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August 2009

第404話:Inter-districtコンテストでのスピーチ順の決め方

今回久松さんのサポートとして、8月11日12時からのコンテスタンとブリーフィングに同伴させていただきました。

このブリーフィングの会場は、久松さんの出場したInter-District Aが行われた部屋です。部屋の右側にInter-District A出場者が、左にInter-District B出場者が座っています。

さて、Inter-districtコンテストでのスピーチ順はどのように決めるのでしょうか?実はあっけないほどかんたんです。下の写真右の女性(国際本部のスタッフ。キャサリンさん。日系4世)が持っている封筒の中に番号が書かれた紙が入っています。

実際にくじを引いている様子です。右から三人目のDonald Yee (D80, 香港、3位)がくじを2枚引いてやり直している様子です。会場が笑いでどよめきます。その次の次。立っているTシャツの人が南アフリカのDouglas Kruger(D74、2位)。その向こうにInternational Directorで、Inter-District AのコンテストチェアマンのMohammed Muradoさん。
次の次にくじを引いたのは、Inter-District Aで優勝したFinalに進んだフィリピンのHermiさん(Herminigildo V. Garrobo、District75)です。Douglasの腕のあたりに座っている長い黒髪の女性が久松さんです。


カメラは、Inter-District Bのくじ引きに様子も写しています。

2007年に初めてInter-Districtに参加した時に、あまりに簡単なやり方をやっているのに拍子抜けしました。

決勝も国際本部の同じスタッフがやっていますので、きっとこの方式なのでしょうね。精進していつか確認してまいります。

おまけ:Inter-Districtのステージを歩き回って具合を確かめるコンテスタントたち

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第403話:SpeakEasy - パブリックスピーキングのドキュメンタリー

世界大会で、パブリックスピーキングのドキュメンタリーである「SpeakEasy」という映画の試写会が行われました。

私はうっかりそのことを忘れて見逃してしまいました。

SpeakEasyのWebサイト(http://speakeasythemovie.com/)をみると、パブリックスピーキングへの恐怖と、2008年World Championship of Public Speaking(International Speech Contest)へ向けてがんばる人たちの映画となっています。

この映画を見ると、「アメリカ人はみんなスピーチが上手」という思い込みが崩れます。(アメリカ人はみんなスピーチが上手って言うのは、もしかしたら日本人はみんな刀を差していると同じくらいの思い込みかも知れませんね。)

過去の世界チャンピオン達のインタビューもふんだんにあり、Toastmastersにとって見逃せない映画になっています。

 下の動画は予告編です。期待感が高まります。

The Toastmaster Podcast Episode 004で製作者のPaul Galichiaへのインタビューが聞けますが、今後の予定としてあと20から25分くらいカットして、次回のサンダンス映画祭に出品して興行の予定をたてるのだそうです。

さて、試写会の翌日、いろんな人に「あなたを映画の中で見たよ。」と教えていただきました。私がどこで何をしているところを撮られたか見ていないので、知る由もありませんが、できれば、カットされる20分から25分の対象からはずしていただければ、家族にも自慢できるかな?

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第402話:メンターシステム このすばらしいシステム

世界大会でよく耳にするのが「私のメンター○○さんのおかげでここまで来れた。」です。感謝の言葉の中に、さりげなく入っているメンターという言葉。

スピーチコンテストでも、選挙でも、勝った人、当選した人のお礼の挨拶の中に「メンター」という言葉が良く出てきます。

一般のトーストマスターズクラブで、なかなかメンターシステムが定着していないようですが、世界大会でのこうした挨拶を聞いていると、「成功の陰にメンターあり」といっていいほどメンターの存在があります。

メンターとメンティーが何を教え、何を教えてもらっているかケースバイケースだと思います。

私にとってのメンターは稲垣さんです。私が2000年9月にアイスブレーキングスピーチをした際のEvaluatorが稲垣さんでした。

私が勝手に呼んでいるので稲垣さんご自身がご存知なのかは私は知りません。今回の世界大会にも稲垣さんは13日から参加され、何度かご一緒する機会を得ました。

パーラメンタリープロシジャーの運用でわからないことがあったのですが、質問すると瞬時に答えていただきました。

稲垣さんとゆっくりするのも一年に一度あるかないかなのですが、ちょっとした時間に教えていただくことで私はしばらく生きていけます。

実は、私の会社にもメンターがいます。一人は公式なメンターで、もう一人は非公式なメンターです。

人生は生涯学びの連続だと思います。メンターシステムをうまく使ってもっと多くのことを学んでいきたいと思います。

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第401話:World Championship of Public Speaking 2009

優勝:Mark Hunter (DNAR, District 69)
2位:Mary Cheyne(District 31, Region VII)
3位:Erick Rainey(District 7, Region I)


(撮影:稲垣さん(厚木座間、武蔵小杉、輝、神奈川クラブ所属)

Mark Hunterさんは、決勝常連で2007年のPhoenixでは3位。今回優勝した“A Sink Full of Green Tomatoes”というスピーチは、2007年のInter-Districtでやったスピーチをさらに磨きこんだスピーチです。言葉の選び方に品格を感じ、演じ方もまさに円熟の境地。

決勝の二日前の朝レストランで彼のテーブルにちょっとお邪魔して、いくつか質問をしました。

私「メンターはいらっしゃるのですか?」
MH「今回のスピーチではとくに個人のコーチやメンターはいません。たくさんのクラブを訪問して練習しました。」

私「ご自分のスピーチを録音したり録画して練習するのですか?」
MH「まったくしません。すべて自分の頭の中で想像してやっています。」

テーブルの上には、決勝で使うスピーチの原稿。あまり見ては悪いと思って詳細には見ませんでしたが、私がよくやるようにA4を縦に右左に分けて、左がスピーチ、右がDeliveryなどの注釈を付けていました。

優勝した後、彼は会場の外でたくさんの人から祝福を受けていました。私も長い列に並んだのち、彼にお祝を言う機会を得ました。

私「優勝したらコンテストには出られませんが、世界大会には今後も参加なさいますか?」
MH「オーストラリアから北米は遠いからね。」

結局、今後彼と世界大会で会うことができるのかはわかりませんでした。でも、逆にいつかMark Hunterに会いに行こうと思いました。彼はオーストラリアのブリスベーンに住んでいるそうです。

さて、決勝は久松さんのゲストとして彼女と並んで参観しました。昨年のカルガリでは、Inter-Districtのコンテスタンとは前から2列目という最高の席をいただいていたので大変期待したのですが、今回はかなり後ろの席でした。

