第265話:リセット(失敗からの立ち直り)

7月23日の東京インターナショナル例会でのカルガリ用「もうひとつのスピーチ」のお初披露は、散々でした。終わった直後はこれ以上ないくらい落ち込みました。ところが例会のあと私のスピーチを聞いたある方からいただいた一通のメールで自分の気持ちがリセットされ、どのようにスピーチを作っていくか、スピーカーとして何をしていくかがつかめました。

7月23日15:30-18:30

このもうひとつのスピーチは、自分がこれまで書いたスピーチの中でもっとも自分の気持ちに忠実で素直なもので、ひそかに「最高傑作」なる自負がありました。そのスピーチを絶対に東京インターナショナルで成功させるとの意気込みで、大井町のカラオケボックスに3時間こもり本番に臨みました。10回練習して平均タイムは7分15秒。いける!との自信をもちました。(しかし、今から思えば必死さがまだ足りなかったと思います。)

7月23日19:00-20:30

東京インターナショナルの例会が始まりました。後半の英語Prepared Speech Sessionのスピーカーは二人。藤山(亜)と私さんです。藤山さんのスピーチは、上級マニュアルからでなんと私が世界チャンピオンになったと仮定してその祝賀会でのスピーチです。この上なく光栄でした。

7月23日20:30-21:00

私のスピーチの番です。論評は2007年度日本語論評チャンピオンの小林(美)さん。TMOEの泉さんに呼ばれてステージに進みます。会場を見渡してスピーチを始めます。ところが「遅い!テンポが遅い!間が長すぎる。」 カラオケボックスでやったテンポとぜんぜん違います。なぜ?10箇所用意した笑いのラインもほぼすべて不発。最初の30秒ほどで体から力が抜けていくのを感じました。まったく想定外のところで黄色が出て、赤が出て、まだ終わっていないのにその赤も消えました。時間は7分49秒。

小林さんの論評は大変的確でありがたい内容でしたが、あまりに自信を失った後での論評でしたのでほとんど冷静に受け止められませんでした。

とくに落ち込んだのは笑いのラインをことごとくはずしたことです。自信作でこけたショックは非常に大きかったです。

7月24日一通のメール

私のスピーチを聞いたある人からのメールに「私のスピーチを聞いて生きていく力がわいてきた。」との言葉がありました。その方はあることで非常に落ち込んでおられたのですが、私のスピーチを聞いて前向きに生きていく力が沸いてきたのだそうです。

このメールを読んでしばらく考えました。あの「最悪のスピーチ」を聞いて力がわいてきた人が一人いた事実。私はなぜスピーチをするのだろう?私のスピーカーとしての使命は何だろう?私はもしかしてなにか大きな勘違いをしていたのではないだろうか?

決めたこと

まず、私はメッセージをきちんと伝えよう。聞き手の数の多い、少ないに限らず、私の聞き手の中に私のメッセージを待っている人がいるかもしれない。ならば一期一会の精神できちんとメッセージを伝えよう。それが私のスピーカーとしての仕事であり使命である。その上で笑いが取れたらそれは寸志でありボーナスであり、いわば余禄。最初から笑わそうなんてスケベ心をもってスピーチをするなんてもってのほか。

そう考えると、私のこれまでのスピーチっていったいなんだったのだろうか?まったくわからずにスピーチをしていたことに気がつきました。

スピーカーとしての太い軸が出来たように思います。気持ちと考えをリセットしてカルガリまでの残り時間をぶれずにこの軸を大事にがんばっていきたいと思います。

| | Comments (1)

第260話:8月12日へ向けてモチベーションをあげ続ける

最近こんな記事を読みました。

「アメリカズカップでアメリカは第1回大会から130年間このカップを保持していましたが、1983年にオーストラリアに負けました。オーストラリアのキャプテンは、アメリカを破るために、アメリカに勝ったシーンを実況テープ風に録音させ選手に2年間毎日2回聞かせて続けました。彼らは戦う前から、心の中でアメリカに勝っていました。」(【英語リーディング筋トレ 2008/6/30(1331)】ワンデー・サクセス・カレッジ(その1)より)

8月12日までの残り時間がどんどん少なくなる中で、スピーチがなかなか出来ない。うまくモチベーションを管理するにはどうするか?

ヒントはこの記事の中にありました。

この記事を読んですぐに1997年から2007年までのWorld Championship of Public Speakingの表彰式(3位、2位、1位の発表と優勝者の受賞スピーチ)シーンだけをDVDから抜き出して、編集しましてiPodでひまを見つけては毎日見ています。

今日は明日会社に来ていくワイシャツにアイロンを当てながら(半年に一回くらいこんなこともします)、2005年、2006年、2007年の表彰式を見ました。

優勝者発表の瞬間は、何度見ても鳥肌が立ちます。

モチベーションが、ものすごくあがります。がんばるぞ!

| | Comments (0)

第253話:終わり良ければ全て良し!

企画、実施と素晴らしい春季大会を主催した広島クラブは、コンテスタントの観点から見て最後まで素晴らしいお仕事をされました。まさに「終わり良ければすべて良し!」です。

5月18日:春季大会でのD76 International Speech Contest
5月23日:実行委員松田さんから封書を戴く。私のスピーチに対するコメントシートがどっさり。
5月28日:Toasmtasters Internationalより、District Contest Winnerに対する届出用書類がメールされてくる。(広島クラブとD76の協力)
5月30日:コンテストチェアの的場さんから、トロフィーに貼る銘板が送られてくる。

上のことは一見なんでもないように見えます。しかし、コンテストを一度でも主催したことがある方であれば、そしてDistrictコンテストを主催した経験がある方であれば、この仕事の速さには清々しさと感動を感じるのではないかと思います。

Districtレベルの行事が終わると「やれやれ」と解放感から残作業がついつい間延びしてしまいがちですが、さすが広島クラブです。きっちりとしたお仕事でした。

とても感動した私は上の一つ一つについてさらに掘り下げてコメントしたいと思います。

コメントシート
今回のコンテストのコメントシートは、A4の紙に5名のコンテスタントへのコメントが記入できるようになっています、通常は聴衆が点線に沿って自分で「ビリビリ」と切り取りますが、今回は切り取らずにそのまま広島クラブの回収係の人に渡せばよいシステムでした。つまり切り取る仕事を広島クラブが引き受けてくれました。私が戴いたコメントは55人分ですが、広島クラブの方が①切り取り、②コンテスタント別に仕分けをし、③コンテスタント宛に送付までしてくださいました。これは私からすればSimply Amazingです!

Toastmasters InternationalからのWinnerあての書類
エリア、ディビジョン、ディストリクト(おそらくリージョナルも)での勝者の情報はただちに上級コンテストの実行委員会に連絡しなければなりませんが、広島クラブはD76と連携してここも速やかにお仕事をしてくださいました。

トロフィーに貼る銘版
速い!英語による刻印を業者さんにお願いする際は、スペルミスのないように神経を使いますが、広島クラブはすばやく対応してくださいました。

私も、今回の春季大会に参加して本当に多くのことを学びました。すばらしい春季大会を実施してくださった皆さんに心からお礼を申し上げます。


そして、乾杯!beer

Image0191

| | Comments (2)

第250話:「Priorities」の総括

先日の広島でのD76コンテストで私が行ったPrioritiesの原稿です。この後のカルガリーでのInter-Districtコンテストでこのスピーチをすることはできませんので、先に進むためにも原稿を公開して気持ちにけりをつけます。

「Prioritiesスピーチ原稿(Priorities20080518.pdf:265KB)」をダウンロード

★テーマ選定

スピーチで述べたとおり「適切な優先順位をつける」ことは、私の本当に苦手な分野です。上司に指摘されながら、でも優先順位付けを間違えているのは自分だけなんだろうか、と内心思っていました。

思えば、2006年淡路島でやった日本語スピーチ「ロボットたちの反乱」も、2007年代々木でやった英語スピーチ「I LOVE YOU」も、形は違えどPriorityの話です。

きっとこれからも追い続けるんでしょうね。

★方針

メインテーマは、「今の私たちのPriorityは、何か問い続けて行動しよう。」ですがそれを補完するメッセージとして「The most important things in life are not always visible.」があります。このサブメッセージがいちばんいいたかったところでもあります。毎日、仕事のターゲット、地域の活動、自治会、そしてトーストマスターズなどに忙しくしているとそれがPriorityだと思い込みがちです。しかし、立ち止まって考えてみると、本当に大切なのは目の前にあるものではなく、視界に入っていない、もっと自分の根本にあるものではないか?ということに突き当たることがよくあります。それも含めて考えることを提案したのがこのスピーチです。

Tell a story, Make a point: スピーチの中ではメッセージを説明するのではなく、ストーリーを語ってメッセージを語るというDavid Brooksさん(1990年世界チャンピオン)の教えを実践したいと思いました。

