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April 2009

第371話:必読!ホームレスがメンバーのトーストマスターズクラブ(TMマガジン4月号より)

Toastmasterマガジン4月号はお手元に届きましたか?

6ページ、7ページの"Giving Hope to the Homeless"はトーストマスターズの教育プログラムの可能性のすごさを感じさせてくれるすばらしい記事でした。ホームレスの男性たちを収容し社会に復帰させる施設であるクリフトン・サンクチュアリにあるクラブの話です。

5人のメンバーの話は圧倒的でした。

何年か前のToastmasterマガジンには、アメリカの刑務所にあるトーストマスターズクラブの話がありました。

私も、いつか日本でそんなクラブを実現したいと思います。

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第370話:スピーチコンテストFAQ

質問です。

  1. スピーチコンテストに子供をつれてくることは、ルール上どうなっているでしょうか?
  2. コンテストでのスピーチの最中に音楽を演奏しても良いのでしょうか?スピーチコンテストでパワーポイントのスライドを上映しても良いのでしょうか?小道具に関するルールについては?
  3. 会費を期限内に納めたにもかかわらず、クラブの会計担当者が国際本部に期限内に会費を送金しなかった場合、私にはコンテストへの出場資格はあるのでしょうか?
  4. コンテストに、コンテスタントが一人だった場合、コンテストは行わなければならないのでしょうか?
  5. あるコンテストではコンテスト実行委員長を勤め、別のコンテストではコンテスタントとして参加することはできるのでしょうか?
  6. ジャッジの資格は何でしょうか?スピーチコンテストジャッジトレーニングを受講していなければならないのでしょうか?

答えは、こちらです。

http://www.toastmasters.org/Members/MemberExperience/Contests/SpeechContestFAQ.aspx

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第369話:Evaluationの深さを実感したファンタジスタ例会

昨日は、ファンタジスタTMCの例会でした。現在、5月までの予定で「Evaluationブートキャンプ」の真っ只中です。昨日も、14時から17時までEvaluationに対してさまざまな角度から学んだり議論をしたりでEvaluationに向き合う姿勢、技術を深めていきました。

テーマは一貫して「Evaluate to Motivate」

EvaluationするためにEvaluateするのではなく、MotivateするためにEvaluateするということです。

私の学び

  1. スピーカーは自分のメッセージがきちんと伝わったこと実感すると、うれしい。Motivationが高まる。(メッセージを受け止めるように聞く。ただし、いつも受け取られるとは限らない。)
  2. すでにやる気にあふれたモチベーションの高いスピーカーに対しては、無理にMotivationを高めようとする必要はない。

実は、スピーカーのMotivationが高まるのは、スピーカーが解決できなくて悩んでいる問題に対して、スピーカーの期待値以上の提案を行ったときだと思っていました。

それはそれで正しいのですが、シンプルにスピーカーのメッセージを受け止めるだけでも効果が高いということなのですね。

ある女性トーストマスターから以前こんな話を聞きました。

「男の人に相談すると、「こうしたらいいじゃない?」「あぁしたらいいんじゃない?」とすぐにソリューションを提案してくる。女は、ソリューションを求めているのではなくただ聞いてほしいと思っていることのほうが多い。」

ここと関連しているかもしれません。

まだまだEvaluationというコミュニケーションスキルの大きさも深さもわかっていない。それだけにやりがいのあるテーマだと思いました。

参考:ファンタジスタTMC 4月18日例会プログラム Evaluation boot camp/論評ブートキャンプ

Activity

Dur. (Min) 

Evaluation boot camp(EBC) / 論評ブートキャンプ 

1

Session#0 論評のフレームワーク」を学ぶ 

l         Language: 日本語 

l         Objectives:

Ø         全員で論評の構造、必要スキル、大枠の全体像をもう一度理解、共有する 

5

Session#1 "Assertiveness"ワークショップ 

l         Language: English

l         Objectives:

Ø         論評に対する Attitude、土台作り  

Ø         Assertiveness という考え方を深く知ることであらゆるシチュエーションで応用出来ること 

60

Session#1.5   モデルスピーチ

13

1st Prepared Speech: (日本語)

2nd Prepared Speech: (日本語)

Session#2 「論評プロセス」の実演「見える」化 

l         Language: 日本語 

l         Objectives:

Ø         2名のモデル論評者に、Session1.5アイスブレーキングスピーチに対する論評をして貰う。(時間: 230秒±30秒) 

Ø         チャートSession#0で使用)<どのようなプロセス(観察、分析、整理構成、発表、時間管理)でその論評をするに至ったか>プレゼン35分間)してもらい  論評のプロセスの「見える」化を試みる。 

Ø         「見える化」をベースにして、皆の知識経験の共有、疑問解決のディスカッションを行い、各々の論評スタイルを模索する 

70

Session#2 General Evaluation / 論評 

5

ファンタジスタの例会のプログラムは、「プロデューサー」という提案者が3ヶ月のプログラム終了時に達成したいゴールを明確にした上で各例会のプログラムを計画し実施します。プロデューサーは、毎回の例会に必要なセッションリーダーを決め、その人に各セッションの運営をお願いすることができます。(権限委譲)

