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November 2009

第418話:東大安田講堂へ行こう!(12月20日(日)東京大学杯スピーチコンテスト)

12月20日(日)に、東京本郷にある東京大学安田講堂で第4回東京大学杯争奪スピーチコンテストが行われます。

今年は、私は出場しませんが、参観の予定です。トーストマスターズの皆さん、一緒に参観しませんか?

お勧め理由1:高校生から社会人まで10名のスピーカーが同じステージで競う
大学ESS主催のコンテストで、大学生以外のスピーカーが参加するコンテストは珍しいということです。この10名は、51名の応募者の中から予選プロセスを通過して選ばれています。楽しみです。

お勧め理由2:トーストマスターズ以外のスピーチの世界を知ることができる
トーストマスターズのスピーチになれた人にとって、ESS系のスピーチはまったく異質なものに聞こえると思います。
ステージの上のレクターンの後ろに立ったままそれほどのジェスチャーも、Vocal Varietyもなく、そこでスピーチをします。トーストマスターズのEvaluatorならば、すぐに「もっと動きがほしい。」「もっとアイコンタクトを。」「もっと声の抑揚を。」と言いたくなることでしょう。
私もそうでした。

しかし、先日の早稲田大学の大隈杯スピーチコンテストでこれまでのスピーチに対する見方が変わるような経験をしました。

あるコンテスタントのスピーチ原稿を事前に読んでいて、行間から強烈なメッセージがびしびしと伝わってくる経験。原稿を読みながら、早くこの人のスピーチをライブで聞きたい、見たい。そんな気持ちになりました。同じ経験があります。今年の5月のD76日本語で優勝したCBのスピーチを初めて携帯電話を通して聞かせてもらったときも、メッセージがびしびしと伝わってきました。

本当によいスピーチは、たぶんBody Movement, Hand Gesture, Vocal Varietyがなくても、あるいは最小限でもメッセージがびしびしと伝わってくるのではないか?

トーストマスターズか離れて、違う世界のスピーチを聞いてみると、見てみると、思わぬ発見があります。

先ほどの大隈杯のすばらしい原稿を書いた方は、見事大隈杯に輝き(つまり優勝され)ました。

お勧め理由3:安田講堂に入れる
東京大学といえば、安田講堂。60年代の安保闘争で安田講堂に立てこもった学生に対して、機動隊が放水で排除しようとした有名な映像を記憶していらっしゃる方も多いでしょう。1925年に竣工したこの講堂は普段はなかなか入ることはできませんが、今回の東大杯では大講堂に入ることができます。アールデコ調の室内装飾はとても美しいです。

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日時:12月20日(日)

  • 12時30分会場
  • 13時開会
  • 18時10分閉会

場所:東京大学本郷キャンパス安田講堂

入場無料、事前申し込み不要

大会Webサイトはこちら

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第417話:Toastmastersお役立ちTips

ファンタジスタ関連でもうひとつ。

ファンタジスタトーストマスターズクラブは、Advanced Bilingual Toastmasters Club。Advanced Clubは何をするのか、いろいろと考えるところはありますが、そのひとつに「コミュニティクラブへの貢献」があります。コミュニティクラブは、まぁ非Advanced Clubという事にします。

さて、その貢献として、ファンタジスタクラブのWebサイトのいちばん下のTwitterのバッジに、Fantasista Tipsという名の、Toastmastersお役立ちTipsを一日一句掲載しています。

これは、これまで私たちのクラブが○○ブートキャンプと称して掘り下げて学んだエッセンスをTips化したものです。

現在からクリスマスあたりまで、テーブルトピックスお役立ちTipsを一日一句(週末は一日二句もある)掲載し、その後は論評(Evaluation)の予定です。

お楽しみに。

またゲスト参加して下さった方へも、お役立ち情報満載のNewsletterの発行を始めました。

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第416話:ユーモアスピーチと「ジョハリの窓」

またまたファンタジスタトーストマスターズクラブの「ユーモアスピーチと笑いのブートキャンプ(HSLBC)」での学びの話です。

飲み会やちょっとした会話では人を笑わせられるのに、なぜスピーチになると笑わせられないのだろう?

11月中旬にHSLBCでやる3分の笑い話を準備しながら、ふとそう思いました。

そう思いながら、ファンタジスタでの過去の例会での気づきがふたつ頭をよぎりました。

  1. 自分のスタイルが生かせるネタをやれば、笑いの効果を大きくできる。(11月5日の練習会での学び)
  2. ジョハリの窓(9月のReboot Camp合宿での学び)

ジョハリの窓
詳細はWikipediaなどに譲りますが、私がジョハリの窓を見ながら思ったのは、「自分も他人も知っている開示された自分の幅を大きくすることでより豊かなコミュニケーション、対人関係が構築できるんだろうな。」ということです。

トーストマスターズに入る前の私は、
①自己開示が全然できておらず、隠している自分(自分は知っていても他人は知らない自分)が大きく正直しんどかったです。
②他人からフィードバックを常に貰える環境にいなかったため、自分の長所、短所ともにあまりよく自覚していませんでした。

自分のスタイルが生かせるネタをやる
これは、まさにジョハリの窓でいえば、「自分も他人も知っている自分」にあったネタをやると言う事になります。

ふたたび飲み会やちょっとした会話では人を笑わせられるのに、なぜスピーチになると笑わせられないのだろう?」という疑問
ジョハリの窓、そして自分のスタイルの事を考えながら、この答えがわかったような気がしました。

もしかしたら、パブリックスピーキングの場においては、本当の自分を出していないからではないか?自分のスタイルと違う事をやろうとしていないか?

そのギャップのお陰で、思うように笑いが取れないのではないか?