スピーチの構造:前半は、自分の年次評価でPriority Settingが弱いと指摘された点から始まり、自分のこれまでの歩み、そしてPriority Settingがなぜ弱いのかの分析、そしてこれは私だけの問題ではないと広げて終わり。後半は、台湾でのストーリーを中心に自分が忘れていたPriorityを思い出し、最後に今後の人生を見渡して本当のPriorityとは何かを考えていこうで結ぶ構造です。さらに、構造感を高めるための工夫としてPriorityという言葉を随所に入れること。さらにWhat are our real priorities?という問いかけを中間で行い、最後に同じ質問で終わること。Hard-core anti pririty manという言葉を最後にもう一度持ってくることによる終了感。

笑いを定期的にとる:私は人を笑わせるのが好きです。人さまに喜んでいただくと元気が出ます。スピーチをしていてしーんと聞いていただくと、だんだん不安になってきます。ですから積極的に笑いをいれ、笑いを取りにいきます。定期的にガソリンを補給するようなものです。

遊びも入れる:昨年のI LOVE YOUでは歌を二曲入れました。完全な遊びです。私はスピーチに遊びを入れるのが好きです。今年も氷河が溶ける描写、台湾での写真撮影での描写を入れました。ぜったいに必要かといわれればNoかもしれません。でもこの遊びを入れることで、聞き手がさらに心を開いてくれ、私のスピーチの中に入ってきてくれるのを感じます。

時間管理:昨年フェニックスで4秒のタイムオーバーで泣きましたので、時間管理にはとくに神経を使いました。語数を700語以下に落とすことを心がけました。本日語数をカウントしたらなんと600語。自分でもびっくりです。7分30秒以内でいろいろなことを語るのは至難の業ですので、台湾で起こったことは若干順番を入れ替えています。Sherryさんの言葉も誇張も入れています。そうしないと情景が描写しきれないからです。しかし絶対に変えていないのは、母を抱いたところ、そこで思った心の動きです。

小道具は極力使わない:私は普通スピーチでは大道具、小道具は使いません。ホワイトボードも使いません。練習が大変になるし、本番で余計な神経を使いたくないからです。2006年の「ロボットたちの反乱」で日本国憲法の本を使ったので、あのスピーチをするときは憲法を絶対に忘れないようにするということに神経を使わなければなりませんでした。今回は、どちらかといえば例外的に自分の気持ちをよりリアルに近づけるために、上司からのフィードバックフォーム(本物をA3にコピーしました。)を使いました。

「気持ち」:決勝が近づくにつれ練習回数も増え、不安も増し、どこを改善すればよいかわからなくなってきました。英語の発音も問題が山積み。ステージ上での動きもいいのかどうかわからない。Conclusionも効果的がどうかわからない。答えが無い中で時間だけが過ぎていくのは本当にしんどいです。広島に行く前の日(5月15日)に昨年の世界チャンピオンVikas Jhingranのインタビューを聞きました。(Talking Toastmasters Podcast)

  • インタビュアー:Vikasはスピーチ原稿を一語一語暗記するのですか?
  • Vikas:いいえ。私はメッセージとロジックの流れを頭に入れて、かつその時々の自分の気持ちを忠実に思い起こしながらスピーチします。

これなんだ! スピーチの中のストーリーを語る際、何を思いどんな気持ちだったかを再現します。そうすると声、表情、体の動きは自然についてきます。それ以後の練習は、自分の気持ちにフォーカスした練習に変えました。上司からフィードバックフォームをもらったときの気持ち。台湾でみんなとシューマイを食べたときの気持ち。母を抱いた際のぬくもり。すべて忠実に心の中で再現するようにしました。

★決勝スピーチとしてとくに意識したこと:

ストーリーの重み。メッセージの重みです。遊びはあってもよいのですが、バランスをとる意味で重いメッセージを入れました。

必殺技としての「間」。私は間が好きです。スピーチの途中に取る間でできる静寂が底まで落ちた瞬間がたまらなく好きです。今回、途中で5秒の間を二回ほど入れていますが、過去D76のスピーチでここまで長い間を入れた例は見たことがなく必殺技としてトライしてみました。まだ高校生のころだったかに円楽師匠の親子ものの落語でものすごく長い間を見たことがありまして、そのイメージがあったのだと思います。

結論:コンテストですから点を取らなければ勝てない。点を落としたら勝てない。そのために、このスピーチのConclusionにはとくに力を入れました。いくら前半がよくても、中盤がよくても、Conclusionが弱ければJudgeは点を入れてくれません。最後の最後まで悩みました。(当日の朝6時40分にようやくひらめき完成させた話は以前の記事でしたとおりです。)

★コンテストとは?「誰と闘うのか?」

当日までほかのコンテスタントがどんなスピーチをするかわかりません。わかったとしてもそれに対する対応を立てることが意味があるとも思えません。ほかのコンテスタントと闘っているかといえば、その実感もありません。

結局は、自分との闘いです。優勝したいと思えばがんばる。飲み会の誘惑があっても我慢する。メッセージが弱いと思えば徹底的に考え抜く。人の意見をいっそう謙虚に聞く。気に入ったラインでも全体で見たら意味がなければ潔く捨てる。恥ずかしくても自己嫌悪になっても自分のスピーチのビデオ録画を見て研究する。朝早起きして練習する。あきらめない。そういう積み重ねだと思います。

コンテストチェアが優勝者として自分の名前を発表する瞬間。ステージで表彰される瞬間。ステージから見える友人たち。努力が報われた瞬間。

これがあるからやめられないのですね。

★謝辞

  • 練習の機会とたくさんのフィードバックを下さった大和バイリンガルクラブの皆様。
  • いつもフィードバックをくれるエリア33の友人の皆様
  • いつもフィードバックをくれるDivision Cの友人の皆様
  • いつも応援してくださるD76の友人の皆様
  • スピーチの中にも登場し、D76コンテスト前に私のスピーチ原稿にコメントを下さった台湾のSherry Liさん。
  • 英語チェック、アドバイスをくれた2007年D76日本語スピーチコンテスト2位の大和バイリンガルのパーキンスさん。
  • スピーチのロジックに惜しみないアドバイスをくれた、2007年日本語論評チャンピオンの小林さん。
  • 練習に協力してくれた私の家族
  • そして親不孝息子をここまで育ててくれ、身を持って真のPriorityを教えてくれた私の母

に感謝し、総括としたいと思います。

| | Comments (0)

第247話:今年のInter-Districtコンテスト

日時:2008年8月12日(火) 19時から
場所:ハイアットリージェンシーカルガリ(カナダ アルバータ州カルガリ)

View Larger Map

Inter-District Aコンテスト参加ディストリクト
34 メキシコ
59 ヨーロッパ17カ国
69 オーストラリア(豪州に3つあるディストリクトのひとつ。69,70,73がある)
70 オーストラリア(豪州に3つあるディストリクトのひとつ。69,70,73がある)
74 アフリカ南部
75 フィリピン
76 日本

Inter-District Bコンテスト参加ディストリクト
51 ブルネイ、インドネシア、マレーシア
67 台湾
71 イギリスとアイルランド
72 ニュージーランド
73 オーストラリア(豪州に3つあるディストリクトのひとつ。69,70,73がある)
79 中東7カ国
80 香港、マカオ、シンガポール、タイ

8月12日は昨年同じスケジュールです。

  • 12:00 コンテスタントブリーフィング(Districts Not Assigned to Region担当の二人のInternational Directorがコンテストチェアです。)
  • 17:15 ドレスリハーサル&マイクテスト (7人分を30分間で)
  • 19:00 Inter-District AおよびBコンテストの開始
  • 21:00 DNARが集まっての懇親会 

昨年は、Inter-districtってどんな人がでるのか、どんなAudienceなのか不安で不安で仕方なかったのですが、実際に参加してみて、タイムオーバーは差し置いても、「完璧にきれいさっぱり負けた」ので、今年はとくに不安はありません。

私の敵はほかのディストリクトの代表ではなく自分自身ですから。8月12日までは本当に自分との闘いです。

今年はすぐに準備を始めることにしましょう。

上記情報の出典:

  • DNAR Winner Memo - 5月28日にDistrictコンテスト優勝者向けに送られてきたメモ
  • TOASTMASTERマガジン4月号37ページのInternational Convention申込書
  • D76 2008 Spring Conferenceプログラム1-2ページ

訂正(5月29日):Inter-DistrictはTELUSコンベンションセンターで行われると思っていましたが、ハイアットリージェンシーとのことでした。

| | Comments (0)

第246話:V2 (春季大会三日目)

V2 優勝しました。

★優勝の瞬間

「2008 District 76 International Speech Contest, the first place winner is」と言った後で司会の的場さんは一瞬ためて、私に目と手で合図を送って、「You! Kiminari Azuma」と発表されました。入賞者の発表の前にタイムオーバーの方が一名いた旨のアナウンスがあり、戦慄が走りましたが、今年も勝利の女神はほほえんでくれました。

