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February 2008

第221話:あるアメリカのクラブ:古俣さんへメールでインタビュー

皆様の中で、札幌パイオニアトーストマスターズクラブおよび福岡トーストマスターズクラブにいらっしゃった古俣さんを覚えている方も多いと思います。

ここ最近会わないのでどうしているかなと思っていたら、昨年のアリゾナ州フェニックスでの第76回世界大会でばったり再会しました。聞けば現在アメリカにお住まいとのことでした。

その古俣さんが現在所属されているアメリカのクラブについて興味があり、メールでインタビューをいたしました。

①古俣さんの参加されているクラブについて教えてください。(クラブ名、場所、例会の頻度と日時、メンバーの数、雰囲気)

  • クラブ名:Energy Capital Toastmasters Club, #4703-63
  • 場所
    United Way of Anderson County
    161 Robertsville Road
    Oak Ridge TN, 37831-4158
  • ちなみにUnited WayとはYMCAのようなnon-profitのfund raising organizationです。会場は無料で提供してもらっています。
    例会は、毎週木曜日朝7:30~8:30です。クリスマスやmemorial day, labor dayの前後はお休みです。メンバーは現在23人で、例会には10~15人参加することが多いです。
  • 雰囲気は良いです。

②古俣さんのお住まいの街にはトーストマスターズクラブはどれくらいあるのでしょうか? (クラブ数の質問です。アメリカでは、ライオンズクラブ、ロータリークラブと同じくらいトーストマスターズクラブがあると聞いたことがあります)

  • Oak Ridge市全体の人口が約27,800人です。クラブはcommunity clubが4つ、company clubが1つです。
  • 20人以上の会員がいるクラブもあれば、10人前後のクラブもあります。
  • Knoxvilleの都市圏全体(人口約100万人)で、1つのDivisionを形成しています。
  • (東 註:District 63のWebサイトはこちら

③なぜそちらのクラブに入会されたのでしょうか?

  • 朝1時間なので都合が良いこと。近隣のクラブでこのクラブだけウェブサイトに写真を掲載していて、雰囲気が良さそうな感じがしたので。

④毎回の例会のアジェンダ、雰囲気を教えてください。

  • 参考までにアジェンダのファイルを添付します。(こちら
  • Halloweenや国民の祝日には特別な衣装を着てくるメンバーが多いです。table topicsも行事にマッチしたものになります。
  • 多国籍なクラブで、出身地を挙げると、オーストリア、インド、中国、ウルグアイ、日本、アメリカ、ロシア......

⑤毎週例会を行っているというのはとてもあわただしい感じですが、古俣さんはどのようにお感じになりますか?

  • 初めの頃は、とても忙しい気がしましたが、慣れてしまうとそうでもありません。
  • 次回以降の役割を記入するsign up sheetを例会中に回覧して、会の終わりにVP Educationが役割を確認します。5~6回先まで記入できます。
  • Speech, Table Topics, Evaluationの順番なので、Evaluatorが忙しく、テーブルトピックでEvaluatorが指名されることは少ないです。
  • Timerがvote counterの役割もするので、timerは忙しくたまにアシスタントがつきます。
  • Club businessはなるべく短い時間にするため、Officerどうしでメールのやりとりをしたり、3ヶ月に1回、Officer's meetingを開催してメンバーに報告する形をとっています。

⑥クラブ役員はすんなり決まりますか?

  • 私が入ったのが5月で、その時には既に次期の役員が決まっていました。すんなり決まっているようです。

⑦Parliamentary Procedureは気軽に使われていますか?

  • クラブでYesかNoを示す必要がある時に、わりと気軽に使っています。例えば、コンテスト以外のDivisionのイベントに参加するかを決める場合。

⑧他のクラブへの訪問あるいはジョイントミーティングは活発でしょうか?

  • たまに他のクラブのメンバーやエリアガバナーが例会に参加します。
  • 集まっている時間が朝、昼食時間、夕方とバラバラなためか、ジョイントミーティングは活発でないようです。

⑨エリア、ディビジョン、ディストリクト主催の行事にはどんなものがありますか?またどんな雰囲気でしょうか?

  • ●ディストリクト主催の行事
  • Spring Conference, Fall Conferenceでは、2つのコンテストを同時開催。
  • Officer TrainingはTLI (Toastmasters Leadership Institute)と称して、Officer以外のメンバーも学習できるようなワークショップを開催しています。
  • ●ディビジョン主催の行事
  • TLIはディビジョン主催の場合もあります。
  • Division contests
  • ●エリア主催の行事
  • Area Contests

  • 日本の行事と比べるとカジュアルな雰囲気です。Fall Conferenceの参加者は年齢層が高く、若い年代をひきつけていないように感じました。
  • TLIには若い年代も参加しています。

⑩北米にはRegional Conferencceなるものがあるそうですが、参加されたことはありますか?どんな感じでしょうか?

  • 私はまだ参加したことがありませんが、昨年のDistrict Governorは、秋季大会でお会いした際に参加したことがあると言っていました。

⑪英語以外の言語のクラブは小俣さんのお住まいの地域にはありますか?

