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August 2008

第282話:SHIP Toastmasters Club訪問記(中国深セン、8月28日)

今回の「香港・中国TMC訪問の旅」最後の仕上げは深センのハイテクパーク内にある、SHIP Toastmasters Clubです。

New Experience TMCと同じくこのクラブも二度目です。(前回の訪問記はこちら

今回訪問を打診した際にGeneral Evaluatorを依頼されましたので喜んでお受けいたしました。クラブ訪問の楽しみは、その例会の役を引き受けることでただ傍聴するだけでなく参加することができることです。

前日のNew Experience Club訪問で、SHIPの役員さんたちと再会しましたがその際に「5分くらいのスピーチをやってもらえないか?」と依頼されましたので、例会の最後に何か一言言えばよいのだなと思ってSHIP Clubの会場に行って、例会のプログラムを見てびっくり。Prepared Speech 1として私がアサインされているではありませんか?

うーん、困った。TMOEのJackさんといったん「Prepared ではなく例会の最後に動かしてくれ」と交渉しましたが、途中で「D76チャンピオンならば、チャレンジしてみよう。」という気持ちに突き動かされ、引き受けることにしました。

例会が始まるまで20分。マインドマップを作ってMistakesなるスピーチを作りました。深センや中国は、会員層が若くトーストマスターズでの経験をPrepared Speechにして語ると非常に喜ばれる例をたくさん見てきましたので、その線でスピーチを作ってみました。もちろん練習時間もなく英語を校正する時間もなく開き直って「かまいやしねぇ、大暴れしてやる。」という気持ちでチャレンジしました。

General Evaluationですが、私のフィードバックは次のとおり。

  • 時間管理:すばらしい。時間通りにはじまった。自己紹介コーナーが長かったのでどうなるかと思ったが、そのあとのヘルパーさんたちの紹介がコンパクトでかつテーブルトピックマスターも時間を意識したので、予定通りに戻った。Prepared Speechでちょっと長くなったが、休憩時間を10分から5分に短縮して取り戻すなど臨機応変の対応がすばらしい。
  • 例会の雰囲気:会長さんがまず楽しい雰囲気で思いっきりの笑顔で開会した。これが今日の楽しい例会のトーンを決めたと思う。その後TMOEに引き継いだが、彼もまたみなが楽しくなるような雰囲気をどんどん積極的に作ってその後みながとてもリラックスして楽しめた。
  • 改善提案1:自己紹介コーナーがちょっと長く感じた。予定では10分のところに30人の自己紹介をやるわけだから、一人20秒のはず。タイマーさんを使って工夫されてはいかが?
  • 改善提案2:テーブルトピックセッションは、黒板に書いた単語を志願者に選ばせて、TTマスターがそれに関連する問題を読み上げるというなかなか独創的な試みで面白いと思った。しかし、単語があらかじめ公開されているのでみなある程度心の準備ができてしまう。たとえば、カードに問題を書いておきそれを志願者に引かせるという方法も考えてみてはいかがでしょうか?
  • まとめ:会長さんの楽しい雰囲気作り、TMOEさんの熱意、そしてTTマスターの独創性は日本に持って帰りたいと思います。

ところで、この日のLanguage Evaluator(Grammarian)はNew Experience & Shenzhen TMC のEmilyさんですが、彼女のGrammarian's Reportはカリスマパワー爆発のものすごい迫力でした。あの小さな体からよくそんなに迫力のあるスピーチがでるねってくらいすごいパワーでした。彼女は3月に私が初めてNew Experience Clubを訪問した際にクラブコンテストでセンス抜群のスピーチをしてぶっちぎりで優勝した人です。今回もShenzhen TMCのHumorous Club Contestで優勝して9月半ばのAreaコンテストに進むそうです。結果が楽しみです。

さて、この例会には日本人のCobyさん(小林さん)という会員がいらっしゃって楽しい雰囲気作りに一役買っていました。中国のクラブで日本人会員に会うのは上海のLight House TMC以来二回目です。

さて、今回私は3人のPrepared Speakerの中でBest Speaker賞をいただきました。また、今回私の部門(会社ですね)で深センで現地採用した中国人社員のDavid君を連れて行きましたが、彼はBest TT Speaker賞に輝きました。自分で手を上げて答えたのですから立派です。

  • Sany0554

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さて、せっかくやったスピーチをどこにも記録しておかないのはもったいないので、ここにメモしておきます。

MISTAKES

Are you afraid of making mistakes?

Are you enjoying making mistakes?

Ladies and gentlemen, my name is Kiminari Azuma. I am from District 76, Japan, and I am the D76 Champion of ...........making mistakes.

Today, I am xxxx years old, and I have made lots of mistakes in my life. I have been with Toastmasters for eight years, and I have made lots of mistakes too.

When I was Vice President of Education, I was really fascinated with Toastmasters educational program, and I became a very enthusiastic VPE. I asked member "What is your goal this year." "What are your TM goals this year?" "When are you going to achieve your CTM award?" (だんだん声を荒げる)

Then many members left the club. It was my painful mistake.

Later, I became club president. I didn't want the same mistake again, so I softly asked VPE. He served club officer for the first time.

"Have you read the VPE manual?" No answer.  "Have you ready the VPE manual?" Again, no answer. "Are there anything I can do for you?" Again no answer.  Then I exploded. "HAVE YOU READ YOUR VPE MANUAL?"

He left the club. Ah, what a painful mistake!

Last year, I won the D76 International speech contest and got a ticket to the Inter-District B contest.

I was the second speaker. I was very nervous.

Contest Chair invited me to the stage, and everyone welcomed me.

I started my speech.

I came to the first funny line. But it didn't work, nobody laughed. I got more nervous. Then I saw a lady in the back of the room yawning.