ステージにあがり、District ガバナーの鈴木さんから表彰状を、そしてInternational DirectorのGeorge Yenさんからトロフィーをいただいた際には、やっぱり泣けてきましたよ。感動ということもあったのですが、会場の皆さんから拍手をいただき「本当に皆さんに支えられてここまで来たんだな」と感謝の気持ちが一筋の涙となって右のほほを伝って落ちました。こういうときは涙なんか見せずにサラッといきたいのですが、森進一の襟裳岬を聞いて涙するすっかり涙もろいおじさんになってしまいました。

ステージから大和バイリンガル会長の掛ちゃん、高柳さんが拍手してくれているのが見えました。パーキンスさんはガッツポーズをとってくれ自分のことのように喜んでくれています。

インタビューセッションのあとの写真撮影も本当にたくさんの方が一眼レフ、デジカメ、携帯電話を向けてくださりまして「ありがたいなー」という気持ちでしたが、George Yenさんと並んで皆さんに写真を撮っていただいている際に、カメラを抱えた多くの友人の皆さんが「東さーん、こっち向いてください。」と声をかけてくださり、またまた有難い気持ちでいっぱいになり涙が出てまいりました。

D76の決勝に出場できるだけでも幸せなのに、私ごときの優勝を祝ってくださる方がこんなにもいる。昨年の優勝にもまして今年の優勝は感慨深いものとなりました。

★コンテスト前
今朝は5時20分に起床し、国際会議場の建物の横の目立たない空きスペースで6時から7時まで時間限定で朝練をはじめました。
6時40分ごろだったか、Conclusionに「Journey」という言葉を入れてみようかとふと思いました。いちど作ったのですがやっぱりやめたConclusionの中のよい言葉を復活させるアイデアです。

それまでは
Friends,,,,you might be carrying a lot of things on your shoulders.
You'd be calling them priorities.
Now let's put them down on the floor and let's take a look at each of them.
Please ask yourselves this question.
WHAT ARE YOUR REAL PRIOTIRIES.

でしたが、
Friends,,,,our lives are journeys and you might be carrying a lot of things on your shoulders.
You'd be calling them priorities.
Now let's put them down on the floor and let's take a look at each of them.
Before you start (本番ではcontinueに変更)your journey, please ask yourselves this question.
WHAT ARE YOUR REAL PRIOTIRIES.

ようやく、ようやく、ようやく自分のイメージに近いConclusionが生まれた瞬間です。スピーチの神様は私を試していたのでしょうか?あきらめなくてよかった。

平和公園は7時を過ぎると散歩をする方が増え公園スピーカーになりきれない私にはきついのですが、練習も粘りに粘って7時20分までいて急いでホテルに戻り荷造りをして朝食を取り、8時30分のContestant Briefingに間に合わせました。

くじ引きの結果スピーチ順序は3番目。悪くないです。

3日目の行事はまず広島の秋葉市長の格調高いスピーチ(英語)から始まりました。続いてGeroge YenさんのWorkshop。Yenさんがアジアを代表するInternational Directorでよかった。

ふと足元をみると自分の靴を磨き忘れたことに気がつき焦りました。Workshopからコンテストまでの10分間の休憩を利用して靴を磨き上げトイレも済ませ準備完了。

★コンテスト
コンテストは、Division D代表の高山さんが最初のスピーカー。昨年のコンテスト3位の方です。昨年よりも断然レベルが上がっていて正直焦りました。英語がとてもうまくユーモアの入れ方もひねりがあって面白い。私が目指している「スピーチ」のスタイルをすでに体現していらっしゃるのでうらやましく思いました。

Division B代表のHealyさん。Pioneerトーストマスターズクラブでお目にかかった方ですが、自分もこんなイメージでスピーチができたらいいなという憧れを持ちました。

私はDivision C代表。とにかく練習したとおりにやることを心がけました。自分で言うのもなんですが、自分のステージの上での集中力ってすごいと思いました。昨日パーキンスさんに直していただいた3箇所は全部そのとおりにできたし、今朝の変更版Conclusionもイメージどおりにできました。朝からあげていたテンションがうまくプラスに作用しました。

私の次はDivision A代表のHowserさん。昨年の2位の方です。スピーチタイトルはDo it。「ありゃー、この人優勝かな?かなわないな。」と思わせるストーリー展開。Do itをキーワードにうまく話をつなげていく運びのうまさ。堂々とした話しぶり。(そもそも私より背が高いので一緒にいると引け目を感じてしまいます。)

最後は、Division E代表の福田さん。福田さんとは2003年D76コンテスト(新橋、私が迷作Natto is Yummyをやったとき)で同じコンテスタントとしてご一緒しました。福田さんの優しいお人柄がそのまま出たとてもスピーチで胸を打たれました。

★コンテストが終わって
多くの方から写真撮影をお願いされ有難くお受けいたしました。特別な日をさらにいっそう特別なものにしてくださいました。大和バイリンガルの掛ちゃんと高柳さんと一緒に昼食をとっていると、George Yenさんが来てくださり、これからどのように練習していくのがよいかいろいろとアドバイスしてくれました。今年私はD76代表としてInter-District Aに参加します。またD67(台湾)の代表はInter-District Bに参加です。D67とD76でInter-District A, Bを制してFinalに進みましょう!と決意表明をしました。

★平和公園をあとに
平和公園を後にする前にここに眠る原爆の犠牲者の方々の霊に手を合わせ、いまさらではありますがご冥福をお祈りしました。「やすらかに眠ってください。過ちは二度と繰り返しませんから。」心に響く言葉です。

★ブルックスブラザーズ広島店
バスセンターに行く途中、ブルックスブラザーズ広島店に立ち寄り、赤いネクタイのお陰で優勝できたことを報告しました。実は、広島にネクタイを持ってくるのを忘れてあわてて買いにいったのです。準備したのに荷造りの際に忘れていました。昨年のD76前もブルックスブラザーズでピンクのネクタイを求めました。自分にとって縁起のよいブランドということにしております。

★これから
8月12日のカナダカルガリーでのInter-District Aを目指してのスピーチ作りです。皆様のクラブにお邪魔してスピーチの練習をお願いするかもしれません。よろしくお願いいたします。

| | Comments (1)

第244話:朝練@広島平和公園

公園スピーカーって難しいですね。昨晩23時過ぎまで飲んでいた私も今朝は6時20分に起床し、朝マック(メガマフィン ==> 塩辛すぎる。)後、7時から平和公園で早朝練習を始めました。

結果的には、やっていてだんだん集中力がなくなりホテルに引き上げそこで練習しています。

  • 通行人が結構います。一瞬目があっても向こうはさっと目をそらして、「なにも見なかった」そぶりで立ち去ってしまいます。そこで集中力が途切れる。
  • 緑の中は気持ちよすぎて集中できない。
  • 声が拡散してしまい、違和感を感じ集中できません。
  • やはり、公園スピーチは慣れが必要だとわかりました。朝7時はもっと人がいないかと思ったのですが、結構ベンチでくつろいでいる人も多かったです。おまけに8時になったら修学旅行風の中学生の団体が来ましたので、これにて打ち切りとしました。

さて、もうひとつ集中できなかった理由があります。それは平和公園という場所にあります。

平和公園は、爆心地のすぐそばです。いろいろな鎮魂の碑が建っています。どの鎮魂碑もメッセージが、刻まれている事実が強烈で受け止められません。平和公園の上空580メートルで核爆弾が炸裂した事実。街を全滅させ、多くの命を奪ったこと。いまだに苦しんでいる人がいること。「鎮魂もせずにスピーチの練習などしていてよいのか?」という気持ち。

どうしてもそのことが頭をよぎって集中できませんでした。

広島には、別の機会に再訪したいと思います。

練習に戻ります。

| | Comments (0)

第242話:今日は練習しません

ほんのさっきまで、「スピーチの結論をどうするか。」など、あれやこれや悩んでいて、なんか飽和状態になってきたので、思い切って今日は練習しないことにしました。

明日午後に広島入りです。

3日間のトーストマスター三昧。自分は幸せだと思います。

こんな私を支えてくれている家族、友人の皆様に感謝!

| | Comments (0)

第241話:声にさらに表情を(あと6日)

これまで決勝用スピーチの練習は必ずビデオ録画してきましたが、ここに来て練習の焦点をもっと絞らないといけないということに気がつきました。

現在の問題点は

① 視線(アイコンタクト)
② 声の色彩感
③ 間
④ 体による表現
⑤ 英語の発音

今日はビデオ録画をやめて、「音」に絞った練習をやってみました。

ICレコーダーを片手に、セクションごとに区切って、声の色彩感と英語の発音に絞って録音しながらの練習です。ICレコーダーですので気に入らなければすぐ消してまた録音です。

