第422話:「ユーモアスピーチと笑いのブートキャンプ」最終回(12月19日。ファンタジスタ例会)

やまのてトーストマスターズ例会から一夜明けた12月19日。私はまた中目黒にいました。

ファンタジスタの例会が、ここ中目黒から徒歩10分の菅刈住区センターで行われるからです。

最後のチャレンジは、「普通のスピーチの中にユーモアを入れる。苦手な分野にチャレンジ」ということで、次のラインアップで行いました。一人当たりの持ち時間は3分です。

  • 第一スピーカーは、Toastmasters of the Dayとして、会場の雰囲気を温めるオープニングスピーチを行う。(タイマーの紹介なども)
  • 第二スピーカーは、エリアガバナーとしてスピーチコンテストでの挨拶を。
  • 第三スピーカーは、LGMとしてスピーチコンテストでの挨拶を。
  • 第四スピーカーは、ややブラックなユーモアを。
  • 第五スピーカーは、会長として、一気に場の雰囲気を楽しく変える例会のオープニングを。
  • 第六スピーカーは、エリアガバナーとして、あるクラブにエリアガバナーとして訪問したときのエリアガバナー挨拶を。
  • 第七スピーカーは、一般的な笑い話を。
  • 第八スピーカーは、自己紹介にユーモアを入れるチャレンジ。

繰り返しになりますが、上の8つのスピーチはすべて「ユーモアを必ず入れる」という条件付です。

各スピーカーの間には、3分間のフィードバックセッションが入り、聞き手であるほかのメンバーからのフィードバックが入ります。各スピーカーからの学びやバリュー、工夫についての提案、あるいはスピーカーへの質問など、スピーチをさらに掘り下げて学ぶ時間をとります。

議論を重ねれば重ねるほど、笑いというものの奥深さを意識させられます。

フィードバックセッションのあとは、さらにコミュニケーションと笑いというテーマで議論は続きます。

笑わせたいのか?なぜ笑わせたいのか?相手との距離感は?

Humorの語源は?

議論が広がります。

やはり、笑いを取ろうと思ったら、「研鑽」を続けるしかない、というベテランメンバーのコメントに私は非常に共感しました。

笑いは確かに難しい。スキルとマインドセット、タイミング。いろいろなものが必要。

さらに拡散した議論を、ベテランメンバーが、「このブートキャンプを入り口としてこれからも勉強していくというつもりで思うくらいにしたほうが良い。」と収めてくださいました。

トーストマスターズに入って10年目。

10月7日のラフターヨガ(笑いのヨガ)から始まったこのブートキャンプ。

笑いについて例会で3ヶ月間集中的に考えるという経験をしたことは確かに大変貴重でした。

いつの日か「ユーモアスピーチと笑いのブートキャンプ」のパート2を立ち上げてくれるメンバーの出現を期待します。

追伸:笑う門には福来るで、2名の入会がありました。わはは。

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第417話:Toastmastersお役立ちTips

ファンタジスタ関連でもうひとつ。

ファンタジスタトーストマスターズクラブは、Advanced Bilingual Toastmasters Club。Advanced Clubは何をするのか、いろいろと考えるところはありますが、そのひとつに「コミュニティクラブへの貢献」があります。コミュニティクラブは、まぁ非Advanced Clubという事にします。

さて、その貢献として、ファンタジスタクラブのWebサイトのいちばん下のTwitterのバッジに、Fantasista Tipsという名の、Toastmastersお役立ちTipsを一日一句掲載しています。

これは、これまで私たちのクラブが○○ブートキャンプと称して掘り下げて学んだエッセンスをTips化したものです。

現在からクリスマスあたりまで、テーブルトピックスお役立ちTipsを一日一句(週末は一日二句もある)掲載し、その後は論評(Evaluation)の予定です。

お楽しみに。

またゲスト参加して下さった方へも、お役立ち情報満載のNewsletterの発行を始めました。

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第416話:ユーモアスピーチと「ジョハリの窓」

またまたファンタジスタトーストマスターズクラブの「ユーモアスピーチと笑いのブートキャンプ(HSLBC)」での学びの話です。

飲み会やちょっとした会話では人を笑わせられるのに、なぜスピーチになると笑わせられないのだろう?

11月中旬にHSLBCでやる3分の笑い話を準備しながら、ふとそう思いました。

そう思いながら、ファンタジスタでの過去の例会での気づきがふたつ頭をよぎりました。

  1. 自分のスタイルが生かせるネタをやれば、笑いの効果を大きくできる。(11月5日の練習会での学び)
  2. ジョハリの窓(9月のReboot Camp合宿での学び)

ジョハリの窓
詳細はWikipediaなどに譲りますが、私がジョハリの窓を見ながら思ったのは、「自分も他人も知っている開示された自分の幅を大きくすることでより豊かなコミュニケーション、対人関係が構築できるんだろうな。」ということです。

トーストマスターズに入る前の私は、
①自己開示が全然できておらず、隠している自分(自分は知っていても他人は知らない自分)が大きく正直しんどかったです。
②他人からフィードバックを常に貰える環境にいなかったため、自分の長所、短所ともにあまりよく自覚していませんでした。

自分のスタイルが生かせるネタをやる
これは、まさにジョハリの窓でいえば、「自分も他人も知っている自分」にあったネタをやると言う事になります。

ふたたび飲み会やちょっとした会話では人を笑わせられるのに、なぜスピーチになると笑わせられないのだろう?」という疑問
ジョハリの窓、そして自分のスタイルの事を考えながら、この答えがわかったような気がしました。

もしかしたら、パブリックスピーキングの場においては、本当の自分を出していないからではないか?自分のスタイルと違う事をやろうとしていないか?