ステージのコンテスタンとは肉眼ではあまりみえずに、ステージ左右に設置された巨大なスクリーンで見ていました。

久松さんとこんなことを話しながら聞いていました。

  • コンテストはやはり生で聴くと感動が違う。DVDでは、この感動はなかなか伝わらない。自分たちの周りの聴衆のため息、感嘆する声、大笑いなどやはりこのライブの一体感はDVDでは味わえない。
  • 今回、Mark Hunterは車いす。First SpeakerのChakisse Newtonは難病の弟さんを最近なくされました。6番目のHirmi(フィリピン)は親指がありません。こんな人たちのスピーチを聞いていると、五体満足な自分たちはもっと頑張れるんだと力が湧いてくるね。

昨年のカルガリの決勝に比べて、今年はもっとストーリーにフォーカスしたスピーカーが多かったです。カルガリでは、歌を歌った人が2人、派手なパフォーマンスが目立った人がおおくがっかりしましたが、今年は心に深く入ってくるスピーチが多かったです。

いつか、やはりあの舞台に立ってスピーチをしてみたいと改めて思いました。





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第400話:終わりと始まり (8月16日)

  「ん、携帯の目覚ましが鳴ってる。」
「何時かな?」
「げ、4時58分!空港行きのバスの発車まであと2分。」

世界大会から日本へ帰国する8月16日はこうして始まりました。コネチカットのハートフォード国際空港から会場のMGMグランド@フォックスウッズまで大変不便なので、国際本部があらかじめ往復のバスを用意してくれていて私はそれに申し込んでいました。(往復で50ドル)

帰りのバスは朝5時出発。これに乗って6時30分に空港について、7時35分のシカゴ行きに乗るという算段でした。

しかし、目が覚めたのは4時58分。なんと4時にセットした目覚ましは58分も鳴り続けていたようです。

あきらめて120ドル払ってタクシーで行こうか?と弱気になりましたが、できるだけがんばってみようと気を取り直し、「火災の通報を受けてから30秒で出動する消防士」をイメージしながら着替えてスーツケースのふたをし、忘れ物がないかトリプルチェックをし、部屋を後にしました。

エレベーターを降りて二つのスーツケースを引っ張りながらロビーまで走ると、名簿らしきものを持った人がこちらを見ています。聞くと、空港行きのバスの客を待っている人で、旨にはトーストマスターズのバッジが。助かった。まだ5時のバスが待ってくれている。

「あなたのような寝坊する人がきっといるだろうと思って待っていた。」

すばらしい。 トーストマスターズってすばらしい。(あんまりコミュニケーションとリーダーシップとは関係ないだろうけど)

バスに乗って落ち着くと斜め前に前インターナショナルプレジデントのジョン・グライナーさんご夫妻と、年次総会で17年連続パーラメンタリアンを勤めたハーブさんがなにやら談笑していました。

車窓からは、霧のかかったコネチカットの森がずっと続いています。そういえば、Mashuhantuketは朝起きるといつも霧がかかっていました。バスの前方も霧です。路面のセンターラインが頼りです。

昨晩は、荷造りをしてベッドに入ったのは12時30分。寝不足です。頭がぼやーっとしています。回らない頭でこの一週間のことをランダムにふり返っています。「英語が通じなかったなー。」とか。

後ろの席では、アメリカのどこかのディストリクトガバナーさんでしょうか?LGM、LGETという言葉が何度も聞こえてきます。この空港行きのバスの中もまだトーストマスターズの世界なんです。

2007年も2008年も世界大会が終わって空港に向かうときはこんな気持ちでした。余韻を感じつつ、現実世界に戻っていく感じ。

祭りが終わった後の、さびしくも晴れ晴れとした感じ。

この気持ちを人生で初めて感じたときのことは、今でも鮮明に覚えています。

小学校4年生の秋の運動会が終わった後でした。運動会が終わって、学校を後にすると、田んぼの稲がきれいに刈り取られそれは明るく青い秋の夕暮れ前の空。

どんなことにも終わりがある。しかし、この終わりはまた始まりである。

では、これは何の始まりなんだろうか?

空港に着きます。皆さんとお別れして、先を急ぎます。私はずいぶん遠いターミナル1。アメリカンエアラインズのチェックインカウンターで、「預け入れスーツケースが重量オーバーだから50ドル払うか、袋に入れて機内に持ち込むか」と聞かれ、後者を選択。

作業をしに待合の椅子のところにいくとメキシコ(D34)からInter-District Bに出場したOscarがいました。彼はメキシコで空手をやっている人です。空手の話をしながら作業を続け、スーツケースの重量検査に。また不合格。Oscarのところにもどり、空手の話を続けながら作業を続け、再び重量検査へ。今回はパスし、Oscarと別れ、シカゴ行きの飛行機に乗りました。

機内にはどうもトーストマスターはいないようでした。

そしてシカゴから成田行きのJAL009便に。

トーストマスターは乗っていなさそうです。これから14時間かけて現実の世界に戻るわけです。

今回の収穫は何だったのだろうか?

久松さんの応援。Jack Tsaiさんの選挙。年次総会。Bo BennettのFTHのワークショップ。役員と新会長就任式。合間のいろいろな出会い、D76の仲間との語らい。

楽しいことだけではありませんでした。District76の地位の相対的な低下を感じました。DNARミーティングでRegion13の構成ディストリクトの発表があったとき、D76は発表されませんでした。インドのDistrict Governorが「日本はどこのRegionだ?」と質問して、「あ、Region13だった。」とあわてて追加されるくらいの位置づけ。さびしかったです。しかし同時に、「今に見ていろ。」という気持ちが沸き起こりました。

私は、貫禄だけはそれなりにあるので、たくさんの人からInternational Director選挙に立候補しないのか?と聞かれました。「私はまだDivisionガバナーもやっていないのですよ。」と苦笑いしながら答えました。

今後、どうして行けばよいのだろうか?来年はスピーチコンテストに出ないし。

いろいろな思いが錯綜します。

5年前の3月だったかD76の推薦委員会から電話をいただきDivisionガバナーの打診を受けましたが、そのときに「子供の手がかからなくなったら。日本語・英語コンテストで優勝したら、お受けする。」と答えてお断りしました。

しかし、今、そのときあげた、お受けする条件はそろっています。しかも来年はスピーチコンテストには出ない。

飛行機の座席についているテレビの画面にはこの飛行機がどこから出発して、どこを飛んでいて、どこへ向かうかという地図が出ています。もうすぐ日付変更線を越えます。行く先は母国日本。私を育ててくれたDistrict76のある国です。

もし来年Division ガバナーに声がかかったら、ありがたくお受けして自分にここまでのチャンスをくれたディストリクト76に貢献しよう。そして声がかかってもかからなくてもDistrict76のスピーカー達をサポートしていこう。

