第272話:再び挑戦します

世界大会の素晴らしさは、素晴らしい仲間との出会いとそこからの学びにあります。
8月12日から16日まで5日間でたくさんのトーストマスターから話を聞き、教えられ、考えを深め、そしてまた新たな目標に向かって旅を続けていく決意をしました。

2009年のスピーチコンテストにチャレンジすることに決めました。

そこにいたるまでは、5日間ではありましたが、失望、迷い、そして立ち直り、決意というプロセスがありました。

★ インターディストリクトコンテストA結果発表(8月12日)
「アウェー」でのコンテストの本番ステージで自分として最高のプレゼンテーションを行い、またコンテスタントインタビューも破綻することなく答えることができた私は結果発表までは本当に幸せなコンテスタントでした。しかし3位、2位、1位の中に自分の名前がなかった事実に体から力が抜けていく、体の心がなくなってしまうような喪失感を味わいました。「ベストなスピーチ、ベストなプレゼンテーション、ベストな聴衆からの反応」であったにもかかわらず(タイムオーバーすることもなかったのに)賞にかすりもしなかった事実に、これ以上何をすればよいのかまったくわからない茫然とした気持ちでした。さらにDistrict 67(台湾)代表のSammyさんは、隣で開催されたインターディストリクトコンテストBで初出場ながら2位入賞(うわさでは1位とたった1ポイント差)と聞き、私自身の能力の限界まで感じでいました。

★ David BrooksとMark Brownの無料ワークショップにて(8月13日、午前)
8月13日に世界大会とは別の企画で二人の世界チャンピオン David Brooks(1990年)とMark Brown(1995年)によるスピーチに関するワークショップが近隣の教会の礼拝堂にて開催されました。この企画の詳細は別の記事に譲ることにして、たまたまここに参加していた2004年チャンピオンのLance Millerから直接「Basic Manualをこれまで17回やり、Regional Contest(Inter-Districtコンテストに相当)に2回チャレンジして、その後Finalに出場して優勝した」という不屈の話を聞くことができました。毎年必ずBasic Manualを最初から最後までやり通して自分のスピーチのスキルを磨いているのだそうです。会場に来ていたインターディストリクトコンテストAで優勝したオーストラリアのJock Elliotと話をしましたが、今年60歳なのだそうです。この二つの情報が心に響きましたが迷いを晴らすまでではありませんでした。

★ Toastmasters International Bookstoreにて(8月13日、午後)
会期中Toastmaster関係の物品が販売されているToastmasters International Bookstoreで台湾のSammyさんと出会ったので話をしました。「自分は絶対に優勝するつもりだった」と語る彼女の顔、目から圧倒的なパワーと自信を感じ、その自信はどこから来るのか?なぜ自分はそんな自信が持てないのか、迷いは深まりひろがりました。

★ International Director George Yenさんとの立ち話 (8月13日、夜)
TELUSを出てHyatt Regencyに行く途中で台湾出身のInternational Director George Yenさんに会いました。「東は、来年のスピーチコンテストはでるのか?」と聞かれましたが、「今の気持ちは50%:50%で迷っています。」と正直な気持ちを吐露してしまいました。

★ 私のスピーチを聞いた人からのフィードバック
世界大会の会場を歩いていると、「東さんのスピーチを聞いてInspireされた。」「東さんの名刺をください。」と本当にたくさんの方から声をかけられました。昨年のPhoenix以上に元気のでるフィードバックをいただきました。Inter-district Bコンテストを参観していたので、私のスピーチを見ることができなかったD85(中国)のLGETのRebecca Hongさんからは、「東さんがすごいスピーチをしたといううわさを聞いた。」との言葉をもらいました。正直うれしすぎます。このコメントは。

2006年のWorld Championship of Pulic Speaking2位のDouglus WilsonさんからもすごくほめていただきWin Placec & Showというご自身の著書までいただきました。

世界大会のビデオ制作・販売を20年以上出がけているBill Stephens Production社長のBill Stephenさんからも「楽しませてもらったよ」とコメントとウィンクまでいただきました。

こうしたフィードバックにより少しづつ自分を取り戻すことができました。

★ 決意の瞬間(8月15日)
TELUSで開催された年次総会のあとロビーで60歳くらいの方から、「私はInter-District Aにいた。東のスピーチは本当に素晴らしかった。」と握手を求められました。ラテン系の容姿、スペイン語訛りの英語からメキシコ(District 34)の人だと思いましたが、その方の人一倍暖かな笑顔には見覚えがありました。「あなたはGusさんですね?」と聞くと、さらに暖かな笑顔で私の手をさらに力強く握り締めてくれ「そうです。来年もがんばりなさい。あきらめてはいけない。」 深い感動の中で、私は「はい、やります。来年もチャレンジします。」と答えました。

Gusさんは、昨年のInternational Director選挙の3人の立候補者の一人です。昨年の投票結果はあまりに残酷でした。1位のモハメド・ムラドさん(2007-2009International Director)が9000票近く獲得、次点のドイツの立候補者が2000票獲得したのに対して、Gusさんはたったの300票。その結果が年次総会のスクリーンに投影されて公開されます。トーストマスター歴30年のGusさんが膨大な私費を投じて1年間選挙活動をした挙句がこの結果です。メンツが丸つぶれではないかと心のどこかで心配していました。

しかし1年後の今年のカルガリの世界大会にGusさんは戻ってこられました。暖かな笑顔で私に「あきらめるな。来年もチャレンジしなさい。」とアドバイスをしてくださいました。

この瞬間に気持ちは決まりました。

昨年、4秒でタイムオーバーした直後にロビーでJ.A.Gamacheから「僕もタイムオーバーは何度もしたけど戻ってきた。東もがんばれよ。」と声をかけられましたが、同じことが今年も起きました。

★ 来年に向けての具体的なアクションプラン
Toastmasters International BookstoreでBasic Manualを買いました。Lance Millerにならって私もBasic ManualのIcebreakerからやってみることにしました。スピーチコンテストでのスピーチに必要な要素はすべてこのマニュアルに入っています。このたびのInterdistrict Aコンテストのスピーチ準備の中で今までできなかったことができるようになりました。また8月13日のDavid BrooksとMark Brownの無料ワークショップでスピーチトピックの選び方について知識をリフレッシュすることができました。獲得した新しいスキルを持ってBasic Manualのプロジェクトに取り組んで行きたいと思います。