声ってそれだけでもストーリーを語るのですね。気を抜いてやると実に単調な表現になります。気合を入れて魂を入れてやると表情がはっきりついて生き生きとしてきます。魂を入れると、背中がぞくぞくして高揚感を感じながら語ることができます。カラオケで表現たっぷりにやる感じです。満足したらその部分はICレコーダーに残して次のセクションに進みます。

英語の発音もそのつど直していきます。War/Pose/I'd never/January/hesitatedなど発音しにくい音をそのつど何度も繰り返して英語らしく聞こえるまで直していきます。

そして気がつけば22時。

コンテストまであと6日なので、あまり無理せず睡眠をとって生きたいと思います。

明日は、声のおさらいをして体の表現をチェックしていきます。

【練習スケジュール】

  1. 視線(アイコンタクト) -- 5月13日(火)
  2. 声の色彩感 -- 5月12日(月)
  3. 間 -- 5月13日(火)
  4. 体による表現 -- 5月13日(火)
  5. 英語の発音 -- 5月12日(月)

| | Comments (0)

第233話:Division Cスピーチコンテスト(その2)

私にとって「4月13日(日)は、さまざまな意味でとてもよい日になりました。」というのは、なんといっても、Division C英語コンテストで優勝し、5月18日広島でのD76決勝への進出を決めたことでした。

3月9日のエリア33コンテスト以降、正直苦しい毎日だっただけに、Division Cコンテストの表彰式で齋藤ガバナーから優勝カップと賞状といただいたときは、こみ上げるものがありました。

  • 「Division Cコンテストは、6人のコンテスタントの中から一人しかD76コンテストに行けない。」
  • 「マシュー、ジェイソン、アンというネイティブスピーカーとどう競り勝つのか?」
  • 「自分を偽らない、納得のできるスピーチができるのか?」
  • 「First Speakerになったらどうしよう。まず勝てない。」
  • 「大和バイリンガルのみんなが日本語コンテストを成功させた美酒によっているときに、勝てなかったら自分だけおいしい酒が飲めない。」
  • 「コンテスタントでもないのに広島に行くのはいやだな。」

エリアコンテストよりさらに条件が厳しくなるだけに、そこから来る自分の弱気を克服するためには、練習しかありませんでした。

2週間前までに、いちおうスピーチ原稿を書き上げ、朝の通勤電車の中でゆるゆると推敲と練習をし、8日前の土日で暗記&Deliveryを固めて、ここから自分のスピーチを毎回ビデオにとりながら、さらに推敲を重ねました。

ここでも、ずっと弱気との戦いです。

4日前の4月9日の東京インターナショナルクラブのスピーカソン例会で、ライブをやる機会をいただき、初めて人前でやりました。自分で意識する限り4箇所間違えたり、大切な部分を忘れたりと散々でした。そこで録画した自分のスピーチをもとにさらに改善を重ね、4月12日の大和バイリンガル例会で2回目の練習をしました。自分で思ったよりも皆さんの反応はよく、自信を少し取り戻しました。

今回のPRIORITIESというスピーチは私はとても気に入っていました。何よりも、自分の気持ちとの齟齬がなく、無理にこぶしを振り上げて「Let's ~~~」とシャウトしないスピーチです。それなりにユーモアもあり、かつ人間の心を掘り下げたつもりです。

前日の夜、結構に詰まってきており「この完璧なスピーチのどこを直せばよいのか」正直わからなくなりました。 そこで、David BrooksのMagic MomentsのDVDを手に取りファイナリストたちのスピーチを聞いて、自分がこのレベルにたどり着くまで千里の道のりがあることに気がつき、微調整に励みました。

さて、コンテスト当日。スピーチの順序を決めるくじ引きで見事に「1番目のスピーカー」を引き当てました。阿弥陀くじで左から2番目の棒が光って見えたのです。

「ありゃ~、これで広島行きはなくなったかな?」と思う弱気を押さえつけ「First Speakerでも勝ってやる!」という気持ちにもって行きました。

本番ステージでは、見事に雑念が消え不思議なほど自分のスピーチに集中できました。途中でピンマイクのスイッチを入れ忘れたことに気がつきましたが、そのことで自分の気持ちがぶれることもなく、また凡ミスもなく、設計したとおりに、練習したとおりに全部できました。

終わってから、他のコンテスタントの皆さんのスピーチを聞きながら、ジャッジの皆さんはどのように評価するか気がかりでしたが、すでに私の運命は神様の手にゆだねられていることもあり、順序を考えることはやめました。

Contest ChairのキャプテンMotookaが、3位、2位と結果を発表して行き、いよいよ第1位の発表。私はキャプテンMotookaの口がどのように動くかを凝視していました。彼が一瞬私のほうに目をやったことで勝利を確信し、「The first place winner is.... TM Kiminari Azuma!」で勝利を確認しました。

広島にいける、カルガリへの可能性が開けたことももちろんうれしかったのですが、First Speakerでありながら優勝できたことを本当にうれしく思いました。自分にはできないと思っていたことが、「できた」だけに大きな自信につながりました。あみだくじの左から2番目の棒が光っていたのもなにかの因縁かもしれません。

私の今回のPRIORITIESスピーチの練習で、東京インターナショナルクラブの皆様、私のホームクラブである大和バイリンガルの皆様、友人の皆様に深く感謝します。

| | Comments (1)

第232話:Division Cスピーチコンテスト(その1)

4月13日(日)は、さまざまな意味でとてもよい日になりました。

川崎市高津区溝の口「てくのかわさき」でDivision Cコンテストが行われました。
朝早くから夜遅くまで本当にたくさんの感動がありました。トーストマスターにとってコンテストとはまさに「お祭り」です。

Division Cに所属する9つのクラブの代表9人が練習に練習を重ねた努力の結晶スピーチを披露されました。

コンテストでビデオ担当だった私は、今編集しながら「コミュニケーション」、「人生と健康」、「原点」、「トーストマスターズで見つけた大切なもの」、「もったいない」、「異文化との遭遇」、「失敗の克服」「マイホームの取得」という人生のさまざまな局面で誰しもが出会うストーリーに大笑いしたり、深く胸打たれたり、知恵に感心したり、ほのぼのとしたりコンテストで得た感動を思い起こしました。

  • 優勝は、泉さん(2004年度D76英語チャンピオン、武蔵小杉クラブ)
  • 二位は、藤山さん(東京インターナショナル)
  • 三位は、酒井さん(輝)

昨年のフェニックスでの世界大会で思ったのですが、トーストマスターズには「勝ち」はあっても「負け」はありません。2位の方、3位の方は負けたわけではありません。また入賞しなかった6人の方々も負けたわけではありません。この春のコンテストに参加しようと決心した段階で「勝ち」、Division Cコンテストに出場した段階で「勝ち」、そしてコンテストでスピーチをしたことですでに「勝ち」だと思います。そこが素晴らしいと思います。

このコンテストは、私の所属する大和バイリンガルクラブが企画・運営を担当いたしました。掛川会長率いる実行委員会が大過なく運営いたしました。

初めてコンテスト運営に参加した比較的新しいメンバーの方々にとってまたとない経験となったと思います。コンテスト運営の観点から見て、①無事に1位、2位、3位が決定したこと ②コンテストが時間内に終了したこと ③100人を越える参加者を得たこと ④そして何よりも質の高いスピーチを9つも聞けたことを考えると、このコンテストは大成功であったと総括してよいと思います。

| | Comments (0)

第227話:中国深センで見つけた宝石

「こんな素晴らしいスピーカーがいたのか!」

Sany0188

中国深センのNew Experience Toastmasters ClubのクラブインハウススピーチコンテストでEmilyさんという若い女性のコンテスタントのスピーチを聞いて舌を巻きました。

冒頭から聴衆にユーモラスな、思わず声を上げて答えてしまう質問をいくつも投げかけ、聞き手をスピーチに巻き込む。素敵な笑顔で聞き手を魅了し、小柄な体格なのに両手をうまく使ってからだの小ささを感じさせない巧みで優雅な身振り。目をつぶるとイギリス人女性がスピーチをしているのかと間違うくらいのきれいな英語。おもわず「そう来たか!」といいながら見事に引っかかって笑ってしまう上手な伏線。巧みなウィット、ユーモア。音楽のようなリズム感。

日常のほんの小さな一こまから素晴らしい知恵を拾い上げスピーチに編み上げていくそのセンス。間違っても私のように「~~しようぜ!」とメッセージを押し付けずに、聞き手にアクションを促すスピーチ作りのうまさ。やっぱり頭がいいしセンスがいいんだな。とうらやましく思いました。