ということで、11月19日の例会に向けて、もっと自分に素直に向き合った笑い話を書いて臨みました。それなりに笑いも取れたのですが、何よりも自分のプレゼンに対しての納得感がすごく大きかったのが良かったです。

今後も、「自分も他人も知っている自分」窓を大きくしながら、サイズに変更によって変わっていく自分のスタイルも意識しつつスピーチを書いて演じていけたらと思いました。

「とめてみるからこそ、見えてくるものがある。」

やはり、このファンタジスタというクラブを作ってよかったと思いました。

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第415話:ある「再会」(第36回大隈重信杯争奪全日本学生英語弁論大会(早稲田大学)にて)

11月28日(土)、早稲田大学大隈講堂で開催された大隈杯スピーチコンテストにジャッジとして参加いたしました。

大学のESSでスピーチをされる学生さんたちは、その技量をあげるためにできるだけたくさんのコンテストに参加されるようです。関東学生英語会連盟(KEUL)の情報によると今年は54のオープン大会(大学ESS, 地方自治体、香港行政庁などが主催)があるそうです。

昨日の10人のコンテスタントの顔ぶれをみても、私がジャッジ、クエスチョナーをやった過去2回のコンテストに出場していた方が3人もいました。

実は、今回のコンテストを楽しみにしていたのは、ある特別な理由がありました。ジャッジとしての打診を受けてしばらくして他のジャッジのお名前を送っていただきましたが、その中に「東後勝明」というお名前を見つけました。

「お父さんに内緒でこっそり英語を勉強してびっくりさせてやろ。」

私が10歳のとき、鹿児島に住んでいた時に母が笑いながらこう言いました。そこで18時30分からのNHKラジオの基礎英語を聞き始めました。基礎英語は15分番組で、そのあとが英語会話、そのときの講師が東後勝明先生だったのです。

軽い音楽にあわせてHello everybody, my name is Katsuaki Togo.というオープニング。イントネーションという言葉も10歳の私には耳新しく、その説明をダーダダダダー(ジャズスキャット風に。アントニオ猪木風ではない。)と説明してくれた時の声も今でもはっきりと脳裏によみがえります。とにかくかっこよかったのです。

早稲田ESSの方からメールを貰ってから東後先生とお会いするのが本当に楽しみで、何を話そう、何をお聞きしようとばかり思っていました。

そして、昨日。大隈講堂のジャッジ控室(貴賓室と書かれていましたので、背筋を伸ばして緊張して過ごしました)で他の外国人ジャッジの方々と話していると、東後先生が入ってこられました。

もちろん、あれから40年近い月日が流れていますから、先生も(もちろん私も)歳月の分だけ変わっていますが、お声を聞いてあのラジオの声が蘇りました。

私が、「10歳のときに先生の番組を聞いていました。」とお伝えしたら、「はい、うかがってますよ。」とにこやかにお返事下さいました。早稲田のESSの方にメールで伝えた話を、転送してくれていたのですね。(ありがとう)

東後先生も早稲田の、しかもESSのご出身だそうです。ロンドン大学に留学されていた時のお話、15年続けたラジオ英会話のお話、そして現在。

私が、びっくりしたのは、早稲田大学ESS時代に先輩に連れられて訪問した山王ホテルで行われていたトーストマスターズ例会のお話。Table Topicsセッションをご覧になってびっくりして「これは、怖い!」と思われて二度と戻る事はなかったそうです。東後先生程の方でも学生時代初めて参加されたTable Topics Sessionは怖かったのかと思いました。

山王ホテルと聞き、また60年代のクラブということで、東京トーストマスターズクラブの50年誌を引っ張り出してみたのですが、60年代の記録だけありま せん。ただ1973年に第一回全日本スピーチコンテストを山王ホテルでやった記録がありますので、東後先生が参加された例会が東京トーストマスターズクラ ブだった可能性は高いです。(山王ホテルは、226事件の際の決起部隊の指揮本部がおかれたところで、戦後米軍に接収され米軍専用の宿泊所になりました。米軍の宿泊施設はその後1980年代にニュー山王ホテルに引き継がれました。山王ホテルの跡地には、2000年に44階建ての山王パークタワーに建てられました。)

つぎにESSの学生さんたちがびっくりしていたのは、東後先生がESSのメンバーだった60年代。ESSの部員数は900人もいて、合宿には300人も参加されたのだそうです。成長期の日本の姿がまぶしく目に浮かびます。現在の早稲田大学ESSも部員数200名といいますから大したものです。

さて、肝心のコンテストですが、私の感想です。

Contents
社会問題をとらえたスピーチが7本。生き方をとらえたスピーチが3本。
社会問題では、オンラインマネーの提案、新薬承認プロセスのスピードアップ、新薬開発にかかるコストダウンの提案、マニフェストの立案方法に対する提案、動物の命を食べている現実を見つめ食べ物の無駄な廃棄を減らす提案、労働組合再興への提案、知のハイブリッド化。
生き方をとらえたスピーチでは、「感謝の心」をもっと言葉で伝える提案、ドメスティックバイオレンスを受けた人の救済についての提案、ポジティブな生き方への提案。

いずれも練りに練っただけのことはあり、また自分の専門分野を掘り下げたスピーチもありで、感心しました。

最後のジャッジコメントでもお伝えしましたが、全体的に「硬い」。ユーモアをもっと入れてこそ、スピーチ全体にバランス感が生まれると思いました。

右脳と左脳という働きの違いを意識して、スピーチもロジックだけでなく、情緒に働きかえる作りを推奨させていただきました。

最後に、結論がなかなか出てこないスピーチが多く、PREPを交えてフィードバックさせていただきました。

Delivery

大学のESSのスピーチはほとんど動きはありません。ただ、一人はステージを「控え目に」動き、二人ほどVisual Aidを使い、三人ほどジェスチャーを使っていました。声に関してはどちらかというと短調でしたが、女性の方がうまかったですね。

私は、Body Movement, Hand Gesture, Vocal Varietyに関しては、メッセージがきっちりと伝わるのであれば、使っても使わなくてもどちらでもよいと思います。

トーストマスターズでも1994年の世界チャンピオンは目の見えない方でレクターンの横で動かずにスピーチをされたと聞いた事があります。

English
こんなにも英語が上手な学生さんがたくさんいたのかと本当に感心しました。2位になった東京大学の方に、「どちらか留学していたの?」と聞いたら、「留学した事はありません。中学時代にCDを聞いて練習しました。」そんな人もいるのですね。ちなみに中国上海の英語TMCであった流暢なスピーカーたちは、中国を一歩も出ずに英語力を高めています。

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ステージで、堂々と自分の提案を英語で発表する10人のスピーカーを見ると、いつもそうですが、日本の未来に本当に希望が持てます。

その事を再確認できたこと、そして東後先生との「再会」という縁をつないでくれた早稲田大学ESSの皆さんに感謝しながら、20時に早稲田大学を後にし家路につきました。

東京メトロ早稲田駅に向かう道すがら、母に東後先生と出会った事をつたえると、母も先生の名前を思い出し懐かしそうでした。

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第414話:ファンタジスタトーストマスターズクラブ プロモーションビデオ

ファンタジスタトーストマスターズクラブで、やっていることは、端的に申し上げて「動きを止めて、掘り下げる。」ということに尽きます。

ファンタジスタクラブの例会はどんな風か、10月21日に来訪し入会を決意されたあるゲストさんが、短い言葉で言い当ててくれています。

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第413話:ユーモアスピーチのフレームワークと6つの要素(ファンタジスタ例会)

スピーチでもっと効果的に笑いを取りたい!