再出発の門出に、Basic Manualはとてもふさわしいと思っています。

今年も2月からコンテストに参戦して終わったのが8月12日。6ヶ月近いチャレンジはきついです。しかし大きな大会で勝つたびに自分のスキルと何よりも自分自身の成長を実感しました。今回インターディストリクトで勝たなくても学びは大きかったのです。来年は、もしかしたらクラブコンテストであっさり負けているかもしれません。しかしここでチャレンジをやめれば来年きっと後悔する。なによりも、せっかくつかんだ手ごたえを離してはいけない。素晴らしい仲間たちから学んだことを生かさなければ。

ならば答えは簡単。プロセスのしんどさを承知の上で再度挑戦します。

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第271話:公園スピーチデビュー@カルガリ

8月12日。Inter-District Aコンテストのコンテスタントブリーフィングが終わって腹の減った私は、カルガリのチャイナタウンにある飲茶のお店に向けて急いで歩いておりました。Division Cガバナーの石井さんと横浜フロンティアの小野君が待っています。

一通り飲茶を楽しんだ後で、19時のコンテストまでどうやって練習しようかという話になりましたが、小野君(元祖公園スピーカー)が当然のように「東さん、最高の練習場所を見つけました。360度見渡せます。」

公園スピーカーが提案する「360度見渡せる」練習場所を想像しただけで戦慄が走ります。「えー?公園はいいけど360度はちょっと、、、」と思いっきり拒否の気持ちをボーカルバラエティを利かせて回答すると、「東さん、もう言い訳しないって断言してましたよね。」と退路を断ってきます。

ここで断ると、D76チャンピオンの沽券にかかわります。ここで断ったらきっとInter-District突破なんて夢のまた夢。

「わかったよ、行くよ。」

飲茶を出て5分歩くとオフィス街の中にある公園が見えます。彼はそこの真ん中に石井さんと私を連れて行きます。公園は上から見ると大きな円形の芝生のエリアを囲むようにベンチがいくつも配置してあります。3人が円の真ん中に進んでいくと、ベンチに座っていたホームレス風の人たち、タバコで休憩中の勤め人たちが奇異な目でこちらをみている(ように見えました。)

「The speaker number 4. Kiminari Azuma. The Painful Peacemaking Process. The Painful Peacemaking Process. Kiminari Azuma.」

さすが元祖公園スピーカー。よせばいいのに、小野君は思いっきり大きな声で私を紹介してくれます。声が大きすぎてエコーしています。周りの人たちの視線を思いっきり感じます。

さすがにちょっと耐えられなくて致命的な間違いを犯しいったん中断して、もう一度やり直しました。覚悟を決めました。

「かまいやしねえ。大暴れしてやる。」と言い聞かせたものの、さすがに公園ではVoice, Body Movementともに80%くらい抑えたバージョンになりました。

しかし、なんだかわかりませんが、変な達成感があります。なんだかわかりませんが、「俺は公園スピーチをやってしまった。」という自信と興奮が体のそこから沸いてきます。なんか何でもできるような気持ちになってきて、もう一回やってみようか?という気持ちになってきました。

「Excuse me. My name is Kiminari Azuma. I am a Toastmaster and I am from Japan. Would you mind if I make a speech for you? This evening, we will have a Toastmasters speech contest at the Hyatt Regency hotel at seven, and I am a contestant. As you know I was practcing a speech here. I really appreciate if you lesten to my speech.」

黒人の若いカップルに名刺を渡しながら、お願いしてみました。「なんか変なやつに引っかかったなー」という困惑の表情があったものの、聞いてもらえることに成りました。

Non Toastmasterという聞き手、彼らの時間をいただいているというありがたさからか、ちょっと気持ちの入ったスピーチになりました。スピーチの最中、二人とも難しい顔をして聞いていましたが、途中の笑いのラインで女性がちょっと笑ってくれて安心しました。

スピーチを終えると、男性がとてもよいフィードバックをくれました。

実は、この日朝からホテルから歩いて15分ほどのところにある美しい自然公園で練習していました。クリスマスツリーになるようなもみの木(大木)がたくさん生えています。でも緊張感がいまひとつでした。

これまでも公園でスピーチの練習をしたことがありますが、人のいないところで隠れてやっていました。言い訳のいくらでもできる環境です。

しかし、人がいる公園という逃げ場のないだけに、真剣勝負をせざるを得ませんでした。本番前にどれだけ真剣勝負ができるかがメンタルを強くし本番に気持ちを持っていける重要なファクターであることがわかりました。

ここでやったからこそ、本番であれだけのパフォーマンスを出すことができました。

小野君!ありがとう。君のおかげで本番で「かまいやしねえ。大暴れして」、聞き手から最高の反応を引き出すことができました。

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公園スピーカーについての過去記事

公園スピーカーについての反応

  • David Brooks(1990年世界チャンピオン):「Wow! Street speaker! Great!」(小野君をDavid Brooksに、He is a famous street speaker.と紹介した際のコメント。)どうやらToastmasterの世界でもまだ前人未到の分野のようです。

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第270話:最高のスピーチ!最高の7分25秒!

今、思い出しても興奮します。Inter-District Aコンテストに私はこれまで書いたどのスピーチよりもよくできたスピーチを持って臨みました。これまで経験したことのない密度の濃い練習をして臨みました。今回のスピーチのメッセージを早く聞き手の皆さんに伝えたくて仕方がなかった。そんな気持ちで本番に臨みました。そして、本番では最高のプレゼンテーションを行うことができました。

本番では、私のスピーチのあらゆるパートで私のメッセージが聞き手の皆さんに伝わっているのを、ステージから実感することができました。これまでやったどんな練習でも笑いは取れなかったのに、本番ではそれこそ何度も大爆笑が取れました。私の経験を語るところでも深くうなづいていらっしゃる方が何人も見えました。引用したリンカーンの名言、ガンジーの至言が非常に効果的に伝わっているのも感じられました。

これまで日本という「ホーム」でのコンテストでこうしたことを何度も経験しましたが、Inter-Districtという「アウェー」のコンテストでこの経験ができたことはCommunicatorとして最高に幸せに思います。

