第401話:World Championship of Public Speaking 2009

優勝:Mark Hunter (DNAR, District 69)
2位:Mary Cheyne(District 31, Region VII)
3位:Erick Rainey(District 7, Region I)


(撮影:稲垣さん(厚木座間、武蔵小杉、輝、神奈川クラブ所属)

Mark Hunterさんは、決勝常連で2007年のPhoenixでは3位。今回優勝した“A Sink Full of Green Tomatoes”というスピーチは、2007年のInter-Districtでやったスピーチをさらに磨きこんだスピーチです。言葉の選び方に品格を感じ、演じ方もまさに円熟の境地。

決勝の二日前の朝レストランで彼のテーブルにちょっとお邪魔して、いくつか質問をしました。

私「メンターはいらっしゃるのですか?」
MH「今回のスピーチではとくに個人のコーチやメンターはいません。たくさんのクラブを訪問して練習しました。」

私「ご自分のスピーチを録音したり録画して練習するのですか?」
MH「まったくしません。すべて自分の頭の中で想像してやっています。」

テーブルの上には、決勝で使うスピーチの原稿。あまり見ては悪いと思って詳細には見ませんでしたが、私がよくやるようにA4を縦に右左に分けて、左がスピーチ、右がDeliveryなどの注釈を付けていました。

優勝した後、彼は会場の外でたくさんの人から祝福を受けていました。私も長い列に並んだのち、彼にお祝を言う機会を得ました。

私「優勝したらコンテストには出られませんが、世界大会には今後も参加なさいますか?」
MH「オーストラリアから北米は遠いからね。」

結局、今後彼と世界大会で会うことができるのかはわかりませんでした。でも、逆にいつかMark Hunterに会いに行こうと思いました。彼はオーストラリアのブリスベーンに住んでいるそうです。

さて、決勝は久松さんのゲストとして彼女と並んで参観しました。昨年のカルガリでは、Inter-Districtのコンテスタンとは前から2列目という最高の席をいただいていたので大変期待したのですが、今回はかなり後ろの席でした。

ステージのコンテスタンとは肉眼ではあまりみえずに、ステージ左右に設置された巨大なスクリーンで見ていました。

久松さんとこんなことを話しながら聞いていました。

  • コンテストはやはり生で聴くと感動が違う。DVDでは、この感動はなかなか伝わらない。自分たちの周りの聴衆のため息、感嘆する声、大笑いなどやはりこのライブの一体感はDVDでは味わえない。
  • 今回、Mark Hunterは車いす。First SpeakerのChakisse Newtonは難病の弟さんを最近なくされました。6番目のHirmi(フィリピン)は親指がありません。こんな人たちのスピーチを聞いていると、五体満足な自分たちはもっと頑張れるんだと力が湧いてくるね。

昨年のカルガリの決勝に比べて、今年はもっとストーリーにフォーカスしたスピーカーが多かったです。カルガリでは、歌を歌った人が2人、派手なパフォーマンスが目立った人がおおくがっかりしましたが、今年は心に深く入ってくるスピーチが多かったです。

いつか、やはりあの舞台に立ってスピーチをしてみたいと改めて思いました。





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第400話:終わりと始まり (8月16日)

  「ん、携帯の目覚ましが鳴ってる。」
「何時かな?」
「げ、4時58分!空港行きのバスの発車まであと2分。」

世界大会から日本へ帰国する8月16日はこうして始まりました。コネチカットのハートフォード国際空港から会場のMGMグランド@フォックスウッズまで大変不便なので、国際本部があらかじめ往復のバスを用意してくれていて私はそれに申し込んでいました。(往復で50ドル)

帰りのバスは朝5時出発。これに乗って6時30分に空港について、7時35分のシカゴ行きに乗るという算段でした。

しかし、目が覚めたのは4時58分。なんと4時にセットした目覚ましは58分も鳴り続けていたようです。

あきらめて120ドル払ってタクシーで行こうか?と弱気になりましたが、できるだけがんばってみようと気を取り直し、「火災の通報を受けてから30秒で出動する消防士」をイメージしながら着替えてスーツケースのふたをし、忘れ物がないかトリプルチェックをし、部屋を後にしました。

