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January 2010

第436話:Facebookへ引越し

第432話:参加しませんか?TOASTMASTERマガジンマラソン(TMM)でご紹介したTMMですが、最近Facebookに引っ越しました。

FacebookでThe TOASTMASTER Magazine Marathonと検索していただくと出てきます。

当初Mixiでの運用を考えていたのですが、Mixiで新規にアカウントを取得する際に、現在は携帯電話がないとイケないそうなのです。今後Mixiを持っていない人が加入することを考えるとこの制限はちょっと面倒です。

ということで、その制限のないFacebookとしました。

あなたも参加しませんか?

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第435話:渋谷で論評を考えた夜(1月19日江戸トーストマスターズ訪問記)

1月19日は5年ぶりに江戸クラブを訪問いたしました。前回は2005年ころでしょうか。千駄ヶ谷で例会をされていたときでした。

今回は平松さんのお招きで総合論評と論評のワークショップをやらせていただきました。

19時から21時という限られた時間で総合論評とWSの合計で40分もいただきました。

この日、参加者の皆さんにお伝えしたのは次のことです。

  • 私の論評の歩み。
    2000年9月に入会した私の最初の悩みは「Evaluation(当時は英語クラブに在籍しましたので)で何をしゃべってよいのかわからない。」ということでした。結局試行錯誤でいろいろなことをやってみました。
  • 各スピーチプロジェクトの目的を、私の論評スピーチで披露してみました。しかしこれをやると、確実にタイムオーバーしました。
  • スピーチの中のフレーズを、私の論評スピーチで繰り返してみました。しかしこれでもタイムオーバーしました。
  • 3つほめて1つ改善点を述べて最後にほめるというサンドイッチ方式あるいはC-R-Cをやってみました。これは基本的にうまくいきました。しかし論評用の語彙をそれほどもっていかったので、ベーシックマニュアル(CCマニュアル)の論評ガイドから必要な言葉をすべて拾い出し、プロジェクトごとに論評用語彙が自由に使えるようになるようの練習しました。これはうまくいきました。
  • で、2007年だったかEvaluationは「相手をモチベートすることだ。」というトーストマスターズの論評の基本に気が付きました。その内容で2007年秋のD76秋季大会でワークショップを行いました。
  • 2009年にファンタジスタの例会で「論評ブートキャンプ」をやったときに、「自分の言葉が相手に伝わったと実感したいときに、ものすごくモチベーションがあがる。」ということに気が付きました。逆に言えば、話し手に対して「あなたのメッセージは○○ですね。」と正確に伝えることで話し手のモチベーションがあがるということに気が付いたのです。
  • さらにファンタジスタでのディスカッションの中で、トーストマスターズとは、技・知識・心を充実させる場であることに気が付き、論評での学びを技・知識・心のポイントで整理して考えられるようになりました。
  • 現在、技・知識についてはそこそこのレベルにきていますが、やはり心という観点ではまだまだやることがあると気が付き、がんばろうと決意を新たにしているところです。

経験別論評上達法

  • トーストマスターズというのは、「そこで人が成長する場所」です。例会でお互いに相手が成長するように助けあう場所ですから、そこでの論評も間違いなくその路線に沿っていなければなりません。
  • そうはいっても、最近入会した人にいきなりそんなことを言ってもなかなか難しいので、経験に応じた上達法を考えてみました。
  • 学ぶというのは、まねぶ、つまりまねをするというところからきていると聞いたことがあります。新しい組織にはいるとき、まずそこにいる人のやり方を真似る。あるいは、まず形から入るというやり方があります。
  • トーストマスターズに入ったばかりでどのように論評をやっていいかわからない人は、まず「サンドイッチ方式」をお勧めします。3つほめて1つ改善点を述べて最後にほめる。あまりわからなくてもよいからとにかくがんばってよい点を3つ探して、改善点をかならず1つ述べて最後にもう一度ほめて終わる。そのやり方でやってみる。トーストマスターズに入ってスキルがないときはなかなか難しいかもしれないけれども、基本マニュアルの課題を10まで進めるとなんとなくできるようになってくる。
  • その際に、タイマーのカラーシグナルを利用して時間管理をするのもひとつの手です。黄色が出るまでに3つのよかった点を述べる。黄色から赤まで改善点を1つ。赤が出たら再びほめて終わり。
  • この「サンドイッチ方式」によって、まず「技」から論評に入る。
  • 次の段階は「知識」。基本マニュアルが終了したあたりから「知識」を意識してもよいかもしれない。基本マニュアルの論評ガイドをしっかり読み込んで知識を増やす。あるいは、「知識」から「考えること」に展開してみる。
  • 基本技法を踏まえて、たとえばスピーチがわからなかったときに、なぜわからなかったのかから考えてみて、そこに改善点の機会を見出すなど。
  • スピーチがわからないからといって恥じることはない。わからなかったのに、それを隠して相手をほめるよりも、素直にわからなかったことを伝えるほうが、トーストマスターズの例会が「そこで人が成長する場所」であることを考えるとよほど価値がある。
  • この「知識」の段階がいつ終わるのかわからないですが、その次に「心」の段階があります。自分の心から論評し、相手の心に届けるフェーズです。
  • 正直私もこの段階にはまだ到達していないので、どのようなものかはわからないのですが、すくなくともこの段階になると、相手のスピーチの改善点を、相手の立場に立って徹底的に考え抜いて、相手と同じ場所に立ってフィードバックができるようになる気がしています。
  • この「心」の段階まで来て論評というものが、本当の意味で相手をモチベートするように思います。