I lost confident, and I ran overtime four seconds.

This year, I won the D76 international speech contest again, and got a ticket to the Inter-District A contest. I didn't want to make the same mistake again.   I practiced in a different ways than last year. I visited a local Toastmasters club in Calgary a day before the contest, and I practice my speech, but again my funny line didn't work. I was shocked.  I told myself that my speech was NOT funny.

Then on the big day, after lunch my friend invited me to a public park and he forced me to practice my speech in front of strangers. I HESITATED, but he forced.

I made some mistakes, but I finished the first round. Strangely, I felt a great sense of achievement. Then I went to someone sitting in the bench. I introduced myself and did my speech. This time, I got some small laughter. Then after my speech, I got a very helpful feedback.

On the Inter-district A contest, my speech really worked. More than two hundred people in the audience really laughed and enjoyed my speech. That was more than I had expected. I felt really good, and I WON.....the certificate of participation.

(PAUSE)

Ladies and gentlemen, the more you make mistakes, the more you learn.

The more you learn, the wiser you become.

The wiser you become, the sooner you achieve your goals.

(PAUSE)

Toastmaster is a nice place to make mistakes. Toastmaster is a safe place to make mistakes.

Think about this. Once you step out this room (opening the door), and in the real world, there are many monsters, dinosaurs, killers, crazy people.  (getting out of the room)

As soon as you make mistakes, they point out and yell "Why you make such a foolish mistakes?"  (getting back to the room)

But in this room, no one are nasty. Our beautiful grammarian gently reminds me of my small mistakes. Toastmasters help Toastmaster succeed.

So don't be afraid of making mistakes in the Toastmasters meeting, and make your mistakes energy for your growth.

Please remember that making mistakes is a part of process of becoming a successful business person.

(PAUSE)

Ladies and gentlemen. Let me ask a question.

WHAT MISTAKES ARE YOU GOING TO MAKE TOMMORROW?

Back to you, Mister Toastmaster.

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スピーチの途中で赤が出たので、「ありゃ、またタイムオーバーか?」と思いましたが、7分10秒でした。

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第281話:New Experience Toastmasters Club訪問記(中国深セン、8月27日)

中国深センにあるNew Experience Toastmasters Clubを訪問しました。今年3月に引き続き2度目です。(「第227話:中国深センで見つけた宝石」をご参照ください。)

昨晩は、19時から22時まで延長して秋のコンテストに備えてHumorous Speech ContestとTable Topics Contestのダブルヘッダーでした。

★ 第一部:Humorous Speech Contest

業務都合で会場に着いたのは20時。Humorousスピーチのコンテスタントのスピーチが終わり拍手が鳴っているタイミングで入室しました。満席。50人くらいいたでしょうか?一番後ろにあいている席がありましたのでとりあえず着席しました。

11人のコンテスタントがいて、私は6番目のコンテスタントから聞きました。

  • 相変わらず英語が上手。
  • なかなかの役者ぶりで皆さんを笑わせる人も多い。
  • 拍手が大きすぎてスピーチタイトルが聞こえないことがたびたびあった。
  • カリスマのオーラを発しているすごい女性がいた。(彼女は2位)

★ 第二部:Table Topics Speech Contest

5分間の休憩を挟んで、今度はTable Topic Contest。こちらはコンテスタントが10人。

司会者の方が、スピーカーを呼び入れます。

The first speaker is XXXXX. XXXXX.

場内は大きな拍手。

そしてスピーカーが登壇すると、司会者が「Your Unforgettable Momenet. Your Unforgettable Moment.」 と繰り返します。

え、これがお題?短すぎない? とびっくりしていたら最初のスピーカーがスピーチを始めました。すごいな、ほとんど考える時間がなかったはずなのに、これだけのスピーチを展開するとは。

そうこうするうちに4番目のスピーカーが登壇します。女性です。

「Your Unforgettable Momenet. Your Unforgettable Moment.」

いきなり「おぎゃー、おぎゃー」と赤ちゃんの泣きまねでスピーチをはじめました。ご自身のお産の体験、赤ちゃんとの対面、子育てをとてもうまくまとめられ、またうまくUnforgettable Momentというキーワードを織り込んでスピーチを展開されました。

★ 結果発表まで

10番目のスピーカーが終わって、参加賞の授与。このクラブのよいところは、参加賞をコンテスタントだけでなく、ジャッジ、タイマー、カウンター、SAAなど裏方として活躍した人すべてに渡してみなが感謝する時間を取るところです。

トーストマスターは「拍手と握手」とよく言いますが、私たちのような給料の出ないボランティア組織の報酬はみなの感謝の心ですね。そこをきちんと実践されているところがとてもよいと思いました。

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結果発表まで時間があったので、ゲストコメントということで、私と、香港から来ているクラブコーチのステラさんがスピーチを求められました。私のはさておき、このステラさん。ものすごいカリスマスピーカーで会場の皆さんは大喜び。あまりのにぎやかさに、一瞬「ここは武蔵小杉か?」と思うほどでした。

★ 結果発表

さて、結果発表。チーフジャッジのウィリアムさん。彼もまた違ったタイプのカリスマ。Humorousから発表がありましたが、3位からは発表していくと夜も10時近いのに会場は大賑わい。1位のKevinさんはWilliamさんと抱き合って喜んでいました。Kevinさんのスピーチは遅刻者の私は聞いていないのでちょっと残念。

続いてTable Topicsの結果発表。だれもが4番目のスピーカーのアンジェラさんの優勝を信じて疑わなかったのか、1位の発表前から会場は「アンジェラ」「アンジェラ」コールをしています。(3月も一位の発表前から「エミリー」コールをしていましたっけ。)

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さて、日本のDivision B, Cのクラブでこの表彰式でのときに机をどんどんとにぎやかに打ち鳴らして発表を待つのを見ますが(何を隠そう私の所属する大和バイリンガルもそうです)、このクラブでもウィリアムさんが、「The second place winner is...」といったら、私がこれまで経験した数倍のにぎやかさ(うるささ)で机を叩いていました。

この風景をみながら、つまり入賞者をたたえあい激励するという光景、そしてコンテストの裏方として活躍した人に感謝の気持ちを表す光景を見ながら、自分がここまで来れたものトーストマスターズのこういう助けあう環境があったからだなと再確認しました。

★ 二次会!