エレベーターを降りて二つのスーツケースを引っ張りながらロビーまで走ると、名簿らしきものを持った人がこちらを見ています。聞くと、空港行きのバスの客を待っている人で、旨にはトーストマスターズのバッジが。助かった。まだ5時のバスが待ってくれている。

「あなたのような寝坊する人がきっといるだろうと思って待っていた。」

すばらしい。 トーストマスターズってすばらしい。(あんまりコミュニケーションとリーダーシップとは関係ないだろうけど)

バスに乗って落ち着くと斜め前に前インターナショナルプレジデントのジョン・グライナーさんご夫妻と、年次総会で17年連続パーラメンタリアンを勤めたハーブさんがなにやら談笑していました。

車窓からは、霧のかかったコネチカットの森がずっと続いています。そういえば、Mashuhantuketは朝起きるといつも霧がかかっていました。バスの前方も霧です。路面のセンターラインが頼りです。

昨晩は、荷造りをしてベッドに入ったのは12時30分。寝不足です。頭がぼやーっとしています。回らない頭でこの一週間のことをランダムにふり返っています。「英語が通じなかったなー。」とか。

後ろの席では、アメリカのどこかのディストリクトガバナーさんでしょうか?LGM、LGETという言葉が何度も聞こえてきます。この空港行きのバスの中もまだトーストマスターズの世界なんです。

2007年も2008年も世界大会が終わって空港に向かうときはこんな気持ちでした。余韻を感じつつ、現実世界に戻っていく感じ。

祭りが終わった後の、さびしくも晴れ晴れとした感じ。

この気持ちを人生で初めて感じたときのことは、今でも鮮明に覚えています。

小学校4年生の秋の運動会が終わった後でした。運動会が終わって、学校を後にすると、田んぼの稲がきれいに刈り取られそれは明るく青い秋の夕暮れ前の空。

どんなことにも終わりがある。しかし、この終わりはまた始まりである。

では、これは何の始まりなんだろうか?

空港に着きます。皆さんとお別れして、先を急ぎます。私はずいぶん遠いターミナル1。アメリカンエアラインズのチェックインカウンターで、「預け入れスーツケースが重量オーバーだから50ドル払うか、袋に入れて機内に持ち込むか」と聞かれ、後者を選択。

作業をしに待合の椅子のところにいくとメキシコ(D34)からInter-District Bに出場したOscarがいました。彼はメキシコで空手をやっている人です。空手の話をしながら作業を続け、スーツケースの重量検査に。また不合格。Oscarのところにもどり、空手の話を続けながら作業を続け、再び重量検査へ。今回はパスし、Oscarと別れ、シカゴ行きの飛行機に乗りました。

機内にはどうもトーストマスターはいないようでした。

そしてシカゴから成田行きのJAL009便に。

トーストマスターは乗っていなさそうです。これから14時間かけて現実の世界に戻るわけです。

今回の収穫は何だったのだろうか?

久松さんの応援。Jack Tsaiさんの選挙。年次総会。Bo BennettのFTHのワークショップ。役員と新会長就任式。合間のいろいろな出会い、D76の仲間との語らい。

楽しいことだけではありませんでした。District76の地位の相対的な低下を感じました。DNARミーティングでRegion13の構成ディストリクトの発表があったとき、D76は発表されませんでした。インドのDistrict Governorが「日本はどこのRegionだ?」と質問して、「あ、Region13だった。」とあわてて追加されるくらいの位置づけ。さびしかったです。しかし同時に、「今に見ていろ。」という気持ちが沸き起こりました。

私は、貫禄だけはそれなりにあるので、たくさんの人からInternational Director選挙に立候補しないのか?と聞かれました。「私はまだDivisionガバナーもやっていないのですよ。」と苦笑いしながら答えました。