こういうレベルの人ってWorld Championship of Public Speakingにいなかったっけ?と感動を覚えました。

Emilyさんが、Area33にいたら、まちがいなく優勝をさらわれてしまっただろうなと思いながらも、恐怖感など感じることなくすっかり彼女のスピーチに魅了されてしまいました。

2位のAnnさん、3位のKevinさんも深ーい話をするんですね。5人のコンテスタントのスピーチを聞いて、ときに深くうなづき、ときにじんと来て、ときに大笑いして、ときにうるうるして、ときに暖かな気持ちになる。間違いなく彼ら、彼女たちも宝石。

Sany0168

上海に比べてToastmaster的に見ていまひとつActive感が足りない深センですので、それほど期待はしていなかったのですが、ここまで見事に裏切っていただき本当にうれしいです。

3月10日から出張できている中国深センですが、ここにあるNew Experiencce Toastmasters Clubのクラブインハウススピーチ&Evaluationコンテストでにお邪魔させてもらい、そこでたくさんの宝石、宝石の原石を見つけました。

Evaluation Contestも、7人のコンテスタントの皆さんの才能がいっせいに花開いたようで本当に楽しく聞くことができました。

VPEのCindyさんに「何かお手伝いできることはありますか?」と聞いたら、「Judgeをお願いします」ということでJudgeを勤め、さらにチーフジャッジのHameedさんからは総合論評を頼まれましたので、ありがたくお受けしました。

Sany0172 Sany0181

現在世界中でコンテストシーズンですので、この時期訪問先のクラブがコンテストをやっているという可能性は高いことでしょう。日本国外のクラブのコンテストの様子を見ることができたのは幸運でした。

それにしても返す返すも残念だったのはビデオカメラを持参しながらEmilyさんのスピーチを録画できなかったこと。まぁいいでしょう。素晴らしかった記憶が風化することはしばらく無いでしょうから。

例会が終了したのは22時近く。それから行ったラーメンパーティーもまた楽しい体験でした。Sany0191

14日から上海。中国の中でもっともActiveなToastmasterたちの総本山。楽しみです。

=============================================================

中国深センは香港のそばです。

大きな地図で見る

| | Comments (0)

第224話:エリア33英語コンテスト

昨日は、東京中目黒でやまのてクラブ主催のエリア33コンテスト(英語)が開催され大和バイリンガルクラブ代表のコンテスタントとして出場しました。

おかげさまで優勝することができました。このコンテストに出場した5人(私も含めて)は、経験、スキルはさまざまでしたがみな全力で闘ったと思います。それだけに、「ここで入賞しなくても納得できる」という気持ちでした。一緒に参加したコンテスタントの皆様に心からの敬意を表します。

大和バイリンガルのクラブコンテストで勝った2月23日から3月9日まで、過去に出場したどのエリアコンテストよりもしんどい思いをしました。悩んだ深さ、練習の密度の濃さでは、昨年の5月のディストリクトコンテスト直前と同じくらいだったと思います。

今回は、自宅練習をすべてビデオにとり「Audienceの視点」で自分のスピーチを見つめなおしたので、仕上がりには納得がいっています。また、直前の練習では、コンテストと同じスーツとネクタイで練習も行い、かつToastmaster Timerを使ってどこで緑、黄色、赤の色が変わるかも確認しながらやりました。

なぜ、ここまでやったか。それは自分の最大の敵、最大のライバルである「自分」に負けない強いメンタルを作るためです。今回は2004年のチャンピオン泉さん、昨年のDivision Cでの強敵ジェイソンがでるとわかっていました。しかし、そこで動揺したらその時点で「自分に」負けたことになります。だれが相手だろうと、自分が原稿に書いたこと、設計したことはきっちり全力でやりきること。これが今回の目標でした。

そのためには、納得がいくまで練習し、さらにコメントをもらい、また直し、揺るぎの無い土台を作りました。エリアコンテストの朝は最高の気分で自宅を後にしました。

途中、昼食で立ち寄ったロッテリアで「絶品チーズバーガー」の看板をみて、「これは俺のスピーチを絶品といっているに違いない!」と勝手に思い込んだはいいけれども、包みから出てきた実物を見て食べて「どこが絶品?」とがっかりしました。しかし今回は納得がいくまで練習していたので、そんなことにも動揺せずに会場に入りました。

次はDivision C。新ネタで勝負したい私はまた生みの苦しみフェーズに突入しました。

| | Comments (2)

第222話:世界チャンピオンからの教え Ed Tate

2000年世界チャンピオンEd Tateから学んだことです。

  • コンテストに勝つためのまず第一歩は「決めること」
  • どうすれば、勝てるかにフォーカスしない。どうなりたいかを明確にイメージする。それができると、方法や人は自然に現れてくる。

| | Comments (0)

第220話:自分のスピーチを録画して練習

2月23日の大和バイリンガルのクラブコンテストのために、今回ビデオカメラで録画して点検しながら練習しました。

自分の声を聞くのですら照れくさいのに、自分のスピーチを録画して練習するのは本当に勇気がいります。この「TOASTMASTERS徒然草」では過去何度も自分のビデオを公開してきましたが、まぁあれも自分でも「まったく、よくやるぜ」と思います。

それはさておき、今回ビデオカメラを使っての練習でさまざまな発見がありました。

目(顔の表情)は口ほどにものを言う

  • 改善前:視線が安定せず、また顔の表情とスピーチの内容が一致していませんでした。
  • 改善後:話にあわせて、視線を固定し、あるいは表情を工夫しました。
  • 学び:Body Languageといいますが、体の動き、顔の表情、視線はまさにメッセージに影響する「言語」だということです。

大げさに表現してちょうど良い

  • 改善前:自分では変化をつけているつもりでも、単調に見える。
  • 改善後:恥ずかしさのバリアを破ってもっと大げさに表現してみると、実は自分が狙った効果と大体同じくらいに成る。例:語尾。顔の表情。
  • 学び:小学校で劇をやった際に先生から「大げさにやってちょうどよい」といわれたことを思い出しました。

リズムとテンポ

  • 改善前:間は効果的なのに、後半がものすごく重くなってしまい、聞いていて集中力が半減していた。
  • 改善後:間はそのままに、全体的にテンポよく流してみた。不必要に遅くしない。
  • 学び:「なぜ集中力が切れるのか?」を徹底的に問うてみると答えが出ました。聞き手を引き付けるのにはテンポとリズムが必要ということです。

クラブコンテスト前に、ここまで深く練習したのは初めてです。できることはすべてやりました。今回は「人事を尽くして天命を待つ」気分ですがすがしくコンテストに望みました。

クラブコンテストが終わってから、ある方からフィードバックをいただきました。

「なるほど~。」 自分で徹底的にやった後でいただいたフィードバックだけに非常に納得できます。

次は、3月9日のエリア33コンテストです。あまり時間はないですが、できることをひとつずつやっていきます。

| | Comments (2)

第154話:Qualifying Judgeの謎が解けた

Speech Contest Manual(Catalog 1173)をお読みになった方は、私と同様「Qualifying Judgeって何?」と思われた経験があるかもしれません。

今回、Inter-District Contestに出場して、実感としてこのQualifying Judgeの仕事が理解できました。このJudgeはInter-District Contest(あるいはRegional Contest(北米)、International Contest(決勝))でのみ必要とされるJudgeであり、In-house、Area, Division, District Contestでは置かれません。

Inter-District Contestで行うスピーチは、その前のDistrict Contestでやったスピーチをやってはなりません。(Entirely New and different speechである必要があります。)

Inter-District出場者は、あらかじめPrevious Speech Outlineなる説明書の提出を求められます。ここには、District Contestでやったスピーチのあらすじを記入します。Azuma_previous_speech

こちらが、私が今回提出したPrevious Speech Outlineです。

この説明書の内容とInter-District Contest(あるいはRegional Contest(北米)、International Contest(決勝))でのスピーチを比較して、Entirely New and different speechかどうかを審査するのがQualifying Judgeなのです。

5人中3人以上が、Entirely New and different speechではないとした場合は、そのコンテスタントは失格となります。

| | Comments (0)

第149話:「4秒のタイムオーバーによる失格」という情報の取り扱いについて

Inter-District Bコンテストの結果発表の前に「本日はタイムオーバーのコンテスタントがいる」旨のアナウンスがあった瞬間に、「あー、私かもしれないな」と思いました。ステージでスピーチをしている最中に赤が点灯したタイミングがいつもの練習でのタイミングと著しく異なっていたからです。

終了後、隣に座っていたコンテスタントと話していてその方が私のタイムオーバーをほのめかしてくれました。この方は赤が出てからの時間を測っていたのです。その後のパーティーで、私のスピーチの時間を知る立場にあった方に質問して自分が4秒タイムオーバーだったことを知りました。

