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第79話:忙中閑あり

今、キースジャレットトリオの「Smoke Gets in Your Eyes」(アルバムTribute、ECM 1989年)を聞いています。心を空っぽにするためです。ゲーリー・ピーコック、ジャック・ディジョネットとのトリオなのですが、ベースとドラムは控えめに、キースのピアノが限りなく美しく、まるで秋から冬の満天の星座の草原、あるいは宇宙的な無限の広がりをみせる美しい演奏です。ゆっくりとしたテンポでの演奏ですが、音と音との間の緊張感のせいか実はスリリングに聞こえたりします。アドリブに入ってからの「キースの世界」を聞いていると、随所にちりばめられた心地よい不協和音で、上海博物館でみた水墨画の中の永遠の空間を思い出します。演奏が終わってからの、聴衆からのさざなみのような拍手がまたすばらしい。

実は、私はあまりジャズのことをしりません。キースジャレットの他のアルバムもそれほど好きではありません。でも、たまたま買ったこのアルバムには、すばらしい演奏がいくつも入っていました。その中で飛び切りすきなのがこの「Smoke Gets in Your Eyes」です。

なぜならば、私の淀んだ心を空っぽにしリセットしてくれるからです。

トーストマスターズを熱心にやりすぎて、燃え尽きてしまって辞めて行った仲間を何人も見て来ました。いろいろな経緯もあったでしょうし、いろいろな理由もあったのでしょう。でも私はそうはなりたくない。

私は、ゴルフもやりませんし、とりたてて趣味もないので、トーストマスターズを一生の楽しみとしていこうと考えておりますから、適度にスピードダウンして燃え尽きないように調整しているつもりです。

それでも成り行き上、いくつかのしんどい仕事を引き受ける羽目になり神経をすり減らすこともあります。昨年、D76の秋季大会の日本語ほら吹きの実行委員長をやったときは、仕事もタイトで子供の小学校のPTAもまたいろいろとありでなかなか大変でした。(もちろん良い経験でしたけどね)

ここ2ヶ月ほど、9月30日のArea33 English Humorous Speech Contest / ディビジョンC日本語ユーモアスピーチコンテスト (「宣伝用フライヤー(PDF)」をダウンロード) の実行委員として、「プロジェクト推進」をやっております。これもなかなか大変で、いろいろな問題に対する決断をさっさと下していかないと、宿題がすぐ雪だるま的に膨らんでいきます。ここが正念場です。この雪だるまに押しつぶされたら、おそらく「トーストマスターズよ、ありがとう。さようなら。」となるでしょうから、そうなりたくない私は、ここ一番の「踏ん張り」をします。

しかし、「踏ん張る」には力が必要。

そこでいつも、「踏ん張る」直前に心を空っぽにします。そして一気に力を発揮して今回のコンテスト準備を通じて知り合ったすばらしい仲間たちと一緒に乗り切ります。

いよいよ明後日9月30日がコンテストの本番。今日は有休をとって踏ん張る前の心の真空状態を作り出しています。「Smoke Gets in Your Eyes」が今、おわり3曲目の「All of You」に移りました。でも、もう一回「Smoke Gets in Your Eyes」を聞いて、コンテストまで最後のスパートをかけることにします。

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キース・ジャレットの「Smoke Gets in Your Eyes」およびアルバム「Tribute」全12曲が試聴できます。

手順
こちらをクリックしてAmazon.comにジャンプしてください。
②ページをスクロールダウンして、「Listen to Samples」に行ってください。
③Disc 2の二曲目に「Smoke Gets In Your Eyes」があります。
④Windows Media PlayerかReal Playerかによって、クリックするListenが違いますのでお好みのプレイヤーのほうをクリックしてください。40秒ほど試聴できます。

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