第194話:2007年目標達成状況
未達成項目も多いながら、充実した一年でした。
トーストマスターズでの目標
- ACSの達成(2007年12月31日の状況:未達成=>2008年6月30日に繰越)
Achieved Advanced Communicator Bronze award (or achieved Able Toastmaster award or Advanced Toastmaster Bronze award)- Completed two additional advanced communication manuals (may not be those completed for any previous award)
- Speeches By Management
The Briefing (8 to 10 minutes; plus 5 minutes question period)- The Technical Speech (8 to 10 minutes)
Manage & Motivate (10 to 12 minutes)The Status Report (10 to 12 minutes)- Confrontation: The Adversary Relationship (5 min plus 10 min for Q&A)
N - Special Occasion Speeches (Cat No. 226-N)Mastering the Toast (2 to 3 minutes)Speaking in Praise (5 to 7 minutes)The Roast (3 to 5 minutes)Presenting an Award (3 to 4 minutes)Accepting an Award (5 to 7 minutes)- Conducted any two programs from The Better Speaker Series and/or The Successful Club Series
- Evaluationを10回 (2007年12月31日の状況:達成したような気もする)
春英語スピーチコンテスト全国大会出場(2007年12月31日の状況:優勝!)
教養を高める
マインドマッピング年間100枚==> 達成(11月3日)
読書(年間和書20冊) (2007年12月31日の状況:ほとんど達成できていません。)
- 勇気堂々:城山三郎(渋沢栄一)
- 武士道:新渡戸稲造
- 風林火山:井上靖;戦国時代
- 信長:坂口安吾
- 密某:藤沢周平:関ヶ原
- 関ヶ原:司馬遼太郎:関ヶ原
- 天と地と:観音寺潮五郎:戦国時代
- かげろう絵図:松本清張:江戸中期
- 天保図録:松本清張:江戸中期
- 武田信玄:新田次郎;戦国時代
- 信玄戦記:松本清張:戦国時代
- 赤穂浪士:大仏次郎:元禄時代
- 勝海舟:子母沢寛:幕末
- 燃えよ剣:司馬遼太郎:新撰組土方歳三
- 世に棲む日日:司馬遼太郎 松下村塾 高杉晋作
巨眼の男:津本陽:西郷隆盛(2007年5月24日読了)男子の本懐:城山三郎(浜口雄幸、井上準之助)(読了)鼠:城山三郎:鈴木商店(読了)わしの眼には10年先が見える:城山三郎:大原孫三郎(読了)落日燃ゆ:城山三郎(広田弘毅)(読了)ビッグボーイの生涯:城山三郎(五島昇)零からの栄光:城山三郎 (川西航空機→新明和工業、紫電改開発秘話)(読了)地の果てに挑む(マナスル・南極・北極 村山雅美)(読了)
読書(年間洋書20冊) (2007年12月31日の状況:ほとんど達成できていません。)
The 7 habits of highly effective people (Stephen R Covey)
- Winning (Jack Welch)
- The Devil wears Prada (Lauren Weisberger)
- Leadership and the One Minute Manager (Ken Blanchard)
- National Lampoon Jokes (Steve Ochs)
Reader's Digest (December 2006)- How to Enjoy Your Life and Your Job (Dale Carnegie)
読書(日経コンピューター毎回主要記事読破) (2007年12月31日の状況:まぁまぁ)
読書(TMマガジン毎回読破) (2007年12月31日の状況:完全読破)
DecemberNovemberOctober (2007/10/30)September (2007/10/30)August (2007/10/30)JulyJuneMay(2007/5/29)April(2007/06/01)MarchFebruaryJanuary
第193話:2007年手帳大賞!(黄さん、ありがとうございます)
今年2月に一冊の手帳をいただきました。台湾の黄怡平(Lydia Huang)さんからいただいた台湾観光局発行の手帳です。黄さんとは以前台北の日本語トーストマスターズクラブの皆様と会食をした際に知り合いました。
この手帳に、私主催の「2007年手帳大賞」を贈りたいと思います。この一年間で何冊ものノート、手帳、スケッチブックを使いましたが、この手帳が私のトーストマスターライフにもっとも貢献したからです。
5月20日にD76コンテストで優勝した私は6月初旬まで勝利の美酒に酔いしれ余韻に舞い上がっておりましたが、ディストリクトガバナーの滝本さんから、「国際本部への提出書類がまだよ!」のリマインドされ、8月のInter-Districtコンテストまでの残り時間がどんどんなくなってきていることに気がつきました。あせりました。
「スピーチを二つ準備しなければならない!」とあせった私は、10本作る計画を立てました。10本スピーチを作ってその中からよいものを2本持っていく作戦です。
アイデアだしを行うために目をつけたのが黄さんからいただいたこの手帳です。以前からスピーチのネタ帳の有用性は知っていて「いつか作ろう、いつか作ろう」と思っていましたが、ついに実行に移すときが来たのです。この手帳を常に携帯し、電車の中、トイレの中、自宅などで思いつくままさまざまなアイデアを書き連ねました。
書いたアイデアの中の3つの種が、目を出し葉を広げ伸びていって3本のスピーチができました。その中から国際大会へ持っていったのは"My Mantra"(Inter-District用)と"One"(World Championship of Public Speaking用)の2本です。
2007年も明日で終わる今日、この手帳をみるといろいろなことが思い出されますが、ここに書いてあるネタはまるで自分史です。自分のこれまでの歩みがいろいろと書き連ねてあります。でもどちらかというと「失敗の自分史」ですね。恥ずかしい出来事も、情けない出来事もいくつも書いてあります。でも、それが偽らざる自分の歩みなのです。
来年のスピーチコンテストの仕込みもこの手帳の中に行っています。本当は10月から仕込みに入るはずでしたが、ずいぶん着手が遅れ12月に入ってからようやく取り掛かりました。
今日、家族と外食に海老名に行きましたが道中の電車の中でふとこの話をブログに書こうという気持ちが起きました。そしてこの原稿を電車の中で書いているうちに、この手帳を使い切ってしまいました。
いやー、お世話になりました。今年の6月、7月、8月はスピーチ作りと練習、仕上げとで本当にしんどい思いをしました。しかしこの手帳があればこそ前向きに乗り切ることができました。私のナビゲーターであり、戦友でもあります。
第192話:入会したくなるWebサイト
インターネットオークション「ビッダーズ」やケータイゲームサイト「モバゲータウン」を運営する株式会社ディー・エヌ・エーのWebサイトを見ていると、「この会社で働いてみたい。」という気持ちになります。
まず社長のメッセージがすばらしいです。社長が自信を持ってこんなメッセージを伝えられる会社はとても魅力的です。(社長のブログも、この人の個人的な魅力を200%伝えていると思います)