  • この地域は英語のみです。

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あとがき

  • アメリカの普通のクラブの様子が感じられてとても面白いと思いました。
  • 毎週木曜日朝7時30分からの例会ですので、次に仕事がある人があることを考えると時間管理がとても大切だろうと思います。例会にBusiness Portionがなく即Educational Programに入るのもよく理解できます。
  • 春季大会、秋季大会で二つのコンテストを同時開催というのは、日本の外のディストリクトでは普通に行われているようです。つまり、秋にTall Tales(ほら話)とTable Topics(即興)を、春にInternationalとEvaluation(論評)を行うということですね。年間合計4つのコンテストを行うわけです。日本も、春、秋に日本語・英語で結局合計4つなので、ま、同じという見方もできます。(しかし、ちょっと脱線しますが、上には上があり、たとえばDistrict 67(台湾)はたとえば昨年の秋季大会は二日間で4言語で7つのコンテストを行っています。)

海外のクラブの訪問はとても面白いです。いつか古俣さんのクラブも訪問してみたいと思います。

古俣さん、ありがとうございました。

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第220話:自分のスピーチを録画して練習

2月23日の大和バイリンガルのクラブコンテストのために、今回ビデオカメラで録画して点検しながら練習しました。

自分の声を聞くのですら照れくさいのに、自分のスピーチを録画して練習するのは本当に勇気がいります。この「TOASTMASTERS徒然草」では過去何度も自分のビデオを公開してきましたが、まぁあれも自分でも「まったく、よくやるぜ」と思います。

それはさておき、今回ビデオカメラを使っての練習でさまざまな発見がありました。

目(顔の表情)は口ほどにものを言う

  • 改善前:視線が安定せず、また顔の表情とスピーチの内容が一致していませんでした。
  • 改善後:話にあわせて、視線を固定し、あるいは表情を工夫しました。
  • 学び:Body Languageといいますが、体の動き、顔の表情、視線はまさにメッセージに影響する「言語」だということです。

大げさに表現してちょうど良い

  • 改善前:自分では変化をつけているつもりでも、単調に見える。
  • 改善後:恥ずかしさのバリアを破ってもっと大げさに表現してみると、実は自分が狙った効果と大体同じくらいに成る。例:語尾。顔の表情。
  • 学び:小学校で劇をやった際に先生から「大げさにやってちょうどよい」といわれたことを思い出しました。

リズムとテンポ

  • 改善前:間は効果的なのに、後半がものすごく重くなってしまい、聞いていて集中力が半減していた。
  • 改善後:間はそのままに、全体的にテンポよく流してみた。不必要に遅くしない。
  • 学び:「なぜ集中力が切れるのか?」を徹底的に問うてみると答えが出ました。聞き手を引き付けるのにはテンポとリズムが必要ということです。

クラブコンテスト前に、ここまで深く練習したのは初めてです。できることはすべてやりました。今回は「人事を尽くして天命を待つ」気分ですがすがしくコンテストに望みました。

クラブコンテストが終わってから、ある方からフィードバックをいただきました。

「なるほど~。」 自分で徹底的にやった後でいただいたフィードバックだけに非常に納得できます。

次は、3月9日のエリア33コンテストです。あまり時間はないですが、できることをひとつずつやっていきます。

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第219話:小原さんラジオに出演

今期D76の会計を務め、宇都宮、響、東京バイリンガルをはじめとする計8つのクラブに所属している小原さんが、2月19日にラジオに出演されました。

ラジオ日本[ラジオわたしの物語]「小原弘貴氏(トーストマスターズクラブ会員)の「私の物語」」

ネットでも聞くことができます。http://www.jorf.co.jp/PROGRAM/story.php

10分ほどの番組の中で、トーストマスターをまったく知らないキャスターの質問、そしてマイクの向こうにいる何万もの(スタジオから見ることのできない)リスナーに、「トーストマスターズの魅力を伝える」という「プロジェクト」です。

キャスターからの質問に自分だったらどう答えるかを考えながら聞いているととてもスリリングでした。

この番組のWebサイトの紹介のところに、小原さんのもうひとつのブログ「今夜もトーストマスターズに乾杯!」の紹介もあり、こちらもトーストマスターをわかりやすく伝えておられます。

機会を逃さずトーストマスターズをPRされた小原さんに敬意を表します。

補足:番組のWebサイトでも紹介されていますが、PODCASTでも聞くことができます。番組のWebサイトにあるPODCASTのアイコンをiTunesにドラッグ&ドロップすると自動的にiTunesのPODCASTに登録されます。

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第218話:あぁ論評、Ah Evaluation! (その2:もったいない!)

前回の「第217話:あぁ論評、Ah Evaluation!」で、過去の自分の論評の問題点を二つあげましたが、その2点目についてもう少し考えてみたいと思います。

2.スピーチの内容に踏み込みすぎて、そのスピーチに自分の意見を言っている。(こうなるとEvaluationを逸脱して、自分のスピーチを展開している。)

こんな論評の例はどうでしょうか?

論評者1:「●●さん、プロジェクト2の終了おめでとうございます。正直言いまして私はアメリカ人のネイティブスピーカーの方を論評できるほどの英語力がないため、今日どれだけ論評ができるかわかりません。実際、昨日からかなり緊張してしまいました。」 

その後、しばらく英語ができない言い訳をして、論評の本論に入りタイムオーバーしました。この論評者は経験がそれほどありません。

論評者2:「●●さん、プロジェクト5の終了おめでとうございます。今日の●●さんのスピーチはとてもよかったです。私も同じ失敗をしてしまったことがあります。実は3年ほど前にある会合で、(しばらく自分の経験談を披露。これがメインとなってしまった)。それだけに私には他人事のようには聞こえませんでした。その点が非常に良かったと思います。最後に改善点です。アイコンタクトがあればもっと良かったと思います。」 