そんな話をさせていただきました。

この日の会場は決して広い会場ではありませんでした。狭いだけに窮屈といえば窮屈です。

その狭い部屋をスピーカーの皆さんの心の言葉が満たしていきます。狭い部屋に立ち見が出るほどの盛況振りでしたから、部屋の温度も上昇していきます。そのせいか、気分が高揚していきます。

でも高揚したのは室温のせいだけではなかったと思います。

ワークショップを始める前に、総合論評者として論評者の方々のスピーチを客席から見ていました。

そして会場も見回しました。

この会場で座っている人、立っている人みなの視線が論評者の一挙一投足に注がれています。

みなものすごい集中力です。この集中力こそが、「みなの心がひとつになった」一体感を生み、そのことで高揚感を生んだということが正解でしょう。

コンサートで、客席とステージが一体になったような、そんな幸せな一体感がありました。

その一体感を、ワークショップのプレゼンターとして感じることができました。一緒に論評について考えることができた。

プレゼンターとしてこんなに幸せなことはありません。

スピーチも論評も相手があって初めて成り立つコミュニケーションです。話し手と聞き手の両者がうまくコラボして作り上げていく共同作業ともいえます。

その意味で、1月19日の渋谷の夜は、忘れられないものになりました。

** おまけ **

当日参加者に配布した「Fantasista Tips 今日から使える「論評が “ちょっと” うまくなるアイデア」集」です。 (「Fantasista_Tips_For_Edo_TMC.pdf」をダウンロード

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第434話:講演 「Taking Your Speech To The Next Level」@エリア43合同例会(1月10日、岡山)

さて、ワークショップもスピーチも、およそ人前で聴衆を相手に行うものの成否は、話し手と聞き手の協力関係の強さと深さで決まります。その意味で宝塚TMCでのスピーチクリニックは成功でした。

さて、翌日の岡山での「講演」は正直まったく未知数でした。私に与えられた時間は30分。その30分で結果を出すシナリオが実は見えていませんでした。30分でどうやって聞き手とコラボし、化学変化を起こせるのだろうか?

★準備
宝塚と同じく11月の全国大会終了後から準備を始めました。当初は世界大会での学びの共有というご注文でしたが、それでは聞き手が珍しい話を聞いて、たんに「ほぉー」っと感心して終わる懸念がありましたので、「岡山のメンバーとエリア43合同例会の参加者にとって役に立つ内容」という観点で再考することで合意しました。

また、参加者と対話しながら、全体で作り上げていくという路線も決まりました。

★アンケート

12月に岡山TMCのくろちゃんが、岡山メンバーにアンケートを取ってくださいました。

アンケートの質問は二つ。

  • Q1. 「来月スピーチをお願いします」という要請に対して、「えっ?!」と思う、その最大の理由は何ですか?
  • Q2. 「さぁ、スピーチを作ろう!」とする時点で一番困るのはどんな所?