そんな思いで10月から始めたFantasista TMCの「ユーモアスピーチと笑いのブートキャンプ(Humorous Speech and laughter Boot Camp)」も先日11月21日で4回目を迎えました。

  • 10月17日に、赤羽会館で学んだ「Setup=>Pause=>Punch Line」という展開のフレームワーク。(Advanced ManualのHumorously SpeakingのProject 1より)
  • 11月5日夜に武蔵小杉の中原市民館でやった練習会で学んだ6つの要素。(Advanced ManualのHumorously SpeakingのProject 2より)

これを評価軸として、11月21日の例会に臨みました。

私を含む7人のスピーカーが3分以内の自作の笑い話・ユーモアスピーチを披露し、2人ないし3人終わったところでフィードバックセッションです。

どこが面白かったか、どうすればもっと笑いが取れたか?などどんどん意見を出し合って学びを共有していきます。

その後もクラブのメーリングリストで、話が続きます。

6つの要素と、展開のフレームワークの組み合わせについて

★Target:おちょくる(からかう)「対象」

Every story is directed at someone or something, and the someone or
something is being ridiculed. Targets can be people, places, ideas, or
objects.

すべてのストーリーは人か物に向けられます。そしてその人というのは、からかわれるのです。ターゲットは、人であったり、場所であったり、考え方であったり、物であったりします。

★Hostility:その対象にむけるおちょくりの「気持ち」

The humor comes from making fun of the target in either a subtle or obvious way.

ユーモアは、ターゲットを微妙にあるいは明白にからかう気持ちからきます。

★Realism:リアルさ

Most humorous stories are based on truth.

ユーモアストーリーの大半が、真実(実際に起こった事)を基にしています。

★Exaggeration:誇張

The speaker expands on the subjects, greatly distorting it.

話し手は、テーマを大袈裟にし、またかなりねじ曲げます。

★Emotion:感情

The speaker must emotionally involve the audience by making the story
come alive.
Vocal variety, enthusiasm, and body language,all contribute to
attracting and keeping the audience's interest.

話し手は、ストーリーを生き生きとさせる事で、聞き手を気持ちの上でも書き込みます。
声の変化、熱い心、身振り、手振りなどはすべて、聞き手をひきつけ、関心を保ち続けます。

★Surprise:びっくり

Humor must be unexpected. As discussed in Project 1, a successful
humorous story leads listeners in one direction, then at the last
minute fools them by suddenly changing direction.

ユーモアは不意でなければなりません。プロジェクト1で学んだように、成功するユーモアストーリーというのは、聞き手をある方向に誘導し、最後の瞬間に突然方向を変えて聞き手をからかいます。

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私は、この6つの要素は、ストーリーの中で出現する場所が違うと思っています。
ユーモアストーリーの構成のフレームワークである、Setup-(Development)-Pause-Punch
Lineに当てはめると、どのように使えばよいかわかると思います。(注:Developmentは、Humorously Speakingには明確に出ていませんが、必要不可欠な要素ですので、私が追記しました)

●Setup Phase
-  Target - 明確であることが必要
-  Hostility - 最初から明確な方がよい場合と、最初はぼんやりだがだんだん強くなっていく方が面白いやり方があると思う。
-  Realism - 明確なほうが、巻き込みやすい。
-  Emotion - 明確なほうが、巻き込みやすい。
-  Exaggeration - 明確なほうが、巻き込みやすいし、笑いも取りやすい。
-  Surprise - この段階では必須ではない。

●Development
-  Target - いちどターゲットとして狙いをつけたら外さない。
-  Hostility - だんだん強くなっていく。
-  Realism - 必要。より詳細にもっていくと共感を呼びやすい。
-  Emotion - 必要。より詳細にもっていくと共感を呼びやすい。
-  Exaggeration - どんどん誇張する。
-  Surprise - この段階では必須ではない。

●Pause
- 絶対的な沈黙と、適度な長さ。で、6つの要素は不要。

●Punch Line
-  Target - ぜったいに外さない。
-  Hostility - 一気にTargetにぶつける。
-  Realism - 必要だが、Punch Lineは短く。Realismを追求しすぎると間延びする。
-  Emotion - 必要だが、短く
-  Exaggeration - 誇張Max
-  Surprise - 命をかける!

====

自分でユーモアスピーチを作ってみる際に、この6つの要素に当てはめて、自分のスピーチの中で6つの要素がどのように働いているか、またSetup-(Development)-Pause-Punch Lineと明確に構成されているかを点検してみると、面白さがいっそう増しそうです。

ファンタジスタの「ユーモアスピーチと笑いのブートキャンプ」の今後の予定

  • 12月3日(木)19:15より、てくのかわさき(溝の口、詳細はこちら
  • 12月19日(土)13:45より、菅刈住区センター(目黒、場所はこちら

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第412話:ネットカフェで、FreeToastHostサポート

あるトーストマスターから、「FreeToastHostでクラブのWebサイトを作っているのだがどうしてもうまくいかない。」との相談を受けました。

お互いの自宅をでて、さぁどうやってWebサイトの相談を受けるか?

