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第288話:スピーチクリニック@徳島トーストマスターズクラブ

10月4日、5日と徳島トーストマスターズクラブからのご招待で、徳島市郷土文化会館で開催されたArea43テーブルトピックコンテスト(英語)に参加いたしました。(第284話:エリア43テーブルトピックコンテスト(英語、10月5日、徳島)もご参照ください。)

今回は、10月5日のコンテストに先立ち1時間ほど講演をするのが私の役割です。しかしせっかくの機会ですので講演だけでなく、もっと積極的に徳島TMCの皆さんとの交流を通して貢献する場として10月4日(土)に「スピーチクリニック」なる公開レッスンを行いました。

4人のスピーカーに、それぞれスピーチを発表していただき、その後1人40分から50分かけて会場の皆さんとさらに磨きをかけていくという趣向です。

【事前準備】
一ヶ月ほど前に徳島TMCの大森会長を通してスピーカーを募集していただき3人のメンバーに応募していただきました。さらに各応募者にはスピーチクリニックの1週間前までに東まで原稿を送ってくださるようにお願いいたしました。東は、原稿をみてスピーチを頭に入れ、かつスピーチマニュアルの当該プロジェクトを読み込み当日に臨みました。

【当日】

英語スピーチに対しての公開レッスンはすべて日本語で行いました。

13:30 Opening Remarks/ Introduction of the Lecturer

13:40 – 13:50  First Speaker / "Research Your Topic" Project 7, Basic Manual
13:50 – 14:30 公開レッスン

    10-minute break

14:40 – 14:50  Second Speaker / "Warm Up Your Audience", Project 1, Humorously Speaking
14:50 – 15:30 公開レッスン

     10-minute break

15:40 – 15:50  Third Speaker / "Conquering The "Cold Call", Persuasive Speaking"
15:50 – 16:30 公開レッスン

      10-minute break

16:40 – 16:50  Forth Speaker 
16:50 – 17:30 公開レッスン

17:30 Closing Remarks

【実際】

First Speaker

  • 実際にご自分のスピーチトピックを綿密に調べ、緻密にスピーチを作っていらっしゃったので「表現」について提案をし、その場で実際にやっていただきました。
  • 場面に応じた身振りや声の使い方を、その場で提案しその場でやっていただいて聞き手の皆さんとその効果を確かめました。
  • たとえば、数字の大小をホワイトボードに貼った図で見せるのではなく、腕を水平、あるいは垂直方向に広げて大小を視覚的に見せる。同時に声も大きく(大きな数字の表現)、小さく(小さい数字の表現)をやっていただきました。
  • 自分の周りの人の話をするときは、自分自身がその人になりきる練習をしました。たとえば、お母さんの言葉を伝えるときは、お母さんになりきる。先生の言葉のときは先生になりきる。スピーカーの方に実際にやっていただくと、顔つきや目つき、そして声までもが迫力が増し見事に変化が現れました。
  • スピーチの中で明るい事を描写する時はステージが明るい色になったイメージでそこを演じ切る。
  • ステージでの立ち位置の工夫。明治の話をするときは、ステージを移動して「明治の場所」で話をする。話が現在に戻ったら、ステージを移動して「現在の場所」に戻る。あるいは、スピーチの中である人物の話をするときは、その人があたかもステージの自分の横にいるかのように表現する。

Second Speaker

  • 非常にスキルの高い方で笑顔もとても素敵なのですが、ご自身の課題は「いかに聴衆を笑わせるか」ですので、今回はあえて会場の聞き手の皆さんと一緒にどうやって笑いをとるかについて考えました。
  • まずオープニング。原稿を読むと「面白い」と思うのですがなぜか笑いが取れない。ここを聴衆の皆さんと一緒に考えました。
  • 次にパラグラフごとにスピーチをやっていただいて、聴衆の皆さんが面白いと思ったらその箇所で手を挙げてもらう。「面白いと思う」をどうやったら「笑う」につなげるかの分析ということを中心に行いました。笑いを取る難しさはたぶんだれもが経験する課題なのでしょう。意見百出でした。

その上で、私の提案は次のものでした。

  • 「完璧」を意識させない。聞き手が「完璧」を感じると笑いが出にくい。
  • ギャップが大きいほうが面白い。
  • みなの手が挙がったところが面白いところなので、そこをもっと強調、誇張し、それ以外の部分は笑いのための伏線以外は取り去る。

Third Speakerの場合

  • Cold Callとは、いわゆる電話でのセールスといえばすぐにイメージがわくと思いますが、それほど買う気がない顧客の気持ちをうまくつかみそれなりに値のはるものを売る、というプロジェクトです。(こう書くと「いかがわしさ」が出てきますが、そもそもセールスには来店した顧客に販売する方法と、顧客を訪問、電話して販売する方法がありどちらも一般的です。)
  • 最初から売りつけるのではなく、顧客の会話のキーワードを見逃さずセールスに結びつけるという会話・説得術を学ぶプロジェクトです。このプロジェクトでは途中ロールプレイがはいり、顧客役とのやり取りが面白く会場は笑いに包まれました。
  • 今回は、顧客役が物分りがよすぎたので、あまりCold Callを行ってその後いかに顧客を説得していくかという本プロジェクトの醍醐味が味わえなかったので、次回挑戦するときは顧客役の方にもっと「冷たく」演じていただくよう提案いたしました。

Forth Speakerの場合

  • ベテランメンバーによる、Non-Project Speechでしたが、基本はSecond Speakerと同じで「笑いを取る」ところにありました。
  • Second Speakerの方と同様の手法で、会場の皆さんの反応を実際に聞いてもらいながら、スピーカーの思惑と聞き手の受け止め方のギャップを認識していただきました。
  • さらに聞き手が面白いと思ったところ、もっとこのように演じてほしい、もっとこんなことを期待しているということをスピーカーに対して率直に述べてもらいました。
  • 私のカルガリに向けての練習の中で、いちど笑いを取る集中練習をしたことがありますが、その練習での体験を応用しました。今回は聞き手からのフィードバックをスピーカーの方に考えていただき、さらにダイナミックな動きをしていただくと、聞き手の反応もよくなり笑いが取れるということを体験していただきました。

  • こうした形での、公開レッスンは初めてですがスピーカーが、ちょっとしたアドバイスでみるみる変わっていく(よくなっていく)姿に私自身驚き感動しました。
  • P1000531

  • 通常の例会では、スピーチに対するフィードバックはおもに
  1. 論評
  2. コメントシート
  3. 休憩時間中、あるいは例会後のフィードバック
  4. 飲み会

などで行われると思いますが、このように思い切って40分なり時間をかけてじっくりやってみると、スピーカー本人だけでなく参加している人たちにとってもメリットが大きいことがわかりました。

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