今回は、さらにEvaluation Boot Camp第2回を取り仕切る「ファシリテーター」(TMOD/TMOEとほぼ同じだが、例会企画と達成責任がTMOD/TMOEよりもやや重く感じられたかもしれません。)を設け、実行しました。

ファンタジスタ例会も5回を数え、Evaluation Boot Campも2回目で、いちばん充実した内容となりました。

プロデューサー、ファシリテーター、セッションリーダー、モデルスピーカー、モデル論評者の皆様、本当にありがとうございます。

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第368話:「コンテストビデオ撮影」考

スピーチコンテストでのビデオの撮り方について考えてみます。今回はマナーではなく撮影技術についてです。

世界大会(World Championship of Public Speaking)でのプロの撮影はどう行われるか?

世界大会の最終日はその年のスピーチの世界チャンピオンを決めるWorld Championship of Public Speakingです。2000人収容の広いホールに放送局にあるような巨大なカメラが3台。ステージからいちばん遠いステージを真正面に狙える位置にメインカメラが2台。ステージとメインカメラの半分の距離で向かって右に45度から狙える位置に1台。ステージを降りてすぐそば、向かって左に1台。このカメラはコンテスタントの表情を狙うカメラです。

世界大会のビデオを初めて見たときは、ステージのすぐそばにカメラがあるのかと思っていましたが、実際は、ステージ左手のカメラ以外かなり離れたところから狙っているわけで、カメラの望遠能力にびっくりしました。(下のビデオの、大砲のようなカメラがそうです。7秒たったところから2台のカメラが出てきてその間におじさんが立っています。そのおじさんがコンテストビデオの録画、制作を一手に引き受けるBill Stephen's Productionの社長のBillさんです。)

さてその4日前のInter-Districtの当日のコンテスタントブリーフィング。コンテストの司会、国際本部の担当と一緒にレコーディングを行うBill Stephens Productions, Incの社長さんが参加します。ブリーフィングのいちばん最後に、この社長さんが「今回のInter-Districtコンテストで1位になった人はコンテスト終了後にスピーチ原稿をください。原稿をもとに決勝でのカメラのアングルを決めます。」

なるほど。1回しかないチャンスを逃さないための工夫なのです。

「車酔い」

何年も前にあるコンテストのビデオをいただきました。まだVHSの全盛期です。10分ほど見ていて、車酔いと同じ気分になってしまいました。

  1. ズームとアンズームを頻繁に繰り返していた。
  2. カメラを左右に忙しく動かしすぎていた。画面がゆれに揺れた。

ここからの教訓は、一台の家庭用ビデオカメラを使う場合、

  1. カメラの位置は、ステージの真正面。
  2. カメラの位置は、ステージ全体を収めることができる位置。なるべく後方がよい。
  3. カメラスタンドを使う。
  4. スピーチの最中はズームとアンズームは使わない。常にステージ全体が写るようにする。
  5. スピーチの最中はカメラを左右に振らない。ステージ全体が写るようにすればカメラを左右に振る必要がない。

「テープ大丈夫?」

あるコンテストのビデオ撮影を担当したときのことです。家に帰ってビデオを再生していて、コンテスタントに申し訳ない気持ちになりました。

「テープ大丈夫?まだ残りある。交換しなくて良い?」

ビデオ撮影中の私語が、ささやきではありましたが、コンテスタントのスピーチにかぶって録音されてしまっていたのです。スピーチの最中の私語だけにこの私語だけ取り除くことはできません。

ビデオ撮影中は、当たり前ですが、カメラのそばでは私語厳禁ですね。

もろもろ

  1. ビデオカメラをテーブルに置く場合、だれも座らないテーブルにしましょう。座る人がいると、テーブルを揺らしてしまうことがあります。テーブルが揺れると、、、、カメラも揺れます。
  2. ビデオカメラの位置がコンセントから離れている場合、3メートル、5メートルという長さの電源延長コードを使いますが、客席の人たちがこの延長コードに足を引っ掛けてころんだり、ビデオカメラを倒したりしないように、ガムテープなどでコードを床に貼り付けて覆ってしまいましょう。

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第367話:練習日記4月12日 禁酒を解いた夜 (Division Cコンテスト)