今は、まことに得がたい経験をしたことを感謝しております。多くのすばらしいコンテスタントたちもタイムオーバーに泣き、それを克服してきていることを考えると本当に励まされます。ですから、最近は私は自分を敢えて「Mr. Timeover」と呼んで逆に励みとしております。

さて、前置きが長くなりましたが、私のタイムオーバーの経験、および4秒という時間の公表について何人かの方から「そういうことはあえて公表しないほうがよいのでは?」とのご忠告をいただきました。コンテストの結果は、1位、2位、3位の発表のみで、審査の過程、タイムオーバーなどについては一切発表されないからというのが理由です。しかしある英語圏のディストリクトの方からは「別にかまわない。」というコメントをいただきましたし、今回のFinal(決勝)に残ったスピーカーの方もTimeoverの経験を2000人の前でされていました。ちょっとくどくなりますが、念のためコンベンションで見かけたTMI(国際本部)のEducation担当のDirectorに「今回の自分のタイムオーバーの経験を前向きにとらえ、将来のスピーチやブログで、この4秒のタイムオーバーの経験を共有したいが問題ないか?」と質問したところ、問題ないとの返答をいただきました。

しかし念には念を入れて再度メールで確認しましたところ、「コンテスタントが自分の判断でタイムオーバーの情報を公開する分には問題ない」との回答を得ました。参考までに私の質問とTMI Educational Programmingからの回答を転載します。

【私の質問】

Dear Toastmasters International

My  name is Kiminari Azuma, an Inter-District B contestant who was disqualified for time over by 4 seconds.

This  was  really  a  painful  experience,  but  I  learned a lot from this experience  and  I  learned  a  lot of great speakers also had this painful Timeover  experiences before, and they got over and came to the excellence. I want to follow them.

I  am  thinking to share this experience with my fellow Toastmasters in and out  of  District  76,  and I talked with Dan at the Annual Convention if I could  share  this  with  the  fellow  members  on  my Blog or in my future speeches. He kindly agreed that I would do so.

But when I got back to Japan, and spoke with some folks here, and they said it  was  not advisable to do so, because judges ballot and contestants name who  disqualified  for  timeover  are  not  announced  and  disclosed. They recommend me to write email to TMI and get their views to this in writing.

This is how I came here.

Let me ask my questions again.

Can  I  share  my “timeover” experience at the Inter-District B with fellow Toastmasters and friends on my Blog or in my speech including future speech contests? I will do this from my good will.

Can I tell “4 seconds” also?

Thank you for your time and support.

Kiminari Azuma – District 76

【回答】

Hello, Kiminari.

You may reveal whatever you choose about your experience at the Interdistrict Speech Contest, including the timing experience.

We do recommend that contest officials not reveal anything regarding timing, judges' decisions, etc. However, a contestant may indeed choose to share his experience with others.

Sincerely,

Educational Programming


【補足:Judge's Code of Ethics】

採点用紙(Judge's Guide and Ballot)の裏に、Judge's Code of Ethicstがあります。

こちらには、ジャッジは採点結果や順位を公開してはならないとありますが、ここにスピーチの時間に関しての記述はありません。だからといって、もちろん積極的に各コンテスタントのスピーチの時間を公開する必要はありませんが、スピーチの時間に関してJudge's Code of Ethicsはなんら拘束しておりません。

Judge's Code of Ethics(抜粋)
3. Judges will suppot by word and deed the contest rules and judging standards, refraining from public criticism of the contest and revealing scores and ranking only in accorance with official policy.

| | Comments (0)

第148話:ヘッドセット型マイク登場

今年のWorld Championship of Public Speakingでは、ヘッドセット型のマイクをつけて登場したコンテスタントが何人もいました。

コンテストでのマイクといえば、98%がピンマイクと呼ばれるワイヤレスマイクで、1%がハンドマイク、残りの1%がマイクなしと思っていましたので、このヘッドセット型のマイクはとても新鮮に映りました。

ヘッドセット型のマイクのよいところは、マイクが自分の口のまん前にありますから、身振り手振りをしても雑音を拾いにくいところにあります。ピンマイクの場合、スピーチの最中に腕を動かしてうっかり自分の胸をたたく動作をした場合にかなりの雑音を拾いますから。

逆に今回、イヤリングがヘッドセット型マイクのアームの部分に当たって思わぬノイズを拾ってしまったケースを見ました。この方はコンテスタントではなくワークショップをされた人でしたが。

ともあれ、ヘッドセット型のマイクはとてもかっこよく見えました。

| | Comments (0)

第147話:マイクテストをあなどるな

思えば、8月14日 17:15からInter-District B出場者のマイクテスト(ドレスリハーサル)からすでに兆しは見えていたのだな、と思います。

いやもっと正確に言うと同日の12時から行われたコンテスタントブリーフィングで、居並ぶ決勝常連の強豪スピーカー達を見てビビった(標準語訳:驚いた)からかもしれない。ここから、本来の自分のペースを失い始めていたような気がします。

しかしコンテスタントブリーフィングで自分を失いかけても、マイクテストで自分を取り戻すチャンスはあっただろうなと思います。

コンテスタントにとって、マイクテストは「マイクの調子を見る」場だけではなく、本番で最高のパフォーマンスを発揮するための最後の大切な確認の場・チャンスであることがわかりました。今思えば、このマイクテストを戦略的に活用するためにシナリオを事前に準備しておくべきでした。

反省点
今回のマイクテストは5分でしたが、私はステージの上で何をすればよいかわかりませんでした。自分のスピーチすら頭になかなか浮かんでこず、自分のスピーチの一節が出てくるまでステージの上をうろうろと歩き回り時間を無駄にしていました。今にして思えば、完璧にコンテストの雰囲気にのまれていました。しかしここで自分を失ってはいけなかったのです。そのために前述したように事前にマイクテストのシナリオ、チェックリストを準備しておくべきでした。

マイクテスト(ドレスリハーサル)用シナリオ

シナリオに必要なものは次のものと思います。
① 準備運動
② マイクテストのための、さまざまな音量をともなう、自分のスピーチの一節をいくつか準備。
③ ステージ上での動線の確定。(ステージから見える会場の様子を3次元で頭に入れておく。)
④ ステージ上の動線上にある不具合の確認

シナリオ1:準備運動。(20秒)
マイクテストだって成功裏に終わらせなければなりませんから、自分のエネルギーが最高に放射できるようなエクセサイズが必要です。

  • 自分の名前とスピーチタイトルが呼ばれた想定でステージに上がる練習(本番と同じ態度で)
  • 大きな声で何か言う。(Good MorningでもGood Eveningでもなんでもよい。ポイントは明るく大きな声でやること。目標は会場から反応をもらうこと)
  • ちょっとした準備運動をして体をほぐす。(10秒程度)。

シナリオ2:マイクテストのための、さまざまな音量をともなう、自分のスピーチの一節をいくつか準備 (2分)

  • 普通の声で話す自分のスピーチの一節。
  • ハウリングを起こさないかを確認する大きな声をだす一節。
  • 会場に聞こえているかを確認するための小さな声を伴う一節。
  • 最後に普通の声で話す一節
  • マイク位置の確認(ピンマイクの場合)

シナリオ3:ステージ上での動線の確定。(ステージから見える会場の様子を3次元で頭に入れておく。)(2分)

  • ステージ上で自分が動き回る境界線を確定します。ステージが大きいからといって自分も普段以上に大きく動くと、スピーチが全体的に間延びしてタイムオーバーの原因となります。
  • 中心はどこか?
  • ステージ上に自分がうごく長方形を見立てて自分の動作の限界点を見極めておきます。
  • いちばん、大事なのは本番でステージに上がったときにどこに立つかです。意識していないとステージの後ろのほうに立ってしまいますが、あえて前のほうに出たほうがよいです。本番での立ち位置(ステージの前のほう)を確定します。

シナリオ4:ステージ上の動線上にある不具合の確認(残り時間)

  • もしステージが劇場型のきちんと作りこんだものでなく、可動型の組み立て式の場合、歩くたびにギシギシいうことがあります。
  • 実際に自分の動線に合わせてステージを歩いてみて確認して、「想定内」として織り込んでおかないと、本番での集中力がそがれます。

マイクテストは本番前に、会場内にいる人や競合するコンテスタントに自分のスピーチを聞かれることがあるので、嫌だなと思っていましたが、「まぁそれも想定内」とそんなことは気にせずに、あらかじめシナリオを作っておけば大丈夫でしょう。

マイクテストをうまく乗り切るためにも、戦略とシナリオが必要です。

そして本番までの残り時間で、マイクテストで確定した情報をすべて頭にインプットしたら、あとは客席に足を運んで会場の出席者に一人でも多く挨拶をしておく余裕がきっとよいパフォーマンスを生むのだなと、今思います。

