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第68話:FAQ(よくある質問と回答)とBasic Manual

私が、トーストマスターズに入った当初はすべてが新しく珍しく、ただただついていくのに、慣れるのに精一杯でした。これは多くの方にとっても同じだろうと思います。やがて、だんだんと慣れてきて落ち着いてくるとちょっと余裕が出てきて、いろいろな疑問がわいてきます。わからないことがあればメンターに質問する、VPEに質問する、Presidentに質問するなど答えを得る方法もたくさんあります。質問するのもコミュニケーションのトレーニングだからです。

さて、よくある質問(FAQ: Frequently Asked Questions)としてこんなものがあります。

- トーストマスターズの教育体系全体像を知りたい。
- 各Award(CC,AC-B, AC-S, AC-G1, CL, AL, DTM)の要件を知りたい。
- Prepared Speaker(どのように準備するか、どのように演じるか)について知りたい。どんな本を読めばよいか?
- Evaluator(どのように準備するか、どのように演じるか)について知りたい。どんな本を読めばよいか?
- Timer(どのように準備するか、どのように演じるか)について知りたい。どんな本を読めばよいか?
- Table Topic Master(どのように準備するか、どのように演じるか)について知りたい。どんな本を読めばよいか?
- General Evaluator(どのように準備するか、どのように演じるか)について知りたい。どんな本を読めばよいか?
- TMODあるいはToastmaster(どのように準備するか、どのように演じるか)について知りたい。どんな本を読めばよいか?
- Grammarian(どのように準備するか、どのように演じるか)について知りたい。どんな本を読めばよいか?
- Ah-Counter(どのように準備するか、どのように演じるか)について知りたい。どんな本を読めばよいか?
- クラブ役員(Club Officer)の役割について知りたい。VPEは何をやればよいのか?
- Prepared Speakerなどの役割を失敗なく果たすにはどうすればよいか?
- スピーチの題材として何を選んだらよいのかわからない。
- テーーブルトピックにうまくこたえるにはどうしたらよいのか?
- TMODとしてスピーカー(Prepared)を紹介するよいやり方が知りたい。
- TMODとしてスピーカー(Prepared)がスピーチを終えた後で何を言えばよいのか知りたい。
- Basic Manual(基本マニュアル)が終わった後の、Advanced Manual(上級マニュアル)にどんなものがあるか知りたい。

さぁ、こうした質問にはどう答えればよいでしょうか?どこに答えが載っているのでしょうか?

答えは、すべて「誰でも持っている」Basic Manual(Communication and Leadership Program, あるいはCompetent Communicator, あるいは基本マニュアル)に出ています。実は、上の質問はすべてCommunication and Leadership Program(2003年版)から拾いました。つまり逆に言うとそこに実に詳細に記されています。
今回、もう一回読み直してみましたが、ここまで詳細に書かれていたのかと改めてその価値を再認識しました。(注:本原稿はCommunication and Leadership Programの2003年版を元にしています。同じBasic Manualでも最新版のCompetent Communicatorとはページ数でずれがあるかもしれません。)

トーストマスターズの教育体系全体像を知りたい。
58ページをご覧ください。

各Award(CC,AC-B, AC-S, AC-G1, CL, AL, DTM)の要件を知りたい。
59ページをご覧ください。(2003年度版は、まだCTM, ATM-B, ATM-S, ATM-Gとなっています。)

Prepared Speaker(どのように準備するか、どのように演じるか)について知りたい。どんな本を読めばよいか?
63ページをご覧ください。ところで読んでいて新たな発見をしました。ここにスピーチが終わってから自席に戻るまでのお作法が書かれています。へー知らなかった。読んでみるもんだ。"When finishing your speech, wait for the Toastmaster(TMOD) to return to the lectern, then return to your seat."

