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第447話:CLプログラムをクラブ全体で起動する一方法

先日のディビジョンB役員研修会であがったクラブ運営の問題点の一つに「CLマニュアルがうまく活用されていない」というのがありました。


良く聞くクラブの悩みです。もちろん悩んでいないクラブ、すでにどんどんやっているクラブもたくさんあります。

私もCL誕生から昨年6月までクラブでどう使って良いかわからずにいましたが、昨年川崎TMCを訪問したこと、さらにFacebookのリーダーシップ勉強会でCLマニュアルを眺めたことでひらめくものがあり、現在はTokyo ESS Toastmasters ClubのVPEとして下記の方法で進めています。

ただこの方法は正直言ってVPEに負荷がかかるやり方です。しかしこの負荷はあるものを軌道に乗せるための初期エネルギーあるいは対価だと割り切ってやっています。

★Tokyo ESS Toastmasters Clubでのやり方

以下のやり方です。

① CLの進捗管理はすべてVPEが一元的にやる。メンバー任せにしない。
② 例会の前に何度も「例会にはCLマニュアルを持ってくるように」と連呼する。
③ 例会開始五分前に役割を持った人はCL論評者にCLマニュアルを渡します。

以上この三つを徹底的にやります。

★① CLの進捗管理はすべてVPEが一元的にやる。メンバー任せにしない。

最初にやることは、VPEは各メンバーのCLマニュアルの進捗を正確に把握することです。どのプロジェクトが終わってどのプロジェクトで何が残っているかの一覧表を作ります。国際本部でもチャートを売っていますが、正確に把握できるのであればそれはExcelでもGoogleスプレッドシートでもeasy-speak.orgでも何でもかまいません。

さて、現状把握ができたら、役割のアサインです。VPEは、役割を決めるときにその人のCLの進捗を見て、たとえば「あと一つでCL3が終了するからGrammarianをやって貰おう」のように役割を決めていきます。ただ、それはいつも思っているようにいくとは限りませんから、役割を見ながらプロジェクトに当て込んでいくこともやります。

同時にCLの論評者も事前に決定して発表します。CL論評者のアサインの仕方は現在試行錯誤中で、こんなこともやっています。

  • TMODのCL論評は、総合論評者に。
  • 総合論評のCL論評は、TMODに。
  • 個人論評者のCL論評は、スピーカーに(あるいは別の個人論評者に)
  • 以下割愛。

★② 例会の前に何度も「例会にはCLマニュアルを持ってくるように」と連呼する

例会にCLマニュアルを持ってこないと話になりませんので、とにかくもってこいと口が酸っぱくなるまで連呼します。

忘れた人には、次回必ず持ってきてね。と念を押します。

★③ 例会開始五分前に役割を持った人はCL論評者にCLマニュアルを渡します。

そしてこれが大事です。例会が始まってからバタバタしたくありませんので、VPEは例会開始五分前にCLマニュアルがCL論評者の手に渡ったかの確認をします。繰り返しになりますが、CL論評者は予めVPEが決めてあります。

昨年1月に川崎トーストマスターズに行ったときに彼らのプログラムの中にCLプログラムの交換という時間がわざわざもうけてあり感心しました。そこにヒントを得てのことです。

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さて、CLを進めるチャンスはクラブ例会だけではありません。VPEはクラブで予定されているイベントをメンバーがCLをすすめる機会だと目を光らせた方が良いと思います。

たとえば、クラブで、○周年記念パーティーをやるとき、クリスマス会、合宿をやるときもチャンスですから、そういう企画が決まったらCLプロジェクトのどこにクレジットするかも前もって考えます。

スピーチコンテストもそうです。クラブコンテスト、エリア、ディビジョン、ディストリクトコンテストもチャンスです。(HPLのチャンスでもあります)

VPEは、メンバーの進捗に目を光らせて早めにプランします。

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このやり方は、メンバーがCLプログラムが何たるものなのか理解していようがいまいが強制的に進めてしまうやり方です。それだけに賛否両論はあることは承知しています。

過去に、CLのプログラムをどう進めていいかわからないという声を聴きました。ワークショップもありましたしやりました。でも経験の少ないメンバーにとっては、説明よりも実際にやってみることで考える機会を持ってほしいと思っています。

クラブによっては積極的に取り組んでいるクラブもあるでしょうしCLプログラムの進め方を理解したメンバーはどんどん進めていっているでしょう。それで進めているのであれば、それで進めていくのが理想的です。

しかし、あまり利用が進んでいなければ、これ以上CLプログラムのワークショップをやるのではなく、VPEがちょっとがんばってCLマニュアルを読んで、上の①,②,③のプロセスで、ちょっと強制的ですが、プロジェクト5、あるいは最後までVPE主導で進めて、とにかくCLを達成させる。

今は割り切ってこう進めることにしています。CLもCCも何度達成しても構いません。Where leaders are madeとはいっても、多くの人はスピーチに魅力を感じてトーストマスターズに入会していると思います。そんな中でLeadershipへのフォーカスはスピーチに比べて弱くなってしまいます。そこでCLプログラムを動かそうとするわけですから何らかの仕掛けが必要になると思います。わからなくても良いからとにかく動かすというのが今回のこの記事の主旨です。

よくわからないけれどもVPEに言われるままにCLが達成できた。第一ラウンドはそれでもよいと思います。

CLを達成しても、クラブではEvaluator, Grammarian, GE,TMODなどの役はきますから、すかさず第二ラウンドが開始できます。その時こそ、CLマニュアルで語られているリーダーシップ論をしっかり読んで、身に付く進め方でやっていけばよいと思います。

もちろん第一ラウンドからCLのリーダーシップ論をしっかり読むのが理想的ですが、それで敷居の高さを感じるのであれば第一ラウンドは「とにかくやってみる」で、よいと思います!

このやり方で始めてから、CLの達成が見えてきたメンバーがいます。彼の意識も高まってきたように思います。彼には、今度は自分の経験を後輩たちに語ってくれることを期待しています

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