« 第301話:高円宮杯全日本中学生英語弁論大会を参観して | Main | 第303話:進化を続けるDistrict76のWebサイト »

第302話:「スピーチクリニック」に対するご質問と答え

「スピーチクリニック」についてご質問をよく受けます。

質問1:「スピーチクリニック」は論評(Evaluation)セッションの拡大版ですか?

徳島で行ったのは、論評を加えつつ私の観点でさらに改善できるところをその場で提案しスピーカーの方に実際にやっていただくというものでした。ですから一人の方にかける時間は大体40分から50分くらいかかります。(こちらは、論評セッションの拡大版ではありません。)==>(参考: 第288話:スピーチクリニック@徳島トーストマスターズクラブ

11月15日のファンタジスタクラブの例会でも、小野亮太郎君のスピーチに対して「スピーチクリニック」を行いましたが、こちらはご本人の希望もあり、1) 小野君 準備スピーチ  2) 良かった点について、皆に出してもらう(ブレーンストーミング)  3) 改善点について、皆に出してもらう(ブレーンストーミング) 4) 本人よりスピーチで意識していたことを発表 5) それに対して、実際はどうであったか、皆よりフィードバック(ブレーンストーミング) 6) ファシリテーターより総括 という形式で行いました。この形式は、改善提案をその場でやっていただくことはありませんでした。(こちらは、論評セッションの拡大版ともいえます。)

質問2:聞き手に対してのメリットはなんでしょうか?

私が一人でスピーカーに対して話をするのではなく、つねに会場の聞き手の皆さんに質問をします。

  • 「今のところはどのように聞こえましたか?」
  • 「面白かったですか?笑えましたか?なぜ笑えなかったのでしょうか?」
  • 「この部分はよかったですよね?」
  • 「このスピーチを聞いて説得されましたか?どうすれば、もっと説得力をましたでしょうか?」

このような質問をして会場の皆さんと一緒に考えますから、スピーカーのよい点についてその場で共有し、さらに改善点を「自分だったらどうするか?」という質問に置き換えて考えますから、そのプロセスを通して学べるというメリットがあります。(というフィードバックをいただきました)

質問3:時間が長すぎませんか?退屈になりませんか?

徳島では一人50分かけました。クリニック50分+休憩10分で4人ですから4時間です。ファンタジスタクラブでも約50分。通常の例会での論評はMaxで3分30秒ですから長いといえば長いです。

50分という時間が適正かどうかは2回の経験ではなんともいえませんが、じっくりとスピーチについて検討する時間としては豊かな時間であったと思います。

4時間のクリニックを終えて徳島TMCの皆さんからはとても好意的なコメントをいただきました。

質問4:50分間も聴衆が見る中、論評されるのはつらくないでしょうか?

私がファシリテーター役として心がけたのは、バランスです。スピーチを終えたばかりのスピーカーは、私も含めて聞いた方の印象、コメントに対してとても敏感で神経質になっています。そんなところに、批判的なコメントばかりだと自信まで失いかねませんから、まずスピーカーに敬意を払い感謝の気持ちを表すというトーストマスターズの論評のフレームワーク(サンドイッチ形式:Commend-Recommend-Commend)のCommendを踏襲します。

その後、スピーチの部分部分でよい点はよいとお伝えしたり、改善点はその場で直したりという形式で行きました。(ファンタジスタでは、スピーカーが希望されたフォーマット(前述)に従いました)

つらくはなかったと思いますが、今後もバランスは心がけてまいります。

徳島で最初にスピーチをされた方は、その後も同じスピーチを別の機会に発表され、発表されるたびにものすごい上達を見せたといううれしいコメントをいただきました。

======

ファンタジスタトーストマスターズクラブでは、月一回の例会のレギュラープログラムとしてスピーチクリニックを6ヶ月ほど試行しております。

|

« 第301話:高円宮杯全日本中学生英語弁論大会を参観して | Main | 第303話:進化を続けるDistrict76のWebサイト »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




« 第301話:高円宮杯全日本中学生英語弁論大会を参観して | Main | 第303話:進化を続けるDistrict76のWebサイト »