公共図書館?漫画喫茶など、いろんなオプションを考えて、Googleで検索してみたら、渋谷の交差点に面するQFRONTなるビルの6階にWired Cafeなるインターネットカフェを発見。

電話で聞くと、備え付けのパソコン以外に、持ち込んだパソコンを無線LANに接続できる戸のこと。利用料もドリンク、料理の中に含まれるとのことでした。

さて、件のトーストマスター氏とそのWired Cafeで面会して、実際にFantasista TMCのWebサイトをFreeToastHost上でどのように設定しているかをお見せし、今度はその方のクラブのサイトを拝見して、いくつかサポートをして差し上げました。

今日サポートをする中で、やはりFreeToastHostはクラブを超えて経験が共有できるため、ユーザーが増えれば増えるほど、困ったときに質問できる人の数も増え、良いなと思いました。

こうしてネットカフェで落ち合ってさっさとサポートすることも出来ます。

FreeToastHostは、デザイン変更などで細かいところで融通は利きませんが、日本語も使えますし、何よりもクラブのWebサイトに必要な機能はそろっています。

クラブのWebサイト運営でお困りならば、乗り換えを検討してみませんか?

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第411話:Twitter

ファンタジスタクラブのWebサイトにTwitterで一口メッセージを表示しています。

世間では欧米メディアを中心に、Facebookだ、Twitterだ、MySpaceだと騒がしく (日本ではMixiですが)、一方私はご覧のようにこれまでずっとBlogで来ておりますので、そういうものの価値を理解しておりませんでした。

しかし、今年の世界大会でToastmasters InternationalがTwitterを使って実況中継をしたり、また私の勤務先の米国本社もTwitterで新製品の案内をしていることを知り、Toastmastersでの利用を考えてみました。

でも考えてもわからないので、やってみる事にしました。(Blogのときも、考えても分からず、やってみる事にしました。もう4年も続いています。)

その結果です。

ファンタジスタTMCのTwitter
http://twitter.com/fantasistatmc

ファンタジスタTMCのWebサイト(いちばん下にTwitterの"バッジ"を貼っています。)
http://fantasistatmc.jp/

Twitterで「つぶやく」と、ファンタジスタのWebサイトに貼られたTwitterのバッジも自動で更新されます。

Twitterのバッジ(こんな風にブログやWebサイトに貼れます)


                                                                                                       

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第410話:11月14日のワークショップ(2009年秋季大会)

先日のD76秋季大会の初日の午前の部で、実行委員会からワークショップをやらせていただくチャンスをいただき、How do we, Japanese, send message in English? というタイトルでワークショップを行いました。

全国大会、初日の早朝にもかかわらず、遠くは熊本からもいらっしゃった方もおり本当に有難いと思いました。

時間が経ってしまいましたが、私がプレゼンテーションで使ったスライドをSlideshare.netにUploadいたしましたので、ご利用下さい。



さて、準備段階では、Basic manualを初めて取り組む皆さんが陥りやすいワナについての話も盛り込んでおりましたが、時間の関係で割愛いたしました。それをこちらに復活させました。

これは、資料だけみても分かりにくいかもしれません。

5. Your Body Speaks
6. Vocal Variety
7. Research Your Topic
8. Get Comfortable with Visual Aids
9. Persuade with Power
10.Inspire Your Audience

というテーマを初めて見ると、たとえば5. Your Body Speaksの場合、エアロビやヨガの経験でスピーチを組み立ててみたり、6. Vocal Varietyでは、歌を歌ったり動物の鳴き真似をしたり、8. Get Comfortable with Visual Aids、では手品をしたり、はたまた10.Inspire Your Audienceでは、キング牧師やオバマ大統領ばりのスピーチをしようとしてみたりと、結構苦労されます。

もしこうなったとしたら、それはアプローチの間違いなのですね。

そうではなく、どんなプロジェクトであっても、まず自分が話したいトピック、メッセージをしっかり決める。

そのうえで、たとえば5. Your Body Speaksであれば、そのメッセージにふさわしい手の動き、体の表情を使いなさいと言う事です。

6. Vocal Varietyであれば、声の強弱、緩急、高低、アクセントなどを効果的に使って自分のメッセージを送り届けなさいということです。

10.Inspire Your Audienceですが、何もキング牧師やオバマ大統領のようなエネルギッシュな伝え方をするばかりがInspireではありません。夕暮れ時の灯台、大平原に一本立っている大樹から、何かを感じるように、静かな表現でも力強いメッセージを伝える事が出来ますよ。ということを理解しておいて損はないと思います。

Toastmastersのスピーチマニュアルの使い方については、前からお話ししたいと思っておりました。またどこかで皆さんと対話ができればと思います。

==
さて、今回はD76秋季全国大会の場で50分もの時間をいただいた事は大きな挑戦であり大きな学びでもありました。8月からずっとこのワークショップの事が頭を離れた事はありませんでした。10月の下旬に、それまでの構想を再点検して自己満足であると結論付け放棄し、方針を転換しました。

新しい方針とは、「私のWSに来て下さった人と、その向こうにいる参加できなかった人にも役にたつWSをやろう。」ということです。ですから、まず私のWSに来て下さった方々にぜひ私の話を聞いて、クラブで待っている仲間に話したくなるような、そんなWSにしようと思いました。

もっと改善する余地はあったでしょうけれども、私が伝えたい事は伝えきったと思います。

今回、私以外に5人の素晴らしいプレゼンターがWSをされました。6つのWSはD76でも初めての試みです。この素晴らしい企画に拍手です。

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第409話:クエスチョナーという仕事

大学ESSのスピーチコンテストには、ジャッジ以外にクエスチョナーという仕事があります。スピーチが終わった直後に、3分から4分のQ&Aタイムがありますが、そこでスピーカーに対してスピーチの内容について質問をする係です。

昨年12月の東京大学ESS主催の第三回安田講堂杯に出場して、そこでクエスチョナーからの質問の洗礼を受けるという体験をしたのが、私とこのクエスチョナーの仕事との遭遇です。

さる11月7日に、今度は私がクエスチョナーになる機会がありました。

創価大学ESS主催池田杯スピーチコンテストにクエスチョナーとして招かれました。私は創価学会の会員ではないので、正直一瞬迷いがありましたが、コンテスト自体宗教には関係がなく、全国の大学ESSのスピーカーたちが参加するもので、「学生スピーチを支援する」私の方針に合致するので応諾するまでそれほどの時間はかかりませんでした。