Evaluator(どのように準備するか、どのように演じるか)について知りたい。どんな本を読めばよいか?63ページをご覧ください。

Timer(どのように準備するか、どのように演じるか)について知りたい。どんな本を読めばよいか?
64ページをご覧ください。

Table Topic Master(どのように準備するか、どのように演じるか)について知りたい。どんな本を読めばよいか?
65ページをご覧ください。ここには、Table Topics セッションの目的、やるべきこと、やってはいけないこと、テーブルトピックセッションのアイデアについての説明があります。

General Evaluator(どのように準備するか、どのように演じるか)について知りたい。どんな本を読めばよいか?
65ページをご覧ください。ここでおもしろいことが書かれていることを見つけました。You are responsible for the evaluation team, which consists of timer, grammarian, ah-counter, Table Topics evaluator if your club has one. つまりGeneral Evaluatorは、Evaluation teamを率いているのです。さらに読むと、TMODとGEの役割分担についても明確に書かれています。なるほど、この通りにやればTMODの負担は減るのかと感心しました。そういえば、上海のPuDong Toastmasters Clubを訪問した際に彼らはEvaluation teamとして動いていたな。Timer, Grammarian, Ah-counterの紹介はTMODではなくGEが行っていたことを思い出しました。彼らは、ここを根拠としてやっていたわけです。えらいぞ!PuDong TMC!! 基本に忠実!!!

TMODあるいはToastmaster(どのように準備するか、どのように演じるか)について知りたい。どんな本を読めばよいか?
66ページをご覧ください。

Grammarian(どのように準備するか、どのように演じるか)について知りたい。どんな本を読めばよいか?
67ページをご覧ください。

Ah-Counter(どのように準備するか、どのように演じるか)について知りたい。どんな本を読めばよいか?68ページをご覧ください。

クラブ役員(Club Officer)の役割について知りたい。President, VPE, VPM, VPPR, Secretary, Treasurer, SAA, Immediate Past Presidentは何をやればよいのか?
68から70ページをご覧ください。ただ、Toastmaster経験が浅いと、ここに書かれている文字情報が具体的なイメージを伴って思い起こすことは難しいと思いますので、さらなる詳細はクラブの経験者に聞いたほうが良いでしょう。

Prepared Speakerなどの役割を失敗なく果たすにはどうすればよいか?
71ページをご覧ください。www.toastmasters.orgにもある重要なTIPSですね。これは、Basic Manualだろうと、Advanced Manualだろうと、どんなスピーチをやる場合でも有効な基本中の基本です。

スピーチの題材として何を選んだらよいのかわからない。
72ページをご覧ください。参考になります。

テーブルトピックにうまくこたえるにはどうしたらよいのか?
72ページをご覧ください。これを読んだからと言って即うまくなるわけではありませんが、日々何に気をつけていけばよいかがわかります。

TMODとしてスピーカー(Prepared)を紹介するよいやり方が知りたい。
73ページをご覧ください。ここには、スピーカーを紹介する悪い例とすばらしい例があります。こんなすばらしい紹介が毎回の例会で聞けたら、そのクラブの例会のクオリティは恐ろしく高いと思いました。

TMODとしてスピーカー(Prepared)がスピーチを終えた後で何を言えばよいのか知りたい。
73ページをご覧ください。大事なことです。

Basic Manual(基本マニュアル)が終わった後の、Advanced Manual(上級マニュアル)にどんなものがあるか知りたい。
75ページをご覧ください。これは本当によくある質問です。そして答えはこんな身近なところにあるのです。

Basic Manualは、Prepared Speechをやるためだけのマニュアルではなく、このマニュアルを終了するまでに身につけておくべき知識がきちんと無駄なく記されています。
ですから、このマニュアルをしっかり読みこなして正しい知識をつけるということは、それぞれのスピーチプロジェクトに取り組むのと同じくらい大事なのです。

今回、Basic Manualのあまり読まれない「付録」の部分を読み直して、このマニュアルの価値、そして基本の大切さを改めて痛感いたしました。

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Comments

私も時々基本マニュアルを読み返します。本当にトーストマスターで行う基本的なことはここに書いてありますね。時々誤植もありますが(笑)。以前私が気になった項目の一つがタイマーの制限時間に関する記述で、特にTable Topicsが±15secであったことを知ったときは目から鱗でした。以来、私が関わっているクラブでは、TTは全て15secにしています。Evaluation Teamについても同様で、論評チーム=コンテスト審査団と考えればわかりやすいですね。コンテスト運営の基本はすべて例会の中にあるわけです。なかなか体に染みついたやり方を変えることは難しいですが、まずはTMの基本に忠実に、その上でここはこうした方がいいというところは改善しながら運営すればいいのかな、と思っています。

Posted by: h.ohara | July 14, 2006 at 04:07 PM

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