4月12日(日) 晴れ ディストリクト76コンテストまであと49日

神奈川県藤沢市で行われたDivision Cスピーチコンテストで優勝した。ひとまず努力が報われほっとする。

今日の動き

  • 6時:起床
  • 10時:練習開始。昨日追加した3行込みでのタイムを7分10秒に収めるべく練習。昨晩は何度やっても7分20秒から7分25秒だった。疲れているせいだと思ったので、今朝からやりなおすが7分10秒は出ない。
  • 11時:おっとそろそろ家を出ないと、12時20分からのコンテスタントブリーフィングに間に合わない。藤沢では、充実した昼食を取る予定。11時50分、藤沢着。小田急江ノ島線の車内で、昼飯を何にするか葛藤があったあとで、結局餃子の王将で「餃子2人前と野菜炒め」にすることにした。
  • 12時:餃子の王将藤沢店着。すごい行列。12時20分からのコンテスタントブリーフィングは間に合わないと判断し、コンビニでおにぎり2個とお茶を買って会場へ。湘南トーストマスターズが仕切っているDivision Cコンテスト。エレベーターを8階で降りると、そこは受付。岡本さんのにこやかな出迎えを受ける。スムーズな受付。会場に入るとすべてセットアップが終わっている状態。文章でなかなかあらわせないが、一言で言うと「さすが湘南トーストマスターズクラブ。」
  • 12時30分:ブリーフィング。6人のコンテスタント。スピーチ順序を決めるくじ引き。2段階。まずくじ引きの順序を決めるじゃんけん。つぎにじゃんけんの勝者から阿弥陀くじの好きなところを選ぶ。6人中5番目のスピーカー。
  • 12時50分:ブリーフィング終了。会場のあるビルを出て歩道を歩きながら最後の練習に入る。①まず、昨日の3行を確実に言うこと。②Mister Contest Chairではなく、Madam Contest Chairということ。さて、新規に冒頭に追加した3行がどれくらいかかるのかストップウォッチで計測すると、14秒。タイムオーバーの懸念が頭をもたげる。
  • 13時35分:予定より5分遅れて開始。実行委員長、湘南TMC会長の挨拶のあと、茶道の先生によるキーノートスピーチ(英語)。先生のお話が佳境に入ったところで先生の使っていたピンマイク(ワイヤレス)が混信を受け、どこかの誰かの声と先生のお声と混ざって場内のスピーカーから流れる。この瞬間コンテスタントは、「もし、これが自分だったら?」と凍り付いていたことと思う。私はピンマイクを使う予定であったので非常に怖くなった。
  • 14時20分:コンテスト開始。1番目のスピーカー、2番目のスピーカーを見ていて、会場内の音響システムがハウリングを起こす可能性が高いことに気づき不安になる。4番目のスピーカーまでみて、ピンマイクを使わないことに決定。
  • 15時ころ:自分のスピーチ。昨日追加した3行でもたつく。もたつくと頭をよぎるのがタイムオーバーへの恐怖。もたついた焦りからちょっとペースをくずす。普段間違えないところ、普段よく間違えるところで間違える。大和バイリンガルのメンバー、友人のトーストマスターズの皆さんとよく目が合う。ふと気づくと、タイマーの方がすでに緑を出している。「早い!」というか自分が「遅い。」さらにあせる。Conclusionに持っていくところで、前列2列目に座っていた大町さんが私のメッセージにうなづいてくださっているのが見えた。いけるかもしれない。そして終了。
  • 15時35分:コンテスタントインタビュー。楽しくできた。
  • 15時55分:結果発表。3位。私の名前を呼ばれることを覚悟。コンテストチェアを見ると彼女は私の後ろの人を見ていた。私ではない。Hugさんのお名前が呼ばれた。2位。私の名前を呼ばれることを覚悟。コンテストチェアを見ると彼女は私の後ろの人を見ていた。北見さんのお名前が呼ばれた。1位。私の名前が呼ばれない事を覚悟。コンテストチェアの町田さんと目があった。私の名前が呼ばれた。やれやれ報われた。隣の席の横尾さん(Second Speaker) 後ろに座っていた廣田さん(Third Speaker), 川内さん(First Speaker)と握手をしステージへ。エリアコンテスト(上位二名がディビジョンへ)と比べてディビジョンコンテストは狭き門なので、そこを通過することができ本当に安心した。
  • コンテスト終了後:湘南トーストマスターズクラブ設立15周年パーティー。エリアコンテストの夜のビール解禁に続いて今晩も解禁。たくさんの皆さんと楽しく歓談した。

応援してくださった皆様、本当にありがとうございました。

===

さて、明日から1週間ほどちょっと休もうかな?それともいただいたコメントシートを見ながらがんばろうか?

そんなことを考えるのは明日にして、こんばんは寝ることにする。

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第366話:練習日記4月11日 降臨

4月11日(土) Division Cコンテストは明日。

今日の練習

  • 午前中自宅で練習。正直煮詰まってどこを直せばよいか分からなかった。
  • 大和バイリンガルの例会に行く。今日の私の役はタイマー。エリアガバナーの木村さんが訪問。彼はGrammarianを引き受けてくれ、Word of the DayにDriftという単語を提案してくれた。「ん、これは使える!」と思ってスピーチのあるラインを書きなおした。
  • その後、明日のDivision Cの練習をさせてもらう。正直大和バイリンガルのメンバーの前でこのスピーチをやるのは3回目で、まるでタネがばれている手品の練習をするようでいまいちモチベーションが上がらない。しかし、大和バイリンガルのメンバーはいろいろと提案をしてくれる。ありがたい。
  • 帰宅して夕食後、ちょっと気分転換に近所の公園へ。スピーチの練習をしようと思ったが、20時を回っているのに人が結構いる。明日のコンテストにこんな低いモチベーションで臨んでいいのか?悶々とする。
  • そもそも、なぜ自分はこのスピーチをやろうと思ったのだろうか?1月の東海トーストマスターズ訪問のところ、神奈川トーストマスターズ訪問のところに立ち返ってみる。突然、スピーチのアイデアがひらめいた。
  • 練習。よし、これで行く。