ステージを降りて、マイクをはずしにバックステージに回ったときに、係りのBevが満面の笑顔、輝く目で「Excellent Speech」といって私の手を握りしめてくれました。

バックステージにいた次の次のスピーカーだったジャック・エリオット(オーストラリア、今回のInter-District A優勝者)が小声で「7分25秒だった。」と教えてくれました。

いつもは7分から遅くとも7分20秒で終わるのに。理由はすぐにわかりました。爆笑をいただくたびにそれがある程度収まるのを待ったため時間がいつもより余計にかかったのです。

入賞者の発表で、私の名前が呼ばれることはありませんでした。「せめて3位かな?」と思っていただけに少し残念でした。オーストラリアが1位、南アフリカが2位、フィリピンが3位という結果に英語でのスピーチの難しさ、壁の厚さを痛感しました。しかし、すぐに「入賞することはなくても、自分の最高のスピーチで、自分としては最高のプレゼンテーションをすることができた幸せ」を思い出し、この結果を受け入れることができました。

日本からの参加者の皆さんにも心からのお褒めの言葉をいただきました。私のスピーチを聞いたたくさんの方からもお褒めの言葉をいただきました。

1990年の世界チャンピオンのDavid Brooksさんからも「昨年のスピーチに比べて格段の進歩だね。」との言葉もいただきました。

今、一晩あけた8月13日の朝です。頭もいたく気分はすこし悪いです。なぜならホテルに戻ってから廣田さん、城さん、亜美ちゃん、味岡さん、亮太郎に残念会を開いていただき、そこで日本酒を飲みすぎてしまったからです。戦い抜いたあとのお酒、すばらしいトーストマスターズの仲間たちとのお酒は本当に楽しかったです。

このすばらしい体験をエネルギーに、今日からまた楽しくがんばって生きたいと思います。

応援していただいた皆さん、本当にありがとうございました。

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第269話:静かなカルガリの月曜日(一日前)

昨日(8月10日)14時にカルガリに着きました。時差ぼけを調整するために、成田→バンクーバーの9時間、バンクーバー→カルガリの1時間20分を、一睡もすることなくすごしましたので、ホテルについてからはいすに座っただけで眠くなる有様でした。

とにかく時差ぼけを治さないといけないので、まず宿泊しているホテルから①Inter-Districtの行われるハイアットリージェンシーまで②世界大会の行われるTELUSコンベンションセンターまで歩いてみました。

日曜日のカルガリは驚くほど閑散としていて、おまけに気温も16度と半そででは寒く、日本で言うところの「晩秋といった」雰囲気が漂っておりました。

ハイアットリージェンシーにいくと、District Officer トレーニングに参加した各Districtのガバナー、副ガバナーと思しき人たちが何人もいました。昨年のフェニックスであった人とばったり出くわしたり面白かったです。Inter-Districtは、ハイアットリージェンシーのImperial4と6をぶち抜いた部屋で行いますが、見せてもらいました。

その後TELUSコンベンションセンターまで歩きましたが、ハイアットリージェンシーとはビル内で接続しているので便利です。

その後ホテルに戻りました。

昨年のフェニックスは、同じリゾートホテルですべてのイベントがまかなわれていましたので、初日から私も高揚感で落ち着きませんでしたが、こちらは私のホテルと会場が別、さらにカルガリの町も落ち着いた町なので、さほど高揚感はありません。

静かな月曜日です。今日から明日にかけて課題に取り組みます。今日は12時にこちらのCMA Toastmasters Clubにお邪魔して練習させていただこうと思っています。

落ち着いて最後まで課題に取り組んでいきたいと思います。

課題として確認したい点、つぶしたい点

  • 早すぎる箇所がないか?
  • 遅すぎる箇所がないか?
  • Body Movementがおかしな点はないか?(文化の違いで逆のメッセージを送ってしまうことの内容)
  • Body Movementとしゃべりの同期。(体を止めてから話す、、など)
  • 間の取り方は適切か?
  • 7分10秒で終わるためには何をすればよいか?
  • 明日17時15分からのリハーサルで何をするか?
  • 「かまいやしねぇ、大暴れしてやる。」
  • 「自分以上にこのメッセージを伝えられる人はこの世にはいない。」

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第268話:かまいやしねえ、大暴れしてやる!

昨日、二人のD76チャンピオンたちから二つの言葉をいただきました。

  • 「かまいやしねえ。」 (小林CBさん、2007年日本語論評チャンピオン)
  • 「大暴れして来い。」(泉けんちゃん、2004年D76チャンピオン)

私は聴衆がかもし出す空気を読みすぎ、スピーチのパフォーマンスもそれにすごく左右されます。昨年はそれもあってタイムオーバーしてしまいました。メンタルの弱い部分の克服は大きな課題でした。今年の練習でもやはり聞き手の空気によってパフォーマンスがかなり左右されました。

そして昨日、上の言葉をいただきました。

今日の自宅の練習で、やっていて「ここ大丈夫かな?うまく伝わるかな?」と弱気になったときにふと「かまいやしねえ。」と唱えてみました。力がわいてきました。大きな声を出すところも、「いい年をしてこんな声出して馬鹿に見られないかな?」とトーンダウンしそうになったときに、「大暴れしてやる!」と唱えてみました。元気が出ました。

14時からの大和バイリンガルの例会でスピーチを練習する時間がありましたが、そこでも「かまいやしねえ。」「大暴れしてやる!」と唱えて見ました。まれに見るよいできでした。

例会終了後メンバーの皆さんに残っていただいて、もう一回やることにしました。

そのときに、皆さんに次のお願いをしました。「できるだけ、マナーの悪い聞き手になってください。わざと私が不愉快に思うような態度で聞いてください。私のスピーチの最中に隣の人と話す。下を向く、携帯でメールを打つ、本を読む、書類に何か書き込む。何でもいいです。ありとあらゆる失礼な態度で聞いてください。」

その状況で一度やってみました。細かなミスをいくつもしました。しかし、何人かの方から「さっきよりも断然よかった。」とコメントをいただきました。「かまいやしねえ。」「大暴れしてやる!」「振り向かせてやる」という気持ちが出たからでしょうか?