その結果のコメントを集約すると次の3つになります。

  • ネタがない。
  • スピーチを準備する時間が無い。
  • 練習すると思うと気が重い。

文面から皆さんが悩みながらスピーチをされている姿が浮かびました。もし当日こうした悩みに完璧に回答できたら、皆さんのモチベーションが高まるだろうな、と思いつつ、やはり「30分で結果を出すコンテンツ、構成、デリバリー」で悩みは続きます。

私が皆さんからの回答を読みながら自分の中で問い続けた質問は次の二つです。

  • どうして、こんなにネタだらけの世の中で、「ネタがない」なんて悩みが生まれるんだろうか?もしかしたら、そこには「パブリックスピーキング(あるいは演説)のトピックはかくあるべし。」という思い込みが無いだろうか?
  • なぜ「時間がない。」という声がたくさんあるのだろうか?もしかしたら「実は時間はなくて当たり前。」ということに気がついていらっしゃらないのではないだろうか?

すーじさんとSkypeやメールでやり取りしながら、岡山TMCの実情も聞き取りし、イメージを膨らませていきました。そのメールのやりとりにくろちゃんも参戦し、スピーチ作りについてとてもよいコメントを追加してくれます。

だんだんとイメージが湧いてきました。

★当日
エリア43の合同例会で、岡山市の国際交流センターの12階会場には、岡山、東神戸、関西、徳島、香川、高知、広島の各クラブから50人を超える皆さんが集まりました。すべて英語クラブですので例会の言語は英語です。

プログラムは基本的にトーストマスターズの標準的な例会構成と同じで、メンバー5人によるスピーチとその論評、そして総合論評と進みます。個性あふれるスピーカー、論評を大いに楽しみ、学びました。

一通りの例会プログラムが終了し、いよいよ私の番が回ってまいりました。(当日の例会の全体構成については、岡山TMCのすーじさんのブログの記事「感謝」をお読みください)

★私の講演
宝塚でもそうなのですが、私は皆さんに笑っていただきながら話をするのがとても好きです。母国語である日本語で、リラックスして進めさせていただきました。

まず簡単に自己紹介し30分の講演の目的について話します。
① 「時間がない」ことについて
② 「ネタがない」ことについて
③ 自信をつける

① 「時間がない」ことについて
まず、スピーチを作る際の作業について皆さんにお聞きしました。

一ヵ月後の土曜日に例会があるとして、どんな作業をするか、皆さんから意見を出していただきます。

作業フェーズ順にネタ集め、構想、原稿書き、練習、本番です。

次に、練習をいつから開始するか?

例会の一日前、二日前、三日前。ちらほらいらっしゃいますが、そんな危ないことをする人はあまりいません。一週間前。三分の一くらいの皆さんの手があがります。それを自分の目で確認していただきます。みんなそうなんだと。

さらにさかのぼって、二週間前、三週間前、一ヶ月前。ほとんど手があがりません。

多くの皆さんが例会の一週間前までにスピーチ原稿を書き上げ、そこから練習に入っているようです。つまり、自分の中では一週間前までに原稿を書き上げるという締め切りを持っているって事ですね。

じかし現実は「それでも時間がない」と思う。

何に対して時間がないのでしょうか? そこで問いかけます。

「では、時間がたくさんあれば、よいスピーチ、満足がいくスピーチが作れるのでしょうか?」

会場から笑いが出ます。難しいですよね。時間があってもよいスピーチを作れるかどうか。

ここで、私の経験です。2007年、2008年5月のD76の決勝で勝ってから8月のインターディストリクトまで、約3ヶ月ありました。3ヶ月もあればよいスピーチが作れそうです。

でも実際はどうだったか?

5月後半、6月とネタ集め、構想に散々苦しみました。約1ヶ月半をネタ集めです。7月からスピーチを書いて書きながらいろんなクラブを回って、同時にもうひとつのスピーチも書きます。

一つ目のスピーチがまぁまぁになったら、今度は二つ目のクラブを仕上げてほかのクラブを訪問して練習です。8月に入ると二つのスピーチを練習です。それでも、自分が思っていたイメージとはどうも違う。

時間があっても自分の中では納得できない。そんなものなのかもしれない。

皆さん、仕事や家庭があってトーストマスターズに来ている。そもそもそれ自体「無理」なこと。その「無理」を承知でやっているのだから、時間がないという「無理」も仕方がない。