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第365話:練習日記4月8日-10日

4月8日(水) Division Cコンテストまであと4日
 

  • ちょっと中だるみ。というか来年度(うちの会社は10月から新年度が始まる)の予算編成とかで仕事が忙しくてスピーチのことに集中できない。夜は21時から、ファンタジスタの定例役員電話(Skype)会議。
  • ま、いいか。発酵期間という事にしておこう。

4月9日(木) Division Cコンテストまであと3日

  • どこをどう改善できるかを再考、再考。
  • ここまで来ると、あまり回数を重ねる練習をしても仕方がない。
  • 練習回数を減らす。

4月10日(金) Division Cコンテストまであと2日

  • かなりいろいろとマイナーチェンジを重ねる。
  • 微妙なところで間を取ったり、呼吸を入れたり。
  • 床屋に行く。お、パソコンを買ったな。レジの横に新品のHPのパソコンが置いてある。床屋のご主人はまったくパソコンを触った事がない人で、日本語入力で苦労していたので教えてあげる。
  • 帰宅後、2回練習。

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第364話:練習日記4月7日 再起動

4月7日(火) 晴れ。 Division Cコンテストまで5日。

本日の練習

  • いただいたコメントを読んでいるうちにだんだん自信がなくなってくる。
  • 帰りに電車の中で原稿を見ているが、落ち着かない。
  • エリア33コンテストで私のスピーチを見てくれた人に電話し、いろいろと話を聞く。
  • いろいろな気づきを得て、心の平和を取り戻し、練習再開。
  • エリアコンテストで間違えたところを復習する。
  • さらに完璧を目指して仕上げる。22時50分練習終了。

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第363話:練習日記4月6日 再起動、、、せず

4月6日(月) 晴れ。 Division Cコンテストまで6日。

本日の練習

  • 朝の通勤電車では、とりあえず寝た。
  • 帰宅後、いただいたコメントシートを読み返す。
  • 総数16枚。10枚はただ褒めてくださったもの。やはりうれしい。うち5枚に改善につながりそうなコメントがあった。ありがたい。最後の1枚は質問つき。この質問は悩む。おそらく私のスピーチのメッセージに納得されていないものと思う。
  • 5枚の中から今度のDivision Cに向けてすぐ改善できるものを取り出し、明日7日からの練習で反映していく。

たった一枚のコメントシートから

  • 昨年広島で優勝した後でコメントシートを80枚ほどいただいた。その中に「ひとつのスピーチに、いろんな話が入りすぎている。」という厳しいコメントがあった。
  • 人間なので、しかも根は結構短気ときているから読んだ瞬間、不愉快に思った。
  • しかし、気になった。たしかにPrioritiesには、業績評価の話、優先順位設定の話、世間で多々ある優先順位付けの間違い、環境問題、台湾での体験、と盛りだくさんの逸話があった。しかし当時はそれを自分のスタイル、持ち味だと思っていたので、このコメントには拒否反応をもった。
  • しかし、このコメントが気になって仕方がなかった。心の中で自分のスピーチのスタイルは本当によいのか?と思っていたからだと思う。
  • やがて考えがまとまった。あちこち浮気しないで、ひとつのストーリーで貫いてみようと。そこから二つのスピーチが生まれた。「80:20」と「The Painful Peace-making Process」
  • 「80:20」は昨年陽の目を見ることはなかったが、おかげで「The Painful Peace-making Process」がよい形で出来上がった。
  • なによりも、たった一言のきついお言葉のおかげで、自分のスピーチのスタイルを向上させることができた。
  • きついコメントは正直うれしくないが、歯を食いしばって何度も読むと、自分が気がつかなかった知恵に行き当たることがある。

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第362話:練習日記4月5日 禁酒を解いた夜(エリア33コンテスト)

4月5日(日) 晴れ。 エリアコンテスト優勝。Division Cコンテスト(4月12日)まで7日。

コンテストまで

  • エリア33コンテストは大和バイリンガル主催なので自宅を朝8時に出発し、会場である神奈川近代文学館へ向かう。朝起きて練習したかどうかどうも思い出せない。なんでだろう?
  • みなとみらい線にのって終点「元町・中華街」で下車し、会場へ向かう。「港の見える丘公園」を左手に見ながら会場へ。桜がとてもきれい。
  • 会場準備を行い、一段落して、大豪邸の立ち並ぶ山手地区を散歩しながらスピーチの練習。どんな人が住んでいるんだろうか?と野次馬心がわいてきて集中力がなくなってきたので、「港の見える丘公園」に移動して練習。
  • 12時15分からのコンテスタントブリーフィングへ。くじ引きして5人中スピーチ順位5番目をGET。「港の見える丘公園」に移動して練習、、、、ならないね。桜が美しすぎ、ベイブリッジがよく見えなんか行楽気分。12時57分まで練習して、会場に戻り着席。