この論評者もタイムオーバーしました。

トーストマスターの例会という「得がたい機会」

トーストマスターズ入会の動機は様々だと思います。英語が上手になりたい。スピーチができるようになりたい。私は司会ができるようになりたくてトーストマスターに入りました。

入ったからにはスキルを身につけたく思うのは当然のことです。時間を守るトーストマスターの例会には、ありがたいことに論評(Evaluation)の時間があります。この中だけで、自分のスピーチの良かった点、改善点、練習法が学べます。

こんなチャンスは世間を見渡してもあるようでなかなかありません。話し方教室はそれなりに高額らしいです。スピーチの訓練を受けている日本人は圧倒的に少なく、周りにはアドバイスしてくれる人もほとんどいません。してくれても「あそこが悪かった。ここが悪かった。」と気がめいるアドバイスだったりします。

トーストマスターの例会は、まさに「得がたい機会」です。その中の論評セッションはさらに「得がたい機会」です。

その「得がたい機会」で、スピーカーが「自分はどんな強みを持っていて、今後どこに力を入れていけばよいか」について腑に落ちて理解できれば、それは大変幸せです。

しかしその「得がたい機会」が、論評者の個人的な話に終始してしまうと、スピーカーの学びのチャンスは失われてしまいます。なんとももったいない話です。

スピーカーの話を聞いて、それに共感するような論評者の個人的な話は、例会が終わってからの二次会でたっぷりとすればよいと思います。

論評を「書いて」練習する

3分30秒しかない論評という「得がたい機会」を、英語ができない言い訳に使った論評者1、自分の失敗談を披露した論評者2はいずれも私です。トーストマスターズに入って1,2年目のことでした。

当時はまだ論評のスキルもなく、論評の意義もわからず、ただ何かをフィードバックすることだけに一生懸命でした。

前回の「第217話:あぁ論評、Ah Evaluation!」で、論評を「書いて」練習する効用を考えましたが、まさに書いてみて、自分の論評を読んで、上手な人の論評を聞いて、TOASTMASTERSのThe Effective Evaluationという小冊子を読んで、ようやく論評で何をしなければならないか、論評者が何を求められているかがわかりました。

そこからの旅が始まり、多くの発見をして、多くの失敗をして、いまもまだまだ続いています。

論評は「一期一会」

論評は「一期一会」だと思います。一期一会とは、「茶会に臨む際は、その機会を一生に一度のものと心得て、主客ともに互いに誠意を尽くせ」といった、茶会の心得です。(語源由来辞典より引用)

論評者が、スピーカーのスキルアップ、レベルアップを願ってフィードバックをできるのももしかしたら論評セッションで与えられた3分30秒が一生に一度の機会かもしれません。

  • 「例会が終わってからの二次会で詳しく話をしよう。」
  • 「帰宅してからゆっくりメールで伝えよう。」

しかし、なかなかままならないのが人生です。例会が終わっての二次会ではそれどころではないかもしれませんし、そもそもスピーカーは二次会に行かずに帰宅するかもしれない。ゆっくりメールができるとも限りません。失われた機会損失のコストは高くつきそうです。

論評は「一期一会」だと思ってこれからの論評のチャンスを大切にすることにします。

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第217話:あぁ論評、Ah Evaluation!

何年前でしょうか?当時の私はEvaluationが本当に苦手でした。(当時は厚木座間という英語クラブに在籍)

そもそも何を言えばよいのかわからない。先輩トーストマスターたちが、良い点を3つ、改善点を1つサマリーしてしかも3分30秒内に収めるのを見て「神業!」と崇め奉っておりました。

どうしてもタイムオーバーしてしまう。

あるとき、ふと思いつきました。Basic ManualのEvaluation Guideのページ(書面論評を記入するページです)にあるいろいろな単語を拾い出してストックしておいて、Evaluationに当たったときにその言葉を重点的に使うようにしよう。

ということで、せっせとBasic ManualのEvaluation Guideから関連する言葉を拾い出してはノートに書き出しました。Vocal Varietyとだけいうのではなく、RateとかPitchとか具体的な言葉を集めたのです。

これはそこそこうまくいきました。

しかし、まだタイムオーバーする。「うーん。そもそも自分のEvaluationのスピーチの組み立て方に根本的な問題があるかもしれない」と思って、あるプロジェクトに基づいて想像上のスピーチに対してそれにあうようなEvaluation Speechを書いてみました。

そこでわかったこと。

  1. 最初に、そのProjectのObjectivesをマニュアルに書いているとおりに述べている。(時間の無駄。マニュアルに書いてあることを繰り返している。述べるのならば短縮版にしたほうが良い)
  2. スピーチの内容に踏み込みすぎて、そのスピーチに自分の意見を言っている。(こうなるとEvaluationを逸脱して、自分のスピーチを展開している。)

この二つを冒頭で述べているから、3つの良い点、1つの改善点を述べ終わったらタイムオーバーするのか?よーく、わかりました。

論評やEvaluationで壁にぶち当たったら、まず「止めて見る」。つまりいちど論評を書いてみる。書いた論評を良く眺めて、上手な人の論評スピーチの構造と比較してみる。そうすると、どこを改善するのかが見えてきます。ひとつのソリューションとしてお勧めします。

(ただし、次回の例会で論評にあたっているからといって、「事前に論評を書いて準備すること」を推奨しているのではありません。事前に書面で準備した論評を例会で読みあげるというのは、自分のスキルアップにならないので私はやりません。失敗しても良いから例会で初めて聞いてその場で論評することを心がけています。)

