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第233話:Division Cスピーチコンテスト(その2)

私にとって「4月13日(日)は、さまざまな意味でとてもよい日になりました。」というのは、なんといっても、Division C英語コンテストで優勝し、5月18日広島でのD76決勝への進出を決めたことでした。

3月9日のエリア33コンテスト以降、正直苦しい毎日だっただけに、Division Cコンテストの表彰式で齋藤ガバナーから優勝カップと賞状といただいたときは、こみ上げるものがありました。

  • 「Division Cコンテストは、6人のコンテスタントの中から一人しかD76コンテストに行けない。」
  • 「マシュー、ジェイソン、アンというネイティブスピーカーとどう競り勝つのか?」
  • 「自分を偽らない、納得のできるスピーチができるのか?」
  • 「First Speakerになったらどうしよう。まず勝てない。」
  • 「大和バイリンガルのみんなが日本語コンテストを成功させた美酒によっているときに、勝てなかったら自分だけおいしい酒が飲めない。」
  • 「コンテスタントでもないのに広島に行くのはいやだな。」

エリアコンテストよりさらに条件が厳しくなるだけに、そこから来る自分の弱気を克服するためには、練習しかありませんでした。

2週間前までに、いちおうスピーチ原稿を書き上げ、朝の通勤電車の中でゆるゆると推敲と練習をし、8日前の土日で暗記&Deliveryを固めて、ここから自分のスピーチを毎回ビデオにとりながら、さらに推敲を重ねました。

ここでも、ずっと弱気との戦いです。

4日前の4月9日の東京インターナショナルクラブのスピーカソン例会で、ライブをやる機会をいただき、初めて人前でやりました。自分で意識する限り4箇所間違えたり、大切な部分を忘れたりと散々でした。そこで録画した自分のスピーチをもとにさらに改善を重ね、4月12日の大和バイリンガル例会で2回目の練習をしました。自分で思ったよりも皆さんの反応はよく、自信を少し取り戻しました。

今回のPRIORITIESというスピーチは私はとても気に入っていました。何よりも、自分の気持ちとの齟齬がなく、無理にこぶしを振り上げて「Let's ~~~」とシャウトしないスピーチです。それなりにユーモアもあり、かつ人間の心を掘り下げたつもりです。

前日の夜、結構に詰まってきており「この完璧なスピーチのどこを直せばよいのか」正直わからなくなりました。 そこで、David BrooksのMagic MomentsのDVDを手に取りファイナリストたちのスピーチを聞いて、自分がこのレベルにたどり着くまで千里の道のりがあることに気がつき、微調整に励みました。

さて、コンテスト当日。スピーチの順序を決めるくじ引きで見事に「1番目のスピーカー」を引き当てました。阿弥陀くじで左から2番目の棒が光って見えたのです。

「ありゃ~、これで広島行きはなくなったかな?」と思う弱気を押さえつけ「First Speakerでも勝ってやる!」という気持ちにもって行きました。

本番ステージでは、見事に雑念が消え不思議なほど自分のスピーチに集中できました。途中でピンマイクのスイッチを入れ忘れたことに気がつきましたが、そのことで自分の気持ちがぶれることもなく、また凡ミスもなく、設計したとおりに、練習したとおりに全部できました。

終わってから、他のコンテスタントの皆さんのスピーチを聞きながら、ジャッジの皆さんはどのように評価するか気がかりでしたが、すでに私の運命は神様の手にゆだねられていることもあり、順序を考えることはやめました。

Contest ChairのキャプテンMotookaが、3位、2位と結果を発表して行き、いよいよ第1位の発表。私はキャプテンMotookaの口がどのように動くかを凝視していました。彼が一瞬私のほうに目をやったことで勝利を確信し、「The first place winner is.... TM Kiminari Azuma!」で勝利を確認しました。

広島にいける、カルガリへの可能性が開けたことももちろんうれしかったのですが、First Speakerでありながら優勝できたことを本当にうれしく思いました。自分にはできないと思っていたことが、「できた」だけに大きな自信につながりました。あみだくじの左から2番目の棒が光っていたのもなにかの因縁かもしれません。

私の今回のPRIORITIESスピーチの練習で、東京インターナショナルクラブの皆様、私のホームクラブである大和バイリンガルの皆様、友人の皆様に深く感謝します。

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Comments

優勝おめでとうございます。
厳しい立場での重圧にもかかわらず、
ご自分のスピーチをやりきるということが何より尊い
ことであり、深く敬意を表しております。
同時に一流のスピーカーの方々が多く集う場において
コンテスタントとして同じ舞台、同じ空間を共有できる..
実に素晴しいことであり、うらやましく思うのであります。
広島でもぜひ、演じているご自身が深い満足感を得られる
ような作品を作り上げてきていただきたいと願っています。

Posted by: MarkⅡ | April 20, 2008 at 12:43 AM

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