でも逆にその与えられた時間の中でベストを尽くす。それしかないのですよ。

だからがんばりましょう! と結びました。

② 「ネタがない」ことについて

私の講演の前の5人のスピーカーの方々のスピーチを振り返りました。資源のリサイクルの話、60歳を過ぎてますます体を鍛えていらっしゃる方の話、闘病しながら子供たちを教えたアメリカの先生と闘病をしながら翻訳をしたご友人の話など、自分の身の回りから題材をとってスピーチをされている。そこには、「パブリックスピーキング(あるいは演説)のトピックはかくあるべし。」という気負いは感じられません。

何の思い込みがあるのかな?そう思って、会場に質問を投げました。

「トーストマスターズで禁止されているトピックは何でしょうか?」

たちまち「宗教」という声があがります。次に「政治」。それに続いて人を傷つける話題などいくつか出てきます。私は、さらに「エス・イー・エックス」を追加しました。この3つがタブーだという会場のコンセンサスができました。

では、宗教、政治、セックスの話題を禁止しているマニュアルは何でしょうか? という質問を会場に投げました。

答えはありません。

そこに2006年に国際本部が発行したTipsというクラブ役員向けのニュースレターのある記事を紹介しました。(詳しくはこのブログの「第166話:セックスと政治と宗教と」をお読みください。)

「Toastmasters Internationalは宗教、政治、セックスの話題は禁止していない」という明確なアナウンスを読み上げると、ちょっとしたどよめきが起こりました。

「ただし」

大事です。

「その話題で聞き手が不愉快な思いをするのであればそれはすべきではない。」

つまり、特定の禁止トピックやタブーはありません。

聞き手が不愉快な思いをしなければ何を話してもよい。

冒頭の、「ネタがない」ことについて再び戻ります。禁止トピック、タブーがないことがわかった今、「相手を不愉快にしなければ何でもあり」ということを念頭において、もっと心を自由に好きな話をしてみてはいかがでしょうか? とまとめました。

そして最後の③ 自信をつけるに話を移します。

ここで「ジョハリの窓」に話を移ります。ホワイトボードにジョハリの窓を描きながら私なりの説明を加えます。(詳しくは、「第416話:ユーモアスピーチと「ジョハリの窓」」をお読みください。)

トーストマスターズでの論評をもらうことで、他人が知っていて自分が知らない自分に気づく。そのことで、自分の可能性が広がる。広がった可能性で自分に自信がつく。

自信がついたら、そしてトーストマスターズでいろいろな人の個人的な話を聞いたら、「自分だけではない。」ことに気がつく。

それまでかたくなに隠していたことも、別に隠さなくてよくなる。

そのことで、さらに「自分も知っていて他人も知っている領域」が広がる。隠し事を持っているストレスから開放される。

それがトーストマスターズの例会で、自分の話をし、人の話を聞き、論評をもらう価値なのだと思う。

と、展開します。

トーストマスターズの例会では誰もが失敗する。でもそれは別に気にすることではない。トーストマスターズの例会は練習の場所だから失敗してまったくかまわない。

この会場のドアをあけてこの部屋を出ると、そこには「世間」が待っている。そこで失敗しないように、ここで失敗して学ぼう。

「時間がない」でお話したけれども、トーストマスターズをやっていること自体、「無理」をしていることに過ぎない。

「無理」をして失敗しても構わない。

でも、今日の例会では、前回の例会でできなかったことをちょっと無理してやってみよう。今日も失敗するかもしれない。

だったら次回の例会でやってみよう。そして自信をつけよう。

それがトーストマスターズのよいところだと思う。

====
そう締めくくって私の講演を終わりました。時間にして33分。3分オーバーです。実行委員長のすーじさんから多少伸びても構わないと事前に言われていましたので、自分に甘く3分は許容範囲としましょう。

その後Q&Aセッションです。

①東さんは貯金をいくらお持ちですか? うっかりまじめに答えてしまった。まだまだですねー、==> 私。
②声を鍛えるために実践していること。 自分の声が会場に響いていること。自分の声と声の間の、間(ま)、静寂も含めて練習の際にイメージを明確にもつこと。そして何よりも、声を出す、というより相手に自分のメッセージを伝えようという意思、マインドを強く持つ。
③東さんがTMに入る前と後で一番変わったことは? 今日のようなたくさんの聴衆を前にしても、そんなに気負わず友達との日常会話のように話せるようになったことではないでしょうか?おそらくジョハリの窓でいう「自分も他人も知っている領域」がトーストマスターズに入ってから拡大したからだと思います。

