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第197話:テレビCMに見るメッセージの伝え方

テレビCMは30秒かそこらで視聴者に商品やサービスを買わせる気にするメッセージだと思います。トーストマスターズの標準的なスピーチの7分30秒でもメッセージを伝えるのは難しいのに、テレビCMは本当に効率よく「メッセージを伝える、覚えさせる、行動を起こさせる(買わせる)」という点ですごい仕事をしていると思います。

YouTubeでサントリーのCMをいくつか見ていました。決して「酒を買おう」「サントリーの○○○○を買ってください」とは言っていませんが、このCMを見ていると、サントリーローヤルが飲みたくなります。

「サントリーローヤル ランボー編」

なんかよくわからない、知的な詩的な退廃的な屈折した高級感がローヤルといういかにもインテリや「プチ上流階級」が飲みそうなウィスキーによくマッチしていると思います。ガウディ編があることも考えると、サントリーはインテリや「プチ上流階級」をターゲットにしていたのかなと思います。

「サントリーホワイト ロン・カーター編」

サントリーホワイトというウィスキーがあります。たいしてうまくもないし飲みすぎると翌日間違いなく二日酔い&頭痛に苦しめられる酒ですが、このコマーシャルを見るとサントリーホワイトでホットウィスキーとやらをやってみたくなります。

このCMは、メッセージがすごく整理されていますね。

  • ジャズとウィスキーの親和性を最大限利用した雰囲気作り、
  • ストーブ、やかんとロンカーターの着るオーバーコートのマフラーからくるホットウィスキーの雰囲気。
  • 画面の色が、ジャズとウィスキーによくあっています。

ダイレクトに言わなくても、親和性のよいものを利用してその気にさせる。スピーチにも応用できそうです。

ターゲットは、金の無い(ホワイトは、たしかオールドの半額くらいだった)音楽好きを狙ったのかもしれません。そういえば、学生時代このCMをみて感動して、大阪堂島のサントリー本社までこのポスターをもらいに行ったことを思い出しました。(結構高価なポスターだったと思いますが、あっさりとくださいました。ありがとうございます。サントリー様)

JR東海のクリスマスエクスプレス

このCMは、何を狙ったのかよくわかりませんが名作中の名作だと思います。時間は1分。説明なしで、はらはら、どきどき、笑い、涙と感動(感心)のストーリーが凝縮されています。実にムダが無い。

ターゲットは、きっと遠距離恋愛中の彼か彼女で、かつクリスマスどうしようかな?と思っている層でしょうか?もしそうだとしたらかなりピンポイントに狙っているということです。

JR東海 そうだ 京都へ行こうシリーズ

メッセージは、「そうだ、京都へ行こう」ととてもクリアですね。そのメッセージをサポートする素材として京都の1200年の美しさを自在に活用しきった手腕は見事です。ターゲットは、仕事に疲れたビジネスマン・ウーマンだったり、旅好き、歴史好き、花好きだったり時々に応じて変えているようですが、「いろいろあると思うけど、とりあえず京都においで」と呼びかけているのがよいです。

私が好きなものをいくつか紹介いたします。

○2006年春 祇園・円山公園

○1997年 夏 詩仙堂

○放映年不明 三十三間堂

○1997年 秋 東福寺

○1997年 冬 知恩院

○1999年 秋 法然院

「よいものを見る、聞く」というのは大事ですね。

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