Dress_rehe Inter-District Bコンテスト前のマイクテスト(ドレスリハーサル)の様子。Eddie Lee(香港、D80, 3位)がリハーサルをしています。彼はこのリハーサルのときから切れのよいスピーチをしていました。

| | Comments (0)

第106話:虹の彼方から。虹の彼方へ。

先日、TMI(国際本部)のコンテスタント連絡担当者から、必要書類一式が送られてきました。世界大会なんて遠い遠い虹の彼方の世界の話と思っていた私にとって、まさしく虹の彼方から届いた、しかし結構現実的な書類です。

  1. Speaker's Certifications of Speech Originality(2通)
  2. Contestant Speech Outline(D76でやったスピーチのサマリー)
  3. Release for Audio and Video Taping of Your speech (2通、私のスピーチを録画、録音、販売する事に対する同意書)
  4. Speech Contest Biographical Information (趣味、職業などを記入するフォーム)
  5. International Conference申込書(Inter-district, Final、そのほかのいくつかの参加費用は特典として免除されています)
  6. コンテスト会場までの交通費申請書(Regional Contest/Inter-Districtコンテストのコンテスタントの往復交通費が支給されることになりました)

2のContestant Speech Outline(D76でやったスピーチのサマリー)は、Inter-District/Regional ContestおよびFinalで、Districtでやったのと同じスピーチをやっていなことをChief Judge側で確認するための書類です。

今年から交通費が国際本部から支給されることになったことは本当にありがたいです。これは今後D76からInter-Districtに出場する人にとって朗報です。(航空運賃は格安のエコノミークラス運賃です。)

さて、ここからが私にとって、虹の彼方での話です。

虹の彼方へ行ったら、さらに向こうに虹が見えるのです。

つまり、このInter-district Bで優勝できれば、Inter-District Aの優勝者、各Regional Contestの優勝者達と一緒に、8月18日朝9時からの2007 World Championship of Public Speaking(決勝)に進みます。

この虹の世界の向こうに見える虹はどんな色をしているのでしょうか?

| | Comments (0)

第101話:うれしい! うれしい! うれしい!

  • パーキンスさん:原稿を何度も見て文法チェック、良い言い回しの提案をしてくれてありがとうございます。with her eyes piercing into my soul!  最高の表現です。
  • CBさん:いつもプロの視点での建設的な提案をありがとうございました。つい勝ちを意識して変更したスピーチに対して「説教臭い!」というストレートなコメントをいただいたことも改善につながりました。ぜひまたディベートも教えて下さい。
  • ふくちゃん:東京インターナショナルクラブでの論評をありがとう。だらしない左手について言及してくれたのはふくちゃんだけでした。Body Movementの改善のヒントになりました。
  • あみちゃん:東京インターナショナルクラブでのスピーチの機会、そして超多忙な中約束どおりフィードバックをありがとう。昨年11月3日のやまのての例会で私が遊び半分でやった「養老の滝映画祭~~」のスピーチに対してあみちゃんがくれたフィードバックで、スピーチの作り方ではずしてはならないポイントについてようやくわかりました。目からうろこが落ちた思いでした。
  • いずみさん:長年のライバルですが、いつもイロイロな事を教えてくださいます。「もっとユーモアを!」「今日のスピーチは自己採点で何点だった?」「ハヘホナウ」。今回のスピーチは、ユーモアも、ハヘホナウもいっぱい入れました。
  • やながわさん:東京インターナショナルクラブでの私のスピーチの中のOver the rainbowに拍手を下さってありがとうございます。
  • Peter(上海People's Square TMC):5月15日の貴クラブの例会でスピーチをやらせてくれてありがとうございました。
  • Lucy(上海People's Square TMC):5月15日の貴クラブの例会で私のEvaluationをありがとうございました。「メッセージがぶれる」という指摘のおかげでスピーチの中のメッセージの一貫性が増しました。
  • John Warwik (上海People's Square TMC):5月15日の貴クラブの例会で私のスピーチへのフィードバックをありがとうございました。「メッセージがわからない」という正直な指摘のおかげで私の迷いが覚めました。
  • アンサドホンジョさん:4月22日のDivisionCコンテストで、スピーチの流れがわかりにくい、終わりがうるさく聞こえるとのコメントをありがとうございます。このコメントがなければ目覚める事がなかったと思います。
  • ジェイソン・ヤンさん:4月22日のDivisionCコンテストでメッセージをもっと重いものにしたほうが良いとアドバイスをしてくれました。ジェイソンのスピーチもすばらしい内容でした。
  • あさいさん:コンテスト直前にハグの練習をしようと、2002年の大阪でのスピーチコンテストのビデオを引っ張り出してあさいさんのハグスピーチを研究しました。途中で研究も忘れてスピーチに見入ってしまいました。いつも示唆に富むアドバイスをありがとうございます。
  • エリア33・ディビジョンCスピーチコンテストで私にフィードバックを下さった皆さん:皆さんの小さな一言一言が励みになり改善につながりました。
  • リンダ・ウィティッグさん:4月22日のDivision Cコンテストでのあなたの大笑いは本当に励まされました。2001年秋の横浜でのEvaluation Contestで、私のTest Speechを本当に楽しんで効いてくれてありがとう。あなたがあそこにいなければ一年程度でトーストマスターズを辞めていました。
  • 末安さん:胃の手術のあとの大変な中での応援をありがとうございました。リハビリ中の末安さんに、日本語二位のパーキンスさんともども吉報を届ける事ができまして親孝行をしたような気持ちです。
  • 和田さん、白井さん、小野さん、渡辺さん、中村さん、牛島さん、横本さん:ご多忙中に代々木まで応援に来てくださりありがとうございました。皆さんと一緒にコンテストのステージで記念写真が撮影できて最高に嬉しかったです。
  • 大和バイリンガルのメンバーの皆さん:クラブ内での練習でいろいろなコメントを下さりありがとうございました。5月12日の例会で、本当に良いコメントを頂きました。おかげさまで「A Drop of Water」スピーチをやめることにしオリジナル路線に戻す意思決定につながりました。
  • お母さん:スピーチに勝手に登場していただきました。私のことをいかに愛してくれていたか、35年以上の月日を越えた今になってようやくわかりました。今日のスピーチの最中に思い出して一瞬うるうるしてしまいました。
  • 息子達:スピーチのネタで登場してくれました。いつもネタの提供をありがとう。
  • あきちゃん:この7年間、土日の家族の行事よりもトーストマスターズを優先してごめんね。そしてわがままな夫のトーストマスターズをサポートしてくれてありがとう。

井上さんのBonji Tetteiを聞いて「こんなスピーチで聴衆を笑わせて全国大会で優勝したい。」と思ったのが2001年5月のAll Japan Speech Contest。それから6年かかって私も優勝できました。

| | Comments (4)

第92話:なぜコンテストに出るのか?

コンテストシーズンがやってきました。これまでほぼ毎年コンテストに挑戦している私は前の年の12月くらいから「何を話そうかな?」と考え始めます。コンテストに出ることは、自分にとっては年中行事のようになってきていることは確かです。コンテストに向けて練習している間は、楽しいことよりもむしろ「なんで、こんなことをやっているのか?」と苦しくて仕方がないことも確かです。

私はいったいなぜコンテストに出るのか?出たいのかを考えてみました。

その原点(トーストマスターズでの)

なんと言っても2001年の5月東京日比谷のプレスセンターホールで行われたAll Japan Speech Contest決勝で、井上敏之さんのBonji Tetteiをみたことです。Toastmasterに入会して半年後に参加した「全国的なイベント」と日比谷のプレスセンターホールというブランド(当時はそう思った)という雰囲気(と会費)にすっかり呑まれた中で見た井上さんのBonji Tetteiスピーチは内容、構成、デリバリーとすべてにおいて圧倒的で、しかも会場を笑いの渦に包みこんでの優勝ですから、その場で「こんなスピーチをいつかやりたい。自分もコンテストに出て聴衆を沸かせたい」と思いました。

卵からかえった雛が最初に見た動物を親と思う「刷り込み」と同じことが起こったわけです。思えばここが私のスピーチコンテストマニアたる原点でした。でも、本当にこれが原点なのかな?もう少し掘り下げて考えてみました。

その原点(本当の原点)

中学・高校時代ビートルズに憧れ、中でもポールマッカートニーのすべて(才能、歌、楽器のスキル)にあこがれていました。ステージでやってみたかったのですが、バンド仲間もおらずチャンスはありませんでした。さらにさかのぼると、小学校のころから授業中教室のみんなを笑わせるのがとても好きでした。さらにさかのぼると、幼稚園のころから家に来た父のお客さんを笑わせるのが好きでした。ここが私の根っこの部分なのかなと思います。要するに根っから人を笑わせたり、楽しませたり、目立つのが好きな性格なのですね。