エリア33コンテスト

  • 5人のコンテスタント中、4人が女性。おそらく皆さんエリアコンテスト初めてかな?
  • 皆さん、本当にいろいろと忙しいのに、コンテストに向けてスピーチを準備して発表する。そういう見方をするとなんだかとても感動した。先日渋谷のNHKの横でやっているマッスルミュージカルを見に行って「人の一生懸命の姿は感動する。」と思ったが、自分の前の4人のコンテスタントを見ながら、感動した。
  • さて、自分。最初のラインがウケた。「あれ、ウケた。」とびっくり。次のアクションで爆笑が出た。「え、ちょっとウケ過ぎでは?」 そう思って少々調子が狂って、間を数えるのを忘れてしまい、焦りが出た。「まずい、ここで間を取りすぎるとタイムオーバーする。」(なにしろ、7分20秒で演じるとちょうどよい塩梅だから)
  • その恐怖感から、その後のラインは練習以上に加速してやったところが何箇所もあった。(もともと、今回は早口もある内容だけど。)
  • なんか、自分の意識と、口の動きにギャップを感じとっても気持ち悪く感じながらしばらく進め、途中の段落で一呼吸おき、ようやく落ち着く。
  • スピーチをしながらいろんな人の顔と表情が見えた。新聞を読んでいる人がいたnote 私を、スピーチコンテストの道に引きずり込んでくださった井上敏之さんも見えた。
  • その後は、順調だが、やはりオープニングで狂った調子の余波で細かな間違いを許せる範囲で犯し、Conclusionへ。え、まだ黄色?かなり終わりのほうだよ?まだ黄色?リカバリーを意識しすぎて加速しすぎたようだ。時間的余裕ができたので、余裕をもってConclusionを。
  • 1位をいただき一安心。その後、DivisionC日本語コンテストで10人のすばらしいスピーチ、本当にすばらしいスピーチを聞き、パーティー@満福大飯店へ。禁酒を貫こうと思ったが、ビールが猛烈に飲みたかったので、今日だけは禁酒を解いた。

反省点&Division Cへ向けて

  • 当日の過ごし方を事前に決めておく。とくにステージリハーサルで何をやるか、Inter-District B, Aでの経験が生きていない。

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第361話:練習日記4月4日 明日はエリア33コンテスト

4月4日(土) 晴れ。 エリアコンテストまであと1日。

朝9時30分から自治会の総会に出席。なんと12時20分までのロングラン。開会宣言、議長と書記の選出のあと、市長さんと県会議員さんの挨拶があり総会はまぁゆるく和やかに進んだわけです。途中地元選出の国会議員さん(現在は麻生内閣の一担当国務大臣)が出席して一言ごあいさつ。まさに内閣のメンバーでないと聞けない裏話がポンポン飛び出す。北朝鮮の「ミサイル」の話、ロンドンのG20サミットの裏話、麻生総理大臣と中国温家宝会談の裏話、偏向している日本のマスコミの話など。それまで和やかだった自治会の総会に、いきなり国際政治の話が飛び出し空気が一変。市長さんと県会議員さんの話の時は、私語に忙しかった年配の女性の皆様もこのときはぴたっと静かにされていました。で、この大臣さんが自治会館を後にすると、またさっきまでのゆるゆるの雰囲気が戻ったのが面白かった。

今日の練習

  • 自治会の総会で疲れたので昼寝して16時から練習開始。
  • Toastmaster Timer ver 1,1を使って緑、黄色、赤が出るポイントを再確認。
  • 夕食後一時間ほど明日のコンテストで着る衣装にて全体練習。
  • 22時に終了し、コンテスト前の精神統一で使うBGMを準備。任天堂Wiiの天気予報のBGMが実に美しい曲で、私のスピーチのイメージとよく合うのです。Wiiの天気予報をテレビに映し、テレビのイヤホン端子からVaioのマイク端子をケーブルでつなぎ、Vaio付属のSonicStage Mastering StudioというLPレコードやカセットテープをデジタル化するための専用ソフトを使ってWAVファイルに記録。(ノイズのきれいに除去してくれるものすごいソフト。VAIOを買って一年になるけど今日までこのソフトの存在を知らなかった。やっぱりSonyはすごい。)で、その曲をiPodに転送し準備完了。
  • スピーチコンテスト前の精神統一や気分を盛り上げるために、直前に音楽を聴いている人をたまに見かける。2007年のアリゾナのInter-District Bでは私の次のスピーカーだったフィリピンの美人コンテスタントも直前までiPodで何か聞いていた。「何聞いているの?」と質問したら「映画ロッキーのテーマよ。」と教えてくれた。
  • ここらへん、あまり考えた事がなかったが、今回の一連の練習の中で、気分が乗らない時に森山直太郎の「さくら」を聞いたら、いきなり気分がリセットされたので、今回は音楽を準備することにする。
  • 23時37分。寝る。明日は朝と昼に練習して本番に臨む。ま、人事を尽くして天命を待つ。

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第360話:練習日記4月3日 ちょっと練習

4月3日(金) 晴れ。 エリアコンテストまであと2日。(なんか今まで計算を間違えていたな)