そういえば、今年の春のDivision Cコンテストの直前の練習のときは、大和バイリンガルクラブの会場のすぐ横で耐震補強工事のためか削岩機のものすごい音が鳴り響いていました。そんな中でも負けないようにやってみました。スピーチが終わってから、ものすごく高い評価をいただきました。

「私はメンタルが弱い」と勝手に思っていただけかもしれません。

かまいやしねえ。大暴れしてやる!

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第268話:Inter-District用スピーチ決定

8月12日のInter-District Aコンテスト用のスピーチを決めました。このスピーチに勝負をかけます。

  • 自分は何のためにスピーチをするか?
  • メッセージとは何か?

が明確にわかってから完成させたスピーチゆえ今まで書いたどのスピーチよりも納得しています。

もうひとつのスピーチも用意していますが、これはあくまでInter-District Aで勝ってからのFinalで行うスピーチですので、日の目を見ない可能性も十分あります。

で、仮にInter-Districtで勝ってFinal(8月16日)に進んでも、今の私の中では、そこでは勝負はしないつもりです。

トーストマスターとして、スピーカーとしてWorld Championship of Public Speakingの舞台に立てることが最高の栄誉です。与えられた栄誉を「勝負を忘れて」存分に楽しむ。そんな気持ちでもうひとつのスピーチを準備します。

そんな最高に楽しみな7分30秒を自分の手でつかむためにも、このInter-District用のスピーチは大切なのです。

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第263話:Inter-District用もうひとつのスピーチ初披露

7月23日(水)に東京インターナショナルクラブで、先日横浜フロンティアで披露したのとは別のスピーチを披露いたします。

現在手持ちの2つのスピーチのどちらを8月12日のInter-District Aコンテストでやるかまだわかりません。私としては、どちらも「PRIORITIES」を超えるか、超えるポテンシャルを持ったスピーチだと思っていますので大事に育てたいと思います。

とくに現在練習中の東京インターナショナルにかけるスピーチは、いわゆる勝負を意識しない「いやらしさのないスピーチ」だと自負しております。スピーチ作りの点から見ると、徹底的に推敲をかけて限りなく自分の気持ちを正確に反映したものに仕上がりました。(日本酒作りのプロセスを想起しました。)

昨日一日かけて原稿を再度見直し、今日日曜日朝から暗記。夕方に756Wordsを何とか頭に叩き込みまして、そこから各パートごとに「味付け」を行って23時練習終了。

今日から、練習に飛行機内での安眠用のアイマスクをつけてやっています。目から飛び込んでくる余計な情報に煩わされずにスピーチに対しての集中力が高まります。この練習をしているところは、あまりにも恥ずかしくて家族も含めて人様にはお見せできませんけどね。

明日はビデオ撮影をしながら仕上げてまいります。

東京インターナショナルの皆様、よろしくお願いいたします。

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第262話:Inter-District用スピーチ初披露

8月12日のInter-District Aコンテストのほぼ一ヶ月前の今日7月13日は朝から蒸し暑い部屋にこもってスピーチの練習をしておりました。

その成果を7月16日(水)の横浜フロンティアクラブ(チャーターに向けてがんばっているクラブです。)例会で披露させていただくことになりました。

現在752Wordsのスピーチです。D76決勝でやったスピーチとはまったく趣の違うスピーチです。気に入っています。だからこそ磨きをかけたい。

がんばります。

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7月20日追記

初披露にしては、そこそこできました。録画したビデオをもとに7月24日から改善をかけます。

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第145話:Simply Amazing! (敗者のいない世界)

サンフランシスコから成田へ向かう飛行機の中でいろいろなことを振り返っています。

Annual Conventionに参加するまでは、「もしInter-District Bコンテストで優勝できなかったら、さぞかし帰国便は惨めな思いでいっぱいだろう。負けたくない。」と考えていました。

しかし、8月14日の夜にInter-District Bで「タイムオーバーによる失格」というスピーチコンテストの失敗の中でも最悪の部類に入る大失敗をした直後から、たくさんのトーストマスターたちと話をしていろいろな考えがあることを学び、さらに8月15日から19日までグランドオープニング、キーノートスピーチ、ゴールデンギャベルランチオン、ワークショップ、インターナショナルディレクターの選挙、年次総会、Hall of Fame, World Championship of Public Speaking, President's Dinner Danceというさまざまな催し物と、そこに参加しているトーストマスターたち、さらにこのコンベンションを支えた裏方のDistrict 3の人たち、WHQの人たちと実際に話をして、今はまったく生まれ変わったようなもっとスピーチをやりたい、自分が得たものを皆さんと共有したいすばらしい気持ちです。

8月12日にフェニックスのJW Marriottホテルに到着したときにロビーで大町さんと滝本さんがD80(Singapore, Thailand, Hong Kong, Macau)の前DGと今期DGと話をしているところに偶然通りかかりました。大町さんがD80のガバナーさんたちに私を「Inter-Districtのコンテスタントだ」と紹介してくれました。D80とはInter-Districtでぶつかる運命です。

しかしそれを聞いて彼はにっこり「Never Mind, we are a family.」といってくれました。ここでちょっとInter-Districtに対する見方が変わりました。

Inter-District Bに参加するまでのスピーチの練習の中で、自分自身が驚くほどPositiveに変わったことに気がついていました。「災い転じて福となす」ように何でも前向きに捉えられるようになったのです。

コンベンションでトーストマスターズの真髄に触れてさらにすごいことを発見しました。トーストマスターズはWin-Loseという組織ではない。本当にWin-Winの組織なのだということです。それを感じたのが、Hall of FameでのChris Fordの言葉です。「2006-2007はDistinguished Districtが51も誕生した。 2007-2008は全部のDistrictがすべてDistinguished Districtを取れるようにがんばろう!」 これを聞いて「これか!」と思いました。トーストマスターズのDistinguished Club, Area, Division, Districtのプログラムは競争ではないのです。競争にはWinLoseがあります。しかし、このプログラムは競争ではない。みんなでがんばってWinしていい気持ちを味わおう!それだけなのです。5点取ったらよかったね! 7点取ったら更によかったね。9点取ったらすごいね。他のクラブとの競争ではなく、一年間がんばった自分たちがいい気持ちになる。そしてがんばったほかのClub, Area, Division, Districtと達成感を味わう。世界にある51のDistrictDistinguished Districtをとった2006-2007ってすごいね。トーストマスターズってすごいね。それを味わって幸せになる。それだけです。Loserのいないポイントシステム。