大学時代はクラシックギタークラブにて、ギターアンサンブルの指揮やギター独奏や重奏をやったこともあり、とりあえず「目立ちたい欲」はそれなりに満たされました。しかしクラシックってやはり難しいのですよね。大学生ともなれば、ものすごいギターを弾く人間が結構いまして、とてもじゃないけどそこまでできないという思いもありました。

社会人になってからは、社会人のギターサークルに一年ほど入っていたこともありましたが長続きせず、音楽をやる夢もどこかに行ってしまいました。

それが2000年にトーストマスターズクラブと出会い、2001年の井上さんのAll Japan優勝スピーチを見て、目覚めたのです。

この記事を書きながら、「あーここが自分の原点だったのか」と納得してしまいました。

コンテストでの苦しくも楽しい思い出と学びの数々

やはりコンテストに出ていい事がたくさんあったというインセンティブがあったから毎年出ようという気持ちになるのだと思います。これらはまったく個人的な体験ばかりなのですが、まぁここは私の個人的なブログですので好きなことを好きなように書きますと、、、

  • コンテスタントではないのですが、2001年の秋のあるArea Evaluation Contestで私は、Test Speakerでした。Evaluation Contestではコンテスタントが同じスピーチを聞いてEvaluation Speechを順々に行ってその技を競いますが、その「同じスピーチ」をするのが、Test Speakerです。このスピーチがとてもウケましてスピーチの自信をなくしていた私は、一気に気持ちが前向きになりました。このスピーチがきっかけで横浜クラブのたくさんの方々と友人になりました。
  • 2002年の春のコンテストでは、エリアコンテストの次がいきなり大阪のAll Japanでして決勝にいきなり出場することになりました。1位、2位、3位で私の名前が呼ばれることは無く参加だけでしたが、それでもコンテストに向けた練習のやり方について大きく学びました。同じクラブの和田さんに車の中で「もっとこんな風に盛り上げたほうが良い。」とバラの花を小道具に使ったConclusionを提案していただきましたが、あまりにかっこよすぎて私のカラーに合わないと判断し、使いませんでした。それはともかく大阪の決勝でせめて入賞したかったな、というのが正直な気持ちでしたが、後日送られてきたビデオを見て愕然としました。まったく計画性のないステージ上での動き、ボディアクション。1位、2位の岡野さん、浅井さんとは黒帯と白帯ほどの差を見せ付けられました。
  • このコンテストで、「コンテスタントは受付で特別扱いをしてもらえる」快感を味わいました。まったくパーソナルなつまらない快感ですが、、、
  • 2002年秋のDivision B Humorous Speech Contestは忘れられません。「IT」というタイトルのスピーチでしたが、前日の午前中までオチが浮かんでこず、横浜クラブに「明日出場するのをやめます。」という電話をしようと思った瞬間に「Windows HELP doesn't help us at all!」というオチがひらめき出場。その後、次から次へとクレイジーなアイデアが浮かび翌日のコンテストのステージでは会場の笑いをどんどん取りまくり、最後の最後のオチ「Windows HELP doesn't help us at all!」で、横浜開港記念会館の一号会議室を埋めた皆様の大爆笑をいただきました。あまりの爆笑ぶりにステージにいた私は風圧めいたものを感じましたが、今でもあの感動は忘れられません。結果は3位でしたけど、こんな大きな笑いがもらえたことは本当に幸せでした。
  • 上のDivision Bコンテストの結果は3位だったのですが、なんと1位優勝者が出張のため全国大会決勝に出場できなくなり、繰上げで名古屋で行われた全国大会に出場しました。結果は入賞ならずでした。ここである人から「あなた、マイクの使い方が悪かったわよ」と言われました。マイクを使っていなかったのになぜ?と思ったところ、レクターンの上においてあったステージマイクがOnになっていて、そのそばを通過するたびにマイクが私の声を拾ってとても聞きづらいスピーチになったようです。まさにLearn By Doing.
  • 2003年春の「Natto is Yummy」は本当によく練習しました。厚木座間クラブのThomas Myslinskiさんにキャンプ座間のACSセンターでサシで稽古をつけていただきました。一対一のスピーチはとても緊張します。その後、とにかく100回練習することをターゲットに会社の行きかえりも歩きながら練習しました。Division B予選を通過して、激しい練習の成果があって新橋第一ホテルで行われたAll Japanの決勝で、、、、1位、2位、3位で私の名前が呼ばれることはありませんでした。この結果にはしばらく納得が行かなかったのですが、後からいただいたビデオを見て合点が行きました。私はたんなるテープレコーダーだったのです。練習のしすぎでした。100回練習することだけを見て、一回一回の練習を大切にしなかったつけがきっちりと回ってきたのです。この年のコンテストを振り返って二つの大きなことを学びました。一つはモチベーション管理。同じスピーチを何回もやるため飽きるのです。どうやって楽しい気持ちでやり続けるのか良い勉強になりました。そして一球入魂の練習です。勝てなかった悔しさから立ち直ってよい勉強をしました。
  • 2006年春の淡路島の日本語コンテストは結果として優勝でした。昨年は、最初から優勝することだけを念頭にクラブ内予選を力技で乗り切り、強豪の居並ぶDivision Cでは辛勝し、District決勝では優勝することができました。それまでの、コンテスト出場で学んだ様々なノウハウの集大成とも呼べる練習法で臨んだといいたいところですが、決勝前日にDivisionCバージョンを大幅に書き直して当日の朝から徹底的に練習するというドロナワ的な方法で、あまり理想的ではないかもしれませんが、費やした時間からすると費用対効果では効率的だったかもしれません。優勝したことは本当にうれしかったです。しかし台湾から来たトーストマスターの皆さんのデモスピーチのすばらしさに「まだまだ道は遠い」と気持ちを引き締めました。

これまでのコンテストの挑戦の結果、大きな敗北感も大きな達成感も両方味わいました。私にとってコンテストへの挑戦の理由は、まとめるときっとこんなことになります。

  • 子供の時からの、自己顕示欲、ウケ狙いを満足させる貴重な場である。
  • 特別扱いしていただけるのははっきり言って相当気持ちがよい。
  • 勝てば、やはりうれしい。勝てなければ勝ちたいと思う。それがインセンティブ。
  • この時期、ひとつのスピーチにじっくり取り組むことができ多くのことが学べる。
  • 同じコンテストに出場するコンテスタントから、非常にたくさんのことを学べる。
  • クラブの例会の倍以上の規模の聴衆を前に、例会では得られないステージ上でのライブについて実際にやってみて学べる。たとえば、声。クラブの例会の会場で出す声とステージで出す声はおのずと大きさ、強さが異なる。強い声、大きな声を出すとスピーチの時間に影響することがわかった。(長くなる)
  • 多くのトーストマスターの皆さんと友人になれる。

もっと、単純化すると「好きだから、楽しいから」ということになります。

さて、今年はどうしようかな?

| | Comments (1)

第83話:なぜ江戸川グリーンパレスなのか?

11月11日(土)と12日(日)二日間にわたって、東京江戸川グリーンパレスで行われたD76 Fall Conferenceに参加してきました。二日間にわたってのイベントを主催したICF千葉トーストマスターズクラブに心から敬意を表し、感謝の気持ちを送らせていただきます。

さて、この江戸川グリーンパレスというのは関東のトーストマスターたちには評判が高くないように思います。というのもこれまで私は「江戸川グリーンパレスって本当に素敵!」とか「また江戸川グリーンパレスでやりたいね。」という声を聞いたことがなく、かえって「えー、また新小岩でやるの?どこかもうちょっとましなところはないの?」という声ばかりを聞きます。

なぜ江戸川グリーンパレスなのでしょうか?もっとましなところはないのでしょうか? 

私は、予算、交通アクセス、予約の取りやすさ、使い勝手のよさなど総合的に見ると、江戸川グリーンパレスというのは私たちの身の丈にあったもっとも手ごろでバランスの取れた会場だと思います。

Fall Conferenceに要求されるのは次のものです。
- 二日間にわたってイベントができる会場。
- 最大で200人を収容できる会場。
- 全国のトーストマスターズがアクセスしやすいこと。
- 身の丈にあった参加費(一人1000円から1500円)が設定できること。

私は、2005年度のD76Fall Conference実行委員会のコアメンバーとして身をおいて、さまざまな角度からの会場選定を経験してそのことを身にしみて理解しています。私の経験を紹介させてください。

★予算
秋季コンテストが一コンテストあたり1500円でできるのも、今回のような大会を二日間やっても江戸川グリーンパレスに払う会場費用は70,000円以内に収まるからなのです。都内には4時間で5万円というホールもありますからね。
今回使った会場は、メイン会場だけでなく控え室も二部屋程度押さえてありますから、それらを入れてもこの値段とは安いです。
全国大会ですから、熊本や札幌からもメンバーが来ますが、この人たちの交通費負担は莫大です。これに加えてたとえばコンテストが6000円もし