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第216話:D76論評チャンピオンたちの手記

D76のWebサイトに掲載されている2007年12月14日発行のNewsletterの中に、昨年11月17日、18日に開催されたD76 論評コンテスト(日本語)/Evaluation Contest(英語)で優勝された二人のチャンピオン、小林美枝子さん(青山ランチ)、Marie-Josee Brassardさん(Sendai TMC)の手記が掲載されています。

Newsletter 2007 Extra Issue (2007/12/14)

チャンピオンたちの熱い言葉には情熱と経験と知恵が、そして静かな行間には深い洞察が刻まれています。

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第215話:プロのトレーニングメニュー

昨年末にケニー河原崎さんが毎日やっている早朝トレーニングメニューを教えていただいてから1ヶ月以上たちますが、いまでもその内容が頭から離れません。

河原崎さんをご存じない方のために簡単に紹介します。

  • 現在はBreakfast Toastmasters Club(東京・新橋)のメンバーです。
  • 2005年5月のD76国際スピーチコンテスト(東京代々木)で2位に入賞されています。
  • 2007年6月に日本英語交流連盟(ESUJ)主催の英語ディベートコンペティションで小林美枝子さん(2007年D76日本語論評チャンピオン)と組んで優勝されています。
  • お仕事でもコミュニケーションコンサルティングおよびトレーニングを専門になさっている第一人者です。

さて、河原崎さんの早朝トレーニングメニューです。

  1. 朝起きたら、すぐに机に直行してまず第一に中国語の復習を20分間行う。(前の晩のおさらいという意味です。現在、中国語に取り組んでおられます。)
  2. その後、英語の週刊誌Timeを読む。そのときにわからない単語があればチェックをしておき、電子辞書で調べ、その用例をICレコーダーに吹き込む。(吹き込んだ用例は、移動時間などでRepeatして自分のものとする。
  3. 日本の論点」を読み、あるテーマについて書いてある識者の意見を読んだ後、それを英語でサマリーする。あるいは、反対意見を英語で陳べてみる。
  4. 以上を毎朝90分欠かさず継続されているのだそうです。

河原崎さんは、お仕事でコミュニケーションおよび人材育成のコンサルタントおよびトレーニングコーチとして国内外で活躍されている方です。しかし実際にお会いすると非常に柔和な暖かいお人柄の紳士です。

トレーニングメニューのどれもが一見明日からでもできそうですが、リズムがついて習慣化するまでは私ならば大変時間がかかりそうです。ですから、ここでは軽々しく「早速まねしてみたいです」なんてことは言いません。

「継続は力なり」は、継続するには力が必要と、継続したからこそ河原崎さんのような実力がつくという二つの意味に取れると思いました。

※河原崎さんのトレーニングメニューの公開に当たっては河原崎さんからの許可をいただいております。河原崎さんありがとうございました。

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第214話:今度TMODをやるなら、、、

今度TMODをやるときは次の点に心がけます。

基本路線「遊び心のある例会をまじめにやる!」

  • 例会10日前までに、全役割の確認を完了する
  • 役のある人でPrepared Speaker以外には、「Competent Leaderマニュアル」に沿って論評者をあらかじめお願いするように促します。
  • 役割をもったメンバーに定期的にメールを送る
  • TMODとしてのスクリプト(原稿)を一通り作成し、スムーズに進行できるよう練習する
  • TMODとして自分の目標をCompetent Leaderマニュアルに沿って決め論評をお願いする
  • これまで自分が作ったことの無い、なにかちょっとだけクリエイティブな例会のプログラムを作成する
  • 音楽を用意する

TMODとして自分の目標をCompetent Leaderマニュアルに沿って決め論評をお願いする

10日前までに決めてお願いしておきたいです。その後の方向性に影響する大事なアクションです。

例会10日前までに、全役割の確認を完了する

TMODとして、役割が早めに決まっていればとても楽です。役を割り当てられた人には、メールか電話で確認をすることにします。会員の中には、私のようなメール中毒者もいれば(私だけか?bomb)、めったにご覧にならない方までまちまちです。ですから相手のメール利用頻度によって挨拶方々電話で確認をするのはよいコミュニケーションだと思います。10日前までに役を割り当てられた方が次回例会に出席できないことがわかれば、早めに別の人を探すこともできます。

この確認ができてしまえば、あとは直前キャンセルへの対応だけですので、気持ちも楽に柔軟に対応することができます。

役のある人でPrepared Speaker以外には、「Competent Leaderマニュアル」に沿って論評者をあらかじめお願いするように促します

せっかく例会で役をやるのですから、自分としての目標をもってそのフィードバックをもらうことが更なるスキルアップにつながります。

「○○さん、次回タイマーだね。□□さんにCLマニュアルに沿って論評してもらうといいですよ。」と促してみます。この部分はVPE、メンターの仕事かもしれませんが、TMODとしても協力していきたいです。

これは、例会直前まで全員とできるようにしたいです。

役割をもったメンバーに定期的にメールを送る

とくにPrepared Speakerには、例会の3日前までにTMODと論評者に対して「スピーチタイトル、使用するマニュアル、プロジェクト番号」を連絡するように早めに理解してもらいます。