今後、どうして行けばよいのだろうか?来年はスピーチコンテストに出ないし。

いろいろな思いが錯綜します。

5年前の3月だったかD76の推薦委員会から電話をいただきDivisionガバナーの打診を受けましたが、そのときに「子供の手がかからなくなったら。日本語・英語コンテストで優勝したら、お受けする。」と答えてお断りしました。

しかし、今、そのときあげた、お受けする条件はそろっています。しかも来年はスピーチコンテストには出ない。

飛行機の座席についているテレビの画面にはこの飛行機がどこから出発して、どこを飛んでいて、どこへ向かうかという地図が出ています。もうすぐ日付変更線を越えます。行く先は母国日本。私を育ててくれたDistrict76のある国です。

もし来年Division ガバナーに声がかかったら、ありがたくお受けして自分にここまでのチャンスをくれたディストリクト76に貢献しよう。そして声がかかってもかからなくてもDistrict76のスピーカー達をサポートしていこう。

こんな結論を出すとは思いもよりませんでしたが、この気持ちがあればまた明日からがんばっていける。世界大会が終わり、また新しい毎日が始まりました。

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第399話:2009年世界大会つれづれ

★急成長するアジア諸国のトーストマスターズ
District51(ASEAN)は数年前に、クラブの数が400を超えて効率的な運営ができなくなったので、D51(マレーシア、ブルネイ、インドネシア)とD80(香港、Singapore, タイ、マカオ)に分割されました。しかしD51はまたまたクラブ数が400を超えてしまい、今年また分割されるそうです。
インドは昨年7月から1年でクラブが50も増えたそうです。

★消え行くトーストマスターズのロゴ
Toastmastersのロゴ(メンバーシップピン、クラブオフィサーピンといえば思い出してもらえる?)が次第に消えつつある。昨年の世界大会は、あちこちにTMのロゴが出ていましたが、今回はすっかり消えていました。

新しいロゴというかテキストエンブレムは、http://www.toastmasters.org/logos.aspx です。国際本部の方に聞いたら、「ロゴが消え行くことに寂しさを感じるメンバーは多いが、もっとトーストマスターズの存在と意義を明確に訴えるためにロゴではなく「テキストエンブレム」を採用した」とのことでした。

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第398話:Bo BennettによるFree Toast Host ワークショップ(8月15日)

今回のワークショップの中でもっとも楽しみにしていたのがこれです。FreeToastHost(以下FTH)生みの親Bo Bennett本人によるワークショップです。

会場にはたくさんの聴講者が詰め掛けています。そのことが予想できたので早めに会場に入り最前列の席に座りました。

世界12000のクラブのうち、現在7000を超えるクラブがFTHを利用しているそうです。

今回の新機能の目玉は、なんと言ってもYouTubeのビデオを直接FTHで表示できるようになったことです。(Embedタグを使う)こちらは以前FantasistaのWebサイトをメンテナンスしているときに偶然発見しました。(昨年12月にはできませんでした)

さて、私は4つの質問をしました。

質問① 画像を追加すればするほど、画像リストが長くなる。フォルダーを作ることはできないか?
回答  開発計画に入っている。

質問② メインページ左側の、標準的に提供されている「Club Calendar」, 「Directions」、「Membership」を「Club Calendar / クラブカレンダー」, 「Directions / 会場について」、「Membership / 入会するには」などのように、バイリンガルで表現したい。変更する方法は無いか?
回答 標準的に提供されているものは変更できない。方法としては、標準的に提供されているものを使わずに、追加のリンクとして「Club Calendar / クラブカレンダー」, 「Directions / 会場について」、「Membership / 入会するには」を入れるという方法がある。

質問③ メインページ左側の、標準的に提供されている「Club Calendar」, 「Directions」、「Membership」の表示順序を変更することはできないか?(こちらはBo Bennetteにではなく、FTHのサポートを担当しているBrianにしました)
回答 できない。