コンテストは時間通り22時に終了し、帰宅する人と2次会に行く人に別れ、2次会に行く人は麺料理のお店に行き、もちろん私も合流し23時30分まで楽しくすごしました。二次会も楽しく、まるで「ムサコ」で「雪国」に行ったときのようでした。

皆さん。中国深センに行くことがあれば、ぜひNew Experiencec TMCへの参加をご検討ください。

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第280話:SOUTH HORIZONS TOASTMASTERS CLUB訪問記(香港、8月23日)

先週土曜日(8月23日)に香港島にあるSOUTH  HORIZONS  TOASTMASTERS  CLUBを訪問しました。

普段は香港島南のレパルス・ベイからちょっと西のApLeiChauというところで例会をしているコミュニティクラブですが、

檢視較大的地圖

今回はそごうのあるCauseway BayのPolice Officers Clubという香港警察の福利厚生施設での行われました。

檢視較大的地圖

この日の例会はOlympics。私はTable Topic masterを頼まれまして7つの質問を用意しました。(朝からずっと考えておりました。)

  1. あなたがIOCの委員だとしてどんなスポーツの追加を提案しますか?
  2. 4位の人にもメダルを出すことにしました。どんな色のメダルにしますか?
  3. あなたはオリンピックで優勝しました。政府はあなたにボーナスを出すことにしました。何がほしいですか?
  4. 2020年のオリンピックはどこで開催したいですか?
  5. もしあなたが超人的な力を持っていたらどんな種目で闘いたいですか?
  6. トーストマスターとして、今回の北京オリンピックを論評してみてください。
  7. トーストマスターズのオリンピックはスピーチコンテストです。この秋のユーモア・論評コンテストで勝つための戦略を披露してください。
  • ※実際にはそれぞれの問題の前に状況設定の文章が入っていますので、もっと長いです。

さすがに、もと大英連邦の「国家」ですね。みんな英語のレベルがすごく高くよい答えをいただきました。7問中5問は私が指名する前に、挙手されたボランティアに答えていただきました。そのうちの2問は同じ人が2回チャレンジされました。

Prepared Speechは2つ。Basic ManualのProj2からとAdvanced Speech ManualのInterpersonal CommunicationのPrj1 Conversation with Easeからでした。Advanced Manualのこのプロジェクトは面白いです。

その後、質の高い論評が二つ。学校の英語の授業のようなGrammarian's report。そして全員でGeneral Evaluationでお開きとなりました。

面白かったのは、次の点です。

  • スピーチが面白いと、口笛や歓声を遠慮なくやります。
  • スピーチの制限時間がきたら、タイマーは拍手して強制終了させます。これは世界大会のCandidate Showcaseと同じやり方でした。

SOUTH  HORIZONS  TOASTMASTERS  CLUBのクラブビジョンは、「Where Friendship Flourishes」(友情が花咲くところ) 土曜日の19時から21時30分というリラックスした時間帯での例会は、まさのクラブビジョンのとおりでした。

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深センに戻る電車の中で、楽しかった例会を思い出し、ぼーっとしながらひとりニヤニヤとしておりました。(中国深センまでは、MTRで40分。羅湖駅で香港を「出国」して中国側の深センで「入国」します。)

香港には、OASISという非常に活発なクラブがあるようで、またいつか見学してみたいと思いました。

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第279話:栄光の瞬間(新チャンピオン誕生!)

スター誕生の瞬間です。LaShunda Rundlesさん。黒人女性です。

優勝の瞬間、私はなんだかよくわかりませんでしたが、私の左の席の5人くらい向こうにいた女性が飛び上がって周りの人たちと抱き合っていて、「なんだこんなところに座っていたのか?」とびっくりしました。今年はなんと前から2列目。コンテスタントたちのすぐ後ろに座っていました。Inter-Districtのコンテスタントをきちんと処遇してくれるTMIの心遣いに感謝。

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第278話:栄光の瞬間(D76がDistinguished Districtに輝きました)

昨年のHall of Fameでは、大町さんがPresident Citationを受賞されました。

今年のHall of Fameでは、我らがDistrict76がDistinguished District Awardに輝きました。自分のDistrictが表彰を受けるのは本当にうれしいです。前期のDistrictのリーダーさんたちのリーダーシップ、そしてD76のクラブのそれぞれの努力の賜物です。たまたまそこにいた私まで登壇して受賞の栄誉にあずかることができ光栄に思いました。

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滝本さんが、Chris Fordさんの頭の後ろに扇子を持っていったときは場内爆笑でした。

(この写真はD85(中国)のLGET Rebecca Hongさんに撮影していただきました。)