こんな結論を出すとは思いもよりませんでしたが、この気持ちがあればまた明日からがんばっていける。世界大会が終わり、また新しい毎日が始まりました。

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第399話:2009年世界大会つれづれ

★急成長するアジア諸国のトーストマスターズ
District51(ASEAN)は数年前に、クラブの数が400を超えて効率的な運営ができなくなったので、D51(マレーシア、ブルネイ、インドネシア)とD80(香港、Singapore, タイ、マカオ)に分割されました。しかしD51はまたまたクラブ数が400を超えてしまい、今年また分割されるそうです。
インドは昨年7月から1年でクラブが50も増えたそうです。

★消え行くトーストマスターズのロゴ
Toastmastersのロゴ(メンバーシップピン、クラブオフィサーピンといえば思い出してもらえる?)が次第に消えつつある。昨年の世界大会は、あちこちにTMのロゴが出ていましたが、今回はすっかり消えていました。

新しいロゴというかテキストエンブレムは、http://www.toastmasters.org/logos.aspx です。国際本部の方に聞いたら、「ロゴが消え行くことに寂しさを感じるメンバーは多いが、もっとトーストマスターズの存在と意義を明確に訴えるためにロゴではなく「テキストエンブレム」を採用した」とのことでした。

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第398話:Bo BennettによるFree Toast Host ワークショップ(8月15日)

今回のワークショップの中でもっとも楽しみにしていたのがこれです。FreeToastHost(以下FTH)生みの親Bo Bennett本人によるワークショップです。

会場にはたくさんの聴講者が詰め掛けています。そのことが予想できたので早めに会場に入り最前列の席に座りました。

世界12000のクラブのうち、現在7000を超えるクラブがFTHを利用しているそうです。

今回の新機能の目玉は、なんと言ってもYouTubeのビデオを直接FTHで表示できるようになったことです。(Embedタグを使う)こちらは以前FantasistaのWebサイトをメンテナンスしているときに偶然発見しました。(昨年12月にはできませんでした)

さて、私は4つの質問をしました。

質問① 画像を追加すればするほど、画像リストが長くなる。フォルダーを作ることはできないか?
回答  開発計画に入っている。

質問② メインページ左側の、標準的に提供されている「Club Calendar」, 「Directions」、「Membership」を「Club Calendar / クラブカレンダー」, 「Directions / 会場について」、「Membership / 入会するには」などのように、バイリンガルで表現したい。変更する方法は無いか?
回答 標準的に提供されているものは変更できない。方法としては、標準的に提供されているものを使わずに、追加のリンクとして「Club Calendar / クラブカレンダー」, 「Directions / 会場について」、「Membership / 入会するには」を入れるという方法がある。

質問③ メインページ左側の、標準的に提供されている「Club Calendar」, 「Directions」、「Membership」の表示順序を変更することはできないか?(こちらはBo Bennetteにではなく、FTHのサポートを担当しているBrianにしました)
回答 できない。

質問④ FTHで作ったWebサイトのコンテストはないか?
回答 北米のあるリージョンではクラブWebサイトのコンテストはやっているが、FTHに限ってはやっていない。

さて、このワークショップはこれまでの世界大会で出席したどのワークショップよりも質問が出ました。15時から16時だったのですが、とにかく質問がどんどん出て、16時にいったんクローズしたのですが、質問したい人は残ってOKだったので結局17時まで延長しました。

16時のクローズのときに、国際本部からワークショップファシリテーターに感謝状が出るのですが、質問がとまらずに感謝状を読んでいる司会のInternational Directorに声がまったく聞こえないほどでした。

もうひとつ印象的だったのは、北米は結構高齢のWebマスターが多いことです。彼らは英語は母国語ですが、コンピューターに関しては高齢者は高齢者です。でもがんばってやっているのですね。

それにしてもたくさんの質問が出たワークショップでした。7000のクラブがFTHを使っている事実から単純に7000人近いFTHのWebマスターがいるのなら、これだけ質問が出てもおかしくないわけです。

FTHは、それほどフレキシブルではないですが、ちょっとした工夫でまだまだできることがわかりました。

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第397話:1962年から68年 札幌での二つのオーバーラップ

今回も200枚名刺を印刷してあちこちで名刺交換をたくさんやりました。その中で、Normさんという方に出会いました。

私が日本から来たことを告げると、Normさんはご自身も日本にいたことがあるとおっしゃいました。このこと自体良くあることです。観光で行ったことがある、出張で行ったことがある。しかし、Normさんがおっしゃったことは私にとって衝撃的なことでした。

Normさんは米軍に勤務していたときに、1962年から68年北海道札幌(千歳基地)に駐留していたのだそうです。私は1962年北海道札幌で生まれました。当時私の父は航空自衛隊に勤務していました。

「父と一緒に働いたことがあるのだろうか?」

Normさんにもっと話して欲しいとお願いします。するとNormさんはChitose 2のレーダーサイトに勤務していたこと、自衛隊にはスキーチームがあったことを話してくれました。

私は父から、レーダーサイトで勤務したときの話を聞いたことがあります。私の父は自衛隊のスキーチームのリーダーをしていたと聞いたこともあります。事実若いころの父はスキーが非常にうまく、ジュラルミン製のスキーを持っていました。(その良し悪しは私にはわかりませんが、グラスファイバー製のスキーの前は軽量で丈夫だったのでしょうか?)

父は私が生まれる前に奈良と千葉の自衛隊の学校で英語の特訓を受け英語が大変得意でした。父は米軍とも交流があったようです。父が米軍の人たちと一緒に川下りをしたり、赤ん坊だった私が米軍の人に抱っこされた写真を見た記憶があります。

その父の影響で私も英語が好きになりました。父は1969年まで北海道の自衛隊にいたのち、福岡の春日原ベースに転属になり、そこで退職しました。

Normさんは1962年から1968年まで北海道の千歳基地にいた。私の父も1969年まで北海道の航空自衛隊にいた。おそらく米軍の軍人はたくさん駐留していたと思いますが、レーダーサイト勤務とスキーチームというところに強いオーバーラップの可能性を感じます。

今、この文章は日本へ帰国するJAL便の中で書いていますが、帰宅したら早速父に報告したいと思います。

さて、これだけだったらTOASTMASTERS徒然草の記事としては失格です。

実はトーストマスターズの観点でびっくりする話を聞きました。なんとNormさんは千歳駐留時代にCHITOSE2基地内のトーストマスターズクラブメンバーだったのだそうです。1960年代に北海道にトーストマスターズクラブがあった。これはびっくりしました。

私が知る限り、日本最古のトーストマスターズクラブは1954年に東京羽田の米軍基地(当時)に誕生した東京トーストマスターズクラブ、フルブライト奨学金留学生が帰国して設立した福岡トーストマスターズクラブ、そして1960年代に横須賀米海軍基地に誕生した三笠トーストマスターズ。現在札幌にある札幌パイオニアトーストマスターズクラブの設立はもっと後でしょう。