International Directorの選挙で、大差をつけられて当選できなかった候補者がいました。あとからこの候補者が所属するDistrict Governorに聞いたら、非常に落胆していたそうですが、すぐに気持ちを切り替えて立ち直ったとのことでした。さらに当選した候補者が就任演説でこの候補者のところに来てお礼をいっていたことに感動しました。

そもそもAnnual Conventionというのは世界の中でももっともPositiveな人たちが集まっていますからあちこちにスーパーポジティブな気持ちが充満しています。世界中のDistrict Governorたちと、さらにインターナショナルディレクターたち、その候補者たちと話をして、話を聞いているうちに、自分もいつかそのポジションで貢献したいという気持ちが心のそこからわいてきました。(今の私の優先順位はスピーチコンテストですから、その後にかならずやりたいです。得たものをお返しする。)

Inter-District Bの準備の中で、「自分が最高のスピーチをしても、一緒に闘った人がさらによいスピーチをすれば勝てない」ということはわかっていました。今回の私のスピーチは2ヶ月悩んだり楽しんだり試行錯誤して作り上げたものです。さらにプレゼンとしては初めてのインターナショナルな聴衆を相手にやったものとして、まちがいなく自己ベストだったでしょう。タイムオーバーで失格したけれども、自分の気持ちとしては負けたという惨めな気持ちはまったくありません。ここにもWinはあるけどLoseはない。

一緒にInter-District Bに出場したRoyston FernandesD70, Australia)と18日の夜に一緒に夕食を食べました。彼はInter-District出場3回目のD70で最強のスピーカーです。彼からいろいろな話を共有してもらいました。私のヒーローの一人であるJ.A. GamacheWorld Championship of Public Speakingの常連)は昨年Areaのコンテストでタイムオーバーで失格だったそうです。Inter-Districtコンテストが終わって、失意の中でロビーを歩いているとあるおじさんと目が会いました。そのおじさんが「いいスピーチだった。」と誉めてくれました。目の前にいるそのおじさんと2日前にDVDで見たあるコンテスタントのイメージが重なりました。その瞬間私は思わず「J.A.Gamache!」と叫んでしまいました。私のヒーローが目の前にいる。そのヒーローに誉められた。そこでおそらく失意から立ち直れたのだと思います。 

タイムオーバーで失格したすばらしいスピーカーは何人もいる。J.A. Gamacheもその一人です。しかし彼らはそこから学んでそれを乗り越えて、Regional Contestを突破し、あるいはInter-Districtを突破し、Finalに来ている。

Roystonは「東はここで学んだからさらに強くなるよ。」といってくれました。そしてさまざまなことを共有してくれました。そう言うRoyston自身もさらに強くなるでしょう。

Inter-District Bの今年の優勝者である南アフリカのDouglas Krugerは、Finalでものすごくよいスピーチをしました。彼は3番目のスピーカーでしたが、3人聞いた後の感触で私は、彼は絶対にベスト3に入ると思いました。しかし結果、彼は入賞しませんでした。終わってからDouglasのところに行きました。私を見て微笑んでくれましたが、今まで見たことのない弱弱しい微笑みでした。その彼を見ながら「俺も来年戻ってくるから、Dougも戻って来いよ。」と言葉をかけました。彼はおそらく来年さらにパワーアップして戻ってくるでしょう。彼も決してLoserではない。正々堂々とすばらしいスピーチをしました。

2006年にWorld ChampionになったEd Hearnは弁護士になるための試験を6回失敗して7回目に合格したのだそうです。明るい気持ちを持ち続けて決してあきらめなかった。これを最終日8月19日の最後のWorkshopEd Hearn自身から直接聞けたのは本当によかった。

10時間の飛行を終えて成田に着きました。今成田エクスプレスの中にいます。

今回ある方のご好意で名刺を280枚作っていただきました。残りが70枚ですから、210枚配ったことになります。今、手元に67枚の世界中のトーストマスターたちの名刺があります。ドバイ、クウェート、ナイジェリア、チェコのメンバーの名刺もある。一枚一枚に思い出があります。名刺交換した状況がくっきりよみがえってきます。

再びコンテストの話です。(私はしつこい性格なので)

自分は勝てなかったが負けたのではない。だからしつこく続けよう。コンベンションの常連から「また来た!」とあきれられるくらい。このPositiveWin-Winなトーストマスターズの中でもっと勉強して研鑽して技量をたかめていきたい。それをあきらめたとき、学ぶことをあきらめたとき、そのときが負けなのだ。

5日間で自分がこんなに変わるなんてまさにSimply Amazing!な経験です。

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第143話:President’s Dinner Dance

Annual Conventionの最終日の一番最後にPresident’s Dinner Danceというものがあります。基本的にはフォーマルなディナーですなのですが、心に残るイベントがいくつも盛り込まれていました。

ディナー(19時30分から)

Pd1img_0278 Grand Opening, Annual Business Meeting, World Championship of Public Speakingが行われた一番大きな宴会場で行われます。10人がけの丸テーブルでのディナーですが、いろいろなクラブの人と一緒です。私の座席にはアメリカのPd2img_0279 アラバマ州から参加された60代のご夫婦、ミシシッピーから参加されたDistrict Govenor、ニューヨークからいらっしゃったDistrict Officer, District 58 (Continental Europe)のDistrict Governor(チェコから参加)、アフリカナイジェリアから参加された方など多彩な顔ぶれでした。最初は、自分の隣の人とだけ話をしているのですが、やがて自分のクラブでどのようにテーブルトピックセッションをやっているか、Toastmasterに関連したジョークなど、いろいろなToastmaster関連の話に移っていき大変盛り上がりました。トーストマスターのディナーですから、トーストマスターズの話をするのが一番楽しいですね。

歴代インターナショナルプレジデントの入場

古い順に一人ひとり呼ばれてステージへと進みます。奥さん、あるいはご主人を伴っている方は一緒にステージへと進みます。セレブたちの行進ですからそれはそれは盛り上がります。