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第277話:カルガリでの出会い

今回もすばらしい出会いがいくつもありました。

  • メキシコのガスさん(彼に「いいスピーチだった。来年も挑戦しなさい。」といわれ心が決まりました。) Sany0392

  • D80(シンガポール)の元District GovernorのGea Ban Pengさんと。昨年に引き続きカルガリで再開したときにはハグしてくれて「いい結果が出せるようにエネルギーを送った。」。Inter-Districtが終わった後、結果を知った彼は「今年もまたジャッジが間違えたんだろう。」 そして最終日に分かれるときにはまじめな顔で、「二回も時間を無駄にしてはいけない。」とアドバイスをくれました。シンガポール、マレーシアにはスケールの大きな男たちがたくさんいます。
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  • 新しいInternational PresidentのJana Barnhillさんと。恐れ多くも彼女の方に手を置いています。彼女はものすごくノリのよい女性です。International President就任のスピーチは感動的でした。
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  • D67(台湾)からのコンテスタントのSammy Suさんと。彼女はInter-Districtで2位だったそうです。すごいパワーの女性です。コンテストの話をしているとあまりの眼力に圧倒されてしまいます。まいるなー。
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  • 2006年ワシントンDCでのWorld Championship of Public Speaking2位のDouglas Wilsonさんと。私のスピーチを聞いていてくださり、すごくほめてくださいました。Wilsonさんがわざわざ私に声をかけてくれたのがとてもうれしく光栄に思います。
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  • 今年DNARのInternational Directorに選出されたシンガポールのPoh Kim Siongさんと。昨年のフェニックスでのDNARミーティングで厳かに立候補宣言されたのは印象的でした。こんな世界があるのか、と感動しました。
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  • もっとたくさんの出会いがあったのに、「出会い系」の写真はたったこれだけです。5日間程度で何人の方と言葉を交わしたのでしょうか?時間はあまりに少なく、それだけに一瞬一瞬がとても大事に思えました。

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第276話:世界大会のビデオ(8月12日のInter-District Aのリハーサル)

8月12日17時15分からのリハーサルの様子です。世界大会の録音、録画を一手に引き受けるBill Stephens Productionが仕切ってのマイク、カメラの調整を行いつつ、コンテスタントも実際にやって見ます。

昨年は、12時のコンテスタントブリーフィングですっかり舞い上がった私は、十分にこのリハーサルを生かせませんでした。今年は、このリハーサルでやることをきっちり決めてそのとおりに行いました。

  • 極限まで大きな声を出す。
  • ささやく。
  • おなかのそこから響かせる声を出す。
  • 普通の声で話す。

ほかのコンテスタントに自分のスピーチを聞かれてもかまわずやりました。去年は、「ほかのコンテスタントに聞かれたくない。」というためらいもあってリハーサルの時間をうまく使えませんでしたから。いやー、進歩してますね。==> 私。

また、私は本番で、いす。テーブル、ビアジョッキという小道具を3つ使いましたので、1分間の沈黙の際にステージに設定する練習、また片付ける練習も、石井DivCガバナー、小野君にお願いしました。

でかい声でBrilliant Ideasと叫んだらBillさんが来て、ピンマイクを調整してくれました。「本番では、ネクタイとシャツの両方はさむようにつけてもらえ。」とアドバイスしてくださいました。

自分で決めたとおりにリハーサルを終えました。悔いのないリハーサルになりました。本番までの一つ一つに悔いを残さないって大事なことだと思います。(大きな学び。)

ビデオは4分54秒です。

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第275話:世界大会のビデオ(8月14日のオープニング)

77回世界大会のオープニングセレモニーのビデオです。

★国旗入場および米国・カナダの国歌斉唱(4分20秒)

各国の国旗をDistrict Governorや各Districtのチャンピオンが旗手となって入場します。D76の旗手は佐々木ガバナー。最後は、トーストマスターズ発祥の地アメリカ、そして一番最後がInternational Presidentを輩出したカナダの国旗の入場です。ステージにずらりと並んだ国旗。アメリカとカナダの国旗をもった旗手が並んで国歌斉唱です。(D76の秋季大会、春季大会の世界版ですね)

★International Officerさんたちの入場行進(4分19秒)

18人のDirectorさん、3人のVice President, Immediate Past International PresidentとInternational Presidentの皆さんの入場行進です。自分のRegion選出のDirectorさんたちの入場は一段と歓声が高まります。3分33秒のところで、新しいInternational PresidentのJana Barnhillが登場しています。皆さん、カルガリを象徴するカウボーイハットをかぶっているのが面白いですね。

★International PresidentのChris Fordの挨拶(2分11秒)

この方は本当にスピーチがうまいですよね。まさに組織のリーダーのスピーチはこうあるべきだというお手本です。

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第274話:5人のチャンピオンによる豪華ワークショップ(無料)

Inter-Districtコンテストの翌日(8月13日)の朝8時からカルガリにある教会の礼拝堂で、David Brooks(1990年世界チャンピオン)とMark Brown(1995年チャンピオン)によるスピーチのワークショップが行われました。

呼び物は次の二つ。

  • Inter-District AとBそれぞれのチャンピオンによるスピーチの再演
  • チャンピオンによる無料ワークショップ

Inter-District AとBそれぞれのチャンピオンによる優勝スピーチの再演

Inter-District Aの優勝者Jock Elliotのスピーチ、Inter-District Bの優勝者K. Loghandranのスピーチでした。すばらしかったのですが、やはりお二人ともInter-Districtのステージの緊張感から解放されたせいか、いまひとつ生彩を欠いていたように思いました。教会の礼拝堂という独特の音響効果のせいもあって、やりにくそうでもありました。

David Brooks、Mark Brownからの学び

David BrooksとMark BrownのCDやDVDで散々学んできた私にとってとくに目新しい話はなかったのですが、自分が今回のスピーチ作りのプロセスについて再確認することができました。

