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第391話:インターナショナル役員選挙 (8月12日-14日)

トーストマスターズの世界大会は、「コミュニケーションとリーダーシップのオリンピック」だと思います。

コミュニケーションは、International Speech コンテストの決勝が、まさにオリンピック。リーダーシップは、「選挙」です。私の今回の世界大会参加の目的の2番目は、この選挙のお手伝いでした。

★きっかけ
昨年カルガリでのDNARミーティング(パーティーとは別にまじめなミーティングがあります)で、2008-2009にPresident Distinguished Districtを達成したD67のガバナーであるJack Tsaiさんが2009-2010のInternational Directorに立候補され、なぜか私にキャンペーンチームに入って欲しいと誘っていただき、これまでのD67との友好、日本がD67から受けたお世話に報いるために、お受けいたしました。

★キャンペーンチーム
実は、私はこのキャンペーンチームの全容はあまりつかんでいなかったのですが、基本的にキャンペーンマネージャーという選挙対策委員長のもとに各チームメンバーが仕事をします。(私はキャンペーンマネージャーとは、今回の世界大会で初めて会いました。)

選挙に勝つには、国際的な影響力のあるキャンペーンマネージャー(過去のインターナショナルディレクター、インターナショナルプレジデント)を押さえることが必定です。

このキャンペーンチームはすべてボランティアで一切の金銭的な報酬はありません。お礼はせいぜい500円(五百円)ていどのボールペン程度です。

Third Vice presidentに立候補したマレーシアのJohn Lauさんのチームを見ていると、前District Governorや前インターナショナルディレクターたちが何人もキャンペーンチームに参加したまさにオールスターチームでした。

★世界大会での選挙運動
世界大会開催期間中の選挙運動は大きく分けて次のとおりです。

①自分の選挙ブースに来てくれた各District3役に対する政見の説明。

②世界大会2日目夕方におこわなれるCandidate Showcaseなる究極のTable Topicsセッション 

③3日目に行われるAnnual Business Meetingでの投票直前の最後の2分間の演説。(実は、世界大会直前に、立候補者はDistrictガバナーたちに電話をして自分への支持をお願いします)

★①自分の選挙ブースに来てくれた各District3役に対する政見の説明
キャンペーンマネージャーは、どのDistrictの人達と面談するか戦略的にスケジューリングします。戦略とはクラブ数の多いDistrictを抑えることに尽きます。District Governorさん達は、自分のDistrictのクラブから委任状(Proxy)を持参しています。実際に投票するのは委任されたGovernorさん。

であれば、傘下に400ほどクラブを持つDistrictと、日本のように90程度のクラブしか持っていないDistrictの二つがあったとき、当然優先順位は傘下に400クラブをもつDistrictです。各面談は15分。キャンペーンマネージャーがタイムマネージメントをきっちりと行います。

★②世界大会2日目夕方におこわなれるCandidate Showcaseなる究極のTable Topicsセッション
これは、各候補者一人10分の持ち時間で行われる政見演説です。そのメインは司会者からの質問に回答。候補者Aさんの政見テーブルトピックを聞いたら、Aさんはその部屋を退場して、つぎの候補者Bさんが入場します。司会者は多くの場合Aさんにしたのと同じ質問をBさんにもします。そのほうが聴衆には比較がしやすいからです。

今回の質問の中では、予想の範疇として「リーダーシップを定義してください。」、予想を超えたものとして「戦略を政策に変えた経験を語ってください。」がありました。

10分をどのように使っても良いですが、10分が来たら強制終了です。候補者はこのTTセッションを散々練習してきていますので、Jack Tsaiさんもどんな質問にもよどみなく回答していました。

私とキャンペーンマネージャーは会場の最後部に陣取り、Jackの声が聞こえないときと残り一分になったときに合図を送る仕事をしました。

★③3日目に行われるAnnual Business Meetingでの投票直前の最後の2分間の演説
Annual Business Meetingでの選挙で、立候補者が複数いる場合、候補者達が「最後のお願い」スピーチを行います。持ち時間は2分。2分が来たらタイマーが拍手して強制終了です。

★私のかかわり
昨年12月にJack Tsaiさんの選挙用Webサイトが立ち上がり、まず「私から見たJack Tsaiさんの魅力」を投稿しました。つぎにWebサイトに対しての改善案と、選挙全体に対する提案をさせていただきました。

今年、現地入りしてからは選挙ブースで、選挙用のジャケットを来てブースを訪問する人たちにビラを配ったり、Jackさんと、District3役さんたちとの15分のMeetingの際のお世話などをしました。またキャンペーンマネージャーさんと一緒に2分間のスピーチの練習に参加しました。

★敗戦
残念ながら、今回Jack Tsaiさんは3人の立候補者の中で最低の得票で落選してしまいました。ほぼ10ヶ月にわたって準備してきての落選ですのでJackさんにも相当つらい結果でした。

しかし、選挙後たくさんの人がJackを訪れ、立候補してくれたことへの感謝の言葉、2分間のスピーチへのフィードバックなどを行ってくれていました。

キャンペーンマネージャーにも私にもつらい時間でした。きっと時間が彼を癒してくれると思います。

★★参考:インターナショナルの役員、ディレクターに立候補する人のためのページ

http://www.toastmasters.org/Members/MembersFunctionalCategories/AboutTI/Board/CandidateInformation_1.aspx

Running for International Director handbook (インターナショナルディレクター立候補者用ハンドブック、PDF77ページ)

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