安田講堂杯で学生スピーチを見てからずっと思っていたのは、社会経験が少ない学生たちが社会変革を訴えるメッセージを送るときの「なぜあなたはそのメッセージを送るのか?」「経験の少ないあなたが提案するソリューションは本当に実現可能なのか?」の2点です。

今回、学生のコンテストのクエスチョナーを引き受けるにあたっての方針は、「育てる」です。壇上で衆人環視の中、私の質問は使い方によっては未来ある学生をつぶしてしまう刃になりかねません。ですから、どうやったら学生が「育つ」質問になるかに腐心しました。

6月の上智大学ソフィアカップでクエスチョナーを勤めた方や現役のESSの学生さんたちに、どのような質問がよいのか?どのように質問を準備するか前もって教えてもらいプロセスを頭に入れました。

学生のスピーチコンテストでは、事前にコンテスタントの原稿がジャッジとクエスチョナーに配られます。一週間前にいただいた12人の原稿を3回通読し、質問リストを作りました。

11月7日、他の3人のジャッジの方々と創価大学の学生さんたちと八王子駅で待ち合わせ、大学に向かいます。控え室で、和やかに話をした後、会場へ向かいます。

DJ風の男女の司会の掛け合いでコンテストの幕があき、やがてコンテスト本選が始まりました。私もはじめてのクエスチョナーとして緊張しますが、質問が進むにつれてお互いリラックスしてきたように思いました。

正直、うまくいった質問もあり、またそうでなかった質問もありました。皆さんからはおおむね良いフィードバックをいただきました。

コンテストが終わって、あるESSのメンバーに私の質問はどうだったか質問してみたところ、彼女は率直に「質問のスピードがちょっとゆっくり過ぎて、質問を受ける側としては、質問の全体像が見えにくかったかもしれない。また、もっと突っ込んだ質問でもよかったと思う。」と答えてくれました。

いいですねー。とても参考になります。年齢的には、私の息子の年齢に近い方ですが、同じスピーチの道、コミュニケーションの道を高めあう目的を持っているもの同士、こうやって学べる。

初めてのクエスチョナー経験も、私よりはるかに年齢の下の「先輩」たちの力を借りて無事に勤めることが出来ました。

トーストマスターズのスピーチコンテストとは、また違った趣向で勉強になります。

創価大学ESSの皆さん、ありがとう!

送信者 Kiminari
送信者 Kiminari

追記その1:今回のスピーチコンテストの優勝者は、創価大学の学生さんでした。優勝の瞬間、この学生さんは喜びの涙を流していましたが、それ以上にびっくりしたのは創価大学のESSの後輩たちが男女を問わず感動に大泣きしていたことです。仲間の優勝をここまで喜ぶのか?私は正直驚きながらも創価大学ESSというチームの熱さをうらやましくも思いました。今回クエスチョナーとして声をかけられてから創価大学のESSのメンバーの礼儀正しさはすばらしいと思っていました。創価大キャンパスに足を踏み入れてからも、メンバーの礼儀正しさに感心していました。礼儀正しくまた仲間の勝利を泣いて喜ぶ。こんな世界がまだ日本にあることをうれしく思いました。

追伸その2:今回、ジャッジが3人いらっしゃいましたが、その一人が、大学ESS界の三大大会といわれる福澤杯(慶応大学)、大隈杯(早稲田大学)、天野杯(獨協大学)の3タイトルを総なめにした中桐兵衛さんというかたです。大学を卒業して年月がたっているにもかかわらずいまだに大学ESS界では相当有名な方だそうです。お話してみると、実にバランスの取れた知識も経験も見識もある紳士でした。たまたま彼がスピーチについて書いたものを目にする機会があったのですがそこにこうあります。

「人間には想像力という高等な力があるから、全てが現場での自分の体験(実社会で問題を扱う立場として感じた事、という文脈)である必要はない」

2005年度東京大学スピーチセクションチーフさんのブログThe Gif Of Loveより

なるほど。この発言は日本の知見ですね。

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第408話:ラフターヨガの体験

私が会員になっているファンタジスタトーストマスターズクラブでは、10月から12月まで「Humour Speech & Laughter Boot Camp」と称して、コミュニケーションの中のユーモアと笑いにフォーカスをした活動をやっています。

その中でまず笑いについて知ろうと、10月7日に他のファンタジスタ会員5人と代々木の東京ラフターヨガクラブを訪問して体験してみました。

★ラフターヨガとの出会い(そもそも編)
今から10年以上前だったか、NHKの「やさしいビジネス英語」(ぜんぜんやさしくないことで有名)で、ラフターヨガの話が出ていて、面白そうだったのでインターネットで調べてみました。

インドのラフターヨガの家元がやっているサイトにたどり着き、日本ではどこでやっているか問い合わせを入れると、数日して返事をもらい「日本ではまだやっていないから、あなたがやってみないか?」と誘いを受けましたが、腰が引けてそのままになっていました。

★ラフターヨガとの再会(ひさしぶり編)
とはいえ、ラフターヨガそのものへの興味が薄れたわけではなく、ときおりインターネットでチェックはしていました。

あるとき、YouTubeでLaughter Yogaを調べていたらものすごくたくさんの動画が出てきました。見ているだけでおかしくなってくる。楽しそう。

それを見ていて、これならできそうだなと思い、大和バイリンガルクラブでちょっと真似事をしてみました。しかし真似事は所詮真似事。

★ラフターヨガとの再会(ちょっと本気編
9月のファンタジスタのリブートキャンプ(合宿)で行われた向こう6ヶ月の例会の内容を決める公開コンペで、私の「ユーモアスピーチと笑いのブートキャンプ」が1位で当選し、10月から12月までの例会の運営を任されることになりました。そこで浮かんだのが、ラフターヨガ。さっそくクラブに提案し、10月7日に行ける人たちと参加と相成ったわけです。

★10月7日(不思議な体験編)
東京代々木の国立オリンピック記念青少年総合センター、カルチャー棟にある会場に行くと、リーダーのタドさんが私たちを待ち受けていました。さすがラフターヨガクラブのリーダーだけあって、自然に心の底から笑っていらっしゃる。そのうちに20人を超える人たちが集まってきました。

