第243話:春季大会@広島 第一日目
今回の春季大会実行委員会は、最高の仕事をされています。世界大会の運営、サービス品質をそのままDistrict76にあわせて提供している点がすばらしいです。
本日、18時45分からJudge Training Workshopがありましたが、すばらしいの一語に尽きます。
- 参加者の受付が大変スムーズ。しかも15あるテーブルのどの席に着席するかをあらかじめ指定してあったため、全国からの参加者と強制的に同じテーブルに座ることになります。そこで新たな出会いが生まれるのがすばらしい。春季大会の価値を最大限に生かしたアレンジだと思いました。
- 各テーブルに花が飾ってあります。この配慮がすばらしいと思いました。
- トレーニングが終わってから、参加者にお弁当とお茶とビールが提供されました。このお弁当ですが、下世話な話、駅で買えばどう見積もっても1500円はするであろうとても立派な広島尽くしの幕の内弁当です。しかもビール。これまでワークショップのあとにビールが提供されたイベントはトーストマスターズではなく、すばらしい心遣いと思いました。
- 会場係りの広島クラブのメンバーは本当によく気が利き機敏に行動されていました。自分が何をなすべきかきちんと理解されて行動されていた点、広島クラブは相当準備したのだなと感じました。
- トレーニングの配布資料は春季大会用にアレンジされた専用の書類封筒に入っていました。90名分準備されたのはさぞかし大変だったと思います。本当に頭が下がります。
- 何よりも会場がすばらしかったです。台湾からのお客様であるInternational DirectorのGeorge Yenさんと奥様の元D67ガバナーJorry Wuさんをお迎えするのにふさわしい会場でした。
さて、Jorry WuさんによるJudge Worksopですが、たいへん満足感の高い内容でした。
JorryさんのPowerPointによる説明は、前半はJudgeとしての心構え、採点基準、倫理規定という基本でしたが、後半の15のケーススタディが前半で学んだ基本をもとに、自分がチーフジャッジとしてどのように対応するかという実践的な内容でした。
この15のケースはいずれも実際に過去に起こったケースで、ルールを知っていないと判断に迷うケースばかりです。
たとえば
- スピーチコンテストですべてのコンテスタントがスピーチを終え休憩に入った際に、聴衆の一人が「あるコンテスタントのスピーチは盗作ではないか」との訴えを起こした。さてどうするか?
どうでしょうか?
こたえは、「特に何もアクションを起こさなくてよい。」です。なぜならば訴え(抗議)を起こせるのは、聴衆ではなくコンテスタントだからです。(コンテストルール)
最後に90名の参加者が、ジャッジトレーニング参加賞を授与されて閉会となりました。
終わってから関東からの参加者15人くらいと二次会に行きまして、これはこれで楽しかったですが、こちらの話はまたの機会に譲ることにしましょう。
広島のトーストマスターの皆さんの組織力はD76でも最高のレベルだと思います。
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