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第185話:横浜TMCの皆様からのご質問にお答えして(「スキルについて考える」編)

引き続き横浜TMCの皆様からのご質問にお答えいたします。今回は、さまざまなスキルについて考えてみます。

ご質問1:How to kill your nervousness? (あがりをどのように「殺して」いますか?)

あがりとは上手に付き合っていくしかないと思います。適度なあがりはステージでのエネルギーになります。しかし過剰なあがりに支配されてしまうと普段のパフォーマンスが発揮できません。さらにあがりがまったくなくなるとだらしないパフォーマンスになると思います。

  • あがりのまったくない状態
    あがりというのは適度な緊張感を伴います。過去にあるイベントで「講演慣れ」した人のスピーチを聞いたことがあります。彼のスピーチは緊張感もエネルギーもない惰性以外の何者でもない印象をうけ激しく失望しました。そのスピーチは過去に何度もやってこの人の定番なのでしょう。ですからあがりも極端に少ないか、ないに等しい状態だったと思います。

  • 過剰なあがりに支配された状態
    今年の8月14日のInter-District Bコンテスト前の私の状態です。自分では落ち着いているつもりでも、もう何をしていいかわからない状態でした。

  • 適度なあがりのある状態
    自分のスピーチの準備にベストを尽くそうと努力すればするほど不安も募ります。聴衆はどんな人たちなのだろうか?もし間違えたら。もしこのジョークが受けなかったら。もし途中で忘れたら。もし、変なところでタイマーが黄色を示したら。もし「社会の窓」を閉め忘れてステージに上ったら。こういう細かいところに対する不安は練習すればするほど沸いてきて直前まで残ります。しかし結局これを払拭するには練習して自信をつけるしかありません。ですから私は何度も練習をします。原稿に「正」の字をいくつも書いてスピーチの直前にその数を数え、「これだけやったんだから大丈夫」と思うことにしています。この状態であがりはゼロになったわけではありません。あがりをもったまま、しかし自信をもってステージにあがります。その上がりは緊張感としてプラスに作用しスピーチの最中に自分をコントロールするエネルギーとして働いているように思います。スピーチをしながら「次は間違いやすいところだから注意」とか「次のジョークはゆっくり話すこと」などの指示がこのあがりから来ているように思います。

  • 過剰なあがりに支配されない工夫
    やるべきことを決めてそれに忠実に進めていくことかと思います。ステージに上がる前までにやらなければならないことのチェックリストを持って一つ一つ実行しておくとよいと思います。(第147話:マイクテストをあなどるなにも関連した話がありますのでご参照ください。)

ご質問2:How do you do when you forget contents during speech?(スピーチの最中に忘れたらどうしますか?)

これはどうしようもありません。思い出すまで間を取るか、別の言葉に言い換えて先へ進むかケースバイケースですね。結局忘れないように、そして忘れてもあわてないように練習を積んでおくのがいちばんの対処法だと思います。

ご質問3:What do you think is your biggest strength as a speaker ?(あなたのスピーカーとしての最大の強みを教えてください。)

あきらめの悪さと執念深さでしょうか?過去の自分の経験で役に立っているのは、大学時代クラシックギターをやっていてコンサート前に徹底的に練習したプロセスが身についています。この経験がスピーチの練習にも役立っています。

ご質問4:Any tips for table topic speech, not for prepared speech? (テーブルトピックをうまくやるためのアドバイスをお願いします。)

私はテーブルトピックスは得意ではありませんが、アドバイスはできます。うまくやるには練習しかないということです。そしてステージでの本番経験を積むことだと思っています。さらにあきらめないということです。そうすればいつか上手にできるようになると思います。

ご質問5:How your speech "to win" can be applied to your work?(スピーチをどのようにお仕事に応用されていますか?)

トーストマスターズのプログラム、スキルは全部に日常生活に応用できると思います。なぜならばコミュニケーションのスキルだからです。仕事だけでなく家庭でもどこでも意識的に使っています。とくに最近注意をして努力しているのが「聞くこと」です。どれだけ真剣に聞いて、相手に話をさせるかが課題です。

((「スキルについて考える」編は以上。以下次号につづく)

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