そして、社員達の実際の声がとてもよいです。この会社で自分の好きなことを見つけて、自分の人生の意義を見つけて、自分達でしかできないことを創造して、自分の価値を高めようとしている姿が生き生きと語られています。
そして、DeNAのフォトギャラリー。(採用情報のページにあります)
ある組織に入ろうと思う際に、自分はその組織にあうだろうか?自分はその組織で自分の夢を実現できるだろうか?について考えると思いますが、Webサイトで、その質問に対する答えを見つけると、さらに思いが強まると思います。
トーストマスターズクラブのWebサイトにも同じことが言えると思います。
最近、Webサイトに例会の様子、二次会の様子の写真をうまく使っているクラブ、ブログを使ってうまく例会の様子を伝えているクラブをよく見かけますが、とてもよい工夫だと思います。
1990年のWorld Champion of Public SpeakingのDavid Brooksはパブリックスピーキングを”Tell a Story, Make a point”であるとおっしゃっています。
「うちのクラブに入ってください!」というのがWebサイトのメッセージ(Make a point)であれば、クラブのストーリー、クラブに入ったメンバーのそれぞれのストーリーが生き生きと魅力的に語られている(Tell a story)と、説得力が増し、新入会員の増加につながると言うことですね。
追伸:社長の南場智子さんのブログ「DNA of DeNA」は非常に面白く、正直で、ときには感動的です。前職のマッキンゼーのコンサルタント時代の話、DeNAを立ち上げたときの話などを読むと、とても力が出ます。
第191話:アサーティブネスとEvaluation
「論評者はアサーティブでなければならない」
スピーチの論評を行ううえで、論評者はつぎの4点を心がける。
- 対等(スピーカーと、そしてスピーチと対等に向き合う)
- 誠実(スピーカーに誠実に接する)
- 率直(スピーカーに対して率直である)
- 責任(自分の論評には責任をもつ)
この4点こそが、最近巷でよく聞く「アサーティブ」の重要なポイントです。ちなみにこの4点は「アサーティブ」を学ぶ上での4つの柱といわれているそうです。(参考:アサーティブジャパン)
12月26日の東京インターナショナルTMCで、小林美枝子さんの論評のワークショップを受ける機会がありました。小林さんは2007年度日本語D76論評コンテストのチャンピオンです。(ご所属は、英語クラブである青山ランチTMCです。)
10分間と言うとても短い時間でしたが、その中で小林さんは御自身のトーストマスター経験と今回の論評コンテストへのチャンレンジと言うストーリーを軸に「Evaluationに必要なDoとBe」ということを深く語られました。Doはどちらかというとスキル、そしてBeはEvaluatorとしてのあり方です。
そしてこのBe(Being)を小林さんはアサーティブという視点を通して語られました。これこそがこの日の小林さんのワークショップの最大の「お持ち帰りバリュー」だと思いました。
これまで私が受けたさまざまなEvaluationや論評のトレーニング、ワークショップで語られたことのないまさにEvaluationの真髄とも呼べる考え方だと思いました。
小林さんの論評者に必要な「アサーティブネス4ポイント」からの私の学びです。
対等(スピーカーと、そしてスピーチと対等に向き合う)
論評者の役割は、そのスピーチの中によい点と改善点を見つけ、それを共有し、相手をさらにやる気にさせることだと思います。そのためには、スピーカー、スピーチが高尚でも自分を卑下する態度で臨む必要もなく、逆にスピーカー、スピーチが(自分より)未熟と思っても相手を見下すこともない。相手がどうあろうと、現在の自分のもつスキル・経験の範囲で対等に向き合う。
誠実(スピーカーに誠実に接する)
対等に向き合った後、スピーカーに対し誠実に向き合うこと。つまりスピーカーが一生懸命創ったスピーチに対し改善点などを言うのは伝えにくい時もあるが、誠実に相手の成長を願いながら伝える。いいところだけ表面的に伝えるのではなく、本当に思った事を伝える。
率直(スピーカーに対して率直である)
ときには言いにくいことも伝える必要がある。Vocal Varietyがそのプロジェクトの狙いであるのに、まったく声や発声の工夫をせずに、すばらしいスピーチでそのプロジェクトを終えたとする。その場合でも、やはり率直に「あなたのスピーチはすばらしかったが」と具体的によかった点を認めた上で、しかしプロジェクトの目的に沿っていなかったという点を、率直に(そして誠実に)伝えるということが肝要である。
責任(自分の論評には責任をもつ)
論評はすべて「選択」に基づいて行われます。そしてその「選択」は自分の責任で行っています。率直に自分の考えを伝えることは大事ですが、そのことに対する責任感を持つことは大事である。
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今回の4ポイントがすばらしいのは、それがセットになって初めて最大の効果を発揮するという点だと思います。逆に気をつけなければならないのは次の点です。
- 対等だけが強くなりすぎて、誠実さ、あるいは年長者、ベテランに対する敬意が欠落してはならないと思います。
- 誠実だけがいびつな形で(逆方向に)強くなって、「今日のあなたのスピーチには改善点はひとつもありませんでした。」となっては、すでにトーストマスターズの論評ではありません。
- 率直だけが強くなりすぎて相手をやり込めてしまうのは、これもトーストマスターズの論評ではありません。対等、誠実、責任の観点が欠落しています。
- 責任だけ強くなりすぎて、逆に怖くなって何もいえなくなってしまうのもおかしな話です。
この4つをバランスよく生かしていく心の持ち方が大事だと思いました。
もうひとつ大事な点は、上の4点は「現在の自分のスキル・経験の範囲で行ってかまわない。そのレベルでベストを尽くす。」ことです。そう考えると、トーストマスターズの論評の考え方と合致します。
逆に、論評を受けるスピーカーもアサーティブな態度で聞くことが大事だと、いまこの記事を書きながら思いましたが、それはもっと深く考えてからまた別の機会に譲ることにします。
2007年の最後に「アサーティブネスとEvaluation」について小林さんに教えていただいたことは、私の中では年末ジャンボ級の学びでした。小林さん、ありがとうございました。
第190話:85冊のTOASTMASTERマガジン
年末の大掃除でトーストマスターズの資料の整理をしました。スピーチマニュアルなども入れると膨大な量です。その中で結構な量を占めているのが毎月送られてくるTOASTMASTERマガジンです。
棚の中に乱雑に突っ込んでいただけなので、2000年11月号からたまりにたまったTOASTMASTERマガジンを年毎にバインダーに綴じることにしました。2004年4月号を紛失した以外は85冊そろっています。
改めて読み返して、2004年から2006年までほとんど読んでいなかったなと実感しました。
2004年は大和バイリンガルクラブの立ち上げとエリアガバナーを両方やっていたとき(しかもPTAの副会長)でとてもしんどかったときです。クラブの立ち上げにまず全力投球し残ったエネルギーをエリアガバナー、PTA、仕事、家庭の順番に注いでいたため、TOASTMASTERマガジンを読む余裕はありませんでした。(ま、言い訳ですね)
一度読まなくなると尾を引くもので、再び読むようになるのは2007年の1月からです。
今年は、1月号から12月号まですべて読みました。せっかくよい習慣が戻ってきたので、過去読まなかった号もこれから読んで行こうと思います。バックナンバーを手に取っていると、いい情報が満載であることにあらためて気がつきました。
TOASTMASTERマガジンは、今自分が目にする出版物の中でいちばん役に立つと思っています。魂も浄化されるようで、一冊読み終わったときはとてもすがすがしい気持ちです。