そのギャップのお陰で、思うように笑いが取れないのではないか?

ということで、11月19日の例会に向けて、もっと自分に素直に向き合った笑い話を書いて臨みました。それなりに笑いも取れたのですが、何よりも自分のプレゼンに対しての納得感がすごく大きかったのが良かったです。

今後も、「自分も他人も知っている自分」窓を大きくしながら、サイズに変更によって変わっていく自分のスタイルも意識しつつスピーチを書いて演じていけたらと思いました。

「とめてみるからこそ、見えてくるものがある。」

やはり、このファンタジスタというクラブを作ってよかったと思いました。

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第369話:Evaluationの深さを実感したファンタジスタ例会

昨日は、ファンタジスタTMCの例会でした。現在、5月までの予定で「Evaluationブートキャンプ」の真っ只中です。昨日も、14時から17時までEvaluationに対してさまざまな角度から学んだり議論をしたりでEvaluationに向き合う姿勢、技術を深めていきました。

テーマは一貫して「Evaluate to Motivate」

EvaluationするためにEvaluateするのではなく、MotivateするためにEvaluateするということです。

私の学び

  1. スピーカーは自分のメッセージがきちんと伝わったこと実感すると、うれしい。Motivationが高まる。(メッセージを受け止めるように聞く。ただし、いつも受け取られるとは限らない。)
  2. すでにやる気にあふれたモチベーションの高いスピーカーに対しては、無理にMotivationを高めようとする必要はない。

実は、スピーカーのMotivationが高まるのは、スピーカーが解決できなくて悩んでいる問題に対して、スピーカーの期待値以上の提案を行ったときだと思っていました。

それはそれで正しいのですが、シンプルにスピーカーのメッセージを受け止めるだけでも効果が高いということなのですね。

ある女性トーストマスターから以前こんな話を聞きました。

「男の人に相談すると、「こうしたらいいじゃない?」「あぁしたらいいんじゃない?」とすぐにソリューションを提案してくる。女は、ソリューションを求めているのではなくただ聞いてほしいと思っていることのほうが多い。」

ここと関連しているかもしれません。

まだまだEvaluationというコミュニケーションスキルの大きさも深さもわかっていない。それだけにやりがいのあるテーマだと思いました。

参考:ファンタジスタTMC 4月18日例会プログラム Evaluation boot camp/論評ブートキャンプ

Activity

Dur. (Min) 

Evaluation boot camp(EBC) / 論評ブートキャンプ 

1

Session#0 論評のフレームワーク」を学ぶ 

l         Language: 日本語 

l         Objectives:

Ø         全員で論評の構造、必要スキル、大枠の全体像をもう一度理解、共有する 

5

Session#1 "Assertiveness"ワークショップ 

l         Language: English

l         Objectives:

Ø         論評に対する Attitude、土台作り  

Ø         Assertiveness という考え方を深く知ることであらゆるシチュエーションで応用出来ること 

60

Session#1.5   モデルスピーチ

13

1st Prepared Speech: (日本語)

2nd Prepared Speech: (日本語)

Session#2 「論評プロセス」の実演「見える」化 

l         Language: 日本語 

l         Objectives:

Ø         2名のモデル論評者に、Session1.5アイスブレーキングスピーチに対する論評をして貰う。(時間: 230秒±30秒) 

Ø         チャートSession#0で使用)<どのようなプロセス(観察、分析、整理構成、発表、時間管理)でその論評をするに至ったか>プレゼン35分間)してもらい  論評のプロセスの「見える」化を試みる。 

Ø         「見える化」をベースにして、皆の知識経験の共有、疑問解決のディスカッションを行い、各々の論評スタイルを模索する 

70

Session#2 General Evaluation / 論評 

5

ファンタジスタの例会のプログラムは、「プロデューサー」という提案者が3ヶ月のプログラム終了時に達成したいゴールを明確にした上で各例会のプログラムを計画し実施します。プロデューサーは、毎回の例会に必要なセッションリーダーを決め、その人に各セッションの運営をお願いすることができます。(権限委譲)

今回は、さらにEvaluation Boot Camp第2回を取り仕切る「ファシリテーター」(TMOD/TMOEとほぼ同じだが、例会企画と達成責任がTMOD/TMOEよりもやや重く感じられたかもしれません。)を設け、実行しました。

ファンタジスタ例会も5回を数え、Evaluation Boot Campも2回目で、いちばん充実した内容となりました。

プロデューサー、ファシリテーター、セッションリーダー、モデルスピーカー、モデル論評者の皆様、本当にありがとうございます。

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第351話:Evaluation Boot Camp / 論評ブートキャンプ