質問④ FTHで作ったWebサイトのコンテストはないか?
回答 北米のあるリージョンではクラブWebサイトのコンテストはやっているが、FTHに限ってはやっていない。

さて、このワークショップはこれまでの世界大会で出席したどのワークショップよりも質問が出ました。15時から16時だったのですが、とにかく質問がどんどん出て、16時にいったんクローズしたのですが、質問したい人は残ってOKだったので結局17時まで延長しました。

16時のクローズのときに、国際本部からワークショップファシリテーターに感謝状が出るのですが、質問がとまらずに感謝状を読んでいる司会のInternational Directorに声がまったく聞こえないほどでした。

もうひとつ印象的だったのは、北米は結構高齢のWebマスターが多いことです。彼らは英語は母国語ですが、コンピューターに関しては高齢者は高齢者です。でもがんばってやっているのですね。

それにしてもたくさんの質問が出たワークショップでした。7000のクラブがFTHを使っている事実から単純に7000人近いFTHのWebマスターがいるのなら、これだけ質問が出てもおかしくないわけです。

FTHは、それほどフレキシブルではないですが、ちょっとした工夫でまだまだできることがわかりました。

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第397話:1962年から68年 札幌での二つのオーバーラップ

今回も200枚名刺を印刷してあちこちで名刺交換をたくさんやりました。その中で、Normさんという方に出会いました。

私が日本から来たことを告げると、Normさんはご自身も日本にいたことがあるとおっしゃいました。このこと自体良くあることです。観光で行ったことがある、出張で行ったことがある。しかし、Normさんがおっしゃったことは私にとって衝撃的なことでした。

Normさんは米軍に勤務していたときに、1962年から68年北海道札幌(千歳基地)に駐留していたのだそうです。私は1962年北海道札幌で生まれました。当時私の父は航空自衛隊に勤務していました。

「父と一緒に働いたことがあるのだろうか?」

Normさんにもっと話して欲しいとお願いします。するとNormさんはChitose 2のレーダーサイトに勤務していたこと、自衛隊にはスキーチームがあったことを話してくれました。

私は父から、レーダーサイトで勤務したときの話を聞いたことがあります。私の父は自衛隊のスキーチームのリーダーをしていたと聞いたこともあります。事実若いころの父はスキーが非常にうまく、ジュラルミン製のスキーを持っていました。(その良し悪しは私にはわかりませんが、グラスファイバー製のスキーの前は軽量で丈夫だったのでしょうか?)

父は私が生まれる前に奈良と千葉の自衛隊の学校で英語の特訓を受け英語が大変得意でした。父は米軍とも交流があったようです。父が米軍の人たちと一緒に川下りをしたり、赤ん坊だった私が米軍の人に抱っこされた写真を見た記憶があります。

その父の影響で私も英語が好きになりました。父は1969年まで北海道の自衛隊にいたのち、福岡の春日原ベースに転属になり、そこで退職しました。

Normさんは1962年から1968年まで北海道の千歳基地にいた。私の父も1969年まで北海道の航空自衛隊にいた。おそらく米軍の軍人はたくさん駐留していたと思いますが、レーダーサイト勤務とスキーチームというところに強いオーバーラップの可能性を感じます。

今、この文章は日本へ帰国するJAL便の中で書いていますが、帰宅したら早速父に報告したいと思います。

さて、これだけだったらTOASTMASTERS徒然草の記事としては失格です。

実はトーストマスターズの観点でびっくりする話を聞きました。なんとNormさんは千歳駐留時代にCHITOSE2基地内のトーストマスターズクラブメンバーだったのだそうです。1960年代に北海道にトーストマスターズクラブがあった。これはびっくりしました。