2008年の目標に、「2008年のTOASTMASTERマガジンは全部読む。2004年から2006年までのTOASTMASTERマガジンは全部読む。」を入れます。
第189話:YouTubeで「勝手にEvaluation」 その1:IceBreaker
2007/2008年末年始特別企画「YouTubeで見つけたスピーチに対して勝手にEvaluation」
第一回目は、Austin Toastmasters ClubのWes RueさんのIceBreaking Speechに対して行いました。
TM Wes Rueさんのスピーチを聞きながら取ったメモです。やはりネイティブスピーカーのスピーチを聞き取るのはきついです。二回聞きました。(正直)
せめて自己紹介くらいはしておこうと思いまして最初に5秒ほど名前とクラブ名とディストリクトを報告しその後Evaluationをはじめました。3分30秒でした。いやー、本番さながらに緊張しました。
YouTubeにアップロードされているスピーチは、音が非常に小さいものが結構ありますので探すのにそれなりの時間が必要だということがわかりました。
次回はProject 2に挑戦するか?それとも別の人のIceBreakingに再挑戦するか?どうしよう、、、
第188話:映画「12人の怒れる男」とProject9 Persuade with Power
映画「12人の怒れる男(12 Angry Men)」は、リーダーシップとコミュニケーションの教科書のような映画だと見るたびにおもいます。(Wikipediaの「12人の怒れる男」の記事)
昨日(12月26日)に東京インターナショナルトーストマスターズクラブのご好意でBasic ManualのProject 9に挑戦するメンバーのEvaluationする機会をいただきました。その準備のためにBasic ManualのProject 9:Persuade with Powerを読み込みました。論理をもって相手に自分の考えを受け入れさせるというプロジェクトです。
Basic Manualのこのプロジェクトを読み込んでいるのと同じタイミングで、たまたまこの映画のDVDを見る機会がありましたが、Persuade with Powerの趣旨と重なって見えてきました。
この映画をProject 9の視点で考え直して見ます。
【ストーリー(序盤)】
父親殺しの罪に問われた18歳の少年を審理する12人の陪審員の話です。舞台は、狭い陪審員室。陪審員の評決は全員一致が原則なので有罪・無罪を決めるためには12人全員の意見が一致を見る必要があります。
さて、裁判長すらやる気を失っている法廷から陪審員室に移動した12人の陪審員。みな抽選で選ばれた普通の市民です。うだるような蒸し暑さなのに、室内には冷房もなく唯一の扇風機も動きません。陪審員達の心象は「有罪」。だからさっさと切り上げてその後の野球のナイターに行きたい、株価の動き、など自分のプライベートや仕事のことが気になっています。
そんな中で、ただひとり第八陪審員が「Not Guilty」を申し立てます。11人が有罪で1人が無罪と言う状況です。全員一致で有罪評決をだしてさっさと自分の生活に戻りたいほかの陪審員達はいきり立って詰め寄ります。「かならず一人はこういうやつがいるんだよな。」とはき捨てるようにどなる陪審員もいます。
そんな中、第八陪審員は「これまで提出された証言、証拠に合点のいかないからまず一つ一つ話をしよう。」と穏やかに自分がこれまでの法廷での審理を聞いていて納得のいかなかったことを一つ一つ冷静に論理的に話していきます。
【第八陪審員&Project9の観点から:有罪11対無罪1の状況の中で】
自分(第八陪審員)以外の聞き手は全員少年の有罪を信じて疑いません。つまり聞き手は①敵対的、②無関心(Project 9のThe Audienceより)のどちらかです。
彼らは、すでに「有罪」で心を決めていますから、どこの馬の骨ともわからない人間の言葉で自分の決定を変えたくありません。しかも、陪審員は一般市民の中から無作為に選ばれた人たちで個人的なつながりはまったくありません。お互いの名前すら知らない。知ろうともしない。
こんな中で第八陪審員は他の11人の陪審員達と、陪審員室に移って初めて人間関係を構築しますので、彼が使えるのは知識と熱意とロジックだけです。(Project 9のBurden of Proofより)彼は余計な感情を一切排除して、ロジックだけで他の陪審員達と議論をしていきます。
議論を重ねるうちに、第八陪審員のロジックに合点がいき無罪に傾く陪審員が、一人また一人と増えていきます。陪審員が一人、また一人と「無罪」に転じていくうちに、彼が使える武器は、「ロジック」に加えて「名声」(Reputation/あるいは実績)も出てきます。(Project 9のYour Rolesより) 「名声(あるいは実績)」は人を説得する上で大変有効で、一人「無罪」に転向させるたびに「名声」が大きくなってきます。
【第八陪審員&Project9の観点から:有罪6対無罪6の状況の中で】
議論の途中で何度か有罪か無罪かの投票を行いますが、無罪派が半分にまで増えてきます。ここで第八陪審員の視点で他の陪審員(聞き手)を見ると、最初に敵対的か無関心が11人だったのに、6対6の状況では友好的な陪審員(聞き手)が半数になっています。
ロジックと、個人的な感情を排除して「真実は何か?」と情熱的に追求する第八陪審員の熱意が一人、また一人と考えを変えていきます。まさにProject 9のPersuade with Powerを地で行っています。
【第八陪審員&Project9の観点から:有罪0対無罪12になるまで】
有罪6対無罪6から先は非常に困難を極めます。 敵対的な態度をとる陪審員の中には、今回の事件とは別の「青少年に対する個人的な確執」「自分の意見を絶対に変えたくない性格」なとが見え隠れしてきます。
有罪派の数が少なくなるにつれて残された有罪派の態度は先鋭化していきます。ここを変えるのは容易ではありませんが、第八陪審員の説得のワザはさらに冴えてきます。
あいまいなものを具体化して「見える化」(Visualize)したり、複数の事象をつなぎ合わせて時間軸の順に並べるなど、整理されてない情報を判断できる形にします。そうすると、これまで正しいと思っていた情報が実は誇張であったりありえないことだったり、あるいは証人の「思い込み」であったりとはっきりとしてきます。それに触発されたほかの陪審員達のロジックもさらにさえてきます。とくにあいまいな情報を、陪審員室という殺人が行われたのとはまったく違う環境で検証するその手法にはただ感嘆するばかりです。
有罪11対無罪1という圧倒的に不利な状況から、一つ一つ反証を挙げ理詰めで説得する第八陪審員のそのバックボーンには「真実は何か?」「正義は何か?」をあくまで追求する姿勢があります。
いいかげんな判断や、妥協を一切許さない彼の姿は、他の陪審員の胸を打ち50年のときを超えて私の心を揺さぶりました。
【ラストシーン】
印象的です。ここでは書きません。ぜひご覧ください。
【まとめ】
どういう観点でこの映画を見るかによってまったく見方は変わってくると思いますが、
私はトーストマスターズの観点で見ると、第八陪審員のコミュニケーション能力とリーダーシップ能力、そしてその人柄に限りない憧れと敬意をもちます。
トーストマスターズも人間の集まりですから、どうしても感情的にぶつかるときもあります。そんなときの対応の一方法としてもこの映画は勉強になります。
第187話:TMODは段取りがすべて
12月22日の大和バイリンガルクラブ例会で、私はTMOD(Toastmaster of the Day)でした。クリスマスも近いのでポットラックを織り込んだ例会でした。
TMODは、たぶん2月24日以来の10ヶ月ぶりだったと思いますが、前回の反省(第94話:TMODをやって改めて学んだこと)もこめて今回は準備をきっちりとやることにしました。
ここ数年、私はTMODにあたったときは役割の確認と当日配布するプログラム作りはきちんとやるものの、当日の自分のTMODとしてのパフォーマンスに対しては「とくに準備もせずに、その場でこなす」ようなことをやってきました。
