第221話:あるアメリカのクラブ:古俣さんへメールでインタビュー
皆様の中で、札幌パイオニアトーストマスターズクラブおよび福岡トーストマスターズクラブにいらっしゃった古俣さんを覚えている方も多いと思います。
ここ最近会わないのでどうしているかなと思っていたら、昨年のアリゾナ州フェニックスでの第76回世界大会でばったり再会しました。聞けば現在アメリカにお住まいとのことでした。
その古俣さんが現在所属されているアメリカのクラブについて興味があり、メールでインタビューをいたしました。
①古俣さんの参加されているクラブについて教えてください。(クラブ名、場所、例会の頻度と日時、メンバーの数、雰囲気)
- クラブ名:Energy Capital Toastmasters Club, #4703-63
- 場所
United Way of Anderson County
161 Robertsville Road
Oak Ridge TN, 37831-4158 - ちなみにUnited WayとはYMCAのようなnon-profitのfund raising organizationです。会場は無料で提供してもらっています。
例会は、毎週木曜日朝7:30~8:30です。クリスマスやmemorial day, labor dayの前後はお休みです。メンバーは現在23人で、例会には10~15人参加することが多いです。 - 雰囲気は良いです。
②古俣さんのお住まいの街にはトーストマスターズクラブはどれくらいあるのでしょうか? (クラブ数の質問です。アメリカでは、ライオンズクラブ、ロータリークラブと同じくらいトーストマスターズクラブがあると聞いたことがあります)
- Oak Ridge市全体の人口が約27,800人です。クラブはcommunity clubが4つ、company clubが1つです。
- 20人以上の会員がいるクラブもあれば、10人前後のクラブもあります。
- Knoxvilleの都市圏全体(人口約100万人)で、1つのDivisionを形成しています。
- (東 註:District 63のWebサイトはこちら)
③なぜそちらのクラブに入会されたのでしょうか?
- 朝1時間なので都合が良いこと。近隣のクラブでこのクラブだけウェブサイトに写真を掲載していて、雰囲気が良さそうな感じがしたので。
④毎回の例会のアジェンダ、雰囲気を教えてください。
- 参考までにアジェンダのファイルを添付します。(こちら)
- Halloweenや国民の祝日には特別な衣装を着てくるメンバーが多いです。table topicsも行事にマッチしたものになります。
- 多国籍なクラブで、出身地を挙げると、オーストリア、インド、中国、ウルグアイ、日本、アメリカ、ロシア......
⑤毎週例会を行っているというのはとてもあわただしい感じですが、古俣さんはどのようにお感じになりますか?
- 初めの頃は、とても忙しい気がしましたが、慣れてしまうとそうでもありません。
- 次回以降の役割を記入するsign up sheetを例会中に回覧して、会の終わりにVP Educationが役割を確認します。5~6回先まで記入できます。
- Speech, Table Topics, Evaluationの順番なので、Evaluatorが忙しく、テーブルトピックでEvaluatorが指名されることは少ないです。
- Timerがvote counterの役割もするので、timerは忙しくたまにアシスタントがつきます。
- Club businessはなるべく短い時間にするため、Officerどうしでメールのやりとりをしたり、3ヶ月に1回、Officer's meetingを開催してメンバーに報告する形をとっています。
⑥クラブ役員はすんなり決まりますか?
- 私が入ったのが5月で、その時には既に次期の役員が決まっていました。すんなり決まっているようです。
⑦Parliamentary Procedureは気軽に使われていますか?
- クラブでYesかNoを示す必要がある時に、わりと気軽に使っています。例えば、コンテスト以外のDivisionのイベントに参加するかを決める場合。
⑧他のクラブへの訪問あるいはジョイントミーティングは活発でしょうか?
- たまに他のクラブのメンバーやエリアガバナーが例会に参加します。
- 集まっている時間が朝、昼食時間、夕方とバラバラなためか、ジョイントミーティングは活発でないようです。
⑨エリア、ディビジョン、ディストリクト主催の行事にはどんなものがありますか?またどんな雰囲気でしょうか?
- ●ディストリクト主催の行事
- Spring Conference, Fall Conferenceでは、2つのコンテストを同時開催。
- Officer TrainingはTLI (Toastmasters Leadership Institute)と称して、Officer以外のメンバーも学習できるようなワークショップを開催しています。
- ●ディビジョン主催の行事
- TLIはディビジョン主催の場合もあります。
- Division contests
- ●エリア主催の行事
- Area Contests
- 日本の行事と比べるとカジュアルな雰囲気です。Fall Conferenceの参加者は年齢層が高く、若い年代をひきつけていないように感じました。
- TLIには若い年代も参加しています。
⑩北米にはRegional Conferencceなるものがあるそうですが、参加されたことはありますか?どんな感じでしょうか?
- 私はまだ参加したことがありませんが、昨年のDistrict Governorは、秋季大会でお会いした際に参加したことがあると言っていました。
⑪英語以外の言語のクラブは小俣さんのお住まいの地域にはありますか?
- この地域は英語のみです。
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あとがき
- アメリカの普通のクラブの様子が感じられてとても面白いと思いました。
- 毎週木曜日朝7時30分からの例会ですので、次に仕事がある人があることを考えると時間管理がとても大切だろうと思います。例会にBusiness Portionがなく即Educational Programに入るのもよく理解できます。
- 春季大会、秋季大会で二つのコンテストを同時開催というのは、日本の外のディストリクトでは普通に行われているようです。つまり、秋にTall Tales(ほら話)とTable Topics(即興)を、春にInternationalとEvaluation(論評)を行うということですね。年間合計4つのコンテストを行うわけです。日本も、春、秋に日本語・英語で結局合計4つなので、ま、同じという見方もできます。(しかし、ちょっと脱線しますが、上には上があり、たとえばDistrict 67(台湾)はたとえば昨年の秋季大会は二日間で4言語で7つのコンテストを行っています。)
海外のクラブの訪問はとても面白いです。いつか古俣さんのクラブも訪問してみたいと思います。
古俣さん、ありがとうございました。