インターナショナルディレクター、エグゼクティブの入場

今期で退任する方、留任される方、新任の方がやはり一人ひとり名前を呼ばれてステージへ進みます。最後は昨日選出された新しいInternational PresidentのChris Fordです。

Inspiration スピーチ

今回のAnnual Conventionで感心したのは、こうした大切なミーティングでは必ずInspirationという心を静めてさまざまなことを振り返りこのような機会を与えられたことに感謝するスピーチが出ます。キリスト教の影響が感じられましたが、宗教的な感じはしませんでした。関東ではSunrise TMC、関西地区のクラブでのThough of the Dayのように、やはり静かに振り返る、感謝するという時間は短くても大切だなと思いました。

退任するインターナショナルプレジデント Johnny Uyの挨拶

何度かJohnnyの挨拶を聞いて、そして一緒に写真をとる機会がありましたが、ユーモアがあり人格的にもとてもすばらしい方だなと感じました。挨拶もすばらしかった。

あたらしいインターナショナルディレクター、エグゼクティブのInstallation Ceremony(就任式)

一人ひとりではなくまとめてやりました。

新しいインターナショナルプレジデント Chris Fordの就任スピーチ

さすがトーストマスターズだと思ったのは①お母さん、奥さん(Wifeではなくパートナーと呼んでいました)、4人のお子さんがすべて別々のDistrictでトーストマスターズをされていること。②この就任のスピーチをAdvanced Manualに基づきかつきちんとEvaluatorを準備していたことでした。(Evaluationのスピーチはありませんでした)

President’s Dinner Dance

Chris Fordが彼のパートナーと一緒にダンスを踊ります。音楽のテンポが速くなるとChrisがディナーの席から参加者をどんどん引っ張り込んでダンスの輪が広がっていきます。盛り上がったころあいを見計らって「President’s Dinner Dance is now adjourned.」で閉会しますが、ダンスをしたい人はダンスフロアでそのまま残ってダンスを続けます。

Pd4img_0283 時計を見ると22時過ぎ。私は、翌朝3時起きで4時空港に向けて出発なので、同じテーブルの人たちに「来年またカルガリーで会いましょう」と挨拶をして、そのまま部屋に引き上げました。

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第140話:おめでとう大町さん

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8月17日(金)のAnnual Business Meetingのあとに、Hall of Fameという表彰式がありました。その中のPresidential Citationsというトーストマスターズに対する貢献の大きかった個人に対する表彰を行うセクションで、大町さんが表彰されました。

大町さんの貢献への賛辞です。

A woman with vision, passion and a clear understanding of what needs to be done to nurture Toastmasters in Japan, Keiko has served selflessly and tirelessly. Her allegiance and commitment have helped the Toastmasters presence in Japan evolve from a small number of Toastmasters clubs into a flourishing Distinguished District.

Presidential Citations Awardで表彰された個人は、24人です。

この中には、

  • Jo Anna McWilliams (Past International President 2000-2001)
  • Ted Corcoran(Past International President 2002-2003)
  • Bo Bennette (freetoasthost.orgを提供した人)

もいらっしゃいました。

大町さん、これまでのD76に対する貢献に一トーストマスターとして感謝いたします。

ありがとうございました。そしておめでとうございます。

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第139話:2007 World Championship of Public Speaking

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2007 World Championship of Public Speakingの結果です。

  • 優勝:Vikas Jhingran (Region VII, The Swamists Question
  • 2位:Rory Vaden (Region I, Slam!)
  • 3位:Mark Hunter (District 69, Face to Face, Eye to eye, Heart to heart)

以下スピーチの発表順です。

  • J.A. Gamache (Region VI, Beyond the Cloud)
  • Douglas Kruger (District 74, I need help)
  • Shannon Hills (Region III, Opera Time)
  • Jim Bussey      (Region VIII, Boom)
  • Robert Killen    (Region I, Grandma at the door)
  • Bryant Pergerson    (Region II, What really matter is…”)
  • Rich Breiner            (Region IV, The Sting of the blade)

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二位のRory Vadenは、スピーチの順番が1番というやりにくい環境にもかかわらず見事なスピーチをされました。3位のMark HunterはInter-District A優勝者の車椅子のヒーローです。

Inter-District B優勝者のDouglas Kruger、私のヒーローであるJ.A. Gamache、Rich Breinerは今回入賞できませんでした。三人ともFinalは今回で3回目なんですよね。

一通り記念写真の撮影が終わったら、歴代の世界チャンピオンが集まってきて3人の入賞をたたえました。ものすごく贅沢な写真を撮ることができました。

 

Wcps03_img_0256Ed Tate (2000), David Brooks (1990), Edward Hearn(2006), Darren LaCroix (2001), Rory Vaden(2007 2)Vikas Jhingran(2007チャンピオン)Mark Hunter(2007  3), Jim Key (2003), Lance Miller(2005), Mark Brown(1995)

ところで、私の隣にいた人から聞いたのですが、Rich Breinerは昨日彼女のクラブを訪問したときに練習したスピーチとは違うスピーチを今日やったのだそうです。これは、Richのインタビューの中で彼自身も言っていましたし、コンテストが終わってからRichに再確認してみたら「2ヶ月練習したスピーチを捨てて自分がやりたいやつに変えた」と言っていました。It's Simply Amazing!