また持ち時間も事前に確認しておくことで、テーブルトピックセッションやジョークセッションも定められた時間を効果的に使えると思います。

そのほかの役割、たとえばWord of the Day(今日の言葉)を発表する人には、「あらかじめ大き目の紙に書いておいた今日の言葉を例会前にホワイトボードに見えないように張っておき、発表の際に初めて見せると効果的ですよ。」という自分の経験を共有することもできると思います。あるいは、Grammarian(文法チェッカー、文法博士、言語講評)には、「文法ミスの指摘も大事ですが、会員が発した良い言葉の使い方の共有により重点を置いてみてはいかがでしょうか?」と提案もできると思います。

これも、例会直前まで全員とできるようにしたいです。

TMODとしてのスクリプト(原稿)を一通り作成し、スムーズに進行できるよう練習する

これはやはり大事なことであると思いました。例会を楽しくスムーズに進行するには事前準備が欠かせません。原稿を作ることで例会の流れを具体的に予習することができ、潜んでいる落とし穴も事前に発見し手を打つことができます。

例会当日の家をでる直前までしたいです。

これまで自分が作ったことの無い、なにかちょっとだけクリエイティブな例会のプログラムを作成する

これまで自分が作ってきた例会のプログラムは、例会進行上必要十分なものであったと思いますが、そこに加えて遊び心のあるものにしてみたいです。

例会のプログラムは前日の夜までに仕上げ翌日はコピーするだけの状態にしたいです。

音楽notesを用意する

できればで良いのですが、Take the A-Trainのような楽しい気持ちになるようなジャズナンバーを例会前、休憩時間中に流して雰囲気作りをしてみたいです。先日参加したあるセミナーで講師の方がiPodに小さなスピーカーをつなげてちょっとしたときに音楽を流してくれました。それだけでも部屋中を楽しい音楽が満たし参加者の気持ちをやわらげていました。

選曲は自分がTMODとして活動を開始してからとし、前日までにMP3プレイヤーに流し込んでおきたいです。

ここまでやると楽しいだろうなと思います。次回TMODやるのが楽しみです。

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第213話:神楽坂TMC 牧さんの論評ワークショッププレゼン資料

2007年11月のD76日本語論評コンテストで3位に輝いた神楽坂トーストマスターズクラブの牧さんから論評ワークショッププレゼンの資料をいただきました。牧さんが11月22日にクラブ内で行った論評ワークショップの資料です。

牧さんは、昨年秋のコンテスト挑戦のために、20回もの例会及びコンテストに足を運び、51名のスピーチ、80名の論評スピーチを拝聴したそうです。このワークショップ資料はその学びの集大成です。

「Maki_Ronpyou_ga_Tanoshikunaru_Seminar.pdf」をダウンロード (PDF形式、194KB、牧さんからは掲載の許可をいただいております。)

いただいた資料を見て感心したことがいくつもあります。

★ 第一印象

  • 全体的に、要点をずばり抑えながらも、コンパクトにまとまった価値の高い資料だと思いました。デザインがとてもよく、フォントもよく、リズム感もあり、参加者の集中力を最後までひきつけるよい資料だと思いました。
  • ベースのスキルがとてもしっかりしていると思いました。ここまでうまくまとまったトーストマスター手製の資料はあまり見たことがないだけにとても感心しました。

★ページ別の印象

1. あなたは論評が好き?嫌い?

この二者択一の問いかけで始まるこのページは参加者をぐいとつかみ、集中力を高める効果があると思いました。さらに、ここでこのプレゼンのゴールを明確に示しているのもよいと思いました。

2. 論評スキルの4ステップ

  • スキルを4つにまとめただけでなく、それをステップ化した点がにくいですね。人間、自分のスキルを測りたがるものですからこの段階別のまとめはうまいですね。しかもインプットとアウトプットというくくりもよいと思いました。
  • STEP2で「モノサシ」という言葉を使ったのはうまいですね。このモノサシは、スピーチの経験、論評の経験をつめばつむほど精度が増し、ごつごつした直線でないところも測ることができるようになりますね。さらに経験をつめば、メートル法にも、ヤードやフィードも対応可能になりますね。
  • STEP3の「話す順序、分量、重要度の高い順に」はタイムマネージメント上重要なポイントです。まったく同意。

3. 論評者は4つの役割をこなせ

  • このページもすごくよいです。役割という言葉で4つに表したのはうまいです。
  • 第一の役割での「共感ありき、感じたことを伝える」というのはよいメッセージです。
  • 第二の役割での「スピーカーが伝えたかったことは何かを探る」もポイントをついています。論評者としてはここが楽しいのです。
  • 第三の役割での「メインメッセージを最も的確に~~~」もよいポイントです。
  • 第四の役割もよいです。

4. 論評上達のためにあなたができること

  • よいポイントですね。とくに「余白をなくす」というのはわかりやすい目標です。

5. 人はなぜスピーチをするのか

  • 書き込み可能にしているところがよいですね。

6. 論評とは何か~牧の場合

  • 論評の魅力を共有するよい工夫だと思います。

7. 参考資料1:クラブメンバーの約束

  • 論評を通して、トーストマスターズの基本中の基本に結びつけるのはとてもよい視点だと思います。

8. 参考資料2:論評時間の使い方

  • これも価値の高い資料です。私は、その昔トーストマスター歴30年という超ベテランに、タイマーの黄色点灯(2分30秒)で改善点とアドバイスを受けなるほどと思ったことがあります。自分でストップウォッチを持っていない場合は、タイマーの色に頼るしかないですもんね。

9. おまけ~推薦図書

ここまでやってくれるのはとても親切だと思いました。

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論評コンテストに取り組んで全国大会3位になるという素晴らしい結果を出した後で、その経験をきちんと文書化して仲間に共有するというのはトーストマスターズの中のトーストマスターだと思います。