今日の練習

  • 朝出勤途中にゆるくスピーチを口ずさむ。
  • 帰宅後、どうしても今晩中に送らなければならないメールを書き上げる前に3回練習。

直前練習で思い出すこと

  • 学生時代、私はクラシックギターを弾いておりました。で、先輩からあるプロのギタリストの練習法について教えてもらったのですが、そのプロのギタリストはコンサートが近づくにつれて練習回数を減らし、直前はギターを弾かずに譜面を読むだけ。前日は好きな小説を読むのだと。
  • トーストマスターズの世界チャンピオンのエド・テートだったかマーク・ブラウンだったか(いつも混同する)直前は一日3回しか練習しなかったらしい。
  • で、今その気持ちがわかります。練習回数を減らして密度を高めないと、本番を意識した練習にならないのですよ。

おやすみなさい。

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第359話:練習日記4月2日 お休み

4月2日(木) 晴れ。 エリアコンテストまであと6日。

今日の練習

  • お休み。
  • いやー、仕事が忙しくてぜんぜんできませんでした。

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第358話:TOASTMASTERマガジン3月号 Thinking Like A Loser裏話

TOASTMASTERマガジンの3月号の8ページからのTHINKING LIKE A LOSERという記事をご覧になった何人かの方から「読みましたよ。」と声をかけていただいています。

この記事の裏話です。

昨年12月にCompeting in Toastmastersという件名のメールが送られてきました。送り主はJohn Kindeという人。メールを見ると、「「コンテストで負けること」というテーマでTOASTMASTERマガジンの記事を書いている。TOASTMASTERSマガジンの編集者からあなたを推薦されたのでこのメールを書いている。」とあります。

John Kinde。なんか変わった名前。それゆえ、記憶に引っ掛かりが。思い出した。昨年のカルガリの世界大会の最終日World Championship of Public Speakingが終わった後のワークショップをやった人でした。

TOASTMASTERマガジンの編集部からご指名されたり記事に貢献できるのは光栄でうれしいしのですが、「コンテストで負けること」についての記事で私をご指名とは、、、なんか微妙な気持ちです。

メールを読み進めると、「負けることの痛み、負けてもまたチャレンジするモチベーションについてなど書いてほしい。」とあります。「そうですか、わかりました。それならお任せください。」と、私の経験を書いてJohnに送りました。

先日、3月号が送られてきたのでめくっていると彼の記事が出てきて読み進めると、Jock Elliottと私が登場する記事となっています。Jock Elliottはこの記事でもお分かりのように世界大会の決勝に5回出ているオーストラリアの「名人」です。

昨年、Inter-District Aでご一緒させていただきました。彼はもちろん優勝し、決勝に進みました。Inter-Districtが終わったときに、私のところにやってきて、私のスピーチの時間が7分26秒だったと教えてくれた人なのです。各コンテスタントのスピーチの時間を計っていたのか。びっくり。さすがベテラン。

そんな名人と、しかも北米以外のトーストマスターをご指名とはとてもうれしかったです。

さて、記事の中で引用された私の言葉について、どんな状況でそう思ったか補足いたします。

“On my way back from the 76th International Convention, I was thinking about the Inter-District and International contests and realized that there are no losers in a Toastmasters contest.” (10ページ)

2007年に初めてDistrictの先の大会(アリゾナ州フェニックス)に出場してさらに世界大会全日程に参加して、ものすごく感動しました。サンフランシスコから成田へ向かう飛行機の中でも一睡もせずにコンテストのこと、出会った人々のこと、数々のワークショップのことを思い出していました。

成田で、横浜行きの成田エクスプレスに乗り換えて、Distinguished Districtの発表のことを思い出していました。DCPと同じようにDistrictを対象としたDDPというのがあります。その発表を聞きながら、「トーストマスターズっていうのは勝ち負けではないんだ。」と悟りました。みんなで達成しよう。ただ、それだけなのです。

スピーチコンテストも同じです。もとよりコンテスタントはみな違うスピーチを持ち寄ってコンテストに出ます。その中でジャッジからよいポイントをもらえた人が入賞するだけで、入賞しなかった人が「負け」たわけではない。トーストマスターズって敗者のいない世界なんだなと思いました。横浜に近づく成田エクスプレスの中でそのことに思いをめぐらしてものすごくモチベーションが高まりました。

(ご参考:第145話:Simply Amazing! (敗者のいない世界))

“I didn’t win. I was shocked. Several weeks later I watched my contest performance on video. I was shocked again! I was a monotonous robot and was speaking too fast. I found lots of room for improvement.”(10-11ページ)

これは、2002年春に大阪で行われたDistrict Contestと2003年春東京新橋で行われたDistrict Contestの両方のことです。どちらのコンテストに向けてものすごく練習しました。少なくとも回数だけは誰にも負けないくらい。