私が知る限り、日本最古のトーストマスターズクラブは1954年に東京羽田の米軍基地(当時)に誕生した東京トーストマスターズクラブ、フルブライト奨学金留学生が帰国して設立した福岡トーストマスターズクラブ、そして1960年代に横須賀米海軍基地に誕生した三笠トーストマスターズ。現在札幌にある札幌パイオニアトーストマスターズクラブの設立はもっと後でしょう。

世界大会に一緒に参加していた滝本さんにおとといその話をしたら、米軍基地にトーストマスターズがあったとしても不思議ではないと言われ、そのとおりだと思いました。

日本のトーストマスターズクラブの歴史を思うとき、現在も続いているクラブに目が行ってしまいますが、実は歴史の中で消えてしまったトーストマスターズクラブがいくつもあることを改めて認識しました。

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第396話:Annual Business Meeting(年次総会から。8月14日)

8月14日午前8時からの年次総会の中のいくつかの場面を紹介いたします。

★Annual Business MeetingのInspirationのスピーチ
2008-2009 International PresidentのChris FordさんのInspirationです。

★Jana Barnhillが使っていた賑やかなGavel

★投票時に流れた音楽

200人を超える選挙人からの投票を、投票回収係が会場を回って集めます。そのとき、いろいろな音楽がかかって会場を楽しい雰囲気にします。RegionIV Director選挙の投票中は、エレベーターで流れているような安っぽい音楽、DNAR Director選挙の投票は、マイケルジャクソンのスリラー、そしてこのビデオはどの案件の投票だったか忘れましたが、スターウォーズのテーマです。ちなみにスターウォーズは、新インターナショナルプレジデントのゲーリーシュミットが大好きなんだそうです。

どの投票のときか忘れましたが、会場で踊りの列ができていました。

なお、このビデオの冒頭で画面右手ステージの上からスキンヘッドの人がフロアへ降りていきますが、この人は2003年世界チャンピオンのJim Keyです。彼はほぼ毎年世界大会でボランティアをやっています。今回は投票回収係でした。

★Third Vice President John Lauが新役員を代表しての挨拶

昨年DNARからThird Vice Presidentに立候補して僅差で落選したJohn Lauが、今年Third VPに再挑戦しました。推薦委員会ら推薦をもらえなかったハンディを乗り越えてフロアからの立候補で2人の対立候補を破って圧勝しました。

★新International PresidentのGary Schmitの挨拶

まだ30代の若いPresidentです。スターウォーズが大好きなんだそうです。社交ダンスはどうも苦手のようで、8月15日のPresident Dinner Danceでは踊りを披露することはありませんでした。

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第394話:Bo BennettとRyan Levesqueから日本のToastmastersへのメッセージ

Goden Gavel Luncheonの会場の外で、「The Toastmasters Podcast」と書いた大きなテーブルがありました。パソコンが一台とマイクが2台。見覚えのあるお兄さん達。

「Are you Bo?」と聞くと「Yes, I am!」との返事。

FreeToastHostの生みの親にして、Talking Toastmasters PodcastのDJだったBo Bennettでした。すぐに相棒のRyan Levesqueもやってきて握手と名刺交換。(そういえばBo Bonnettの名刺をもらい忘れた)

 

Talking ToastmastersというプライベートでやっていたPodcastが、今回のBoard of Directors meetingで正式に国際本部のスポンサーシップを得ることになり、それに伴いThe Toastmasters Podcastと名前を変えてスタートするそうです。

Bo Bennettは、FreeToastHostというWebサイトで苦労している世界のクラブのためのサービスを無料で提供し2007年の世界大会でPresident Citationを受賞しています。

彼らに、日本のトーストマスターズの皆さんにメッセージを送ってくださいとお願いしたら、快く愉快なメッセージを送ってくれました。(YouTubeへのUploadも快諾してくれました)

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第393話:Golden Gavel Luncheon (8月13日)

Toastmastersが社会で貢献した方に送る最高の賞がGolden Gavel Luncheonです。今年の受賞者は、Bruce Tulganさんという方でした。非常に話の面白い方でした。

