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第308話:東京大学ESS主催 第三回安田講堂杯争奪英語弁論大会

12月20日(土)に本郷の東京大学構内の安田講堂で開催された「第三回安田講堂杯争奪英語弁論大会」に出場し、優勝しました。

Yasudaaward

表彰は、ジャッジによる審査を基にした「安田講堂杯」(1位)と2位、3位。さらにAudienceの投票を基にしたAudience特別賞の二つで行われました。私は、Audience特別賞もいただき本当にありがたいと思いました。

10人のコンテスタントのうち、社会人は4人。そのうちトーストマスターはアン佐渡さん(青山ランチ)と私でした。

結果は

集まった聴衆は約300人です。安田講堂の座席の配置は、国会議事堂のようにステージに向かってゆるく放射状になっていますので、スピーチの最中もそれなりの目配りが必要でした。

トーストマスターズ以外のスピーチコンテストに出場するのは初めてでしたので、運営面、スピーチの内容、デリバリーにいろいろな違いを発見し「面白い!」と思いました。

この日のステージにあがる10人のコンテスタントは、テープと原稿による1次審査を勝ち抜いてきています。

大学生の皆さんのスピーチ、トーストマスターズでない社会人の皆さんのスピーチ、トーストマスターズのスピーチとそれぞれ特色があります。大学生の皆さんのスピーチは、非常にアカデミックなアプローチで、かつ言葉をきっちりDefineして、さらのWhy-Becauseのストラクチャーを大切にされていると思いました。

トーストマスターズのスピーチコンテストと異なるのはスピーチの後でQ&Aタイムが設けられ①Questionnerと呼ばれる方からのスピーチの内容に関する質問(採点対象内)、②ジャッジからの質問(採点対象内)、③Audience(採点対象外)からの質問に対してコンテスタントは答えなければならない点です。

本選のジャッジも多様性を意識されての人選だと思いました。

  • Ms. Stephanie Morimura・・・在日米国大使館副領事。
  • 沼田貞昭様・・・国際交流基金日米センター所長。元駐カナダ日本大使。
  • Mr. Daniel Sloan・・・ロイターテレビジョン在京上級特派員。日本外国特派員クラブ元プレジデント。
  • Mr. Tan Chin Tiong・・・駐日シンガポール共和国大使。
  • 鶴田知佳子様・・・東京外語大教授。国際会議通訳者協会会員。

この日の私のスピーチは、8月12日にカルガリでやった「The Painful Peace-making process」の改良版です。無駄と思われた部分を削除して、その部分で「間」を十分とることができました。(しかし、後から送られて来るDVDを見ると、「間抜けさ加減」に落ち込むかもしれません)

コンテストが終わってからのレセプションで4人のジャッジの方と審査用紙をもとにフィードバックをいただく時間がありましたが、自分でも気がついていないロジックの問題やさらに深く掘らなければならない点についての率直な意見をいただき大変勉強になりました。とくに外交官ご出身の沼田先生からご指摘は、40年以上に渡って外交の現場でお仕事をされた豊かな経験と深いご見識に基づくもので、願ってもない学びとなりました。

レセプションでは、主催者である東大ESSの皆さん、立教大学や慶応大学のESSの方々と話をすることができ、なんか気持ちがものすごく若返りました。

Audienceからのコメントシートも楽しく拝見させていただきました。

さて、東大卒でもない私が東大ESSが主催するコンテストに出ていいのか?厚かましくないか? と一瞬思いましたが、実はこのコンテストとは2年前の第一回大会で予選ジャッジを引き受けたことから縁がつながっていますので、今年声をかけていただいてから決断するまでさほど時間はかかりませんでした。

もちろん、品格のある安田講堂のステージに立ってスピーチをしてみたいという不純な動機もありました。安田講堂の講堂は座席が半円形に配置してあり、ステージはアールデコ調というのでしょうか、とても品のあるつくりです。

文章が散漫になってきましたので、このコンテストでの運営面での学びをまとめました。すばらしいと思った主なものは次の10点です。

  1. コンテスタントがスピーチに専念できるような考え抜かれたケア。コンテスタント1人につき、係の方が1人ついてくれるというご配慮です。
  2. 昨日、私のような一般庶民をセレブのように扱って下さったこと。(安田講堂という質を極めた芸術品級の施設の中での皆さんのご対応は、高級ホテルの客になったような気持ちでした)
  3. コンテスタント控室のセッティングとご対応。
  4. コンテストそのもの。司会のお二人がコンテストを盛り上げようと頑張っておられたのに本当に感動しました。
  5. オープニングのビデオ。ものすごくセンスがよかったです。パワーポイントもセンスよく、さらに表彰式の演出も秀逸でした。同時通訳のアレンジもすばらしいですね。
  6. パンフレット。クリスマスにちなんだ表紙のデザイン。読ませる内容。素晴らしいと思いました。
  7. Audienceからのコメントシート。きれいな袋に入れてくれただけでなくセンスのあるシールで封をしてくれたことに感動しました。
  8. レセプション。料理もたべずに対応してくれた皆さんのご対応。そこに貫かれている皆様のもてなしの心を美しいと思いました。ジャッジとの面会という機会もよかったです。
  9. 寒い中戸外で道案内をされていた誘導係の皆様のプロフェッショナルな態度にも感銘を受けました。夜遅く真っ暗な中でもお仕事をきちんとまっとうされていました。
  10. レセプションが終わって、会場から建物のそとまでずらっと並んで見送りをして下さった皆様のお心。

一足早くいろいろな意味でクリスマスプレゼントをいただいたような経験でした。

東大ESSのコンテスト実行委員の皆さん!ありがとう。I Love you, all!

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