牧さん、価値ある資料を共有していただきありがとうございました。

暦の上で立春を迎えました。季節もまもなく春。春になれば花がいっせいに咲き始めるように、District76の新しい「才能」たちがあちこちで一斉に咲き始めるのを想像するのは本当に楽しいことです。

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第212話:エンジェル

「あるディストリクトガバナーは、いつ会ってもガチガチでした。体を動かすのも大変そうでした。彼は30代と若いうちに300ものクラブを束ねるディストリクトガバナーになったから、その重圧で大変だったのでしょう。でも、彼のポテンシャルは周りが認めてきちんとサポートしていたから、彼は立派にやり通したのですよ。」

なるほど。

「こいつは見込みがある!という若いトーストマスターを見つけたら、どのように育てていくかを計画し戦略的に次世代のリーダーとして育てていくべきです。」

なるほど。たとえば、きらりと光るやつには、「これをやってみな。」とチャレンジのし甲斐のある仕事、ポジションを任せて、サポートして、成功したら出世させるということですね。

「そうです。そうやって将来のディストリクトオフィサー、ディストリクトガバナーを育てていくのです。そうしないと日本はしぼんで行きます。」

でも、ディストリクトガバナーは金銭的な負担もとても大きいじゃないですか。たとえばJohnny Uy(International President 2006-2007)やGeroge Yen(International Director)はご自身でビジネスを持っていますから金銭的な余裕がありますよね。そこはどう解決したらいいのでしょうか?

「エンジェルになればいいのですよ。」

エンジェルですか。ベンチャービジネスの立ち上げでしか考えたこと無かったです。すごいアイデアですね。

「そうです。ディストリクトガバナーになるんだってね。とりあえず100万円用意したからこれを自由に使っていいよ。クラブ訪問とかいろいろお金がいるからね。利子は要らない。出世払いでいいから。とね。」

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私の尊敬するあるトーストマスターとの会話です。発想のスケールの大きさに圧倒されました。こういう方と常に話をしないと自分の器が大きくなりません。

いつか、エンジェルになろう。

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第211話:「満天の星の輝きを」@輝トーストマスターズクラブチャーターセレモニー

「満天の星の輝きを」

司会の渡辺さん、磯部さん、台湾からジェット機を飛ばして駆けつけてくれた黄さん、新幹線をハイジャックしてきてくれた中尾さん、トーストマスターズの皆さん、そして輝トーストマスターズの皆さん、お誕生おめでとうございます。

トーストマスターズは旅です。プロジェクト1で離陸する私たちの旅はまず基本マニュアルの10のスピーチで基本的なスキルを身につけることが目標です。しかし結構大変。

基本マニュアルというその分厚い雲を抜けると、どこまでも続くどこまでも見通しのきく広い広い天空の世界。

そして天上にはひときわ強く美しい光を放つ輝クラブがあります。

私たちを未知の可能性、新しい可能性へと導いてくれる強く暖かい星です。

今、世界にたった一つしかない日本語上級クラブ。しかし今日ここにお集まりの皆さん。私と一緒に願おうではありませんか。

いつの日か、この輝クラブから、一つまた一つと新しい星、新しいクラブが生まれ、輝き始めることを。
いつの日か、生まれた新しい星たち、新しいクラブたちが美しい星座を作ってともに力強く輝き始めることを。
いつの日か、 さらに生まれたたくさんの星たち、クラブたちがやがて銀河となって大宇宙全体に広がることを。
そして、そんなに遠くない未来に満天の星からふりそそぐ光が、私たちを豊かにしてくれることを。

そんな願いを持ってトーストマスターの旅を続けていきましょう。

それでは、一つの輝きが満天の星の輝きへと成長していく様 をイメージしながら5本締めをお願いいたします。

一つのクラブ、二つのクラブ、星座、銀河、満天の星

それでは、皆様、お手を拝借。

よ~お! (ここから5本締め)

大雪に見舞われた節分の今日、横浜のある中華レストランで日本語上級クラブの輝トーストマスターズクラブのチャーターセレモニーが行われました。関西から鈴木ディストリクトガバナー、中尾副ガバナー、そして台湾から遠路はるばるいらっしゃった黄さんを含む40名近い出席者が新しい上級クラブの誕生を祝いました。

セレモニーのプログラムは上級クラブらしく上級マニュアルに沿って行われ、輝クラブらしく創造性あふれる楽しい内容でした。

料理もお酒もおいしくいただき、出席者の方々のスピーチ、論評、テーブルトピックススピーチも本当に楽しめました。

輝クラブにとって一回しかないこのチャーターセレモニーの「締めの言葉」を述べさせていただく機会をいただき、上のスピーチを行いました。

前日、スピーチの神様が降りてきていろいろなヒントをくださいました。おかげさまで拡がりのあるスピーチに仕上がりました。練習も楽しくできました。自分でもこのスピーチはとても気に入っています。練習の際もビデオ撮影を行いましたが、自分が気に入ったスピーチだとビデオに映った自分の表情も(自分で言うのもなんですが)なかなか悪くありません。楽しそうです。

さて、今日の本番プレゼンを改めてビデオで見ると、参加者の皆さんに助けられて楽しくやっています。しかし改善点も目につきました。

  • 酔っ払っているので少々しまりがない。(姿勢が悪い)
  • 酔っ払っていたので少々間違えている。(大勢に影響の無い範囲で)
  • 視線の目配りが画面左に偏っています。(自分の癖のように思います)

今後も精進を続けます。

最後に、本当にすばらしいチャーターセレモニーでした。輝トーストマスターズクラブの皆様。本当におめでとうございます!