このLuncheonの雰囲気をお楽しみください。

1000人くらいが一同に会しています。

インターナショナルプレジデントJana Barnhillご夫妻とBruce Tulganさんの入場です。

第78回世界大会Golden Gavel賞授賞式でのMohammed MuradoさんによりInspiration

これ以降Bruce Tulganさんのスピーチは録音、録画が許されておりませんので、TMIからご購入いただくことになります。

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第392話:Proposal A承認される (8月14日)

8月14日の年次総会で、Proposal Aが承認されました。

これにより、DNAR(District Not Assigned to Regions)というグループは解消されて、北米以外のディストリクトもRegionに所属することになります。

日本(D76)はRegion 13に所属します。同じRegionには中国・香港・マカオ(D85)、インド(D82)、台湾(D67)がいます。(香港・マカオはD80からD85へ引越しです。)

==>新しい世界のRegion割りの地図はこちらです。

★International Speech Contestのストラクチャーの変更

International Speech Contestは次のように変更になります。(Districtコンテストまでは同じ)

現在:

  • 北米のTMC  Club Contest (Feb) → Area Contest(Mar April) → Division Contest(April-May) → District Contest(April-May-June) → Regional Contest(June-July) → World Championship of Public Speaking(8月世界大会最終日)
  • DNAR(北米以外のTMC)  Club Contest (Feb) → Area Contest(Mar April) → Division Contest(April-May) → District Contest(April-May-June) → Inter-District Contest(8月世界大会の前日) → World Championship of Public Speaking(8月世界大会最終日)

変更後(次回から。世界統一ルール)

  • Club Contest (Feb) → Area Contest(Mar April) → Division Contest(April-May) → District Contest(April-May-June) → Regional Contest(8月世界大会のどこか) → World Championship of Public Speaking(8月世界大会最終日)

スピーチの数

  • 現在 最低3本
    1. クラブからDistrictまで同じスピーチでよい。(変えても良い)
    2. Regional/Inter-districtは別のスピーチ
    3. World Championship of Public Speakingはまた別のスピーチ
  • 変更後 最低2本
    1. クラブからRegionalまで同じスピーチでよい。(変えても良い)
    2. World Championship of Public Speakingは別のスピーチ

北米の不満

  • Regional Conferenceができなくなる。(やってもよいが、Regional Contestが8月の世界大会に入るのでモチベーションが下がるのでたぶんやらない)

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第391話:インターナショナル役員選挙 (8月12日-14日)

トーストマスターズの世界大会は、「コミュニケーションとリーダーシップのオリンピック」だと思います。

コミュニケーションは、International Speech コンテストの決勝が、まさにオリンピック。リーダーシップは、「選挙」です。私の今回の世界大会参加の目的の2番目は、この選挙のお手伝いでした。

★きっかけ
昨年カルガリでのDNARミーティング(パーティーとは別にまじめなミーティングがあります)で、2008-2009にPresident Distinguished Districtを達成したD67のガバナーであるJack Tsaiさんが2009-2010のInternational Directorに立候補され、なぜか私にキャンペーンチームに入って欲しいと誘っていただき、これまでのD67との友好、日本がD67から受けたお世話に報いるために、お受けいたしました。

★キャンペーンチーム
実は、私はこのキャンペーンチームの全容はあまりつかんでいなかったのですが、基本的にキャンペーンマネージャーという選挙対策委員長のもとに各チームメンバーが仕事をします。(私はキャンペーンマネージャーとは、今回の世界大会で初めて会いました。)

選挙に勝つには、国際的な影響力のあるキャンペーンマネージャー(過去のインターナショナルディレクター、インターナショナルプレジデント)を押さえることが必定です。

このキャンペーンチームはすべてボランティアで一切の金銭的な報酬はありません。お礼はせいぜい500円(五百円)ていどのボールペン程度です。

Third Vice presidentに立候補したマレーシアのJohn Lauさんのチームを見ていると、前District Governorや前インターナショナルディレクターたちが何人もキャンペーンチームに参加したまさにオールスターチームでした。