トーストマスターズに入会してしばらくはTMODとしてのセリフをあらかじめ紙に書いて準備していましたが、それもいつしかしなくなりました。
しかし、今回はTMODとしての役目をきちんと果たしたかったので、セリフもきちんと準備して臨みました。(もうひとつはCompetent Leadershipマニュアルにもきちんと準拠してやってみたかったと言うこともあります。今回のTMODはProject 4のTime Managementに準拠してやってみました。)
TMODとして準備した台本「dec22tmod_.doc」(77KB)をダウンロード
★あらかじめTMODのセリフを準備する効能
- 無駄なことを言わなくなる。
- 中だるみがなくなる。例会のEducational Portion全体の流れを事前に把握することができるので、あらかじめメンバーのエネルギーのレベルを予想して、低下してきそうなところに「盛り上げる」場面を準備しておける。
- 余裕が生まれる。
★次回に気をつけるべき点
- えらそうなことを書いていますが、TMODとしてのセリフの準備を始めたのは実は当日の朝です。
- 準備しながら、「しまった。ある程度Prepared Speechの内容を確認しておけば、そのスピーカーとスピーチの内容にあった紹介を準備することができたのに。」と後悔しました。次回は、もう少し早めに準備を行い、ベーシックマニュアル(英語版)にあるHow to introduce a speker(73ページ)にあるサンプルの紹介文のような紹介をできるようにして見ます。
何年もやっていますが、やはり「TMODは段取りがすべて」に尽きると思いました。
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PS:今回の例会の工夫
- 役員さんたちが例年クリスマスはポットラックとして、参加者は好きな食べ物、飲み物を一品持ち寄り例会の途中での飲食を可としてくれました。
- 役員さんたちが、クリスマスソングのCDとCDラジカセを持ってきてくれたので、例会開始前、休憩中に音楽を流しクリスマムードを盛り上げました。
- 役員さんたちが、クリスマスソングの楽譜を配ってくれ例会終了直前に参加者でクリスマスソングを2曲(日本語、英語)で楽しく歌いました。
- 私(TMOD)はサンタクロースの格好をしましたので、スピーカー達はステージに来ると「Thank you, Santa Claus!」とあわせてくれました。この時期、サンタが登場する例会は多いようですね!
第186話:横浜TMCの皆様からのご質問にお答えして:最終回(「モチベーション」編)
横浜TMCの皆様からいただいたご質問の最後の5つに対する回答です。
ご質問1:Could you kindly give any advise for toastmasters who are going to challenge the contest? (これからコンテストに挑戦するトーストマスターにアドバイスをお願いします。)
小学校のときに「千里の道も一歩より」という言葉を学びましたが、コンテストへの挑戦にも当てはまると思います。最近、この言葉は二つの解釈があると思うようになりました。
- 解釈1:はるかに長い道のりも「まず一歩」足を進めなければ始まらない。まずやってみよう!
- 解釈2:はるかに長い道のりであるが、最初から「千里の道」という壮大なゴールを立てるのではなく、その壮大なゴールを構成する実行可能な小さなゴールをひとつづつ確実にこなしていこう。その積み重ねで大事を成し遂げることができる。
これからコンテストに挑戦される方は、どちらの解釈をしていただいてもかまいません。あるいはもっと別の解釈をしていただいてもかまいません。まずやってみよう!ということですね。
さらに、もしコンテストで「勝ちたい」のであれば、「練習」をしましょう。練習は裏切りません。まず「量」をこなすことだと思います。その「量」の中から「質」が生まれてきます。最後の瞬間まであきらめずに練習をすれば、それに見合う結果がついてきます。結果が不本意であれば、もっと練習をしましょう。台湾の日本語トーストマスターズの皆さんがよくおっしゃる「あきず、あせらず、あきらめず」こそが王道だと思います。勝ちたければ、勝つまであきらめずに続けることが大事だと思います。
さて、次に4問いただいておりますがまとめてお答えすることにいたします。
ご質問2:What's your motivation that makes you continue your activities through TMC. (トーストマスターズをやり続けていくモチベーションは何でしょうか?)
ご質問3:What's the sourse of your participation into TM? (トーストマスターズをやり続けていくモチベーションは何でしょうか?)
ご質問4:What's your secret of keeping up?? (トーストマスターズを続ける秘訣を教えてください。)
ご質問5:How do you not get bored? (どうしたら退屈しないですみますか?)
私はトーストマスターズのほかにこれと言って趣味も楽しみもありません。死ぬまでトーストマスターズを楽しみたいと思っています。そんな私にとってトーストマスターズをやり続けることはとても大事です。秘訣というほどのものではないですが、次のことは大事だと思っています。
時には無理をして、時には手を抜く。いつも全力では走らない。
- 真剣にやらなければならないときが何度かあります。そんなときはとにかくがんばる。しかし、がんばらなくてもいいときもあります。そんなときは無理をしない。
- 過去いろいろやりすぎたあとで、「燃え尽き感」を感じたときがありました。
- いちばんしんどかったのは現在自分が所属している大和バイリンガルクラブの立ち上げをやりつつ、Area22ガバナーとPTA副会長、会長をやっていたときです。新しいクラブはいろいろなことを一から作っていかなければなりません。(クラブ立ち上げのマニュアルに書かれていることを忠実に行ったとしてもです。) トーストマスターズを初めて経験する新入会員の皆さんにいろいろなことを覚えて行っていただかなくてはいけません。喜びもたくさんありますが、クラブ運営が安定していない時期にはさまざまな不測の事態も起きます。その対応とAreaガバナー(そして小学校のPTA)の仕事を同時にこなすのはやはり自分が感知できる以上のストレスを抱えていたのでしょう。Areaガバナーの任期が終わった後、本当に「やることは全部やった。すばらしい経験だった。だけど、しばらく何もしたくない」という気持ちでした。「あぁ、これが燃え尽き感か」と思いました。しかし、そうも言っていられませんので大和バイリンガルクラブのサポートを続けました。そんなときは何をやってもうまくいきませんでした。やる気が起きない、うまくいかないの悪循環でトーストマスターズをやめようとすら思いました。ある日、ふと過去に集めたいろいろな資料を見ているうちにこうしたものが重荷になっているのだなと思い、縦に積むと30センチくらいになった資料を一気に捨てました。気持ちが軽くなりました。そこが折り返し地点になって今日に至っていると思います。
課題はできたつもりになって先に進む。そして将来また戻ってきて再度チャレンジしてみる。
- トーストマスターズのマニュアルには合格不合格はありません。自分が決めればよいのです。不十分だと思えばもう一度やればよいのです。
- 私は不十分だと思ってもそこで足踏みせずに先に進みます。それが私のやり方です。とりあえず目の前にある山は登ってしまう。登ってから下界を見て自分の歩みを見直すといろいろなことがわかります。どこがまずかったかもわかります。そうしたら次回登るときにまたがんばればよいと思うのです。