参考:輝クラブチャーターセレモニープログラム

【 輝チャンネルスペシャル番組「チャーターセレモニー」】
メイン司会
「特別な(場面の)スピーチ」
#5 Introduce the Speaker(話し手を紹介する)
司会アシスタント/計時係/集計係/番組の現場・映像監督(フロア・ディレクター)

【第一部: チャーター証書授賞式】(20~25分)
チャーター証書授与・チャーターメンバー証書・・・D76ガバナー
「式典(の機会)でのスピーチ」
#4 Presenting an Award(賞を授ける(授与式))

チャーター証書受領のご挨拶・・・会長
「式典(の機会)でのスピーチ」
#5 Accepting Award(賞を受ける(受賞のお礼)

乾杯のスピーチ・・・LGM
「式典(の機会)でのスピーチ」
#1 Mastering the Toast(乾杯のスピーチ)

(歓談タイム)

論評(上の3つのスピーチに対して二人の論評者が論評しました)

【第二部:トークショー「私が輝く時間(とき)」】(18分)
ゲスト・・・会員Sさん
「テレビでのコミュニケーション」
#2 The Talk Show(トークショー)

インタビュアー(ホスト)・・・ 会員Kさん
「テレビでのコミュニケーション」
#3 When You're the Host(あなたが司会者になったら)

Sさんへの論評・・・
Kさんへの論評・・・

【第三部: 輝名物 上級テーブルトピックスと上級スピーチ】

テーブルトピックス四題

準備スピーチ - Iさん

「聴衆を楽しませるスピーカー」#5 Speaking after Dinner(食後のスピーチ)

Iさんへの論評・・・

【CMタイム2】(1~2分)
CM「春季大会@広島」

【締めの部】(10分)
受賞者発表(ベストCM大賞、ベスト論評大賞、ベストスピーカー大賞)

司会者への論評

締めの言葉 - 私が担当いたしました。

閉会

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第210話:「ロボットたちの反乱」再演@台北

1月19日の太平洋・平和日本語国際演説会10周年記念例会で「ロボットたちの反乱」スピーチを披露させていただく機会を得ました。

自称District76代表、自称日本代表ではありますが、せっかくいただいた機会ですからがんばりましたよ、私。

☆ 当日のビデオ(Sanyo Xactiで撮影)

☆再演版「ロボットたちの反乱」原稿

台湾の皆様の参考になればと思い、すべてルビを振ってあります。

「Robto_tachi_no_hanran_Heiwa_Taiheiyou.pdf」をダウンロード

★この経験からの学び

このスピーチをやったのは、2006年でした。そして今回は2007年の12月から準備を始めました。当時と状況が変化していますから、それに合わせました。2年前のスピーチを2年前のままやるのはやはり心理的に抵抗を感じます。今の時代背景、今の自分の気持ちにスピーチをあわせることでしっくり来ました。

当日の聞き手の皆さんは、とても反応がよくやりやすかったです。気持ちよくこのスピーチを演じることができました。日本の話を取り上げ日本国憲法を取り上げることに「どこまで理解、共感を得られるか」やや不安はあったのですが手ごたえを感じました。(日本の外務省の方がいる前で政府批判が入ったスピーチをやる気後れも少しありました)

ビデオを見て、間も取れておりリズムも悪くないと思いました。

ビデオを見て、滑舌も悪くないと思いました。

反省点としては、

  • ①もっと声に抑揚があってもいいと思いました。
  • ②笑いをとったらやはり「待つ」ことが大事だと思いました。聞き手からの笑いが続いているのにすぐに先に行ってしまうのはもったいないと思いました。
  • ③もっと笑わせたいと思いました。
  • ④8秒タイムオーバーしていました。またやってしまった。

ところで、スピーチの最中に客席にいる母とチラッと目が合いましたが、なんか視線をそらされてしまいました。母が私を見続けたら私のほうが視線をはずしただろうと思いました。やはり家族の前でスピーチするのはなぜか照れくさいですね。

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第209話:母が体験したThe Moments of Truth

今回の台湾旅行に福岡から参加した私の母にとって、台湾は初めてだったにもかかわらず着いた初日から「台湾大好き」になってしまいました。

母がなぜ「台湾大好き」になったかの話を聞きながら、私はThe Moments of Truthを思い出しました。

台湾到着してからの2時間

母の飛行機は12時30分、私の飛行機は12時50分に台北到着の予定でした。ところが私の飛行機は成田での故障が見つかり出発が2時間遅れ、台北到着も2時間遅れました。母も私も日本アジア航空でしたので、先に到着するであろう母に「二時間遅れる」旨連絡していただきました。

14時50分に台北に到着し、飛行機からでるとそこに母が座っていました。ボーディングブリッジを降りてすぐのところです。(入国審査のはるか手前)

母がしてくれたのはこんな話です。

  • 「飛行機が台北に近づくと、機内アナウンスで私の名前が呼ばれ、飛行機を降りたら空港係員にコンタクトするように言われた。」
  • 「飛行機を降りるや、係りの人が自分の名前を大声で連呼していて恥ずかしかった。そこで飛行機の遅れを知った。」
  • 「座って待っていると、空港の人が入れ替わり立ち代り、日本語で何か不自由なことはないか、困ったことはないか、本当によく気にかけてくれた。みんなとても優しかった。」
  • 「免税品店の人が、喉が渇いたでしょうとお茶を持ってきてくれた。」