世界大会に一緒に参加していた滝本さんにおとといその話をしたら、米軍基地にトーストマスターズがあったとしても不思議ではないと言われ、そのとおりだと思いました。

日本のトーストマスターズクラブの歴史を思うとき、現在も続いているクラブに目が行ってしまいますが、実は歴史の中で消えてしまったトーストマスターズクラブがいくつもあることを改めて認識しました。

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第396話:Annual Business Meeting(年次総会から。8月14日)

8月14日午前8時からの年次総会の中のいくつかの場面を紹介いたします。

★Annual Business MeetingのInspirationのスピーチ
2008-2009 International PresidentのChris FordさんのInspirationです。

★Jana Barnhillが使っていた賑やかなGavel

★投票時に流れた音楽

200人を超える選挙人からの投票を、投票回収係が会場を回って集めます。そのとき、いろいろな音楽がかかって会場を楽しい雰囲気にします。RegionIV Director選挙の投票中は、エレベーターで流れているような安っぽい音楽、DNAR Director選挙の投票は、マイケルジャクソンのスリラー、そしてこのビデオはどの案件の投票だったか忘れましたが、スターウォーズのテーマです。ちなみにスターウォーズは、新インターナショナルプレジデントのゲーリーシュミットが大好きなんだそうです。

どの投票のときか忘れましたが、会場で踊りの列ができていました。

なお、このビデオの冒頭で画面右手ステージの上からスキンヘッドの人がフロアへ降りていきますが、この人は2003年世界チャンピオンのJim Keyです。彼はほぼ毎年世界大会でボランティアをやっています。今回は投票回収係でした。

★Third Vice President John Lauが新役員を代表しての挨拶

昨年DNARからThird Vice Presidentに立候補して僅差で落選したJohn Lauが、今年Third VPに再挑戦しました。推薦委員会ら推薦をもらえなかったハンディを乗り越えてフロアからの立候補で2人の対立候補を破って圧勝しました。

★新International PresidentのGary Schmitの挨拶

まだ30代の若いPresidentです。スターウォーズが大好きなんだそうです。社交ダンスはどうも苦手のようで、8月15日のPresident Dinner Danceでは踊りを披露することはありませんでした。

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第395話:Distinguished Districtの発表 - D76表彰される!

District76(日本)がDistinguised District賞に輝きました。滝本前ガバナーが栄誉を受けます。

北米のDistrictが表彰を受けるとものすごく盛り上がります。

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第394話:Bo BennettとRyan Levesqueから日本のToastmastersへのメッセージ

Goden Gavel Luncheonの会場の外で、「The Toastmasters Podcast」と書いた大きなテーブルがありました。パソコンが一台とマイクが2台。見覚えのあるお兄さん達。

「Are you Bo?」と聞くと「Yes, I am!」との返事。

FreeToastHostの生みの親にして、Talking Toastmasters PodcastのDJだったBo Bennettでした。すぐに相棒のRyan Levesqueもやってきて握手と名刺交換。(そういえばBo Bonnettの名刺をもらい忘れた)

 

Talking ToastmastersというプライベートでやっていたPodcastが、今回のBoard of Directors meetingで正式に国際本部のスポンサーシップを得ることになり、それに伴いThe Toastmasters Podcastと名前を変えてスタートするそうです。

Bo Bennettは、FreeToastHostというWebサイトで苦労している世界のクラブのためのサービスを無料で提供し2007年の世界大会でPresident Citationを受賞しています。

彼らに、日本のトーストマスターズの皆さんにメッセージを送ってくださいとお願いしたら、快く愉快なメッセージを送ってくれました。(YouTubeへのUploadも快諾してくれました)

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第393話:Golden Gavel Luncheon (8月13日)

Toastmastersが社会で貢献した方に送る最高の賞がGolden Gavel Luncheonです。今年の受賞者は、Bruce Tulganさんという方でした。非常に話の面白い方でした。

このLuncheonの雰囲気をお楽しみください。

1000人くらいが一同に会しています。

インターナショナルプレジデントJana Barnhillご夫妻とBruce Tulganさんの入場です。

第78回世界大会Golden Gavel賞授賞式でのMohammed MuradoさんによりInspiration

これ以降Bruce Tulganさんのスピーチは録音、録画が許されておりませんので、TMIからご購入いただくことになります。

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第392話:Proposal A承認される (8月14日)

8月14日の年次総会で、Proposal Aが承認されました。

これにより、DNAR(District Not Assigned to Regions)というグループは解消されて、北米以外のディストリクトもRegionに所属することになります。

日本(D76)はRegion 13に所属します。同じRegionには中国・香港・マカオ(D85)、インド(D82)、台湾(D67)がいます。(香港・マカオはD80からD85へ引越しです。)

==>新しい世界のRegion割りの地図はこちらです。

★International Speech Contestのストラクチャーの変更

International Speech Contestは次のように変更になります。(Districtコンテストまでは同じ)

現在:

  • 北米のTMC  Club Contest (Feb) → Area Contest(Mar April) → Division Contest(April-May) → District Contest(April-May-June) → Regional Contest(June-July) → World Championship of Public Speaking(8月世界大会最終日)
  • DNAR(北米以外のTMC)  Club Contest (Feb) → Area Contest(Mar April) → Division Contest(April-May) → District Contest(April-May-June) → Inter-District Contest(8月世界大会の前日) → World Championship of Public Speaking(8月世界大会最終日)

変更後(次回から。世界統一ルール)

  • Club Contest (Feb) → Area Contest(Mar April) → Division Contest(April-May) → District Contest(April-May-June) → Regional Contest(8月世界大会のどこか) → World Championship of Public Speaking(8月世界大会最終日)

スピーチの数

  • 現在 最低3本
    1. クラブからDistrictまで同じスピーチでよい。(変えても良い)
    2. Regional/Inter-districtは別のスピーチ
    3. World Championship of Public Speakingはまた別のスピーチ
  • 変更後 最低2本
    1. クラブからRegionalまで同じスピーチでよい。(変えても良い)
    2. World Championship of Public Speakingは別のスピーチ

北米の不満

  • Regional Conferenceができなくなる。(やってもよいが、Regional Contestが8月の世界大会に入るのでモチベーションが下がるのでたぶんやらない)

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第391話:インターナショナル役員選挙 (8月12日-14日)

トーストマスターズの世界大会は、「コミュニケーションとリーダーシップのオリンピック」だと思います。

コミュニケーションは、International Speech コンテストの決勝が、まさにオリンピック。リーダーシップは、「選挙」です。私の今回の世界大会参加の目的の2番目は、この選挙のお手伝いでした。

★きっかけ
昨年カルガリでのDNARミーティング(パーティーとは別にまじめなミーティングがあります)で、2008-2009にPresident Distinguished Districtを達成したD67のガバナーであるJack Tsaiさんが2009-2010のInternational Directorに立候補され、なぜか私にキャンペーンチームに入って欲しいと誘っていただき、これまでのD67との友好、日本がD67から受けたお世話に報いるために、お受けいたしました。