さて、今となっては定かではないのですが、この日の講演のどこかでベーシックマニュアル(CCマニュアル)の使い方について話をしました。

私が送りたかったメッセージは、スピーチ作りの「入り口」は常に伝えたいメッセージにあるよ。ということでした。

ですから、Vocal VarieryやBody Languageを扱ったプロジェクトでも、最初から「声」や「身振り、手振り」を意識しすぎてスピーチを作るのはなく、まず自分が伝えたいメッセージをしっかりと持ってスピーチを作り上げて、そこに「声」や「身振り、手振り」という表現を加えていくのがあるべき作り方であることをお伝えしました。

ただ、ちょっと私の伝え方がまずくて、当日、大きな身体表現でスピーチをされた方や冒頭で歌を歌った方に、否定的に伝わったかもしれません。私は、このお二人のスピーチを念頭においていったわけでは決してないことをここで強調しておきます。

★二次会
会場から10分ほど歩いた地下街のお店でたくさんの方とお話しました。話に夢中であまり食べませんでしたねー。

★三次会(憧れの聖地:すーじ家にて)
以前から、一度伺いたいと思っていたすーじさんのお宅に伺いました。ご主人のてるぞうさんが暖かく迎えてくださいました。ここが有名な「すーじ家」か。この夜から翌日にかけてのことはすーじさんのブログの「記事」に譲ります。(酔っ払った私の記憶のない部分も鮮明にルポしてくださっています。赤面)

★振り返って
話し手と聞き手の協力関係の強さと深さで決まります。その意味で岡山での今回の講演も自己評価ですが大成功でした。

★補足
準備段階のすーじさんとのやりとりで、「スピーチはConclusionから作る!」という話を講演の中に入れるという約束をしていましたが、ころっと忘れておりました。失礼しました。

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第433話:スピーチクリニック@宝塚トーストマスターズクラブ(1月9日)

すべては、パーティーから始まりました。

昨年11月14日(土)横浜での2009年D76秋季大会のパーティーで宝塚TMCのLoroさんと岡山TMCすーじさんと、ワインを左手に右手にシューマイを持ちながら、1月9日宝塚、1月10日岡山訪問の話を提案されました。

どちらもトーストマスターズでは未踏の地。(岡山は人生でも未踏の地)。

その後の話で宝塚TMCへは「スピーチクリニック」、岡山でのエリア43合同例会へは「講演」という形でテーマが決まり準備を始めました。

まず、宝塚でのスピーチクリニックからです。

★準備
11月下旬くらいからメール、Skypeで、会長のLoroさんとVPEのしんさまと打ち合わせを開始し、3名のスピーカーをノミネート。

スピーチとクリニックを入れて一人に50分かける内容で決まりました。

英語クラブの宝塚ではありますが、あえてクリニックの言語は日本語でとさせていただきました。やはり細かいニュアンスまでは英語だとなかなか「腹に落ちない」からです。

3人のスピーカーへは12月にそれぞれ私からコンタクトを開始。「現在の問題点」を探る問診票を送付し、ご回答いただきました。また1月の頭に必着でスピーチ原稿の送付もお願いしました。

通常の例会のEvaluationと異なり、スピーチクリニックではスピーチそのものの分析をかなりやりますので、スピーチ原稿を事前に入手しての読み込みと分析は必須の作業です。

★当日
宝塚の国際文化センターの会場に13時45分ころに入ったときには、もうかなりのメンバーがそろっていました。

近隣のクラブからのゲストさんが12名いらっしゃり会場は満席となりました。よい兆候です。残念ながらお子様の看病のためスピーカーお一人は欠席されました。

★第一スピーカー
CCマニュアルのProject2のOrganize your speechに基づき、ご主人とイギリスへ旅行されたときの発見・気付きをまとめられたスピーチです。

発表後、ホワイトボードにこの方のスピーチのフレームワークを会場の皆さんと一緒に分析しました。ここで、スピーカーと聞き手のギャップが出てきます。

うまく伝わったこと、うまく伝わっていないことの双方を比較しながら、なぜ伝わったのか、なぜ伝わらなかったのか?をスピーチの構成の点から、声、身振りというところまで踏み込んで考えてみました。