この3月から私が所属するもう一つのトーストマスターズクラブであるFantasista TMCでは、「Evaluation Boot Camp / 論評ブートキャンプ」と銘打って毎回の例会でEvaluationについて取り上げております。

ところで、Fantasistaは、イタリア語らしいんですね。耳慣れないので、よく「ふぁんたじあ」と呼ばれます。実は、「ファンタジスタ」なんですね。「ふぁんた」まではOK。その後が「ジア」ではなくて「ジスタ」なのですよ。もし、次回発音なさる機会があれば、ちょっと注意して見て下さい。「ファンタジ」まで発音すると、「ア」と言いたくなる気持ちをぐっと抑えて「スタ」と言ってみて下さい。

閑話休題。

第一回目の例会。3月21日。Evaluationの基礎をマスターする!という意気込みで臨んだのですが、(こちらを参照下さい)逆にEvaluationの深さを見せつけられました。終わってから、Evaluationとは何か、なぜEvaluationするのか?という部分が3時間の例会でも掘り下げられなかった欲求不満が残り、「Evaluation Boot Camp」メーリングリストでもさらなる議論が始まりました。

  • 3月21日の例会(つまりEvaluation Boot Camp第一回目)に対するフィードバック
  • トーストマスターズに入会してから今日までの自分のEvaluationスタイルの変遷
  • そして、そもそも「よいスピーチとは何か?」

3月31日火曜日に東京渋谷区勤労福祉会館の和室で行われる練習会に向けて現在も準備中ですが、さらに深める方針で進んでいます。

さて、その議論の中で小野亮太郎君が面白い図を作りました。Evaluationの構造、必要なスキルが一目でわかる図なのですよ。トーストマスターズに入会して8年の月日が流れましたが、一枚でここまで見事にあらわした図は初めてです。

「Concept_Evaluation.pdf」をダウンロード

この図の見方です。

まず、Objective。論評の目的です。論評とは何か(WHAT)、なぜ論評をするか(WHY)をあらわしています。ひとことでいうと、EVALUATE TO MOTIVATEです。ToastmastersでのEvaluationはこれ以外にはあり得ません。相手をMotivateしないEvaluationはEvaluationではない。

そしてProcess。ここにEvaluatorとしてスピーチを聞くまえのスピーカーとのやり取りから、例会でスピーチを聞いて、考えて、発表するプロセスがあります。Observe(見て聞いて)して、Analize(良い点、改善点を分析して改善提案を考える)、Organization(発表に備えて自分のEvaluationSpeechを構成する。)して、Presentation(発表)する。強いて言えば、例会後にスピーカーとEvaluatorがさらに面談する部分も入ります。

そして、その底辺に流れるAttitude/StyleとしてのAssertiveness。相手を不快な気持にせず、自分の伝えたい事をきちんと伝える技術。Assertivenessを学べば学ぶほど、トーストマスターズのEvaluationがこのAssertivenessの上に成り立っているのだなということを痛感します。

さらに、絶対に譲れない絶対条件(Condition)としての時間管理。Time Management。

この図で、ToastmastersのEvaluationが説明できます。そして、様々な質問にもEvaluationの目的、プロセス、態度の相互関連から回答できます。

3月31日の練習会、4月、5月の例会と練習会で、さらにEvaluationの技術を深めていきます。

Evaluationへの燃える思いを500%表現したFantasista TMCのWebサイトをご覧下さい。

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第344話:Evaluation ブートキャンプ (ファンタジスタ 3月から5月のプログラム)

本日3月21日から5月まで3回の例会の中で、Evaluation ブートキャンプを行います。

今日はその第一回。14時から17時まで渋谷の勤労福祉会館です。

テーマは基本中の基本 「Evaluate to Motive」です。

論評とは何なのか?誰のために、何のために行うか?その原点に立ち返ってみます。

Session#1 「論評についてもう一度考える」

  • 論評とは?
  • 論評は、誰の為に有る?
  • 素晴らしい・最高の論評とは?
  • 悪い論評とは?
  • 今までで良かったと思う論評
  • 今まで受け取りにくかった論評
  • モデルスピーチ/Model Speechに基づいて実際にやってみる。

Session#2 「論評の作り方・型を学ぶ」

  • 論評に臨む時の態度・準備・見るポイント
  • ノート・メモの取り方
  • 良い点、改善点の見つけ方・探し方
  • どういう構成で、論評を組み立てるか
  • タイムマネジメントをどう意識するか
  • 論評時のデリバリー   
  • モデルスピーチ/Model Speechに基づいて実際にやってみる。

Evaluationでみんなの前で「失敗」したくないから、「失敗」すると恥ずかしいから、なかなかうまく論評がうまくできない。

でもなぜ「失敗」したくないのでしょう。そもそも論評での「失敗」って何なのでしょう。

Howの前にまずWhatとWhyを考えます。

さまざまな論評の悩みも今日のブートキャンプで解決します。解決させます。

「家で練習、例会で発表」ではなく、「例会で練習し、例会で練習法を考える」ファンタジスタプログラムの真骨頂です。

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