- 2007-2008年度の3rd Vice PresidentのDTM Pat Johnsonは現在4度目のDTMに挑戦しているそうです。(どういうことかというと、彼女の長いトーストマスターズの経験の中ですでに3回もDTMになる要件を満たして、今またDTMを目指していると言うことです。出典:THE TOASTMASTERマガジンJune Issue 25ページ)
過剰に約束しない。約束すべきことは絞り込む。(できないときには「ごめんなさい」する。)
- 何でも引き受けていると、トーストマスターズと仕事と家庭の板ばさみになることがあります。時にはがんばる、時には「できません」ということも必要だと思います。
見返りは期待しない。
- 多くの場合自分が期待するほど人は誉めてくれないので、最初からそんなことは当てにしないという気持ちですね。見返りを期待していると、「俺はこんなにがんばっているのに、だれも認めてくれない。」という気持ちになって燃え尽きてしまいます。誰のためにやっているわけでもない。自分がやりたいからやるというスタンスでがんばるのが大事だとおもいます。
- 過去に何人もがんばりすぎて燃え尽きて去っていったトーストマスターズを見ました。
憧れを持つ。楽しむ。
- 私には憧れのスピーカーがたくさんいます。今年の世界大会でその数はさらに増えました。彼らのようになりたい。そう思ってがんばるのが好きです。これが私のモチベーションだと思います。夢があると言うのは幸せだと思います。夢を持つのは楽しく、夢を持っているうちは退屈すると言うことはありません。
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12月15日に会場から出たご質問で、こちらで取り上げていないご質問に回答いたします。
「トーストマスターズインターナショナルで販売しているDVDは、日本でも再生可能でしょうか?」
- はい、再生可能です。DVDのパッケージにすべてのRegionで再生可能であることが明記されており、かつ私自身も今年の8月の世界大会のDVDを購入しすべて再生可能でした。
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以上、横浜TMCの皆様からいただいたご質問にすべてお答えいたしました。いただいたご質問を読み、どのように回答するか考え、回答する時間は私にとってとても勉強になりまた楽しいものでした。改めましてこの機会を与えてくださった横浜TMCの皆様に感謝いたします。
第185話:横浜TMCの皆様からのご質問にお答えして(「スキルについて考える」編)
引き続き横浜TMCの皆様からのご質問にお答えいたします。今回は、さまざまなスキルについて考えてみます。
ご質問1:How to kill your nervousness? (あがりをどのように「殺して」いますか?)
あがりとは上手に付き合っていくしかないと思います。適度なあがりはステージでのエネルギーになります。しかし過剰なあがりに支配されてしまうと普段のパフォーマンスが発揮できません。さらにあがりがまったくなくなるとだらしないパフォーマンスになると思います。
- あがりのまったくない状態
あがりというのは適度な緊張感を伴います。過去にあるイベントで「講演慣れ」した人のスピーチを聞いたことがあります。彼のスピーチは緊張感もエネルギーもない惰性以外の何者でもない印象をうけ激しく失望しました。そのスピーチは過去に何度もやってこの人の定番なのでしょう。ですからあがりも極端に少ないか、ないに等しい状態だったと思います。
- 過剰なあがりに支配された状態
今年の8月14日のInter-District Bコンテスト前の私の状態です。自分では落ち着いているつもりでも、もう何をしていいかわからない状態でした。
- 適度なあがりのある状態
自分のスピーチの準備にベストを尽くそうと努力すればするほど不安も募ります。聴衆はどんな人たちなのだろうか?もし間違えたら。もしこのジョークが受けなかったら。もし途中で忘れたら。もし、変なところでタイマーが黄色を示したら。もし「社会の窓」を閉め忘れてステージに上ったら。こういう細かいところに対する不安は練習すればするほど沸いてきて直前まで残ります。しかし結局これを払拭するには練習して自信をつけるしかありません。ですから私は何度も練習をします。原稿に「正」の字をいくつも書いてスピーチの直前にその数を数え、「これだけやったんだから大丈夫」と思うことにしています。この状態であがりはゼロになったわけではありません。あがりをもったまま、しかし自信をもってステージにあがります。その上がりは緊張感としてプラスに作用しスピーチの最中に自分をコントロールするエネルギーとして働いているように思います。スピーチをしながら「次は間違いやすいところだから注意」とか「次のジョークはゆっくり話すこと」などの指示がこのあがりから来ているように思います。
- 過剰なあがりに支配されない工夫
やるべきことを決めてそれに忠実に進めていくことかと思います。ステージに上がる前までにやらなければならないことのチェックリストを持って一つ一つ実行しておくとよいと思います。(第147話:マイクテストをあなどるなにも関連した話がありますのでご参照ください。)
ご質問2:How do you do when you forget contents during speech?(スピーチの最中に忘れたらどうしますか?)
これはどうしようもありません。思い出すまで間を取るか、別の言葉に言い換えて先へ進むかケースバイケースですね。結局忘れないように、そして忘れてもあわてないように練習を積んでおくのがいちばんの対処法だと思います。
ご質問3:What do you think is your biggest strength as a speaker ?(あなたのスピーカーとしての最大の強みを教えてください。)
あきらめの悪さと執念深さでしょうか?過去の自分の経験で役に立っているのは、大学時代クラシックギターをやっていてコンサート前に徹底的に練習したプロセスが身についています。この経験がスピーチの練習にも役立っています。
ご質問4:Any tips for table topic speech, not for prepared speech? (テーブルトピックをうまくやるためのアドバイスをお願いします。)
私はテーブルトピックスは得意ではありませんが、アドバイスはできます。うまくやるには練習しかないということです。そしてステージでの本番経験を積むことだと思っています。さらにあきらめないということです。そうすればいつか上手にできるようになると思います。
ご質問5:How your speech "to win" can be applied to your work?(スピーチをどのようにお仕事に応用されていますか?)
トーストマスターズのプログラム、スキルは全部に日常生活に応用できると思います。なぜならばコミュニケーションのスキルだからです。仕事だけでなく家庭でもどこでも意識的に使っています。とくに最近注意をして努力しているのが「聞くこと」です。どれだけ真剣に聞いて、相手に話をさせるかが課題です。
((「スキルについて考える」編は以上。以下次号につづく)
第184話:横浜TMCの皆様からのご質問にお答えして(スピーチ準備・練習編)
前回から引き続きで横浜TMCの皆様からのご質問にお答えいたします。今回は、スピーチ準備・練習編です。
- How is your everyday exercise? How much time, what are the contents like? (毎日の練習法を教えてください。(時間、方法など))
- Tell me how you prepare everyday for making your speech? I'm always struggling to make my speech. (スピーチを準備するために毎日どのようにしていますか?いつもスピーチ作りで苦労しています。)
- Please tell us your preparations or practices for the contest. (コンテストに向けてどのように準備し練習していますか?)