基本動作をやったのちに、ほとんど即興の応用動作でした。とにかく笑う。ラフターヨガだから笑わないといけない。おかしくなくてもとにかく笑う。笑いを感情の表現ではなく「ヨガの中の一運動」と考えて笑う。

NHKの「やさビジ」では、「最初はおかしくなくてもやがて本当におかしくなる。」

またYouTubeの動画を見ているとみな本当に楽しそう。しかしやってみると、別におかしくないのに笑う。ラフターヨガだから笑わないといけない。頭は結構さめているのに、心は大笑いしているときの爽快感がある。

これは実に不思議です。一緒に参加したメンバーは頭痛が治ったといっています。

★ふりかえり
ファンタジスタの「ユーモアスピーチと笑いのブートキャンプ」の例会は、10月17日、11月5日に行われましたが、その冒頭で準備運動として10分ラフターヨガをやっています。準備運動ですので、思いっきり笑うことを推奨しています。

今、ラフターヨガを振り返って、あの終わった直後の爽快感が、実感としてはっきりとして思い出すことが出来ます。

また有志でやってみたいと思います。

★参考
東京ラフタークラブ  参加料:寄付制 1000円程度

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第407話:スピーチクリニックの方法論

名古屋での合同例会の一週間後、以前からの約束だった溝の口トーストマスターズクラブでのスピーチクリニックでした。

5人のスピーカーの皆さんに実際にスピーチをしていただいて、ひとつ終わるごとに30分程度のフィードバックセッションを行うという拡大版の論評セッションです。

名古屋の公開講座でのスピーチクリニックも入れると短い期間で7人の方のクリニックを行ったことになります。短期集中で行ったことで、今後スピーチクリニックを行ううえでのいくつかの指針が見えてきました。

★スピーチクリニックの成功イメージ

  1. 実際に、Speech Manualに基づいたスピーチをしていただく。
  2. クリニックマスター(あるいはドクター)が、スピーチのあとで、Contents/Delivery/languageで、意図の質問、その上でのアドバイス、そして別のやり方の提案を加える。
  3. 実際に提案をスピーカーにやっていただき、効果を実感してもらう。また聴衆にも提案前、提案後のどちらがよかったかの意見を出してもらう。
  4. そのうえで、「これならできる。よしやってみよう!」という気持ちになってもらう。

★一人当たりの所要時間

  • Basic ManualのProject 1から10までならば、スピーチに最大10分。クリニックに最低30分。理想的には40分から50分をかけてみたいと思います。
  • ただ、スピーチコンテスト向けのクリニックの場合はこの限りではなく、体力の続く限りということもあるでしょう。

★だれがスピーカーになるか?

  • いちばんよいのは、「ぜひ、自分のスピーチを診てほしい。」と手を上げられた方にチャンスをあげる事です。
  • 候補者としては、壁にぶつかっている方です。あるいは「ぶつかる」ほどではないけれども、自分のスタイルをもう一度見つめなおしてみたいと思っている方。さらに、コンテストを控えて、勝ちたいと思っている方もよいと思います。
  • Basic ManualのProject 1や2の方は、明確な目標と高い問題意識を持っている方ならばOKですが、まだクリニックには早い気がします。
  • また超ベテランの方は、そのクラブでもアドバイザー的な役割を持っていることが多く、クリニックで自分のスピーチを診てもらうことに消極的ですが、ベテランだからこそ、あえて第三者に診てもらうという態度を示せば組織に対してとてもよい影響を与えると思います。

★クリニック中の基本的な態度 (非常に重要)

  • スピーカーのスタイルを見極める。
  • 自分の好みに合わないからといって、そのスタイルを否定はしない。スタイルを認めたうえで、どうすればそのスタイルが生きるのかを一緒に、会場と一緒に考える。
  • 全部自分で解決しようとしない。スピーカーと対話したり、会場から意見を求めて一緒に作り上げていく。
  • アドバイスをした場合、このアドバイスは納得できるかをスピーカーに確認する。

★事前準備

  • スピーチクリニックが決まったら、診断をするスピーカーの方と「どんなことで困っているか。どんなスピーカーになりたいか?」をあらかじめ聞いておきます。また、このスピーカーの答えは、クリニックの最中に、会場の皆さんに公開して共有してよいか聞きます。
  • スピーカーから一週間ほど前に原稿を送っていただきます。(ここが論評・Evaluationとは異なります。論評・Evaluationでは、私はそのときの発表がどのように聞こえたか予断なしに見たいのですが、クリニックの場合は、原稿まで掘り下げたいので、必要です)
  • 原稿と、スピーカーのご希望と合わせてどんな貢献ができるか考えます。
    できるだけ、原稿(ストーリーライン)を頭の中に入れます。

★当日

  1. スピーカーご本人に挨拶をします。
  2. ステージには、スピーチの邪魔にならないところに、いすを二つ用意してもらいます。(クリニックで使います)
  3. 本番が始まったら、スピーチ自体に集中するか、原稿を見ながらスピーチを見るかです。なるべく原稿を見ないでスピーチに集中したほうがよいでしょうね。

★クリニック

  1. 司会者から紹介されたら登壇します。
  2. スピーカーの労をねぎらい、会場にスピーカーに対しての拍手を求めます。
  3. スピーカーに着席を促します。
  4. まず、スピーカーに二つの質問をします。① 今、どんな気持ちか。② どのような意図でこのスピーチをやろうと思ったか。
  5. そのうえで、スピーカーが「どんなことで困っているか。どんなスピーカーになりたいか?」に対して答えた内容を共有します。
  6. そのうえで、最初から順を追ってみていきます。気になったところ、改善したほうがよいところは、適宜もういちどやっていただき、改善を一緒に考えてみます。
  7. たとえば、スピーカーが笑いを意図したのに、聴衆からの笑いがうまく取れなかった箇所があったら、聴衆にどのように聞こえたか?なぜ笑わなかったか?も掘り下げます。徳島TMCで初めてスピーチクリニックをやった際に、この堀さげをやって、聞き手の皆さんがとても協力してくださり非常にうまくいきました。
  8. 改善に関しては、Delivery(声、顔の表情、身振り、手の使い方)という即効性のあるところにどうしてもフォーカスが行ってしまいますが、たとえば「声が出ない、声が小さい」というのは、実はスピーチトピックの選び方に起因することがありますので、その場合は、トピックの選択や原稿の書き方にも話が及ぶこともあります。
  9. 最後に、時間があればもう一度全体を通してやっていただきます。
  10. なお、スピーチコンテスト用のクリニックは、言葉の一つ一つにもこだわりますし、またジェスチャー、ステージでの動き一つ一つにも、その表現の裏にある、あるいは底にある心の動きともあわせて、さらに意味を求めて掘り下げます。