それくらいの自負をもってコンテストに臨みましたので、入賞できなかったショックと失望感はとても大きかったのです。「なんでだろう?あんなに練習をしたのに。」

しばらくして、実行委員会からビデオをいただきました。

「なんじゃ、これは?」

とくに2002年の春のコンテストでのスピーチは、ただステージを動けばいいのだろう、とばかりにステージを落ち着きなく右へ左へうろうろとしています。

最初のころはカメラマンも私の動きを追っていましたが、カメラマンの予想を越える激しく幅のある動きで、カメラの視界の外に出てしまい、カメラマンもあきらめて正面で固定してしまいました。

それに引き換え優勝したカレン岡野さん、2位の浅井さんのは「目的のある」ステージの使い方で感心しました。2003年のNatto is Yummyも同様。ビデオをみると本当にがっかりしました。今でもビデオを見るのは怖いのです。

“As I watch my ‘best contest speech,’ I’m glad that I’m still discovering ways to improve my performance. It inspires me to think: Yes, I can do more!” (28ページ)

2007年5月の代々木のD76コンテストで優勝したとき、"I Love You"こそが、自分のベストスピーチでした。しかし、後日いただいたDVDを見て、「なんじゃ、こりゃ。まだまだだなー。もういっちょがんばるか。」そんな気になりました。

2008年5月の広島のD76コンテストで優勝したとき、"Priorities"こそが、自分のベストスピーチでした。しかし、後日いただいたDVDを見て、「なんじゃ、こりゃ。まだまだだなー。もういっちょがんばるか。」そんな気になりました。

そして2008年8月のカルガリのInter-District Aコンテストの"The Painfule Peace-making process"は間違いなく自分のベストスピーチでした。出場した一ヵ月後にDVDを見たとき「なんじゃ、こりゃ。まだまだだなー。」 

ただこのときは正直言って疲れていたので、がんばろうという気持ちが戻ってくるまで5ヶ月くらいかかりました。

これまでの足跡をみて、当時に比べて確実にスキルが伸びていることを考えると、気持ちさえあれば、人間ってまだまだ伸びるんだと確信しています。Jock Elliotも昨年の決勝を60歳という年齢で迎えたのです。年齢とともにスピーチはワインのように豊かになると思います。

「勝てなかった」経験があったからこそ、ここまで来れました。

「勝てなかった」からこそ、いろいろな人から教えをいただきました。

「勝てなかった」からこそ、Toastmasterマガジンから声をかけていただきました。

「勝てなかった」というのも、そんなに悪くはないです。

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第357話:練習日記4月1日 誤解と発見

4月1日(水) 晴れ。相変わらず寒かった。 エリアコンテストまであと7日。

今日の練習

  • 朝の電車の中で、原稿を再読し、言葉を足す。これで伏線が明確になる(はずだ)
  • 今日は夜8時から会社で会議があるので、夕食をとりに近所のラーメン屋に向かう。旭川らあーめんの喜七。行く道でも考える。
  • 突然、自分の感情と言葉にミスマッチがあるように思えてきた。そんなに感情をこめなくても良いのに、思いっきりこめている。そんなにたいしたことでもないのに、思い入れを入れすぎている。これは、聞き手に混乱をきたすなぁ。
  • 喜七で、ミソチャーシューを頼む。これがうまい。だれがなんと言おうとこれが好きだ。1週間に1回で十分なこってりラーメンだが、2週間食べないとチャーシューとスープの味と麺の食感がよみがえってきて仕事にならない。禁断症状だ。ミソチャーシューを待つ間、原稿を見直す。
  • ここはもっとあっさり行こう。でもここからはこってり行こう。こってり系のラーメンを食べながら、あれこれ考える。
  • 会社に戻って大会議室で30分練習する。いけそうだ。
  • もともと自分がこのスピーチを書いていたときのイメージが頭の中に残っていて、原稿が変わっているのもともとのイメージのままのデリバリーでやっていたから、このミスマッチが生まれるのか。うーん、奥が深い。スピーチは。
  • ということで、ずいぶんスピーチの雰囲気が変わった。言葉を足したのに、7分6秒でできている。
  • そろそろ4月5日のエリアに向けて仕上げよう。

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第356話:練習日記3月31日 胎動

3月31日(火) 晴れ。 エリアコンテストまであと8日

今日の練習

  • 大和バイリンガルメンバーからの「混乱した。」がまだ頭に残っている。どうしてだろうか?考える。伏線で使っているキーワードのせいか?
  • 朝の電車の中で見直す。何度も原稿を読み直してみる。
  • ん?もしかして。

残念ながら今晩はファンタジスタの勉強会なので夜の練習はお休み。翌日へ持ち越し。

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第355話:「Evaluation/論評」を腑に落とした夕べ

3月31日(火)の19時30分から東京渋谷の勤労福祉会館で行われたファンタジスタクラブの勉強会に出席しました。

10日前に行われたEvaluation Boot Campで燃焼し切れなかった「Evaluationとは何か。」についてさらに深めるための会合です。

気合を入れるために、「餃子の王将」で餃子3人前と野菜炒めを平らげてから会に臨みました。

集まったのはファンタジスタクラブのアメリカ人、ロシア人、日本人メンバー計6人。勤労福祉会館の和室に座布団の上で日米露と仲良く日本語でディスカッションをしたわけです。欠席したメンバーの希望もあってこの例会の内容もビデオに録画しました。