  • テーマは、日常のちょっとしたことから選ぶ。
  • 自分におきたことを話す。
  • 物語る。
  • 原稿をしっかりと書く。

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飛び入り!Lance Miller登場

会場に来ていた2005年の世界チャンピオンのLance Millerが飛び入りで登場です。世界チャンピオンになる前もひたすらベーシックマニュアルを何度も繰り返し、また世界チャンピオンになった後も毎年ベーシックマニュアルを繰り返しこれまでに17回やったという話は、ぐっと来ました。(彼とは16日のFinalの前にも話したのですが、トーストマスターズとしての自分のルーツを忘れないためにもベーシックマニュアルをやっているのだそうです。)

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Inter-District AとBそれぞれのチャンピオンとの立ち話

このワークショップが終わってから、Jock Elliot, K. LoghandranにそれぞれInter-District用のスピーチの準備にどれくらい時間を費やしたか尋ねてみました。Jock Elliotは、4ヶ月。 K. Loghandranは10年間温めてきたねたを今回かけたのだそうです。

3人の世界チャンピオンと、2人のInter-Districtチャンピオンのワークショップは、きっちりと学びがありました。

注:写真が記事とずれてしまいます。上の2枚の写真は、David BrooksとMark Brownで、下の写真がLance Millerです。

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第273話:くー、泣ける、、(8月12日Inter-District Aコンテスト直前)

8月12日火曜日。カルガリ。あと20分ほどでInter-District Aコンテストが始まるというときに、コンテスタント控え席に座っていた私のところに、元祖公園スピーカーの小野君がつかつかとやってきて、「東さん、皆の応援の気持ちです。」といって色紙を差し出しました。

真ん中に私の似顔絵(似てないけど。本物はもっと髪の毛がある。)の周りに皆さんからの応援メッセージがぎっしりとかかれています。

「クラブ訪問して皆に書いてもらいました。」

くー、やばい。涙で色紙が見えない。鼻が詰まって言葉が出ない。

たぶん変な顔で「ありがとう。」をいうのが精一杯でした。

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小野君は、察したのかさっさとどこかに行ってくれました。

うれしいですね。皆さんの気持ちも。色紙を発案してあちこちのクラブを回ってメッセージを集めカルガリまで持ってきてくれた小野君の気持ちも。

控え席の前においたかばんの上に、ステージから見えるように立てかけて、気分を戦闘モードに切り替えてコンテストの開始を待ちました。

コメントを寄せてくださった次のクラブの皆様、本当にありがとうございました。

  • 武蔵小杉クラブ
  • 溝の口クラブ
  • はまクラブ
  • みなとみらいクラブ
  • 神奈川クラブ
  • 江戸クラブ
  • 青山ランチクラブ
  • 横浜フロンティアクラブ
  • 鎌倉クラブ
  • 湘南クラブ
  • 神楽坂クラブ
  • 輝クラブ
  • 厚木座間クラブ
  • 徳島クラブ
  • 横浜クラブ
  • 八千代クラブ

折を見て一人ひとりにお礼を言わせていただきます。本当に感謝。

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第272話:再び挑戦します

世界大会の素晴らしさは、素晴らしい仲間との出会いとそこからの学びにあります。
8月12日から16日まで5日間でたくさんのトーストマスターから話を聞き、教えられ、考えを深め、そしてまた新たな目標に向かって旅を続けていく決意をしました。

2009年のスピーチコンテストにチャレンジすることに決めました。

そこにいたるまでは、5日間ではありましたが、失望、迷い、そして立ち直り、決意というプロセスがありました。

★ インターディストリクトコンテストA結果発表(8月12日)
「アウェー」でのコンテストの本番ステージで自分として最高のプレゼンテーションを行い、またコンテスタントインタビューも破綻することなく答えることができた私は結果発表までは本当に幸せなコンテスタントでした。しかし3位、2位、1位の中に自分の名前がなかった事実に体から力が抜けていく、体の心がなくなってしまうような喪失感を味わいました。「ベストなスピーチ、ベストなプレゼンテーション、ベストな聴衆からの反応」であったにもかかわらず(タイムオーバーすることもなかったのに)賞にかすりもしなかった事実に、これ以上何をすればよいのかまったくわからない茫然とした気持ちでした。さらにDistrict 67(台湾)代表のSammyさんは、隣で開催されたインターディストリクトコンテストBで初出場ながら2位入賞(うわさでは1位とたった1ポイント差)と聞き、私自身の能力の限界まで感じでいました。

★ David BrooksとMark Brownの無料ワークショップにて(8月13日、午前)
8月13日に世界大会とは別の企画で二人の世界チャンピオン David Brooks(1990年)とMark Brown(1995年)によるスピーチに関するワークショップが近隣の教会の礼拝堂にて開催されました。この企画の詳細は別の記事に譲ることにして、たまたまここに参加していた2004年チャンピオンのLance Millerから直接「Basic Manualをこれまで17回やり、Regional Contest(Inter-Districtコンテストに相当)に2回チャレンジして、その後Finalに出場して優勝した」という不屈の話を聞くことができました。毎年必ずBasic Manualを最初から最後までやり通して自分のスピーチのスキルを磨いているのだそうです。会場に来ていたインターディストリクトコンテストAで優勝したオーストラリアのJock Elliotと話をしましたが、今年60歳なのだそうです。この二つの情報が心に響きましたが迷いを晴らすまでではありませんでした。

★ Toastmasters International Bookstoreにて(8月13日、午後)
会期中Toastmaster関係の物品が販売されているToastmasters International Bookstoreで台湾のSammyさんと出会ったので話をしました。「自分は絶対に優勝するつもりだった」と語る彼女の顔、目から圧倒的なパワーと自信を感じ、その自信はどこから来るのか?なぜ自分はそんな自信が持てないのか、迷いは深まりひろがりました。

★ International Director George Yenさんとの立ち話 (8月13日、夜)
TELUSを出てHyatt Regencyに行く途中で台湾出身のInternational Director George Yenさんに会いました。「東は、来年のスピーチコンテストはでるのか?」と聞かれましたが、「今の気持ちは50%:50%で迷っています。」と正直な気持ちを吐露してしまいました。