★世界大会での選挙運動
世界大会開催期間中の選挙運動は大きく分けて次のとおりです。

①自分の選挙ブースに来てくれた各District3役に対する政見の説明。

②世界大会2日目夕方におこわなれるCandidate Showcaseなる究極のTable Topicsセッション 

③3日目に行われるAnnual Business Meetingでの投票直前の最後の2分間の演説。(実は、世界大会直前に、立候補者はDistrictガバナーたちに電話をして自分への支持をお願いします)

★①自分の選挙ブースに来てくれた各District3役に対する政見の説明
キャンペーンマネージャーは、どのDistrictの人達と面談するか戦略的にスケジューリングします。戦略とはクラブ数の多いDistrictを抑えることに尽きます。District Governorさん達は、自分のDistrictのクラブから委任状(Proxy)を持参しています。実際に投票するのは委任されたGovernorさん。

であれば、傘下に400ほどクラブを持つDistrictと、日本のように90程度のクラブしか持っていないDistrictの二つがあったとき、当然優先順位は傘下に400クラブをもつDistrictです。各面談は15分。キャンペーンマネージャーがタイムマネージメントをきっちりと行います。

★②世界大会2日目夕方におこわなれるCandidate Showcaseなる究極のTable Topicsセッション
これは、各候補者一人10分の持ち時間で行われる政見演説です。そのメインは司会者からの質問に回答。候補者Aさんの政見テーブルトピックを聞いたら、Aさんはその部屋を退場して、つぎの候補者Bさんが入場します。司会者は多くの場合Aさんにしたのと同じ質問をBさんにもします。そのほうが聴衆には比較がしやすいからです。

今回の質問の中では、予想の範疇として「リーダーシップを定義してください。」、予想を超えたものとして「戦略を政策に変えた経験を語ってください。」がありました。

10分をどのように使っても良いですが、10分が来たら強制終了です。候補者はこのTTセッションを散々練習してきていますので、Jack Tsaiさんもどんな質問にもよどみなく回答していました。

私とキャンペーンマネージャーは会場の最後部に陣取り、Jackの声が聞こえないときと残り一分になったときに合図を送る仕事をしました。

★③3日目に行われるAnnual Business Meetingでの投票直前の最後の2分間の演説
Annual Business Meetingでの選挙で、立候補者が複数いる場合、候補者達が「最後のお願い」スピーチを行います。持ち時間は2分。2分が来たらタイマーが拍手して強制終了です。

★私のかかわり
昨年12月にJack Tsaiさんの選挙用Webサイトが立ち上がり、まず「私から見たJack Tsaiさんの魅力」を投稿しました。つぎにWebサイトに対しての改善案と、選挙全体に対する提案をさせていただきました。

今年、現地入りしてからは選挙ブースで、選挙用のジャケットを来てブースを訪問する人たちにビラを配ったり、Jackさんと、District3役さんたちとの15分のMeetingの際のお世話などをしました。またキャンペーンマネージャーさんと一緒に2分間のスピーチの練習に参加しました。

★敗戦
残念ながら、今回Jack Tsaiさんは3人の立候補者の中で最低の得票で落選してしまいました。ほぼ10ヶ月にわたって準備してきての落選ですのでJackさんにも相当つらい結果でした。

しかし、選挙後たくさんの人がJackを訪れ、立候補してくれたことへの感謝の言葉、2分間のスピーチへのフィードバックなどを行ってくれていました。

キャンペーンマネージャーにも私にもつらい時間でした。きっと時間が彼を癒してくれると思います。

★★参考:インターナショナルの役員、ディレクターに立候補する人のためのページ

http://www.toastmasters.org/Members/MembersFunctionalCategories/AboutTI/Board/CandidateInformation_1.aspx

Running for International Director handbook (インターナショナルディレクター立候補者用ハンドブック、PDF77ページ)

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