ほんのり浮かべた笑顔も素敵で、自信に満ち溢れたその雰囲気は、聴衆とあっという間に信頼関係を確立するものであったと思います。私は、「名前を呼ばれたら、こうやって自信を持って颯爽と登場しないといけないのか」と感動して、自分のスピーチに取り入れました。

淡路島の決勝ステージで7番目にスピーチした私は、MCに名前を呼ばれてステージ中央まで、Ann Sado Honjoさんを意識して軽やかに(当社比)進みました。

②近江さんの「締めくくり」
昨年の春のコンテストやほら吹きコンテストに出場された江戸クラブの近江さんはスピーチの締めくくりに、MCに対して腕を水平に「ぱっと」延ばしてコントロールを返す動作をされますが、これがとてもきびきびとしておられてかっこいいのです。過去2回見て、2回とも「かっこいい!やりたい!!」と感心し、今回のスピーチの締めくくりで憲法前文を読み終わるや「近江さん」流を取り入れて終わりました。(気分だけかも)

スピーチコンテストには本当にヒントがいっぱいです。今後もいろいろなコンテストを見て技を学び「盗ませて」いただきたいと思います。そして、もし私のスピーチに何か盗んでいただくようなものがあれば、ぜひお持ちください。あんまり大してものはないとは思いますが。大いに盗みあって高めていきましょう。

|

« 第60話:「主婦」と付き合う | Main | 第62話:じわじわと効く「井上さんのVoice Training」 »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




« 第60話:「主婦」と付き合う | Main | 第62話:じわじわと効く「井上さんのVoice Training」 »