練習に関する3つのご質問です。コンテスト向けの練習法と、とくに一般的なスピーチの練習法についてのご質問ですが、現在の私は100%コンテストモードですのでそれを踏まえてお答えいたします。
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毎日やっているトレーニングメニューと言うものは特に持っておりません。(スポーツ選手のようなトレーニングメニューがもてたらなと思いますが。)
今年8月のInter-District(世界大会期間中に行われる予選)向けのスピーチ作りで苦労したのは、①ネタ探し、②スピーチの構成、③英語、④聴衆の巻き込みの4つでしたので、そこを意識しています。
① ネタ探し:日常生活の中で「お!」と感心したこと、啓発されたこと、感心したこと、感動したこと、あるいは過去のよい思い出、苦い思い出などその記憶が鮮明なうちにメモを取るようにしています。スピーチのネタ帳です。あるテーマやメッセージが決まったらここから関連するネタをひろってスピーチを構成するというアイデアです。
② スピーチの構成:1990年の世界チャンピオンDavid Brooksはパブリックスピーキングと言うのは、Tell a story, Make a pointだといつも言っています。スピーチを作っていていつも難しいと思うのは、ストーリーはいくらでもある、しかしそこから普遍的な説得力のあるメッセージを引き出すことなのです。
今年8月の世界大会以後、自分の頭の中だけの作業に限界を感じ、本、新聞、雑誌、メールマガジンを意識的に読むようにしています。その中で「はへほなう」(は:ははーん、へ:へー、ほ:ほほぅ、な:なるほど、う:うーむ copyright : TM Ken Izumi)を感じたものをよく考えたり、メモしたりして自分の思考を深めたり違った視点を持つために使っています。例会でのスピーチもそういった意味では貴重なリソースです。結局、よいインプットがなければよいアウトプットも出ませんから。
自分がよいと思った本、新聞、雑誌、メールマガジン
- 本:最近では齊藤孝「教育力」、吉井妙子「トップアスリートの決断力」 . 五木寛之の最近の仏教の本も読んでみたいと思います。
- 新聞:意見、考え、主張の欄を読みます。
- 雑誌:TOASTMASTERマガジンは必須。あとはどんな雑誌でもよいのですがエッセイをよく読みます。
- メールマガジン:日経の各メディアが出しているもろもろのメールマガジンにある、大前研一、立花隆などのエッセイ
以上、Tell a story, Make a pointのMake a pointをさらに磨いていくためのインプット学習法でした。
③ 英語
表現力、発音、リズムと言うところが課題です。表現力については、英文を読む、なぜその表現を使うのか意識を払う、発音とリズムは実際に声に出して家内に聞いてもらっています。彼女は子供のころアメリカに住んでいて、うらやましい発音とリズムを身につけています。英語の本を読んで(練習なしの初見で)、発音とリズムを直してもらっています。
④ 聴衆の巻き込み
上手なトーストマスターのワザを見たり、お笑い芸人の間、アメリカのスタンドアップコメディアンのDVD(やYouTube)を見ることにしています。
さて、頭の中に入れたものを実際に活用してスピーチを作り、それをステージでやらなければ意味がありません。そのために8月以降は、あちこちからのお声がかりの機会を得がたいチャンスと活用させていただいております。今回の横浜TMCからいただいたこの機会も上の③と④を磨く機会ととらえがんばりました。
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練習法
- スピーチ原稿を書き上げたら、いつも音読します。10回音読を目標にしています。その中でおかしなところをどんどんかえていきます。
- その後暗記に入ります。最後まで原稿を見なくていけるようになるまで繰り返します。その過程で直しも行います。(この暗記はちょっとしんどいですね)
- 頭に入ったら今度はストップウォッチを使っての練習です。たいていTime overしていますから、どんどん削ります。(今年の8月までは自分は7分30秒で780Wordsはいけると思っていましたがInter-Districtで4秒のタイムオーバーを喰らってから慎重になり、今の目標は600Wordsです。)
- また、この過程でアメリカ人メンバーに見てもらいます。おかしな表現を排除するためです。
- いい感じになったら(あるいはならなくても)実際にステージでやってみます。通常の例会ですとここまでです。
- コンテストの場合はさらに何度か自分のあるいは他のクラブの例会の機会で練習をさせてもらい、フィードバックをいただき磨いていきます。(District以上のコンテストに出場する人がよくやる練習です。世界大会出場者は会場のそばのクラブに出かけて練習をするそうです。)
- 昨年の7月末、アリゾナに行く直前は仕事も手につかず、仕事中も自分の席で小さい声で原稿を何度も読んで練り直していました。このプロセスは正直言ってしんどいです。しかし終わった後の達成感は何者にも勝ります。ですから繰り返しあきずに、あきらめずにやっているのだと思います。
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(スピーチ準備・練習編は以上です。以下次号に続く)
第183話:横浜TMCの皆様からのご質問にお答えして(コンテスト編)
12月15日の横浜TMC訪問時に「I LOVE YOU」スピーチの再演の後で、メンバーの皆さんからのご質問に答える機会がありました。せっかくの機会ですのでTable Topics的に回答するのではなく、あらかじめ質問をいただいて答えを準備して当日お答えしました。しかし、時間の制約ですべてのご質問に回答できなかったのでこの場でお答えいたします。全部で16の質問をいただいておりますが、まずコンテストに関する3つのご質問にお答えいたします。
横浜TMCの皆様。熱心にご質問いただいてありがとうございました。感激しました。
★コンテストに関するご質問
ご質問1:What was the biggest difference between District 76 Contest and International Contest?(D76コンテストと世界大会でのコンテストとの最大の違いは何でしょうか?)
D76で行われるコンテストは聴衆の皆さんの多くが私の友人であるのに対して、世界大会でのコンテストの聴衆は初対面の方ばかりというのがいちばんの違いだとおもいました。もちろん、D76でのコンテストの聴衆の大半は日本人で、世界大会でのコンテストは英語を母国語、準母国語とする方々ばかりというのも同じくらい大きな違いです。
私が出場した8月14日のInter-District Bコンテストには、オーストラリアの2つのディストリクトから2人のコンテスタントがいらっしゃいましたが、オーストラリアからは80人近い大応援団が来られていて(そのうちの半数近くはInter-District Aの応援に行っていたにせよ)うらやましく思いました。
ご質問2:How different did you feel in In-House, Inner-District and the World level competition?(クラブ内インハウス、エリア、ディビジョン、ディストリクトと世界大会のコンテストはどのように違いますか?)