会場から逆に「○○がわかりにくかった。」との質問もでて、スピーカーからその意図の説明があります。

ここで、皆さんに「氷山」のたとえを使って説明しました。氷山は、海面上に見えているよりもずっと大きな塊が水中にあります。

スピーチもそれに良く似たところがあって、聞き手は多くの場合、見えたもの、聞こえたものしか理解できませんし、コメントしません。ですから、スピーカーは、自分のスピーチで言いたいことを、スピーチに込めて伝えきることが大事です。それが水面下に隠れていて、水面上の「氷山の一角」として現れていなければ、なんとか水面上に出す工夫をしなければなりません。

そのために、自分のメッセージ、「いちばん言いたいこと」に貢献しない部分は「無駄」と割り切ってばっさり切り捨てることが必要だと思います。(将来、またどこかで使えばよいのです。)

スピーチを作る技術とは、詰まるところ「捨てる技術」でもあります。

そんなことを共有させていただきました。

会場からも、提案・質問がどんどん出されて非常によい出だしとなりました。

★第二スピーカー
The Entertaining Speaker上級マニュアルのProjectに基づいたユーモラススピーチです。アメリカからのホームステイの学生が巻き起こすドラマを楽しくスピーチされました。

発表後、まず会場に面白かったところをどんどん上げていただきました。

とにかく笑いを何度もとっていたので、たちまちホワイトボードは余白がなくなるくらい「面白かった部分」で埋まりました。

つぎに、スピーカーの方に、「ここはウケると思ったのに、スベッたところ」はどこかお聞きし、会場の皆さんと一緒にそれはなぜなのか考えてみました。

再び、なぜ今回のスピーチがうまく行ったのか、会場の皆さんと一緒に考えます。

まず、この方のスピーチは、冒頭から会場に対して明確な「笑いの許可」が出されていました。この「笑いの許可」が明確に出ていないと、聞き手は笑っていいのかいけないのか混乱して、スピーカーが意図した笑いが聞き手から沸き起こりません。

この「笑いの許可」とは何なのか?どのように出すか?

まず、「笑いの許可」とは、可笑く誇張された顔や声そして身振り。可笑しなストーリー。これに尽きます。

誇張の度合いですが、ステージパフォーマンスでは自分が思っている2倍ほどやってちょうど良い感じです。ですから思いっきりやる。

2001年世界チャンピオンのDarren LaCroixは、開始90秒以内に笑いを取ることを推奨しています。

さて、ユーモアスピーチには6つの大切な要素があります。この頭文字をとってTHREESとして紹介しました。THREESとは、

  • Target
  • Hostility
  • Reality
  • Exggeration
  • Emotion
  • Surprise

の略です。詳しくはこちら(第413話:ユーモアスピーチのフレームワークと6つの要素(ファンタジスタ例会))をお読みください。

さらに、笑いのフレームワークについても紹介しました。

まずセットアップ、

ディベロップメント、

クライマックス(パンチライン、オチ)で、大事なのが、クライマックス直前のポーズであること。

2番目のスピーカーさんは、笑いの許可、6つの要素、フレームワークがうまく盛り込まれたスピーチを披露され、参加者の学習効果を高めてくださいました。

★二次会

宝塚南口にあるニュージーランド料理店「Kiwi House」で、楽しく歓談しました。

★三次会
会長のLoroさん宅で、Tonyさん、ながはまさんも交えてさらに深く深くいろいろな話をしました。

さあ、翌日10日は岡山です。

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第432話:参加しませんか?TOASTMASTERマガジンマラソン(TMM)

第430話:2010年念頭の抱負で述べた抱負の③ TOASTMASTERマガジンマラソンの実施(毎月最初から最後まで読み通す。マラソン仲間募集中です。)についてのお話です。

さっそく東は神奈川から、西は広島まで7人の方のお申し込みをいただき、開始致しました。

毎月送られてくるTOASTMASTERマガジンを「ツン読」で終わらせず最初から最後まで読み通す。それを1年続けてみる。読むごとにメーリングリストに報告し、お互い励まし合う。

という趣旨で始めたところ、あるランナー(マラソンですから、メンバーをランナーと呼んでみます)から、「メンバー同士で分担を決めての読書会をやってみよう。」という提案もあがり、読書会の企画も進んでいます。

入会、退会も自由。

2010年12月31日に受け取ったすべてのTOASTMASTERマガジン各号を読了する、あるいは仲間の力を借りて自分のものとするのがゴールです。

参加してみたい方は、メールを下さい。

メールアドレスは、PXP05102の後に@gmail.com で送信下さい。

*** 付録:1月4日に参加希望者に送った趣意書です。

TMMの目的】

  • 参加者が切磋琢磨、励まし合い、毎月自宅に届くTOASTMASTERマガジンを、毎号最初から最後まで(広告は除く)読み切り、12月には全員がめでたくゴールする。