会長から、当日の目的と流れの説明があり早速本題に入りました。Evaluationのプロセスの最初に来る「観察」(Observation)にフォーカスするのがこの日の狙いです。

まず、DVDで日本語のスピーチを一本鑑賞します。それを見ながら皆A3の紙のうえで論評用のメモを作るわけです。

スピーチを見終わると、メンバー一人ひとりが、論評メモを見せながら、

  1. どのようにスピーチを「観察」したか
  2. どのようにメモをとったか
  3. スピーカーのどんな点に注目したか。

を発表します。ほかのメンバーはどんどん質問をします。

これを6人分やると時計の針はすでに20時45分。1時間15分もやっていたのですね。

いろいろな学びがありました。

  1. あるメンバーはGLOVESをポイントに事実ベースのメモを取っていました。GLOVESとは、Gesture(身体表現), Language(言葉), Objectives(スピーチの目的), Vocal Variety(声による表現), Enthusiasm(熱意), Special(その他特記事項)の頭文字をとったもので、たとえばGestureならGestureで気がついたことをメモしていきます。さらに同じ紙に、スピーチの流れに沿ってポイントをメモしていきます。さらにステージ上の立ち位置のメモも取ってあり、大変びっくりしました。
  2. 人によって、メモを取る量がちがいました。論評経験の豊富な人ほどメモの量はすくなく、逆に論評経験の短い人は大量のメモを取っていました。理由は二つありそうでした。まず経験豊富な人は「必死になってメモを取ると、視線がメモ用紙にばかり行ってしまい、スピーカーを見る事ができなくなる。」ことのないように、あえてメモの手を止めてスピーカーを見ますので、メモ量は少なくなります。経験が少ない人は「メモを取らないととても不安」という心理が働いて一生懸命メモを取ります。これはどちらがよい、悪いではなく論評スキルをつけていくひとつの過程で誰しも通る道だということを確認しました。
  3. メモはまず良い悪いの先入観や判断なしで「観察」するためのツールです。一通りメモが終わってからその後取ったメモを見ながら、スピーチ・スピーカーの良い点、改善点を拾ってまとめていきます。つまり「観察」という工程があって、次に「分析」そして(発表を準備するための)「構成」ときます。
  4. メンバーの中にディベートの経験者がいましたが、この方のノート術は大変興味深かったです。「観察」と「分析」を頻繁に行っているメモです。したがってほかのメンバーがだれも気がつかなかったようなことをいくつも指摘しました。このノート術の背景をうかがうと、ディベートの勝負の最中はとにかく相手の言うことをメモして瞬時に相手のロジックの「穴」を探し攻撃、反撃するため、「観察」「分析」「構成」というサイクルを頻繁にまわさないと勝てないから、このノート術になったそうです。ただ、この方はトーストマスターズでもどうしてもディベートのモードでスピーチを聞いてしまうため、相手のモチベーションをあげる論評がなかなかできていない、そこを解決したいとおっしゃっていました。
  5. あるメンバーはノートをたくさん取ってしまう理由として、「自分の論評が的を得ているか自信がないため、ついメモを取ってしまう。」と正直なコメントをされました。そうですね。だれでも最初から論評がうまいわけではありません。多くの経験を通してだんだんと上手になり自信もついていくと思います。しかし、もしそこでEvaluationの基本である「もしあなたがその役を割り当てられた時、その目的は、自分の中に起こった正直な反応を、論評ガイドを使って建設的に発表することなのです。あなたはジャッジでもスピーチの権威でもありません。論評を行う際には、あなたはスピーカーの発表に対して自分自身の中に起こった反応を素直に伝えるのです。」という一文に触れることができれば、Evaluation/論評に悩む多くの方が救われるかもしれませんね。

ちなみに、私の自分の「観察」に対する気づきは

  1. 途中でメモに集中しすぎていることに気づき、メモの手を止めスピーチを見るようにした。
  2. メモを書きすぎたのは、おそらくDVDの音が良く聞こえずに不安になってメモを始めたように思う。(不安になると、ついメモを取る?)
  3. ただしFactのメモは不十分

ファンタジスタTMCは、毎月第三土曜日にメインの例会を行いそこで「練習」、「ディスカッション」、「ワークショップ」をみっちりと行い、それ以外の平日の夜に学びをもとに「スキルトレーニング」を実施します。

テーブルトピックスブートキャンプの時がまさにそうでした。しかしEvaluation・論評のときは、たんなるスキルよりも「論評とな何か?」「なぜ、何のために行うのか?」を腑に落としていることがベースになりますので、ここをたいへん念入りに行ったのは正解でした。

Evaluation・論評のスキルを伸ばすには、自分ひとりでできることと、このように同じスピーチを題材にお互いのノウハウと悩みを公開しあう勉強会を実施するなどいろいろなやり方があると思います。

今回の勉強会では6人いれば6通りのやり方がありますが、共通項も多く大変収穫の多い夕べとなりました。

すばらしい学びに満足しつつも、やはり餃子3人前は多すぎ、かつ野菜炒めは余計だったと反省しつつ家路を急ぐのでした。

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