スピーチクリニックは、トーストマスターズでの正規のプログラムではなく、私が考案したEvaluation Sessionの応用プログラムです。ですから、トーストマスターズのマニュアルにもそのやり方は掲載されていませんが、やり方、考え方は、Basic Manual、Evaluation Guide、ToastmastersのVision, Missionに準拠しています。

私が考案したといっても、実際には同様のことを実践された方、クラブもきっと多いと思います。

それは、例会の個人論評は3分程度とあまりにも短く伝えきらないうちに時間が来てしまうからです。終わった直後にフィードバックをもとにもう一度練習して考え方、スキルを深めるというのは「鉄は熱いうちに打て」の言葉通りとても大事です。

今回、スピーチクリニックを短期集中的に行うことを、方法論まで考える好期となりました。

東海地方のクラブの皆様。エリアガバナーの鈴木節さん、そして溝の口トーストマスターズクラブの皆様、ありがとうございました。

===
もしスピーチクリニックに興味があるけど、実際に見てみたいと思われたらご連絡ください。時間の都合のつく限りできるだけ皆さんのクラブにお邪魔してやってみたと思います。

これまで、、、
徳島TMC
鎌倉TMC
エリア41 (東海地区)
溝の口TMC

あとは、スピーチコンテストを目指しているコンテスタントの方(自分がその方が出るコンテストのジャッジでない限り)へのクリニックを行いました。

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第406話:愛知三昧・トーストマスター三昧(8月29日)

やや前の話となるのですが、8月29日の「トーストマスターズクラブ中部エリア合同 スピーチ公開講座」の話をしたいとおもいます。

7月ころだったか、エリア41ガバナーの鈴木さんの発案で、トーストマスターズを中京地区にアピールするためのデモンストレーションを行う話を聞きました。同時に彼女から、ぜひご協力をいただきたいというご依頼をいただき、8月には世界大会もあるのでどうしようかと迷っておりましたが、彼女の熱意に答えなければという気持ちが最終的に勝って参加することにしました。

鈴木さんは、この会の成功のために文字通り奮闘され、60人を超える参加者に、3人の全日本チャンピオンが集まってしまいました。まず2009年チャンピオンの久松さん(広島から)、2009年日本語スピーチ&2007年日本語論評チャンピオンのCBこと小林さん(東京から)、そして私です。

この合同例会では、私がスピーチクリニックを二人のスピーカーの方々に行って差し上げ、CBが論評を、そして3人+東海地方のクラブ会長でパネルディスカッションを行いました。

この公開講座の後、午後から東海クラブの特別例会があり、そこで私がThe Better Speaker SeriesからWorkshopを、そして久松さんが、世界大会での学びのワークショップ。そして最後にCBのテーブルトピックスゲームを行って楽しく過ごしました。

さて、今回の秋季大会を見ていると、どうしてもこの合同例会のことを思い出すのです。

それは、次の理由からです。

① とてつもなく熱意のある明るく元気な「女性」が行動を起こすと、それが一人であっても、やがて回りを巻き込んで成功させてしまう。(公開講座は、鈴木さん。D76秋季大会は、亜美ちゃん、そして川内さん)
② 11月14日の私のワークショップの原点は、この名古屋での合同例会で行ったワークショップにある。
③ 11月15日の久松さんの基調講演の原点も、名古屋での午後に行った講演にある。

日々の生活でも同じですが、トーストマスターズでの今日の行動は必ず明日へつながります。今年後半のいろいろなことの出発点になったこの名古屋でのイベントのことを、そんな風に思い出しています。

Kiminari

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第405話:2009年D76秋季大会(11月14日-15日、横浜)

11月14日(土)、15日(日)の2日間横浜のワークピアで行われた秋季大会(全国大会)は、私が2001年以降に参加したどの秋季大会よりも私自身の満足度の高い大会でした。

ちょうど一年前でしたか、藤山亜美ちゃん(今回の大会では広報・パンフレットを担当されました)が「来年の秋季大会は横浜でやります。そのために綿密に準備し、また運営に携わった方々への感謝の心を明確に表します。会場も決めました!」と語ってくれました。 

亜美ちゃんとは、その年8月のカルガリの世界大会に一緒に参加しましたが、彼女はそこで東南アジア地区(とくにDistrict80)のリーダーたちといろいろな話をして、さまざまなインスピレーションを得たようでした。

帰国して、その次にあったときに2009年の秋季大会の話をしてくれたのも、そこで得たインスピレーションの中のひとつだったのでしょう。

私は、彼女のプランを聞きながら(そういえば、大会コンセプトを説明した資料ももらいましたっけ)「一年も前から秋季大会を準備するとは、すごい。亜美ちゃんらしいな。」と、、、、、正直聞き流しておりました。

しかしその後彼女に会うたびに、この話はどんどん具体化してきました。昨年末には、香港で今年5月に開催されたDistrict80の春季大会参加ツアープランをぶちあげ実際に5月に皆さんで参加されたそうですが、この参加ツアーの目的に、この私たちの秋季大会の運営のケーススタディーとしての勉強があったことはいうまでもありません。

私は、今年も2月から5月まで自分のスピーチコンテストで忙しくしておりましたが、亜美ちゃんは仲間の皆さんたちと、そして川内さん(今回の実行委員長で、素敵なお姉さま)という大ベテランのリーダーの協力を得てさらに話を具体化していたようです。

そのうちに私のところにもこの全国大会でワークショップをやらないかの打診をいただいたりで、気がついたら私自身も巻き込まれておりました。

ところが、大会前日の11月13日(金)、亜美ちゃんのお身内にご不幸があったことを人づてに聞きました。亜美ちゃんは、すでに翌日、翌々日の秋季大会への参加を断念されたそうです。