TMMの副産物】
  • やり遂げる自信、助け合う心、仲間意識。
  • 英語力の向上。
  • トーストマスターズの知識とスキルの向上。

TMMの方法】
  • メーリングリストを使って、自分の進捗を報告する。
  • なおオプションとしてSkypeを使っての学びの共有会を行うことも検討中)

TMM内でのルール】
  • 助け合う。
  • 質問を恥ずかしがらない。(こんな質問をしたら笑われる、馬鹿にされると思って質問をしないのは厳禁)
  • 質問には可能な限り答える。
  • TMM以外の世間話はメーリングリストではしない。
  • 知り合いを自由に誘って構わない。
  • 入会、退会は自由。

【お願い】
  • 参加するみなさんには、メーリングリスト内ではメールアドレスを公開していただきたいと思います。TMMで目的を同じくする仲間と励まし合うためです。
*** 付録その2:東が発信した進捗報告メール(参考であって、強制ではありません)

TMMの皆様

引き続きDECEMBER号を読んでおります。
私は主に朝晩の通勤電車の中(車中片道60分)とか、フロで読んでおります。
DECEMBERが手元に無い方はNOVEMBERの未読記事を読んで報告してはいかがでしょうか?

★★今日読み終わった記事★★
Speaking to Children - 読了 1月6日
これは子供だけでなく十分大人にも通用するテクニックだと思いました。子供は一日平均200回笑うのに対して、大人は15回しか笑わないのだそうです。まずいね~。
Talk Smart at the Holiday Office Party  - 読了 1月6日
「まぁ、そうですね」って感じの記事でした。Let your hair down. 2007年のI LOVE
YOUというスピーチで使った表現です。なつかしい。
Manner of Speaking: Speaking About Social Responsibility  - 読了 1月6日
よろしいのではないでしょうか?世の中にはえらい人がいるもんだと感心しました。

★現在着手中★
Delivering Bad News

★明日以降★
Profile: As if They Were His Own
Funny You Should Say That: Clink, Clink, Clink. (Gulp)
How To: Tips for a New Year's Eve Toast
Speaking Eye to Eye

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第431話:ファンタジスタ プロモーションビデオ 1月号

NHKがフリーで提供しているビデオ素材を利用して作成しました。ファンタジスタのWebサイトに掲載中です。

NHK Creative Library」に良質の写真、音声、ビデオがたくさんあります。

ビデオ編集は、Loilo Scopeで行いました。

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第430話:2010年念頭の抱負

新年あけましておめでとうございます。

昨年は、皆様方には本当にお世話になりました。改めまして熱く、厚く、篤く御礼を申し上げます。

さて、2010年をどんな年にしようかとあれこれと考えておりまして、トーストマスターズとしては次のことが出来ればと思います。

① 2000年の入会以来自分が皆様から学んできたものを、お返しする年にしたい。(ワークショップ、スピーチクリニック、ブログ、Twitter, Skype、メールなどを通して)
② AC-G, DTMを6月30日までに取得したい。
③ TOASTMASTERマガジンマラソンの実施(毎月最初から最後まで読み通す。マラソン仲間募集中です。)
④ コンテストに出場する方を利害が相反しない範囲で応援する。(私は、2010年の春のコンテストには出場しません)
⑤ High Performance Leadership Programにチャレンジする方を応援する。
⑥ Parliamentary Procedureの普及に貢献したい。
⑦ District Conference(春、秋)のお手伝いをしたい。とくに総会の裏方として貢献したいです。
⑧ ファンタジスタトーストマスターズクラブにたくさんの仲間をお招きし、ともに学びたい。
⑨ 台湾の日本語トーストマスターズクラブを支援したい。
⑩ 2011年の目標を2010年12月31日までに考えたい。

とても立派な目標ですね。できるのでしょうか?  なんて弱気ではだめですね。がんばります。(とはいえ、家庭・仕事が主、トーストマスターは従ですので、それを忘れずにがんばることにします)

皆様とも、またトーストマスターズでの活動を通じてご一緒できることを本当に楽しみにしております。

今年もよろしくお願いいたします。

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