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第352話:Evaluationで、ものすごく大事なこと

第350話:Evaluation Boot Camp / 論評ブートキャンプ で、「論評とは何か(WHAT)、なぜ論評をするか(WHY)をあらわしています。ひとことでいうと、EVALUATE TO MOTIVATEです。ToastmastersでのEvaluationはこれ以外にはあり得ません。相手をMotivateしないEvaluationはEvaluationではない。」と申し上げましたが、これは別に私の個人的な言葉ではありません。

トーストマスターズに入会すると、New Member KitとしてBasic Manual以外に①Effective Evaluation, ②Gestures: Your Body Speaks, そして③Your Speaking Voiceの3冊のBookletが送られてきます。

このEffective Evaluationにすごく大事な事が書かれています。

The Speech Evaluator's Role/論評者の役割

Every speaker is assigned an evaluator who provides a written and oral evaluation of the presentation. When you are assigned to evaluate a speaker, your purpose is to provide honest reaction in a constructive manner to a speaker's presentation, using the evaluation guide provided.

スピーカーには、そのスピーチに対して口頭と書面で論評を行う論評者が割り当てられます。もしあなたがその役を割り当てられた時、その目的は、自分の中に起こった正直な反応を、論評ガイドを使って建設的に発表することなのです。

You are not a judge or an auithority on speaking. When you evaluate, you are simply giving your own reaction to the speaker's presentation.

あなたはジャッジでもスピーチの権威でもありません。論評を行う際には、あなたはスピーカーの発表に対して自分自身の中に起こった反応を素直に伝えるのです。

An evaluation is an opinion, nothing more. This opinion should mention the presentation's effect on you, what the speaker did well, areas where the speaker could improve, and specific recommendations for improvement.

論評というのは、一意見であってそれ以上ではありません。この意見では、発表があなたにどのような影響を及ぼしたのか、スピーカーの何がよかったのか?どこを改善できるのか?そして改善のための具体的な提案を行います。

Keep in mind, you cannot change a speker's behavior or force a speaker to accept your ideas and suggested improvement. Nor can you demand that a speaker repeat a project if you believe the speaker did not accomplish project objectives or otherwise did not perform well.

あなたは、スピーカーの振る舞いを変えたり、あなたの考えや改善提案を押し付けてはならないということを肝に銘じてください。あるいは、スピーカーがプロジェクトの目的を達成できなかった、あるいは発表がうまくいかなかったからといって、スピーカーにそのプロジェクトをやり直すことを要求することはできません。

But through your evaluation you can provide the speaker with information that he or she may consider when preparing and delivering future speeches. The decision to accept your suggestions is the speaker's alone.

あなたの論評を通して、スピーカーに対して、スピーカーが将来スピーチを準備したり発表する際に考慮するための情報を提供するのでは。あなたの提案を受け入れるかどうかの決定はスピーカーにあります。

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私はToastmastersのEvaluationがAssertivenessそのものだと思うのはまさにこの上の部分に象徴されています。

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さて、When You Are the Vice President Education(2008-2009)の11ページ目のQuality Speechesには、こうあります。ちょっと厳し目ではあります。

As vice president education, you must encourage quality speeches – speeches that are well prepared and appropriate, and that fulfill project objectives. Poorly prepared
speeches do not benefit the speaker, the other club members, or the organization.

教育担当副会長として、質の高いスピーチを、よく準備され適切なプロジェクトの目的を満たすスピーチを推奨しなければなりません。準備不足のスピーチは、発表するスピーカーのためにならないばかりか、クラブの会員、あるいはクラブのためにもなりません。

When you see club members repeatedly giving poorly prepared speeches, speak up and explain the importance of quality speeches. Make your own speeches an example.

もしクラブの会員が準備不足のスピーチを繰り返すのを目にしたら、はっきりと声をあげ、質の高いスピーチの大切さを説明してください。あなた自身のスピーチが模範となるようにしてください。

It’s not recommended that you withhold manual credit to a speaker whose speech did not meet standards. Toastmasters is not a “pass-fail” program.

スピーカーのスピーチが基準に達していなかったからといって、スピーチマニュアルにサインすることを控えることは推奨しません。トーストマスターズは、「合格-不合格」というプログラムではありません。

When someone gives a speech that does not meet project objectives, the evaluator may gently and tactfully point out this fact privately and suggest that the speaker consider repeating the project.

あるメンバーのスピーチがプロジェクトの目的に達しなかった時は、論評者は公衆の面前ではない場所で優しくかつ旨くこの事実を指摘し、このプロジェクトに再挑戦することを提案してください。

This can be only a suggestion; the decision to repeat a project is made by the speaker.

これはあくまで単なる提案であって、プロジェクトを再度繰り返すかの決定はスピーカー自身が行います。

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私は、この点でトーストマスターズの教育プログラムが大好きです。しかし、今日ここに来るまでの道のりで、トーストマスター会員が犯した数々の過ちを見てきましたし、私自身も恥ずかしくなるくらいの間違いを犯しました。

Fantasista TMCで、Evaluation Boot Campをやるにあたり、「EvaluationのWhatとWhy」を考えている中で、この文章を振り返り、もう一度肝に銘じることにしました。

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