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第164話:クラブプレジデントの"報酬"(給料とボーナス)

クラブのプレジデントの仕事に対する見返りの考え方はいろいろとありますが、能力開発の観点からみると4つの"報酬"があると思います。もちろんこれは「まじめに」(自分の尺度で)勤め上げたときに限ります。

その4つとは次のものです。すべて比ゆ的に言っていますので、何のことか想像してみてください。

  • ① 給料(毎回の例会が終わってからの支払い)
  • ② ボーナス1(7月から始まって翌年の5月ころに支払われます)
  • ③ ボーナス2(6月末で任期を全うして支払われます)
  • ④ ボーナス3(3月あたりに支払われることがあります)

それぞれについて説明します。

① 給料(毎回の例会が終わってからの支払い)==> スピーチの力

クラブプレジデントは、そのクラブでいちばん話をする機会が多いとおもいます。この機会を前向きにとらえ、あたかもPrepared Speechを準備する要領で、原稿を書き、練習し、Vocal Variety, Body MovementなどのDeliveryや、もっとも大事なTime Managementに注意を払って磨きこんで本番をこなせば、間違いなく人前で話をすることに対する抵抗感が薄まり、スピーチがうまくなります。

正確に言うと毎回の例会の直後に実際に給料みたいにきちんきちんと目に見える形で「支払われる」わけではありませんが、間違いなく血となり肉となっていっています。

② ボーナス1(7月から始まって翌年の5月ころに支払われます)==> 人脈

毎回の例会をまじめに回し、また秋・春の役員研修やコンテストに地道に足を運んでいると、顔見知りも増えます。お互いのクラブの情報交換をしているうちに同じ苦労をしていることに気づき親近感が沸き、合同例会をしよう!につながって個人的な信頼関係がどんどんまして行きます。これはかけがえのない宝だと思います。私も多くのトーストマスターと知り合いになり、同じ釜の飯、酒を通じて、いまでも親しくお付き合いさせていただいています。この人脈は年月を経て熟成し芳醇なものとなりトーストマスターズで得た最高の財産だといつも感謝しております。

③ ボーナス2(6月末で任期を全うして支払われます)==> 経験

一年間クラブを運営するとプレジデントとしての仕事が実地で体験できますので、学んだ知識を整理整頓し、またOfficer Manual(When You are the Club President)を読み直しながら考えてみると、リーダーシップとマネージメントというものについて自分なりに合点で行くようになります。いつか機会があればもう一回やってみるとさらに理解が深まります。私自身の学びを振り返ると、リーダーシップというものはコミュニケーションそのものだということの気付きが一番大きかったです。リーダーとして組織を回すにはよいコミュニケーションが欠かせない。リーダーシップのスキルを向上するにはコミュニケーションのスキルもあげないといけない。トーストマスターズがCommunication and Leadershipといっているのはここにあるのか!という気づきが大きかったです。

④ ボーナス3(3月あたりに支払われることがあります)==>次のステップ

例年3月ころから次期ディストリクト役員の選出の準備が始まります。指名委員会が「○○さん、来期の◎◎◎をお引き受けいただけないでしょうか?」とコンタクトしてくることがあります。これもまた次のステップへのチャンスです。

エリアガバナー、ディビジョンガバナー、ディストリクト5役はDistrictを全体的に俯瞰できるまたとないポジションだと思います。ECミーティング(Executive Committee)が年に5回ほどあり、遠方で行われることも多く経済的な負担は確かにありますが、トーストマスターズのサービスリーダーシップについて考えを深めるまたとない機会です。

御自身のスキル目標を勘案してこの機会を前向きに利用するのもよいと思います。

私は過去にエリア32(厚木座間、鎌倉、湘南、田園都市、三笠、横浜の各英語クラブのエリア)のガバナーを勤めさせていただき、大変充実した一年を送ることができました。

それだけでなく、Districtの運営、予算の流れ、TMIがDistrictをどのように見ているか、TMIがToastmastersをどのように大きく発展させようとしているかなどさまざまな仕掛けを見ることができたのは大収穫でした。

では、この”報酬”の額はどのように決まるのでしょうか?

それは自分自身が決めるものだと思います。より大きな見返りがほしければ自分でそれなりの段取り、勉強と活動をすることだと思います。

クラブプレジデントは間違いなく「やったもの勝ち」です。

蛇足ながら、今年の国際大会でInternational Directorたちに出会ってしまった私としては、彼らの"報酬額"の巨大さに圧倒されてしまいました。ものすごい(すばらしい)仕事です。

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Comments

プレジデントの"報酬"が例会毎の給料+三回のボーナスとたとえられると分かり易いですね。金勘定には疎いものの、俄然やる気になっています。

Posted by: 水色式部 | October 16, 2007 at 11:26 PM

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