★キャンペーンチーム
実は、私はこのキャンペーンチームの全容はあまりつかんでいなかったのですが、基本的にキャンペーンマネージャーという選挙対策委員長のもとに各チームメンバーが仕事をします。(私はキャンペーンマネージャーとは、今回の世界大会で初めて会いました。)

選挙に勝つには、国際的な影響力のあるキャンペーンマネージャー(過去のインターナショナルディレクター、インターナショナルプレジデント)を押さえることが必定です。

このキャンペーンチームはすべてボランティアで一切の金銭的な報酬はありません。お礼はせいぜい500円(五百円)ていどのボールペン程度です。

Third Vice presidentに立候補したマレーシアのJohn Lauさんのチームを見ていると、前District Governorや前インターナショナルディレクターたちが何人もキャンペーンチームに参加したまさにオールスターチームでした。

★世界大会での選挙運動
世界大会開催期間中の選挙運動は大きく分けて次のとおりです。

①自分の選挙ブースに来てくれた各District3役に対する政見の説明。

②世界大会2日目夕方におこわなれるCandidate Showcaseなる究極のTable Topicsセッション 

③3日目に行われるAnnual Business Meetingでの投票直前の最後の2分間の演説。(実は、世界大会直前に、立候補者はDistrictガバナーたちに電話をして自分への支持をお願いします)

★①自分の選挙ブースに来てくれた各District3役に対する政見の説明
キャンペーンマネージャーは、どのDistrictの人達と面談するか戦略的にスケジューリングします。戦略とはクラブ数の多いDistrictを抑えることに尽きます。District Governorさん達は、自分のDistrictのクラブから委任状(Proxy)を持参しています。実際に投票するのは委任されたGovernorさん。

であれば、傘下に400ほどクラブを持つDistrictと、日本のように90程度のクラブしか持っていないDistrictの二つがあったとき、当然優先順位は傘下に400クラブをもつDistrictです。各面談は15分。キャンペーンマネージャーがタイムマネージメントをきっちりと行います。

★②世界大会2日目夕方におこわなれるCandidate Showcaseなる究極のTable Topicsセッション
これは、各候補者一人10分の持ち時間で行われる政見演説です。そのメインは司会者からの質問に回答。候補者Aさんの政見テーブルトピックを聞いたら、Aさんはその部屋を退場して、つぎの候補者Bさんが入場します。司会者は多くの場合Aさんにしたのと同じ質問をBさんにもします。そのほうが聴衆には比較がしやすいからです。

今回の質問の中では、予想の範疇として「リーダーシップを定義してください。」、予想を超えたものとして「戦略を政策に変えた経験を語ってください。」がありました。

10分をどのように使っても良いですが、10分が来たら強制終了です。候補者はこのTTセッションを散々練習してきていますので、Jack Tsaiさんもどんな質問にもよどみなく回答していました。

私とキャンペーンマネージャーは会場の最後部に陣取り、Jackの声が聞こえないときと残り一分になったときに合図を送る仕事をしました。

★③3日目に行われるAnnual Business Meetingでの投票直前の最後の2分間の演説
Annual Business Meetingでの選挙で、立候補者が複数いる場合、候補者達が「最後のお願い」スピーチを行います。持ち時間は2分。2分が来たらタイマーが拍手して強制終了です。

★私のかかわり
昨年12月にJack Tsaiさんの選挙用Webサイトが立ち上がり、まず「私から見たJack Tsaiさんの魅力」を投稿しました。つぎにWebサイトに対しての改善案と、選挙全体に対する提案をさせていただきました。

今年、現地入りしてからは選挙ブースで、選挙用のジャケットを来てブースを訪問する人たちにビラを配ったり、Jackさんと、District3役さんたちとの15分のMeetingの際のお世話などをしました。またキャンペーンマネージャーさんと一緒に2分間のスピーチの練習に参加しました。

★敗戦
残念ながら、今回Jack Tsaiさんは3人の立候補者の中で最低の得票で落選してしまいました。ほぼ10ヶ月にわたって準備してきての落選ですのでJackさんにも相当つらい結果でした。

しかし、選挙後たくさんの人がJackを訪れ、立候補してくれたことへの感謝の言葉、2分間のスピーチへのフィードバックなどを行ってくれていました。

キャンペーンマネージャーにも私にもつらい時間でした。きっと時間が彼を癒してくれると思います。

★★参考:インターナショナルの役員、ディレクターに立候補する人のためのページ

http://www.toastmasters.org/Members/MembersFunctionalCategories/AboutTI/Board/CandidateInformation_1.aspx

Running for International Director handbook (インターナショナルディレクター立候補者用ハンドブック、PDF77ページ)

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第390話:DNARのパーティー (8月11日)

Inter-Districtコンテストの後、すぐにDNAR(District Not Assigned to Regions、つまりアメリカ・カナダ以外のディストリクト)が集まって、お酒を飲みながら各Districtのかくし芸大会があります。

司会はいつもDNAR出身のインターナショナルディレクターです。今回は役員2年目のPoh Kim Sionさんです。

17のDistrictによる、寸劇、替え歌、まじめな歌、ジョーク、踊りなどでとてもにぎやかです。

昨年のカルガリ、一昨年のフェニックスではカリブ海諸国のDistrict(当時は準District)の皆さんが、そろいのオレンジ色のシャツでのダンスを披露されそれは見事でした。今年から正式なディストリクトとなり賑やかなかくし芸を期待していたのですが、今年はなし。

われらがDistrict76は、徳島の田村ガバナーのご尽力で今年も阿波踊り。今回は日本からの出席は(テネシーから駆けつけた古俣さんもいれて)5人と小所帯なので踊りが始まると、観客たちをどんどん引っ張り込んで「Inter-District阿波踊り大会」が始まります。やっぱり全員参加型のかくし芸がいいですね。

一通り出し物が終わると、Second Vice President(次の次のInternational President)による講評と賞品の授与。今年は、Pat Johnsonさん。とってもユーモアあふれる講評でした。

そして、DNARを代表して8月15日のWorld Championship of Public Speaking決勝に進むオーストラリアのマークハンターさんの壮行会。このパーティーの参加者はあらかじめ大きな紙に自分の名前をサインして彼への応援の気持ちを表しました。

DNARは8月14日の総会で、Region10, 11,12,13,14に発展的に解消されましたので、来年はどうなるでしょうか?Sany0208

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第389話:Inter-District Contest(8月11日)

Inter-District A Speech Contestの結果です。

優勝:District 75 Herminigildo V. Garrobo フィリピン (8月15日の決勝へ進出)
2位:District 74 Douglas Kruger 南アフリカ
3位:District 80 Donald Yee 香港