★ 私のスピーチを聞いた人からのフィードバック
世界大会の会場を歩いていると、「東さんのスピーチを聞いてInspireされた。」「東さんの名刺をください。」と本当にたくさんの方から声をかけられました。昨年のPhoenix以上に元気のでるフィードバックをいただきました。Inter-district Bコンテストを参観していたので、私のスピーチを見ることができなかったD85(中国)のLGETのRebecca Hongさんからは、「東さんがすごいスピーチをしたといううわさを聞いた。」との言葉をもらいました。正直うれしすぎます。このコメントは。

2006年のWorld Championship of Pulic Speaking2位のDouglus WilsonさんからもすごくほめていただきWin Placec & Showというご自身の著書までいただきました。

世界大会のビデオ制作・販売を20年以上出がけているBill Stephens Production社長のBill Stephenさんからも「楽しませてもらったよ」とコメントとウィンクまでいただきました。

こうしたフィードバックにより少しづつ自分を取り戻すことができました。

★ 決意の瞬間(8月15日)
TELUSで開催された年次総会のあとロビーで60歳くらいの方から、「私はInter-District Aにいた。東のスピーチは本当に素晴らしかった。」と握手を求められました。ラテン系の容姿、スペイン語訛りの英語からメキシコ(District 34)の人だと思いましたが、その方の人一倍暖かな笑顔には見覚えがありました。「あなたはGusさんですね?」と聞くと、さらに暖かな笑顔で私の手をさらに力強く握り締めてくれ「そうです。来年もがんばりなさい。あきらめてはいけない。」 深い感動の中で、私は「はい、やります。来年もチャレンジします。」と答えました。

Gusさんは、昨年のInternational Director選挙の3人の立候補者の一人です。昨年の投票結果はあまりに残酷でした。1位のモハメド・ムラドさん(2007-2009International Director)が9000票近く獲得、次点のドイツの立候補者が2000票獲得したのに対して、Gusさんはたったの300票。その結果が年次総会のスクリーンに投影されて公開されます。トーストマスター歴30年のGusさんが膨大な私費を投じて1年間選挙活動をした挙句がこの結果です。メンツが丸つぶれではないかと心のどこかで心配していました。

しかし1年後の今年のカルガリの世界大会にGusさんは戻ってこられました。暖かな笑顔で私に「あきらめるな。来年もチャレンジしなさい。」とアドバイスをしてくださいました。

この瞬間に気持ちは決まりました。

昨年、4秒でタイムオーバーした直後にロビーでJ.A.Gamacheから「僕もタイムオーバーは何度もしたけど戻ってきた。東もがんばれよ。」と声をかけられましたが、同じことが今年も起きました。

★ 来年に向けての具体的なアクションプラン
Toastmasters International BookstoreでBasic Manualを買いました。Lance Millerにならって私もBasic ManualのIcebreakerからやってみることにしました。スピーチコンテストでのスピーチに必要な要素はすべてこのマニュアルに入っています。このたびのInterdistrict Aコンテストのスピーチ準備の中で今までできなかったことができるようになりました。また8月13日のDavid BrooksとMark Brownの無料ワークショップでスピーチトピックの選び方について知識をリフレッシュすることができました。獲得した新しいスキルを持ってBasic Manualのプロジェクトに取り組んで行きたいと思います。

再出発の門出に、Basic Manualはとてもふさわしいと思っています。

今年も2月からコンテストに参戦して終わったのが8月12日。6ヶ月近いチャレンジはきついです。しかし大きな大会で勝つたびに自分のスキルと何よりも自分自身の成長を実感しました。今回インターディストリクトで勝たなくても学びは大きかったのです。来年は、もしかしたらクラブコンテストであっさり負けているかもしれません。しかしここでチャレンジをやめれば来年きっと後悔する。なによりも、せっかくつかんだ手ごたえを離してはいけない。素晴らしい仲間たちから学んだことを生かさなければ。

ならば答えは簡単。プロセスのしんどさを承知の上で再度挑戦します。

Sany0449

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第271話:公園スピーチデビュー@カルガリ

8月12日。Inter-District Aコンテストのコンテスタントブリーフィングが終わって腹の減った私は、カルガリのチャイナタウンにある飲茶のお店に向けて急いで歩いておりました。Division Cガバナーの石井さんと横浜フロンティアの小野君が待っています。

一通り飲茶を楽しんだ後で、19時のコンテストまでどうやって練習しようかという話になりましたが、小野君(元祖公園スピーカー)が当然のように「東さん、最高の練習場所を見つけました。360度見渡せます。」

公園スピーカーが提案する「360度見渡せる」練習場所を想像しただけで戦慄が走ります。「えー?公園はいいけど360度はちょっと、、、」と思いっきり拒否の気持ちをボーカルバラエティを利かせて回答すると、「東さん、もう言い訳しないって断言してましたよね。」と退路を断ってきます。

ここで断ると、D76チャンピオンの沽券にかかわります。ここで断ったらきっとInter-District突破なんて夢のまた夢。

「わかったよ、行くよ。」

飲茶を出て5分歩くとオフィス街の中にある公園が見えます。彼はそこの真ん中に石井さんと私を連れて行きます。公園は上から見ると大きな円形の芝生のエリアを囲むようにベンチがいくつも配置してあります。3人が円の真ん中に進んでいくと、ベンチに座っていたホームレス風の人たち、タバコで休憩中の勤め人たちが奇異な目でこちらをみている(ように見えました。)

「The speaker number 4. Kiminari Azuma. The Painful Peacemaking Process. The Painful Peacemaking Process. Kiminari Azuma.」

