« 第432話:参加しませんか?TOASTMASTERマガジンマラソン(TMM) | Main | 第434話:講演 「Taking Your Speech To The Next Level」@エリア43合同例会(1月10日、岡山) »

第433話:スピーチクリニック@宝塚トーストマスターズクラブ(1月9日)

すべては、パーティーから始まりました。

昨年11月14日(土)横浜での2009年D76秋季大会のパーティーで宝塚TMCのLoroさんと岡山TMCすーじさんと、ワインを左手に右手にシューマイを持ちながら、1月9日宝塚、1月10日岡山訪問の話を提案されました。

どちらもトーストマスターズでは未踏の地。(岡山は人生でも未踏の地)。

その後の話で宝塚TMCへは「スピーチクリニック」、岡山でのエリア43合同例会へは「講演」という形でテーマが決まり準備を始めました。

まず、宝塚でのスピーチクリニックからです。

★準備
11月下旬くらいからメール、Skypeで、会長のLoroさんとVPEのしんさまと打ち合わせを開始し、3名のスピーカーをノミネート。

スピーチとクリニックを入れて一人に50分かける内容で決まりました。

英語クラブの宝塚ではありますが、あえてクリニックの言語は日本語でとさせていただきました。やはり細かいニュアンスまでは英語だとなかなか「腹に落ちない」からです。

3人のスピーカーへは12月にそれぞれ私からコンタクトを開始。「現在の問題点」を探る問診票を送付し、ご回答いただきました。また1月の頭に必着でスピーチ原稿の送付もお願いしました。

通常の例会のEvaluationと異なり、スピーチクリニックではスピーチそのものの分析をかなりやりますので、スピーチ原稿を事前に入手しての読み込みと分析は必須の作業です。

★当日
宝塚の国際文化センターの会場に13時45分ころに入ったときには、もうかなりのメンバーがそろっていました。

近隣のクラブからのゲストさんが12名いらっしゃり会場は満席となりました。よい兆候です。残念ながらお子様の看病のためスピーカーお一人は欠席されました。

★第一スピーカー
CCマニュアルのProject2のOrganize your speechに基づき、ご主人とイギリスへ旅行されたときの発見・気付きをまとめられたスピーチです。

発表後、ホワイトボードにこの方のスピーチのフレームワークを会場の皆さんと一緒に分析しました。ここで、スピーカーと聞き手のギャップが出てきます。

うまく伝わったこと、うまく伝わっていないことの双方を比較しながら、なぜ伝わったのか、なぜ伝わらなかったのか?をスピーチの構成の点から、声、身振りというところまで踏み込んで考えてみました。

会場から逆に「○○がわかりにくかった。」との質問もでて、スピーカーからその意図の説明があります。

ここで、皆さんに「氷山」のたとえを使って説明しました。氷山は、海面上に見えているよりもずっと大きな塊が水中にあります。

スピーチもそれに良く似たところがあって、聞き手は多くの場合、見えたもの、聞こえたものしか理解できませんし、コメントしません。ですから、スピーカーは、自分のスピーチで言いたいことを、スピーチに込めて伝えきることが大事です。それが水面下に隠れていて、水面上の「氷山の一角」として現れていなければ、なんとか水面上に出す工夫をしなければなりません。

そのために、自分のメッセージ、「いちばん言いたいこと」に貢献しない部分は「無駄」と割り切ってばっさり切り捨てることが必要だと思います。(将来、またどこかで使えばよいのです。)

スピーチを作る技術とは、詰まるところ「捨てる技術」でもあります。

そんなことを共有させていただきました。

会場からも、提案・質問がどんどん出されて非常によい出だしとなりました。

★第二スピーカー
The Entertaining Speaker上級マニュアルのProjectに基づいたユーモラススピーチです。アメリカからのホームステイの学生が巻き起こすドラマを楽しくスピーチされました。

発表後、まず会場に面白かったところをどんどん上げていただきました。

とにかく笑いを何度もとっていたので、たちまちホワイトボードは余白がなくなるくらい「面白かった部分」で埋まりました。

つぎに、スピーカーの方に、「ここはウケると思ったのに、スベッたところ」はどこかお聞きし、会場の皆さんと一緒にそれはなぜなのか考えてみました。

再び、なぜ今回のスピーチがうまく行ったのか、会場の皆さんと一緒に考えます。

まず、この方のスピーチは、冒頭から会場に対して明確な「笑いの許可」が出されていました。この「笑いの許可」が明確に出ていないと、聞き手は笑っていいのかいけないのか混乱して、スピーカーが意図した笑いが聞き手から沸き起こりません。

この「笑いの許可」とは何なのか?どのように出すか?

まず、「笑いの許可」とは、可笑く誇張された顔や声そして身振り。可笑しなストーリー。これに尽きます。

誇張の度合いですが、ステージパフォーマンスでは自分が思っている2倍ほどやってちょうど良い感じです。ですから思いっきりやる。

2001年世界チャンピオンのDarren LaCroixは、開始90秒以内に笑いを取ることを推奨しています。

さて、ユーモアスピーチには6つの大切な要素があります。この頭文字をとってTHREESとして紹介しました。THREESとは、

  • Target
  • Hostility
  • Reality
  • Exggeration
  • Emotion
  • Surprise

の略です。詳しくはこちら(第413話:ユーモアスピーチのフレームワークと6つの要素(ファンタジスタ例会))をお読みください。

さらに、笑いのフレームワークについても紹介しました。

まずセットアップ、

ディベロップメント、

クライマックス(パンチライン、オチ)で、大事なのが、クライマックス直前のポーズであること。

2番目のスピーカーさんは、笑いの許可、6つの要素、フレームワークがうまく盛り込まれたスピーチを披露され、参加者の学習効果を高めてくださいました。

★二次会

宝塚南口にあるニュージーランド料理店「Kiwi House」で、楽しく歓談しました。

★三次会
会長のLoroさん宅で、Tonyさん、ながはまさんも交えてさらに深く深くいろいろな話をしました。

さあ、翌日10日は岡山です。

|

« 第432話:参加しませんか?TOASTMASTERマガジンマラソン(TMM) | Main | 第434話:講演 「Taking Your Speech To The Next Level」@エリア43合同例会(1月10日、岡山) »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




« 第432話:参加しませんか?TOASTMASTERマガジンマラソン(TMM) | Main | 第434話:講演 「Taking Your Speech To The Next Level」@エリア43合同例会(1月10日、岡山) »