左から2位のRory Vaden、チャンピオンのVikas Jhingran、3位のMark Hunter。優勝者のVikas Jhingranは、MITの博士課程に在学中の方です。

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第138話:Executive Officer選挙

Annual Conventionで行われる大切な行事の一つにExecutive Officerの選挙があります。

  • International President
  • Senior Vice President
  • Second Vice President
  • Third Vice President
  • Region I International Director 2人のうちの1人(一人は留任)
  • Region II International Director2人のうちの1人(一人は留任)
  • Region III International Director2人のうちの1人(一人は留任)
  • Region IV International Director2人のうちの1人(一人は留任)
  • Region V International Director2人のうちの1人(一人は留任)
  • Region VI International Director2人のうちの1人(一人は留任)
  • Region VII International Director2人のうちの1人(一人は留任)
  • Region VIII International Director2人のうちの1人(一人は留任)
  • DNAR International Director (District Not Assigned to Region)2人のうちの1人(一人は留任)

そのプロセスは

  • 告示(いつごろかは未確認)
  • 選挙運動(Annual ConventionDay 2まで)
  • Show Caseでの”テーブルトピック”質疑応答(Annual Convention Day 2)
  • 最終演説(Annual Convention Day 3)
  • 投票 (Annual Convention Day 3)

①選挙運動

Election_1img_0177_2告示、立候補からすでに選挙運動として立候補者は自分の担当地域に対して選挙運動をかけるようですが、Annual Convention中もホールのロビーで自分のコーナーをもって自分の政策を熱心に説明してくれます。自分の写真、ビジョン・政策の説明書、キャンペーンバッジなどを配っていますので、一般会員もいろいろと聞くことができ面白いです。(写真は、ロビーのキャンペーンコーナーです)

② Show Caseでの”テーブルトピック”質疑応答(Annual Convention Day 2)

Election_2img_0181立候補者に司会者がいろいろな質問をぶつける企画です。

まず8人の立候補者が順番に一人ないし二人で部屋に呼ばれ持ち時間10分で自分の考えを表明します。こんな感じです。

  • 「○○さん、こんばんわ。さて、最初の挨拶をしますか?それともすぐに質疑応答に入りますか?」
  • 「はい、それでは、すぐに質疑応答に入ります。」
  • 「すばらしい。それでは、まず最初の質問です。非常に規模の大きなディストリクトについてどのようなサポートをしますか?非常に規模の大きなディストリクトについてどのようなサポートをしますか?」
  • テーブルトピックスの要領で回答する。
  • 「次の質問です。あなたのリーダーとしての強みと弱みについて話してください。」
  • テーブルトピックスの要領で回答する。
  • 「次の質問です。これまでトーストマスターズがあまり力を入れていなかったマーケット、つまり若い人たちの勧誘についてどのようなアイデアをお持ちですか?」
  • テーブルトピックスの要領で回答する。
  • 「次の質問です。これまでのご経験で、すでにあることを決めていたのに会議中に考えを変えてしまったことはありますか?」
  • テーブルトピックスの要領で回答する。
  • 「リーダーとしていちばん大切なものは何でしょうか?」
  • テーブルトピックスの要領で回答する。
  • 「北米以外の地域にトーストマスターズをどのように普及していこうと考えていますか?」
  • テーブルトピックスの要領で回答する。

ひとつの質問に対して答える時間は決まっていませんが、全体が10分でタイマーがいるので最初の挨拶と質問の時間管理が悪いと、言いたいことが言えなくなります。

答えられなくてパスをした人がいたのにはびっくりしました。きちんと答えられなくて聴衆をがっかりさせていた人もいました。(写真は、次期International President, Senior Vice President, Second Vice Presidentの質疑応答)

③ 最終演説(Annual Convention Day 3)

Annual Business Meetingの中でおこないます。まずQuorum(定足数)の確認を行いAnnual Business Meetingの成立を確認します。有権者はちなみに前日までにCrednential(有権者としての選挙資格の確認と投票用紙の入手)というプロセスを経ておかなければなりません。

その後、立候補者の演説が始まります。International President、Senior Vice President、Second Vice President、Third Vice President、Region I International Directorの順番で選挙をしていきます。対立候補がいない場合は信任投票、いる場合は決選投票。

対立候補は当日になってAnnual Business Meetingから立候補することができます。(今日は、フロアからの立候補者が現れ、それまでキャンペーンをしてきたもともとの候補を負かせてしまいました。まさに演説の力にかかっていると思いました。)

④ 投票

立候補者が出きったところで締め切られ投票です。

投票後、15分から40分の休憩に入り、その間開票作業が別室で行われています。

結果が出たら、大画面に結果が発表されます。決選投票の場合は全立候補者の得票数が発表されますから、負けた人はつらいです。とくに数倍の差をつけられたときなどがそうでしょう。

すべてが終わると、今度は当選したInternational DirectorからPresidentの順番に呼ばれステージに上がります。(写真は、Third VPのPat Johnson(女性)とInternational PresidentのChris Fordです)

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最後に応諾の演説をして終わりです。お疲れ様でした。また一年間よろしくお願いします。

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第137話:Golden Gavel Luncheon

Golden Gavel Lunch Onというイベントが8月16日(二日目)にあることは知っていましたが、こんなにすばらしいスピーチに出会えるとは思いませんでした。受賞者であるBarbala Angelisの”Success From Inside Out”というスピーチでした。「自分を信じて自分らしく「愛」を与えていこう。それがスピーチであれば愛のあふれるスピーチとなり相手に必ず伝わり心を動かす。」というメッセージでした。

写真は、スピーチが終わった直後でBarbaraがスタンディングオベーションでたたえられているところです。

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Barbaralunchonimg_0170 同じテーブル(58番)の参加者たちとの記念写真。

さて、このGolden Gavel Lunch Onに先立ちThought of the DayのようなInspirational Speechのセッションがありました。Tammy Millerという方が、飛行機の中でぱらぱらとめくった機内販売のカタログにあった「He who returns from a journey is not the same as he who left」という中国の諺から始まって、身の回りにあるハチドリや星や生命の営みを見てさまざまなことを深く考え、それを書きとめ話をして成長する。という内容のスピーチです。自分が啓発された、影響された話や事象を参加者と共有するこのInspirationのスピーチの時間はとてもよいと思いました。すばらしい内容だったので、コンテスト実行委員の方にこの方に紹介してもらいました。彼女に「非常に感動した。」ことを伝えたら非常に喜んでくれ(一緒にいた彼女のお母さんも喜んでくれ)なんと、手書きの原稿をいただきました。あとからTammyは聞いたのですが2005年から2007年までInternational Directorを勤めた方でした。

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Thought of the Dayは、そういえばSunrise TMCでもやっていまして、いいなと思ったものです。

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第136話:セレブとヒーロー

Cereb_dilipimg_0126 Dilip Abayasekaraと。(真ん中Immediate Past International President)

Cereb_uyimg_0127 Johnny Uyと。(2006-2007 International President)

Cereb_timimg_0135_2 Tim Keckと。(1999-2000 International President)