さすが元祖公園スピーカー。よせばいいのに、小野君は思いっきり大きな声で私を紹介してくれます。声が大きすぎてエコーしています。周りの人たちの視線を思いっきり感じます。

さすがにちょっと耐えられなくて致命的な間違いを犯しいったん中断して、もう一度やり直しました。覚悟を決めました。

「かまいやしねえ。大暴れしてやる。」と言い聞かせたものの、さすがに公園ではVoice, Body Movementともに80%くらい抑えたバージョンになりました。

しかし、なんだかわかりませんが、変な達成感があります。なんだかわかりませんが、「俺は公園スピーチをやってしまった。」という自信と興奮が体のそこから沸いてきます。なんか何でもできるような気持ちになってきて、もう一回やってみようか?という気持ちになってきました。

「Excuse me. My name is Kiminari Azuma. I am a Toastmaster and I am from Japan. Would you mind if I make a speech for you? This evening, we will have a Toastmasters speech contest at the Hyatt Regency hotel at seven, and I am a contestant. As you know I was practcing a speech here. I really appreciate if you lesten to my speech.」

黒人の若いカップルに名刺を渡しながら、お願いしてみました。「なんか変なやつに引っかかったなー」という困惑の表情があったものの、聞いてもらえることに成りました。

Non Toastmasterという聞き手、彼らの時間をいただいているというありがたさからか、ちょっと気持ちの入ったスピーチになりました。スピーチの最中、二人とも難しい顔をして聞いていましたが、途中の笑いのラインで女性がちょっと笑ってくれて安心しました。

スピーチを終えると、男性がとてもよいフィードバックをくれました。

実は、この日朝からホテルから歩いて15分ほどのところにある美しい自然公園で練習していました。クリスマスツリーになるようなもみの木(大木)がたくさん生えています。でも緊張感がいまひとつでした。

これまでも公園でスピーチの練習をしたことがありますが、人のいないところで隠れてやっていました。言い訳のいくらでもできる環境です。

しかし、人がいる公園という逃げ場のないだけに、真剣勝負をせざるを得ませんでした。本番前にどれだけ真剣勝負ができるかがメンタルを強くし本番に気持ちを持っていける重要なファクターであることがわかりました。

ここでやったからこそ、本番であれだけのパフォーマンスを出すことができました。

小野君!ありがとう。君のおかげで本番で「かまいやしねえ。大暴れして」、聞き手から最高の反応を引き出すことができました。

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公園スピーカーについての過去記事

公園スピーカーについての反応

  • David Brooks(1990年世界チャンピオン):「Wow! Street speaker! Great!」(小野君をDavid Brooksに、He is a famous street speaker.と紹介した際のコメント。)どうやらToastmasterの世界でもまだ前人未到の分野のようです。

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第270話:最高のスピーチ!最高の7分25秒!

今、思い出しても興奮します。Inter-District Aコンテストに私はこれまで書いたどのスピーチよりもよくできたスピーチを持って臨みました。これまで経験したことのない密度の濃い練習をして臨みました。今回のスピーチのメッセージを早く聞き手の皆さんに伝えたくて仕方がなかった。そんな気持ちで本番に臨みました。そして、本番では最高のプレゼンテーションを行うことができました。

本番では、私のスピーチのあらゆるパートで私のメッセージが聞き手の皆さんに伝わっているのを、ステージから実感することができました。これまでやったどんな練習でも笑いは取れなかったのに、本番ではそれこそ何度も大爆笑が取れました。私の経験を語るところでも深くうなづいていらっしゃる方が何人も見えました。引用したリンカーンの名言、ガンジーの至言が非常に効果的に伝わっているのも感じられました。

これまで日本という「ホーム」でのコンテストでこうしたことを何度も経験しましたが、Inter-Districtという「アウェー」のコンテストでこの経験ができたことはCommunicatorとして最高に幸せに思います。

ステージを降りて、マイクをはずしにバックステージに回ったときに、係りのBevが満面の笑顔、輝く目で「Excellent Speech」といって私の手を握りしめてくれました。

バックステージにいた次の次のスピーカーだったジャック・エリオット(オーストラリア、今回のInter-District A優勝者)が小声で「7分25秒だった。」と教えてくれました。

いつもは7分から遅くとも7分20秒で終わるのに。理由はすぐにわかりました。爆笑をいただくたびにそれがある程度収まるのを待ったため時間がいつもより余計にかかったのです。

入賞者の発表で、私の名前が呼ばれることはありませんでした。「せめて3位かな?」と思っていただけに少し残念でした。オーストラリアが1位、南アフリカが2位、フィリピンが3位という結果に英語でのスピーチの難しさ、壁の厚さを痛感しました。しかし、すぐに「入賞することはなくても、自分の最高のスピーチで、自分としては最高のプレゼンテーションをすることができた幸せ」を思い出し、この結果を受け入れることができました。

日本からの参加者の皆さんにも心からのお褒めの言葉をいただきました。私のスピーチを聞いたたくさんの方からもお褒めの言葉をいただきました。

1990年の世界チャンピオンのDavid Brooksさんからも「昨年のスピーチに比べて格段の進歩だね。」との言葉もいただきました。

今、一晩あけた8月13日の朝です。頭もいたく気分はすこし悪いです。なぜならホテルに戻ってから廣田さん、城さん、亜美ちゃん、味岡さん、亮太郎に残念会を開いていただき、そこで日本酒を飲みすぎてしまったからです。戦い抜いたあとのお酒、すばらしいトーストマスターズの仲間たちとのお酒は本当に楽しかったです。

このすばらしい体験をエネルギーに、今日からまた楽しくがんばって生きたいと思います。

応援していただいた皆さん、本当にありがとうございました。

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第269話:静かなカルガリの月曜日(一日前)