14日、15日の秋季大会。あいにくの悪天候での幕開けでしたが、14日の午後には好転し、15日は横浜港がこのうえなく美しく見えた日本晴れでした。

この大会で私が印象に残ったことをできるだけ書きとめてみます。

  • とにかく早め、早めの準備と綿密な広報。二日間でのべ400人を超える方が参加されたそうです。しかも、事前に満員御礼が出た。
  • 受付が万全の体制で臨んでいたこと。たいへんスムーズでした。
  • 大会のパンフレット、コンテストのプログラム。品のよい仕上がりです。
  • 開会式はさまざまによかったです。
  • 司会の方々もよく練習されて臨んでいたこと。つなぎに入れた音楽。(曲をもう少し増やせばもっとよかったと思いました)
  • 液晶プロジェクターを効果的に使っていました。横浜を紹介するビデオを流していたこともよかったですね。
  • バナー行進も、やはり参加クラブが多いと壮観です。
  • 川内実行委員長の開会挨拶、松本副ガバナーの挨拶、ともに「ほら話」が入っていて会場を大いに盛り上げてくれました。
  • そしてオンビー副ガバナーの基調講演。廣田さん(彼女自身すばらしいスピーカーです)の非の打ち所のない通訳のおかげで2倍楽しめました。(というより、オンビーさんの英語は正直7割くらいしかわかっておらず、廣田さんのおかげでようやくわかったというのが正解)
  • そして5人の日本語ほらふきコンテストのコンテスタントたち。これぞほら話という模範となりながらも手放しに面白いお話が聞けて本当によかったです。全国大会の決勝はやはりこうでなくては。
  • 19時よりローズホテルで行われたパーティー。中華街の一角にあるため場所柄遠方よりこられた方も横浜の雰囲気を満喫できたのではないかと思います。
  • パーティーの受付もとてもスムーズ。今回のテーブル割りは、同じエリアの人たちを同じテーブルにしましたので、最初から盛り上がったように思います。もちろん、なるべく新しい人と知り合いになれるように、ランダムにテーブル割するのも一案ですが、これだと盛り上がるまで時間がかかるのと、時間がたつと結局親しい人間ばかり固まってしまうことが多いです。しかし、今回はまず親しい人たちで固まって気分を盛り上げてそれからよそのテーブルに繰り出してそこで盛り上がるという展開になりました。これもいいですね。
  • パーティーの司会もよく、また横浜クラブのメンバーによるピアノ演奏もしゃれていましたし、恒例となったDivisionごとの出し物も盛り上がりました。
  • 15日の英語コンテストの受付もスムーズでした。
  • 会場は前日の日本語コンテストの会場よりも広く、しかし満席。やはり全国大会はこうでなくてはいけないですね。
  • 司会の方々もよく練習されていましたので、安心して聞けました。
  • 川内委員長の英語版Tall Talesによるオープニングアドレスもよく、また田村ディストリクトガバナーの挨拶も日ごろの激務の疲れを微塵も見せることはありませんでした。
  • 今年のD76チャンピオンの久松さんによる”What I learned from Top-Speakers in International Speech Contests”.  世界大会で出会った人からの学びも非常によい感じでした。実は8月下旬に名古屋でエリア41の集まりがあった際にこの講演を聴いているのですが、そのときよりもさらに磨きがかかり、軽妙なところは軽妙に、人生の深層に迫るところはそれにあわせてのデリバリーであっという間の30分でした。今年度世界チャンピオンのMark Hunterとのやり取りは、会話をしている二人が目に見えるようでしたが、ちかちゃんにとっての夢のスピーカーであるMarkも、逆にMarkからみると車椅子に頼らず歩行できるちかちゃんや私たちこそが「夢」の存在であるかもしれないというメッセージには深く感じ入りました。
  • そして始まったTall Tales決勝。全国の戦いを勝ち抜いた5人のファイナリストたちの語るTall Talesの見事さに大笑いするとともに、見事さにうなってしまいました。日本語の決勝もそうでしたが、やはりToastmastersの全国大会の決勝に出てくるスピーチには模範となるクオリティが求められると思います。とくに秋のコンテストはTall Tales, Evaluatioin, Humorous, Table Topicsを順番にこなしますので、つぎのTall Tales Contestまで4年あります。今年のスピーチが今後4年のD76の模範、お手本となりますからきちんとした品質のスピーチであってほしいと思います。日本語、英語10人のスピーカーの皆さんはその基準を上回るよいスピーチをされたと思いました。
  • Hall of Fameは、NPOであるわれわれにとってとても大事な式典です。音楽を入れる。司会を時々変えるなどの工夫があれば、リフレッシュされつつ緊張感をもって運営ができたかもしれません。
  • 閉会式もこのすばらしい二日間を締めくくるにふさわしいセレモニーでした。
  • 最後に本日、実行委員の方々からお礼のメールをいただきました。大会が成功していちばん苦労された実行委員の方からなおお礼がきっちりくるなんて本当にすばらしいではありませんか?

さて、いただいた秋季大会のパンフレットの最後のページにある実行委員の皆さんのお名前を見ながら、ふと何人の方がいるのだろうか?と気になりました。

同じ方が複数の箇所に現れているのでダブルカウントもあるかもしれません。しかし、約80名の方のお名前をカウントすることができました。

ワークショップ講師の6人、と日本語・英語コンテストのジャッジの方々を入れると100人近い方々がこのコンテストに直接携わったことになりことでしょう。

「質は量から生まれる。」は、私が信じていることですが、今回も100名の関係者、2日間で延べ400名を超える出席者という「量」が全国大会の名前にふさわしい「質」を生んだのでしょう。

2008年5月に広島で行われた春季大会は、春季大会開催のお手本としていつまでも語り継がれています。

そして今回の2009年横浜の秋季大会。District76にまた新たな成功物語が生まれました。

本大会に参加した一人として、80名近い実行委員の皆様にお礼を申し上げたいと思います。

そしてこの偉大なイベントも、そのおおもとをたどれば、藤山亜美ちゃんの類まれなる情熱とトーストマスターズへの深い愛から生まれたことにつながります。

亜美ちゃんに改めて敬意と謝意を表したいと思います。

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