母を連れて入国審査の方に行こうとしたら、「ちょっと待って」といって、母はあちこちに「ありがとうございました」とお礼を言って回りました。私もお礼を言いました。

スカンジナビア航空の元CEOで「The Moments of Truth」の著者のヤン・カールソンいわく「「顧客にサービスを提供する現場の従業員の最初の15秒間の接客態度が、企業の成功を左右する。」 この15秒間こそがThe Moments of Truthなわけです。

母に起こったこの2時間の忘れられない体験が、母をたった2時間で「台湾大好き」にしてしまったのです。

そして

その晩の鼎泰豐での、Sherryさん、黄さん、洪さん、えみさんと日本からの参加者たちとの夕食。Sherryさんと黄さんが母にとても優しくしてくれました。

翌日19日の10周年記念例会とパーティーでは皆さんがかわるがわる親切にしてくださいました。

20日の桃園では成功クラブの会員の皆さん、蕭さん、陳さんご夫婦のもてなしと3日間立て続けに心が震えるほどのすばらしい感動を経験する機会をいただきました。

ダメ押し

この旅の最後に起こったことは母にとって生涯忘れられないでしょう。蕭さん、陳さんご夫妻が私たちを空港まで送ってくださったこと。そして朝7時ととても早いのに車で一時間も離れている台北からわざわざえみさんが母にお土産をもって駆けつけてくれたことです。

ここまで至れり尽くせりの歓待を受けた母は感動を胸に帰国しました。

しかしなんといっても最初の2時間の「The Moments of Truth」がとても重要だったことはいうまでもありません。台湾の空港の皆さんは模範を示してくださいました。

あらためてお礼を申し上げる次第です。

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第208話:台湾の施鴻禧さんのスピーチ原稿

台湾の桃園成功トーストマスターズクラブの施鴻禧さんからは、「待てば海路の日和あり」のほかに3つのスピーチの原稿をいただいております。

拝見させていただき、「日本語のスピーチってこのように作るのか!」と目からうろこが落ちた思いです。

施鴻禧さんの原稿は、初めての目にするとややとっつきにくいですが、一度声に出して読んでみるとリズムがよくすっと入ってきます。スピーチの構成がとてもすばらしく、何度も「腑に落ちる」体験をしました。

「おくのほそ道」:スピーチ原稿「Oku_no_hoso_michi.pdf」(1.03MB)をダウンロード

「ものは考えよう」:スピーチ原稿「Mono_ha_kangae_you.pdf」(1.05MB)をダウンロード

注:「おくのほそ道」をお読みになってから「ものは考えよう」をお読みになることを強くお勧めいたします。

「無くて七癖」:スピーチ原稿「Nakute_Nanakuse.pdf」(1.04MB)をダウンロード

「無くて七癖」を読みながら、いろいろと苦労しているのは自分だけではないと、わかりきったことを改めて納得させられ力が沸いてまいりました。

「ものは考えよう」は、ぐいと引き付けられて心の深いところで考えさせられるスピーチです。このようなスピーチを拝見すると、自分のスピーチ作りの浅さを痛感いたします。

(※施鴻禧さんからは原稿の公開のご同意をいただいております。)

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第207話:日本の友よ、奮起しよう! (台湾の施鴻禧さんと柯雅香さんのスピーチのビデオ)

桃園成功トーストマスターズクラブですばらしいスピーカーに出会ったことはすでに「第205話:偉大なる忘れ物」お話したとおりです。しかし百聞は一見にしかず。そのときに撮影したビデオをスピーチの原稿をごらんいただきます。

1月20日にお二人のスピーチを聞いたときの感動は、他の桃園成功クラブの皆さんのすばらしいスピーチや論評からの強い印象と併せもって、私の心の中に鮮明に残っております。

★施鴻禧さんのスピーチ 「待てば海路の日和あり」

施鴻禧さんのスピーチ 「待てば海路の日和あり」の直筆原稿はこちらです。(PDF形式 1.02MB)

まるで講談のようなリズムのよさ。日本語での話芸のよさについて開眼させられました。

なお、施鴻禧さんの原稿用紙はご自身のお手製のものです。スピーチのつくりも大変几帳面ですが、原稿用紙まで几帳面に作っていることにとても感心いたしました。

★柯雅香さんのスピーチ 「雪と火山のくに - アイスランド」

柯雅香さんのスピーチ 「雪と火山のくに - アイスランド」の直筆原稿はこちらです。(PDF形式 1.4MB)

柯雅香さんのスピーチはごらんになってお分かりのとおり、手の動かし方がとてもきれいです。また声もお腹から発声されており、会場に良く通っております。

原稿をご覧になってお分かりのように、几帳面な大変きれいな字で書かれています。いつもワープロでさっさと原稿を作ってしまう私にとって、初心を思い起こさせるような美しい原稿です。

日本の友人の皆さん!世界は広い。台湾の偉大な日本語スピーカーの皆さんたちをお手本としてもっとスピーチを楽しみ、技量を磨いていきましょう!

※施鴻禧さん、柯雅香さんのお二人からはビデオ公開と原稿公開のご同意いただいております。

※当日の桃園成功クラブのプログラムはこちらです。

「Taoyuan_Success_TMC_Agenda_Jan20_2008.pdf」をダウンロード

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