昨日(8月10日)14時にカルガリに着きました。時差ぼけを調整するために、成田→バンクーバーの9時間、バンクーバー→カルガリの1時間20分を、一睡もすることなくすごしましたので、ホテルについてからはいすに座っただけで眠くなる有様でした。

とにかく時差ぼけを治さないといけないので、まず宿泊しているホテルから①Inter-Districtの行われるハイアットリージェンシーまで②世界大会の行われるTELUSコンベンションセンターまで歩いてみました。

日曜日のカルガリは驚くほど閑散としていて、おまけに気温も16度と半そででは寒く、日本で言うところの「晩秋といった」雰囲気が漂っておりました。

ハイアットリージェンシーにいくと、District Officer トレーニングに参加した各Districtのガバナー、副ガバナーと思しき人たちが何人もいました。昨年のフェニックスであった人とばったり出くわしたり面白かったです。Inter-Districtは、ハイアットリージェンシーのImperial4と6をぶち抜いた部屋で行いますが、見せてもらいました。

その後TELUSコンベンションセンターまで歩きましたが、ハイアットリージェンシーとはビル内で接続しているので便利です。

その後ホテルに戻りました。

昨年のフェニックスは、同じリゾートホテルですべてのイベントがまかなわれていましたので、初日から私も高揚感で落ち着きませんでしたが、こちらは私のホテルと会場が別、さらにカルガリの町も落ち着いた町なので、さほど高揚感はありません。

静かな月曜日です。今日から明日にかけて課題に取り組みます。今日は12時にこちらのCMA Toastmasters Clubにお邪魔して練習させていただこうと思っています。

落ち着いて最後まで課題に取り組んでいきたいと思います。

課題として確認したい点、つぶしたい点

  • 早すぎる箇所がないか?
  • 遅すぎる箇所がないか?
  • Body Movementがおかしな点はないか?(文化の違いで逆のメッセージを送ってしまうことの内容)
  • Body Movementとしゃべりの同期。(体を止めてから話す、、など)
  • 間の取り方は適切か?
  • 7分10秒で終わるためには何をすればよいか?
  • 明日17時15分からのリハーサルで何をするか?
  • 「かまいやしねぇ、大暴れしてやる。」
  • 「自分以上にこのメッセージを伝えられる人はこの世にはいない。」

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第268話:かまいやしねえ、大暴れしてやる!

昨日、二人のD76チャンピオンたちから二つの言葉をいただきました。

  • 「かまいやしねえ。」 (小林CBさん、2007年日本語論評チャンピオン)
  • 「大暴れして来い。」(泉けんちゃん、2004年D76チャンピオン)

私は聴衆がかもし出す空気を読みすぎ、スピーチのパフォーマンスもそれにすごく左右されます。昨年はそれもあってタイムオーバーしてしまいました。メンタルの弱い部分の克服は大きな課題でした。今年の練習でもやはり聞き手の空気によってパフォーマンスがかなり左右されました。

そして昨日、上の言葉をいただきました。

今日の自宅の練習で、やっていて「ここ大丈夫かな?うまく伝わるかな?」と弱気になったときにふと「かまいやしねえ。」と唱えてみました。力がわいてきました。大きな声を出すところも、「いい年をしてこんな声出して馬鹿に見られないかな?」とトーンダウンしそうになったときに、「大暴れしてやる!」と唱えてみました。元気が出ました。

14時からの大和バイリンガルの例会でスピーチを練習する時間がありましたが、そこでも「かまいやしねえ。」「大暴れしてやる!」と唱えて見ました。まれに見るよいできでした。

例会終了後メンバーの皆さんに残っていただいて、もう一回やることにしました。

そのときに、皆さんに次のお願いをしました。「できるだけ、マナーの悪い聞き手になってください。わざと私が不愉快に思うような態度で聞いてください。私のスピーチの最中に隣の人と話す。下を向く、携帯でメールを打つ、本を読む、書類に何か書き込む。何でもいいです。ありとあらゆる失礼な態度で聞いてください。」

その状況で一度やってみました。細かなミスをいくつもしました。しかし、何人かの方から「さっきよりも断然よかった。」とコメントをいただきました。「かまいやしねえ。」「大暴れしてやる!」「振り向かせてやる」という気持ちが出たからでしょうか?

そういえば、今年の春のDivision Cコンテストの直前の練習のときは、大和バイリンガルクラブの会場のすぐ横で耐震補強工事のためか削岩機のものすごい音が鳴り響いていました。そんな中でも負けないようにやってみました。スピーチが終わってから、ものすごく高い評価をいただきました。

「私はメンタルが弱い」と勝手に思っていただけかもしれません。

かまいやしねえ。大暴れしてやる!

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第268話:Inter-District用スピーチ決定

8月12日のInter-District Aコンテスト用のスピーチを決めました。このスピーチに勝負をかけます。

  • 自分は何のためにスピーチをするか?
  • メッセージとは何か?

が明確にわかってから完成させたスピーチゆえ今まで書いたどのスピーチよりも納得しています。

もうひとつのスピーチも用意していますが、これはあくまでInter-District Aで勝ってからのFinalで行うスピーチですので、日の目を見ない可能性も十分あります。

で、仮にInter-Districtで勝ってFinal(8月16日)に進んでも、今の私の中では、そこでは勝負はしないつもりです。

トーストマスターとして、スピーカーとしてWorld Championship of Public Speakingの舞台に立てることが最高の栄誉です。与えられた栄誉を「勝負を忘れて」存分に楽しむ。そんな気持ちでもうひとつのスピーチを準備します。

そんな最高に楽しみな7分30秒を自分の手でつかむためにも、このInter-District用のスピーチは大切なのです。

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