Hero_billimg_0178 Bill Stephenと。(Toastmastersのイベントの録画、録音、ビデオ、オーディオ販売を一手に引き受けるBill Stephens Productionsの社長さん。Inter-District B直前の忙しいときにネクタイの相談に乗ってもらったりいろいろと本当にお世話になりました。ユーモアたっぷりのとてもかっこいいおじさんで私の中でのヒーローです。)

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第135話:パズルのピース

トーストマスターズに入って7年ですが、このAnnual Conventionに来てトーストマスターズに対する視界が一気に広がりました。この3日間のイベントの規模、内容の濃さを目の当たりにしたときに、探していたパズルのピースを見つけたように思いました。

8月15日の19時のConvention Opening Ceremonyですが、2000人収容の大広間に入るとまず目を引いたのが、ブルーを基調に真ん中にトーストマスターズのロゴを配した大ステージ。その左右にある大スクリーン。

Grandopening_screen

Host DistrictであるDistrict 3ガバナーによる開会宣言。

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続いて参加国の国旗の入場。日本はD76ガバナーの鈴木さんが旗手を勤められました。(二回ほど練習したのだそうです)

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国旗入場の締めくくりは、フィリピンと米国の国旗です。2006-2007のインターナショナルプレジデントのJohnny Uyの出身国がフィリピンだからです。アメリカでアメリカ国歌の斉唱を生で聞いたのは初めてで、鳥肌がたちました。歌にこめられた思いを考えるとやはり感動します。

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続けてInternational Directorたちの入場です。アジアのJohn Lau(マレーシア)、George Yen (台湾)の写真です。アメリカ出身のDirectorが入場すると出身Districtのメンバーがものすごい歓声をあげます。

Grand_i_idrectimg_0153 Grand_i_directimg_0154

最後にInternational Directorたちがステージにずらりと並ぶ前をJohnny Uyがレクターンに向かいました。

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そしてJohnny Uyによるこの一年間を振り返るプレゼンテーション。International Presidentとして世界中をハードに回った様子がとてもよくわかりました。

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Johnnyの後はKeynote Address。車椅子のスピーカーW Mitchellの"It's note What Happens to You, It's What You Do About It."というタイトルのスピーチです。この方は、バイクの事故で全身大火傷を負ったものの不屈の精神でがんばって飛行機の操縦免許を取りますが、今度は自分が操縦する飛行機の墜落で両足を失いました。しかし決して運命に負けずにここまできた。というものすごくMotivational, Inspirationalなスピーチでした。彼のスピーチのDVDを購入しました。

Grand_key_noteimg_0162

最後は、D76の参加者の皆さんとステージで記念撮影をしました。

Grand_d76

イベント自体もすばらしく、スピーチもすばらしく、本当に圧倒され感動しました。この感動を味わいながら、Annual Conventionに過去参加された方々がD76のFall Conferenceを意義深いものにしようと努力されていた理由(パズルのピース)がよく理解できました。「この感動をぜひ日本でも!」と素直に思いました。

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第134話:憧れのスピーカーたちと (その2)

Rich_breiner_small Rich Breinerと (右。2001年、2004年Finalist) Website

Ed_tate_small Ed Tateと (2000年チャンピオン) Website

Jim_key_small Jim Keyと (2003年チャンピオン) Website

Mark_bown_small Mark Brownと(1995年チャンピオン) Website

皆さん紳士でした。人格もすばらしい。

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第133話:2007年Inter-District Bのコンテスト結果

日時:2007年8月14日 19時から

場所:Grand Sonoran Salon F、JW Marriott Desert Ridge (アリゾナ州フェニックス)

  • 優勝:Douglas Kruger(8月18日のFinalに進出。D74.南アフリカ。Finalの常連です。)
  • 2位:Verity Robins(D73, オーストラリア)
  • 3位:Eddie Lee (D80, 香港)

以下、スピーチをした順番です

  • Royston Fernandes(D70、オーストラリア)
  • Kiminari Azuma (D76, 日本)
  • Lourdes Felix (D75、フィリピン)
  • Robin Griesve(D72、ニュージーランド)

世界の中での自分の位置がとてもよくわかりました。

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第132話:憧れのスピーカーたちと

Ja_gameche_4  J A Gamacheと。

Davidbroocks_2   David Brooksと。(1990年世界チャンピオン)

Darren_lacroix_2 Darren LaCroixと。(2001年世界チャンピオン。一番右はD80 GovernorのPoh Kim Siong, DTM)

Mark_hunter  Mark Hunterと(今年のInter-District Aの優勝者。2001年の決勝のファイナリストでもあります)

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第131話:トーストマスターズに入ってよかった

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4秒タイムオーバーしました。悔しい!

いくつも言い訳があります。でもタイムオーバーしたのも実力のうち。

はじめてInternationalなAudienceの前でのスピーチで、日本でスピーチをやっているときとの反応の違いに面食らいました。面食らったもののまぁ開きなって自分に与えられた7分30秒を楽しみました。おかげさまで、7分34秒も楽しませていただきました。Inter-District Bで一番長い時間しゃべったのは私です。

コンテストが終わってからたくさんの人にフィードバックをいただきました。ほめられました。コンテスト終了直後、聞き手の皆さんが私のところに来て「よいスピーチだったよ。」とフィードバックをくれました。あるお父さんは、「息子と一緒に並んで写真をとってくださいませんか?」と中学生くらいの息子さんを私の横に立たせて写真をとってくれました。

D76の鈴木さん、白鳥さん、中尾さん、大町さん、滝本さん、田村さん、パーキンスさんにもお褒めの言葉をいただき、ステージで一緒に写真をとりました。

ミーハーな意味ではJ A Gamacheにほめられたのには感動しました。コンテストが終わってロビーを歩いていたら、どこかでみたおじさんに「すばらしかった」と声をかけられました。みるとJ A Gamacheではありませんか。彼は、World Championship of Public Speaking(決勝)に過去2回出場しており、今回もWorld Championship of Public Speakingに出場するのだそうです。うそでもお世辞でも憧れのJAに誉められたのは本当にうれしかったです。夢のようでした。

David Brooksからもほめていただき、今後の改善点もいただきました。

コンテストが終わってからRegionにアサインされ