コンテストそのものの違いは上で陳べたとおりですが、自分の中でのマインドがコンテストのレベルが進むにつれて変わっていきました。そのお話をします。
クラブ内インハウスは、私にとって最初の関門でした。大和バイリンガルクラブには、和田さん、パーキンスさんという強豪がいますのでここで負ければすべて終わりですので、なんとしてでも勝ちたく思いましたが、直前で「勝ち」ではなく「楽しむ」に変えてゆとりをもって臨もうと気持ちをリセットしました。それが奏功したのかインハウスでは勝ち、以後エリア、ディビジョンでも「勝ち」の気持ちを徹底的に押さえつけてとにかく「楽しむんだ」という気持ちに変えて臨みました。
ところがディビジョンで勝つと、やはり欲が出てきていつの間にか「勝ちたい!」気持ちが支配的になっていました。そうすると不思議なもので聴衆の反応が自分が思っているものとは異なってきました。
D76決勝の5日前に上海のトーストマスターズクラブでやったときに、「スピーチが進むにつれて聞き手のエネルギーが下がっている」との指摘を受け、「やはり初心に帰って自分がいちばん楽しめるスピーチにしよう」と原稿に見直しをかけあの形になりました。
さて、8月のInter-Districtはこの「I LOVE YOU」ができませんでしたから、いちから作り直し。しかもInter-Districtで勝てばWorld Championship of Public Speaking(決勝)ですからもう一本別のスピーチを準備しなければなりません。つまり2本を新規作成。
D76チャンピオンのメンツにかけても「I LOVE YOU」スピーチ以上のものをと意気込んでがんばったのですが苦しかったです。結局暗いスピーチとなってしまいました。6月から8月までの2ヶ月はトーストマスターズに入って一番苦しくしかし充実した2ヶ月でした。おかげでスピーチに対するさまざまなスキルを広く深く勉強することができました。
ご質問3:What is your motivation to compete in speech contests? (スピーチコンテストに出て闘おうとするモチベーションはなんですか?)
2001年5月のD76P スピーチコンテストで井上敏之さんのBonji Tettei (凡事徹底)を聞いて「すごい。こんなスピーチをしたい。」と思って体にスイッチが入って以来モチベーションが入りっぱなしです。このモチベーションは一言で言えませんので列挙してみますと、、、
- 高校のときにギターを弾いていてステージでかっこよくやってみたいと思っていました。ミュージシャンとしてのその夢はかないませんでしたが、スピーチコンテストのコンテスタントになることに昇華していったように思います。(昇華という言葉が適切ならば)
- 自分の考えに多くの共感を得たい。多くの人前で話すコンテストと言う場はそれに向いている。
- コンテストに挑戦すると自分のスピーチのスキルが上がることを体験的に知っているから、どんどんチャレンジしたい。
- コンテストが終わった後の達成感、コンテストで勝った後の達成感は一度味わうと忘れられない。クセになる。
と言ったところでしょうか。
(コンテスト編終了。以下次号へと続く)
第182話:こんなやり方があったのか! 浅井さんのテーブルトピックセッション
12月15日(土)横浜TMCでのテーブルトピックセッションです。
- 最初の質問は「初めてトーストマスターズの例会を見学に来たときに論評(Evaluation)を見てどう思いましたか?」(当日入会した新入会員への洗礼Question)
- 二番目の質問「初めて自分で論評をやってみてどのように思いましたか?」(最近、初めてスピーチ論評に挑戦したこの春入会した会員へ)
- 三番目の質問「それでは、前の二人のテーブルトピックスピーチへの論評をお願いします。」(トーストマスター経験も十分な会員へ)
- 四番目の質問「最後に、今日の私のテーブルトピックセッションの総合論評をお願いします。」(トーストマスター経験も十分な会員へ)
どうです? よくできているでしょう?テーブルトピックマスターは浅井さん。言語は英語です。(ここでは私が理解した範囲で日本語にしました。)
私が感心したのは次の点です。
- テーブルトピックセッションを利用して、論評の効能、価値について会員と一緒に考える時間を設けたこと。ゲストの方にもよりよくわかったのではないでしょうか?テーマを決めてのテーブルトピックスは教育的効果が高いですね。
- 会員の経験に応じた話が聞けるような質問の設定だったこと。それぞれの経験に応じて回答できるのがよかったです。
- よく聞いていないとうまく回答できない。浅井さんは冒頭で「皆さんにも論評してもらいますので、よく聞いていてくださいね。」と断りを入れた上でセッションを始めました。そして三番めの質問が来たわけです。一番目と二番目の回答をよく聞いていないとうまく回答できない設定です。(しかし三番目の回答者は、実によく分析してスピーチを作っていました。びっくりするくらい上手なTTスピーチでした)
- 同様に、四番目のスピーチは浅井さんのセッションに対するGeneral Evaluationですからこれもセッション全体をよーく見て聞いていないと回答できない設問です。
実は、浅井さんはステージに登場するや「今日私はどんなテーマでこのセッションをやるでしょうか?」と会全体に質問しました。会場からはすかさず「クリスマス!」との声があがり浅井さんも満面の笑みの中CHRISTMASと書いた紙を参加者に見せたと思いきやすぐにくしゃくしゃに丸めて「違います。実はこれです。」とEVALUATIONという紙を見せて、そこからスタートしました。
聞き手を巻き込んでぐっと引き込んでセッションを始めたワザでした。
これまで、テーブルトピックの質問もたくさん見てきましたが、今回の浅井さんのセッションはシナリオがきちんとしておりセッションとして非常によくまとまっていたと思います。一つ一つの質問を精選するのはもちろんですが、セッション全体として効果が高まるようにテーマを選定して、それに関する質問を提供することでパッケージとしての価値が高まったと思いました。
第181話:「I LOVE YOU」再演 @ 横浜TMC (12月15日例会)
12月15日(土)に横浜TMCの皆様からのご招待をいただき、5月20日にD76スピーチコンテストで優勝したスピーチ「I LOVE YOU」を再演させていただきました。
★再演までの気付き
- 練習をしていて、あらためて、「こんなスピーチだったのか!」という発見がありました。自分で作ったスピーチではありますが、最後のメッセージに持っていくためのいくつもの伏線と仕掛けはなかなか工夫しているなと思いました。
- 再演に向けて練習していてどうしても違和感があるところもあり、その部分は変更しました。(息子が夜遅くまでギターを弾いていて怒鳴るところの後のジョークはとってつけたようなものでしたので、別のものに変更しました)
- 時間を計測したら5月よりも10秒ほど時間がかかるようになっていました。以前より間を大事にしたせいでしょうか?