9人中ただ一人の女性コンテスタントだった久松さん(7番目のスピーカー)は惜しくも入賞を逃しましたが、8月1日の鳩山会館での壮行会から格段の進歩、さらにこちらで練習で聞かせて頂いた中でも最高の出来で、オーディエンスの反応もよく「もしかしたら」との期待を持って結果発表を待っていました。

もしかしたら? なんて事を考えた理由は二つです。

① だれの目にも明らかに優勝はHerminigildoで、2位はDouglas Krugerでした。
② しかし3位はだれがなってもおかしくないくらい差を感じられなかったのです。

入賞は逃しましたが、私達のDistrict76の代表としてQualityの高い、そして深いメッセージをもつ「F.A.Q」というスピーチを堂々と披露して下さった久松さんに敬意を表し、また久松さんの直前のコーチをする機会を戴き心から光栄に思います。

さて、いくつか思った事です。
①優勝のHerminigiloは、ダントツで素晴らしかったです。彼は5番目のスピーカーでした。もちろん、コンテスト前の下馬評は、3番目のスピーカーで大ベテランのDouglas Krugerでしたし、実際Douglasのスピーチは予想通り素晴らしいものでした。しかしHerminigiloのスピーチは、Douglasのスピーチを忘れてしまうくらい素晴らしいものでした。
②Herminigiloは、昨年Calgaryで3位になったスピーカー(お名前は失念)と同じクラブだそうです。
③Herminigiloとコンテスト直前に話をしたら、「2本目のスピーチはまだ書いているところだ。」との事でした。うーん、今日から大変です。8月15日までホテルの部屋から出られないのではないでしょうか?
④優勝者の発表の瞬間、Herminigiloは大歓声でガッツポーズをとりましたが、次の瞬間、感動で泣き崩れてしまいました。会場は彼に対してのスタンディングオベーション。司会のモハメッドムラドさんが、彼をステージに呼んで優勝者のコメントを促しましたが、彼は男泣きに泣いてThank youをいうのがやっとなくらいでした。いやー、もらい泣きしましたよ。ここで感動しなければスピーカーではないと思いましたよ。
⑥3位のDonald Yeeのスピーチは、児童買春を止めるために大人が団結して行動しよう!というスピーチでした。私は世界大会ではこういうスピーチを聞きたいと思っていましたし、やりたいと思っていました。世界大会の決勝ですら、「子供のころの失敗から学んだ人生の教訓」的な、身の回りから拾った話題を深めていくものばかりで、それが悪いとは申しませんが、正直食傷気味でした。しかし、Donaldのスピーチはパブリックスピーキングって本来こうあるべきだよね。という指針となるスピーチでした。3位に終わったとはいえ、彼のチャレンジはとても価値がありました。

なお、Inter-District Bコンテストは、オーストラリアからの常連、車椅子の英雄 Mark Hunter(District 69)でした。

追記:
①12時からのコンテスタントブリーフィングのとき、南アフリカのDouglas KrugerはTシャツでしたが、上半身の筋肉が隆々となり腕も太くなり、あれ、2年前もこんな風だったかな?と思って質問すると、この2年で体をものすごく鍛えたのだそうです。筋肉だけで16kgも増えたと言っていました。Super Achieverは何でもすごい!
②Herminigiloのようなすごいスピーチを聞くと、やっぱり「やってみたい!」とモチベーションがすごく高まります。とはいえ、来年のコンテストはやはり出場しません。今の私には充電期間が必要です。
③17時のドレスリハーサルが終わってから、久松さんとDistrict76のInter-Districtへの挑戦の話をあれこれしていました。「来年のDistrict76からInter-Districtに挑戦する方は、もしかしたら世界大会に行った事がない人になるかもしれない。そんな人のために、久松さんや私(広島TMCの藤山さんも)というInter-District経験者のサポートは、(もちろんその方が望めばですが、)あった方がいいでしょうね。」という話です。正直いろいろなノウハウがあります。今回、ホテルの私の部屋に一日だけ宿なしだった、District85(中国)のChen Zhangを泊めました。その関係で彼の練習にも付き合いました。彼は私の経験と知識にすごく頼ってきました。初めての挑戦者は、いろんな意味で不安です。とくに17時からのドレスリハーサルは本番前にマイクを使って本番のステージで練習できるチャンスです。でも、ここの準備をしておかないと舞い上がってしまい与えられた時間を無駄にしてしまいます。こんなノウハウもあります。来年の優勝者の方も、できるだけサポートしたいです。

最後に:
久松さん。5月31日の優勝以来、様々なプレッシャーとストレスの中、ほんとうによくここまで来られました。今日からまた新しい日が始まりますが、ここで得たものを活かして頑張って頂きたいです。ステージで見せてくれた「Chikaスマイル」は本当に素敵でしたよ!

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第388話:高円宮杯の出場を考えていらっしゃる方へ

最近、私のブログに「高円宮杯」や「中学生の英語スピーチ」というキーワードで検索されて訪れる方がたくさんいらっしゃいます。

11月が高円宮杯ですから、そろそろ各都道府県での予選に向けての準備をされるのかな?と思います。

昨年、高円宮杯の東京読売新聞本社での予選を参観して、とても大事なことに気がつきました。

それは「声」です。

高円宮杯の出場を考えるのであれば、よく届く声が絶対的に有利です。昨年の読売新聞社の予選はマイク無しです。一回に50人くらいのスピーチを連続で聞きますので、審査員も相当しんどい。声が審査員席まで届いていない方は、正直審査もできないと思いました。逆にしっかりとした声でスピーチされた方は、審査員も全員顔をあげて傾聴されていました。私が参観した予選を通過された方は皆声がはっきりと通っていました。いちばん通っていた方はなんと翌日の帝国ホテルでの決勝で優勝されました。

小さい声、届かない声は予選では相当厳しいと思いました。

張り上げる必要はありませんが、おなかから発声できる様に、いまから準備をされることをお勧めします。できれば体育館くらいの広さの会場で、生徒さんはステージに、指導者の方は体育館の真ん中に座って声が通るかを確認されると良いと思います。

また、発声法に関しては、音楽の先生にも今から指導していただくことをお勧めします。今が8月ですから、いまからやればぎりぎり大丈夫でしょう。

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第387話:再会に次ぐ再会(8月10日)

世界大会に3年連続で参加すると、顔見知りがものすごくふえます。

コネチカットのハートフォード空港で、オーストラリアのカレンさんとご主人に声をかけられました。カレンさんは、2007年のフェニックス、2008年のカルガリでも初日に必ずお会いしていて今回もまさに初日。世界大会はご夫妻で15回目だそうです。

空港からホテルまでの車に乗ると、国際本部のキャサリンさん。昨年、Inter-Districtコンテストのパンフレットをなくしたので、国際本部の部屋にもらいに行ったときにお世話してくれた方です。アジア系の顔立ちなので何人かな?と思っていたらお母さんはFUKUNAGAさん。彼女は日系4世だそうです。

ホテルでチェックインに並んでいると、お名前はわすれましたがニューヨークからきた女性。彼女も3年連続。

次に、中国の前District Governorで今回International Directorに立候補されたキース・オスターガードさん。北京からです。彼とは2年目。結構シニカルな性格で、本音をずばずばおっしゃる方です。

彼と話していると、台湾の前ディストリクトガバナーご夫妻。こちらも3年連続。奥様(こちらが前DG)はいつも私に中国語で話しかけてこられ、そのたびにご主人が「この人は日本人。」とチェックを入れてくださいます。昨年の台湾でもそうでした。

初日だけ部屋が同じ中国D85のチャンピオンのチェン・チャンさんとようやくロビーに現れたと思ったら、D85のディストリクトガバナーのレベッカさんとDistrict Officerたち。レベッカさんとは2年目。彼女のご主人John Warwickさんは私が初めて上海のクラブを訪問したときからの知り合いで、昨年スピーチに関する「The One Minute Presenter」という本を出版されるときに、ある章のレビューを依頼され、お礼にその本をいただきました。

チェン・チャンさんとわれらが久松さんと食事に行くと、レストランにもメキシコのDistrict Officerの女性。彼女とは2年目。周りにもメキシコの皆さん。私たちの横にはインドからのみなさん。昨年から顔見知り。さらに、オーストラリアからダミアンさんとそのお仲間。ダミアンさんとは3年連続。

食事を終えてチェン・チャンさんと一緒に部屋に戻ろうとすると、国際本部エグゼクティブディレクターのダン・レックスさんとベブさん。ダンさんは、私が初めてInetr-Districtに出たとき、リハーサルのとき私のところにいらして「落ち着いて見える!」といって落ち着かせてくださいました。ベブさんは、昨年のカルガリのInter-Districtでステージの後ろでコンテスタント担当の係をされていて、スピーチを終えた私と満面の笑顔と拍手とペットボトルの水でお迎えしてくださいました。

エレベーターホールにInternational Directorのパットジョンソンさん。3年連続。彼女は私をおぼえていなかったと思います。でもIDさんは皆すごくフレンドリーです。

そうこうするうちにInternational Presidentのジャナ・バーンヒルさんが降りてこられ、目が合うなりなんとハグされてしまいました。そういえばアメリカの再会はハグなんですね。彼女とは3年連続。私を覚えてくださっていてそれはとてもうれしかったです。

部屋に戻ると台湾の前ディストリクトガバナーで今回インターナショナルディレクター選挙に立候補されるジャックツァイさんかSkypeが。明日Meetingです。

これだけ羅列すればほとんど自慢ですね。まぁいいや。自慢です。

日本からいらしている田村さん、松本さんにはまだお会いしていません。

以上、すべて昨日の出来事です。今日8月11日は10時から久松さんの最後の練習にお付き合いします。午後もサポートします。彼女はいよいよ今日が本番です。12時からコンテスタントブリーフィング、17時からドレスリハーサル、19時が本番。20時30分には結果が判明。彼女が最高の7分30秒を持てるようにサポートします。

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第386話:世界大会に出発です

今、成田空港で11時45分シカゴ行きを待っております。今から24時間の旅をしてコネチカット・マシュハントゥケットの世界大会会場へ向かいます。

今回は過去2回とは異なりいくつも特別な楽しみがあります。

① 久松さんの応援

② Free Toast Host開発者のBo Bennettの“FreeToastHost Tips and Tricks” というワークショップに参加すること。

③ DNARの役員選挙

今年はコンテスタントだった過去2回と違い気楽な出発です。それだけに余裕があり、何を学ぼうか、誰とDeepに知り合おうかという期待がものすごくたくさんあります。

久松さんはすでに8月8日の便で現地に入られていると聞きます。現地で邪魔にならない程度にサポートをするつもりです。

★現地レポート

現地からは二つの方法でのレポートを考えています。

①このブログでレポートします。

②Skypeでの電話会議(音声のみ)をセットします。

参加されたい方は、あらかじめazumakanagawaという私のSkypeIDを見つけていただき、お申し込みください。おって会議の時間をご連絡いたします。久松さんや他のトーストマスターにも参加していただこうと思います。

tmazumaという別のSkypeIDもありますが、こちらはSkype電話会議を主催することができません。一対一の通話か、だれかが主催していただいた会議に招いていただくことで対応可能です。

では!

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第385話:なぜに「Tall Tales」は複数形?

私はいつも英語の複数形で悩まされています。スピーチを書きあげてアメリカ人に添削してもらうと指摘事項はだいたい次の3つ。

①単数形→複数形
②過去形→現在完了形
③冠詞(良くぬかしている)

ですから、わりと日頃から単数形と複数形は注意しています。

さて、Tall Tales Contest。なるほど、単数形ではなく複数形ね。たしかにコンテストでは、複数のTall Taleが語られますから複数形なのかな?

でも春のInternational Speech Contestも、複数のスピーチが語られるのに、なぜInternational Speeches Contestではないのか?

考えてもわかりませんので、今年度District76のマーケティング担当副ガバナーのオンビーさんに聞いてみました。すると、、、、、

Tall Talesはもともとアメリカの開拓時代の楽しみとして生まれました。語り手は、たくさんのほら話を一人で語るので、A Tall TaleではなくTall Talesと複数形になった。ちょうど現在のアメリカのスタンドアップコメディのコメディアンたちが一人でたくさんのジョークを語るのと同じ。

それに対して、International Speech Contestは一人が一つのスピーチを語るのでSpeechesではなくSpeechと単数形になっている。

ふーん、なるほどね。

面白い話を聞いたので、早速誰かに自慢したくなり、あるトーストマスターさんと食事をした帰りにこの話を自慢げに披露しました。

すると、

「なるほど。じゃ、なぜTable Topics ContestはTopicsって複数形なんですかね?」

う!答えられない。来週の世界大会で質問してきます。

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第384話:ほら話を採点基準から考える

今年の秋は「ほら話コンテスト」です。ところが、どんなほら話を作ればよいかお困りの方がたくさんいらっしゃると聞きました。今回は、そんな方に参考になればと思って書きます。

★ほら話コンテストの採点基準
採点基準をみると、スピーチの展開(30点)、スピーチの技法(25点)、身振り手振り(15点)、声(15点)、言葉(15点)です。

★スピーチの展開(30点)
この中には、導入部でのつかみ、展開、クライマックス、全体的な構成、スムーズな展開が採点要素となっています。普通のスピーチコンテストの採点基準と違うのは、このクライマックスです。