- エンディングはもっとうまい処理ができないか実は悩んでいました。答えが出ないまま再演を迎えましたのでその現状でベストを尽くすことにしました。
- 自分はこのスピーチが好きなんだなと思いました。
★再演を終えて
- スピーチをしている最中に、理不尽に息子達をしかってしまったことを思い出し「悪い父親だったなぁ」との思いに駆られ、息子達に申し訳なくなり涙が出そうになった一瞬がありました。スピーチがとまらないようにそこをリカバリーしていて、パワーがなくなったのを感じました。うーん、これはやはり練習不足ですねー。練習を積んで揺るぎない自信をもてば、もっとうまく対応できたなと思いました。
ビデオ(http://video.google.com/videoplay?docid=8934423870359363247)
★ビデオを見て
- 予想以上に皆さんが反応してくださっているのに安堵しました。しかし、はずした部分ももちろんありました。
- リズムがよくないと言うことに気がつきました。このスピーチが4拍子なのかそれとも8ビートなのかはわかりませんが(スピーチですので)少なくとも何かしらのリズムを刻んでいるはずです。ビデオを聞きながら、「ここで入って欲しい」と思ったところに来ずに、早く入ったり、遅れて入ったりしていることに気がつきました。あるいは、冒頭の「We had a party where all of my classmates got together in a neighborhood restaurant.」が速すぎたり。スピーチとは音楽と非常に似ていると思いますのでリズムにもっと配慮しないと聞きにくいということに気がつきました。私の目下の課題であるAudience Involvementを実現するためにも、聞き手が乗りやすいリズムでスピーチをすることは大事なのだと思います。そこを追求していくことにします。
- そのためにも、実際のステージでやらせていただき、しかもそれをビデオで見て反省することができた。本当に貴重な機会をいただきました。トーストマスターズの「和」は本当に大事だと思いました。
★横浜TMCの例会についての感想
前回参加したのは3年前だったでしょうか?私がエリア22のガバナーをしているときにガバナー訪問で参加させていただいて以来です。感想を思いつくままに書いてみたいと思います。
- 参加人数はそれほど多くなかったのですが、一人ひとりが例会を心から楽しんでいると思いました。
- 参加メンバーの英語のレベルは高いと思いました。とくにPrepared Speechをされた二人のメンバーのスピーチを聞いていると、一瞬「シンガポールかマレーシアの英語クラブに参加している?」ような錯覚に陥りました。
- 浅井さんのテーブルトピックセッションはすばらしい工夫がありました。
- 例会終了予定は16時30分でしたが、16時28分に終了しました。例会の途中でのタイムマネージメントもきちんとしておりました。役員の方々の事前の段取りと例会中の格段の注意、そしてメンバー一人ひとりの時間に対する意識の賜物だと思いました。3年前の完璧だったタイムマネージメントがきちんと引き継がれていることに感心しました。
- Ah, WellなどのUnnecessary Soundを発したら罰金10円。というのをやっているクラブは多いのですが、①上限を50円としていること。②本日の言葉を使ったらご褒美として一回ごとに罰金が相殺されていく仕組みはよいと思いました。
横浜TMCの皆様、ありがとうございました。また遊びに行きますね。Merry Christmas そしてよいお年を!
第180話:members.toastmasters.orgで「クラブ会員」の住所、電話番号、メールアドレスを変更する
いやー、ようやくこの機能が追加されました。
クラブ役員だけがアクセスできるページの中にClub Roster(会員名簿)がありますが、ここでクラブ会員の住所、電話番号、メールアドレスが変更できるようになりました。
今まではオンラインのClub Rosterでは、①Rosterを見ることと、②RosterをExcelにダウンロードすることしかできませんでした。ですから間違いや古くなった情報を発見してもその場で修正することはできず、修正するには、会員自身が自分のログインIDとパスワードを国際本部から取得して、自分自身で変更するというプロセスに限定されていました。(「第176話:members.toastmasters.orgで自分の住所、電話番号、メールアドレスを変更する」を参照してください。) はっきりいってメンドウなプロセスでした。
しかし、今回の機能追加でクラブ役員が変更できるようになりました。(なお、利用にあたっては役員用のログインIDとパスワードが必要です。)
Toastmasters.orgはどんどん便利になってきています。大変よいことです。願わくば、今後どのような機能改善を行っていくかのロードマップを発表して欲しいですね。
第179話:会報TOASTMASTERがオンラインで読める
トーストマスターズ会員宅に毎月宅配される会報「TOASTMASTER」ですが、2007年1月号以降の号がオンラインで読めます。PDF形式ですので、記事の検索(その号の中での)などが楽です。
最新号以外の閲覧であれば、ログインIDとパスワードも不要です。(最新号の閲覧のために、ログインIDとパスワードの入手方法については、「第176話:members.toastmasters.orgで自分の住所、電話番号、メールアドレスを変更する」にある、解説書「TM_Personal_Info_Change.pdf」をダウンロードして、19ページ以降をご覧ください)
手順(2007年12月11日現在)
- http://members.toastmasters.org にアクセス。
- 画面真ん中やや右にあるToastmasters Manazineをクリックする。(最新号の閲覧に際には、IDとパスワードが必要)
いくつか、、、
- 各記事のタイトルをクリックすると前文を読むことができます。
- また、表紙の写真をクリックすると、雑誌全体のPDFファイルが利用できます。(ファイルサイズは、2007年1月号32ページで、3.2MB。また2007年10月号40ページで7.5MBです。)
- バックナンバーを見るときは、Archiveをクリックします。
どう便利になるか?
- たとえば、自分のパソコンにPDF形式でバックナンバーを保存しておいて、「あの記事どこにあったっけ?」というときに、Google Desktopのようなデスクトップ検索ツールを使って"Evaluation"とか、"Table Topics"のような心に思いついたキーワードを使って全文検索をかけると、割と簡単に探している記事を見つけられるのではないかと思います。
- 記事の引用が、コピー&ペーストでできるのは間違いなく便利です。たとえば、11月号の記事「What? A Standing Ovation for an Evaluation?」には、英語でのEvaluationで覚えておいたほうがよい表現がいくつも載っています。そうした良い表現を集めておくときに、ここからコピー&ペーストして自分だけの表現集を作ることもできますね。
これからも使ってみたいと思います。
第178話:日本人だけど「できる!」
ニューヨークで活躍する日本人スタンドアップコメディアンのRioさんの話を12月7日読売新聞夕刊で読み、YouTubeで実際にステージを見ました。
すごい。ステージに出てくるなり、笑いを取っている。英語は日本人訛りだけどきっちり笑いを取っている。
まずは、彼のステージパフォーマンス、そしてものすごい努力をご覧下さい。(こちら)
8月のInter-District以後、「日本人訛りの英語でToastmastersの世界大会、とくにInter-Districtで優勝してWorld Championship of Publich Speakingに進むのは難しいというか、ほとんど無理」かなーという弱気との闘っています。そうは思いたくありません。しかし何を目標にすればよいのか暗中模索でした。
Rioさんのステージをみて、俄然やる気が出ました。
日本人だから「できない」ではなく、
日本人だけど「できる!」
Rio Koikeさんの公式ホームページ
第177話:論評の「軸」
この秋のEvaluation Contest、論評コンテストには出場しませんでしたが、論評に関するワークショップを実施する機会(10月Division A, 11月District 76 )など、自分なりに論評についてさんざん考えました。
その末に、論評の「軸」とは、話し手がフィードバックを聞いて「あぁ、これならできる。次回是非チャレンジしてみよう。」という前向きな気持ちがわくことにあると思うようになりました。
サンドイッチ形式、C-R-C(Commend-Recommend-Recommend)形式、PREP, あくまで個人的な意見として述べる、「良いところを3つ、改善点をひとつ」などいろいろなTips, ノウハウ、技法、スキルはありますが、結局はフィードバックを受けた話し手が「やってみよう!」という気持ちになることに尽きると思います。
トーストマスターズに入会する動機はさまざまです。おそらく「○○が上手になりたい」という動機がいちばん多いことでしょう。そういた友人に対して、その人が ちょっとした努力で改善できるようなPossible Missionを与えて、「やってみよう!」という気持ちを持たせることが論評者、Evaluatorの仕事だと思います。
The Successful Club SeriesにEvaluate to Motivateというワークショップモジュールがありますが、私は長い間Evaluate to MotivateのEvaluateという言葉に注意が行っていました。しかし今年になって初めてMotivateという言葉に注意が行きました。
ゴールはいつもスキルを超えて存在します。しかしスキルもまたゴールを達成するための道具としての価値があります。ゴールを忘れず適切にスキルを活用することが論評の「軸」なのですね。