★スピーチの技法(25点)
誇張を効果的に使うこと、皮肉、ダジャレ、驚きを伴うヒネリ、ユーモア、ドタバタ。

★上から考えられる事
コンテストのほら話は3分から5分です。この制限時間内に、スピーチを展開させクライマックスに持っていき、一気にヒネリを加えて、「わはは!」と落とすような話が求められているという事です。

★日本はほら話の宝庫
図書館に行って子供の本の棚に行くと、「笑い話」「とんち話」「ほらばなし」の本がたくさんありますので、ご覧になっては如何でしょうか?
インターネットでも、Googleで「ほら話 自慢」などで探すとたくさん出てきます。

★あるほら話をコンテストの審査基準で分析
http://www.imizuko.com/htmcmplx/zumona/nusuto2/nusuto2.html#7 というサイトに、典型的な日本のほら話がありましたので、コンテストの審査基準で分析してみます。

ストーリーと審査基準の関係がよくお分かりになると思います。

                               
 

ほら話

 
 

コンテスト基準での分析

 
 

焼石岳(奥羽山脈)の西側に、羽後では一番だというホラ吹きがいた。俺の相手になる奴はいないから、手倉(旧仙北街道)越えて陸中の国へでも、ホラくらべに行ってこようと、峠を越えて胆沢に入ってきた。

 
 

導入

 
 

 一服してから先へ行こうと、通りに面した一軒家に寄って、「タバコの火、貸してくれ」と入っていくと、七歳ぐらいの男の子が、炉端で居眠りをしていた。

 
 

展開

 
 

羽後一番のホラ吹き男は、「お父さんは、畑にでも行ったのか?」と聞くと、その子供は、「経塚山(焼石連峰の山)がこっちへ倒れかかっているから、突張りをかけてくるからと、線香三本持って出かけたが、すぐ戻ってくる」と言った。

 
 

 

 

 

 

誇張。線香三本で倒れかかった山の突っ張りなんて、誇張もいいところ。

 
 

 羽後のホラ吹きは、ドキッとしたが、「じゃ、お母さんはどこへ行ったのか」と聞いたら、

 
 

さらに展開。

 
 

「昨夜から、風が強く、屋根を飛ばされるとだめなので、一寸お空へ行って、風袋の□を閉めてくるからと、馬の尻尾を一本抜いて、出かけました」と、ケロッとして、囲炉裏の灰をならしていた。

 
 

誇張。

 

馬の尻尾を一本抜く。(そんなに簡単に抜けない)

 

ちょっとお空へ行く。(行けない)

 

風袋(人間はできない)

 

ケロッとして==>子供のくせに。

 
 

 こんな子供でさえ、ホラを吹くから、羽後のホラ男も驚いた。でも羽後一番の名に掛けてもと、「昨夜俺の村の寺の鐘が、こっちの方へ飛ばされて来たようだから、結わえて帰ろうと、藁茎一本持って来たが」と言うと、

 
 

展開。

 

ホラ男も負けじと、「寺の鐘を藁(わら)の茎一本で持って帰ろうなんて」大きな事をいってクライマックスへ!

 

 

 
 

その子は「今朝まで家の軒下のクモの巣に、鈴みたいな、鐘が引っかかっていたが、さっきの風で、陸中海岸の方へ飛んで行ったようだ」と言った。

 
 

ところが、子供が「寺の鐘がクモの巣に鈴みたいな鐘」とひねり、さらに「風で飛んで行った。」とひねって落とす。

 






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第383話:感動で鳥肌が立った久松さん壮行会@鳩山会館

参加者の久松さんに対する気持ちがひとつになるとこんなにすごいことが起こるのかと鳥肌が立つほどの感動を覚えました。

8月1日(土)東京音羽の鳩山会館での壮行会は、「D76チャンピオンの久松さんを応援する」というシンプルな目的に徹した2時間の集まりになりました。トーストマスターズに入って9年にまもなくなりますが、たったひとりの仲間を応援するためだけにクラブを超えて50人近い人が集まって、すべてをその人のために捧げるという企画は見聞したことがありませんでした。

*** AGENDA ***

1. Call to Order - Kiminari Azuma
2. Opening address and Toast  - M. Ownby - LGM, D76   5 minuites
3. Dinner - 25 minutes
4. Chika's first speech - Chika Hisamatsu - 8 mins
>> - Recess -
5. Feedback for Chika - TM Kirpalani - 10 mins (with Rus Howser and Jason Yang)
6. Talk Show - Bruce Perkins, Run Howser and Chika - 20 mins
7. Chika's second speech - Chika Hisamatsu - 8 mins
8. Feecback for Chika - TM Inagaki - 10 mins (with Matthew Ownby and Mark Yoshikawa)
9. The YELL for Chika - TM Watanabe - President of Sunrise with his team - 4 mins
10. Closing Address - Seiko Matsumoto - LGET, D76 - 3 mins
11. From Chika - 3 mins
12. Adjourn - Kiminari Azuma

私が感動を覚えたのは、Kirpalaniさん、Howserさん、Jasonさんによる久松さんのSpeech 1に対するフィードバックセッションです。Kirpalaniさんの思いやりあふれる暖かい論評、Howserさんによる率直な提案、Jasonさんの鋭く切り込んだシャープな論評。

そして、同じ感動を、稲垣さん、マーク吉川さん、Ownbyさんによる久松さんのSpeech 2に対するフィードバックセッションです。稲垣さん、マーク吉川さんの論評はまさにEvaluate to Motivate, そしてOwnbyさんの論評は久松さんの気持ちに即した論評を心がけておられました。

論評の相手が、Inter-Districtコンテストを10日後に控えた久松さんだったからこそ、皆それぞれが持てるスキルをフルに動員して行った論評でしたから、司会者席から会場を見渡しても、他の参加者が集中して聞いているのがとてもよくわかりました。

昨年、一昨年と私も同じ経験をしました。Inter-District用のスピーチを皆さんの前で披露する。その論評をいただく。ものすごく怖い経験です。なぜなら、普段の論評と違って、結構容赦ない論評をしていただきます。自分でもわかっていて、そのSolutionがわからなくて悩んでいる部分も容赦なく論評いただくときの痛さ。

司会者席から、論評を受けている久松さんの表情を見ながら、彼女の気持ちが本当に良くわかりました。

しかし、それはチャンピオンが通過しなければならないプロセスなのでしょう。ぜひ、そこを乗り越えて、8月11日の本番ではその才能を開花させていただきたいと思います。

昨日、久松さんはとってもナーバスに見えました。しかし、私が司会として彼女をステージに呼び出して彼女と握手したときに感じたことが二つあります。

一つ目は、彼女の握手の力強さ。

二つ目は、彼女の固く結んだくちびると、目の奥に潜んだ強い意志の光

この二つの中に久松さんの真の強さを感じました。

8月11日は、私も現地で久松さんを応援します。8月10日に渡米します。

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