第430話:2010年念頭の抱負

新年あけましておめでとうございます。

昨年は、皆様方には本当にお世話になりました。改めまして熱く、厚く、篤く御礼を申し上げます。

さて、2010年をどんな年にしようかとあれこれと考えておりまして、トーストマスターズとしては次のことが出来ればと思います。

① 2000年の入会以来自分が皆様から学んできたものを、お返しする年にしたい。(ワークショップ、スピーチクリニック、ブログ、Twitter, Skype、メールなどを通して)
② AC-G, DTMを6月30日までに取得したい。
③ TOASTMASTERマガジンマラソンの実施(毎月最初から最後まで読み通す。マラソン仲間募集中です。)
④ コンテストに出場する方を利害が相反しない範囲で応援する。(私は、2010年の春のコンテストには出場しません)
⑤ High Performance Leadership Programにチャレンジする方を応援する。
⑥ Parliamentary Procedureの普及に貢献したい。
⑦ District Conference(春、秋)のお手伝いをしたい。とくに総会の裏方として貢献したいです。
⑧ ファンタジスタトーストマスターズクラブにたくさんの仲間をお招きし、ともに学びたい。
⑨ 台湾の日本語トーストマスターズクラブを支援したい。
⑩ 2011年の目標を2010年12月31日までに考えたい。

とても立派な目標ですね。できるのでしょうか?  なんて弱気ではだめですね。がんばります。(とはいえ、家庭・仕事が主、トーストマスターは従ですので、それを忘れずにがんばることにします)

皆様とも、またトーストマスターズでの活動を通じてご一緒できることを本当に楽しみにしております。

今年もよろしくお願いいたします。

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第325話:テーブルトピックス生き残り術・第3回ファンタジスタ例会(2月21日東京赤羽)

2月21日13時から東京赤羽の「赤羽会館」で行う第三回ファンタジスタTMC例会は、12月から3回シリーズで行った「テーブルトピックスブートキャンプ」の最終回です。

この「テーブルトピックスブートキャンプ」のプロデューサーであるイナックスこと伊奈さんから依頼を受けた私とマシューオンビーさんが最終回を受け持ちます。

  1. 私のセッション目標は、「どんな質問が来ても平常心で回答できるメンタルとスキルを身につける」(テーブルトピックス・サバイバルガイド)です。
  2. また、オンビーさんは、「よいテーブルトピックスとは?」という命題に対し、Table Topics Speech Contestのジャッジング・クライテリア(審査基準)から解き起こしていきます。

自分が新米トーストマスターズだったころに、こんなプログラムがあれば、どんなに気持ちが楽になっていただろう。」と思いながら作りました。

2月21日は、これ以外にも

  • 今年6月以降の活動を決める「公開コンペ(Open Bidding)」
  • 12月以降入会したメンバーによるアイスブレーキング大会

の時間を持ちます。

第3回ファンタジスタトーストマスターズクラブ例会

  • 日時:2月21日(土):13時00分から17時00分
  • 内容:①公開コンペ・②テーブルトピックブートキャンプ(最終回)・③アイスブレーキング大会
  • 言語:日本語・英語
  • 場所:東京・赤羽会館
  • 二次会:あり
  • 三次会:あるかも

予告:

3月からは、われらが会長小野亮太郎君による「論評・Evaluation」シリーズが始まります。(5月まで)

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第323話:いい汗かいたファンタジスタ英語テーブルトピックス練習会(東京町田)

2月12日(木)18時55分からファンタジスタトーストマスターズ有志4人+ゲスト1名(トーストマスター会員)が東京町田の町田市民ホールに結集し、70分間英語テーブルトピックス漬けの練習会を行いました。

意表をつく質問、意表をつくスピーチの連続。中には「腐った豆腐」という単語が英語で出てこなければ開き直って「腐った豆腐」という日本語で押し通す度胸のよさがあったりで、大笑いの連続でした。そうです。テーブルトピックスセッションは本来楽しいのですよね。

全部で、17問のテーブルトピックスの質問をかわるがわる答えていきました。自分が指名されていないときも、自分だったらなんと回答するか考えたのである意味擬似トレーニングとなりました。

19:00 Call the meeting to order

19:02 Round 1:Question Category : Food & Drink by First TT Master

19:14  Timers report & vote

19:15  TT(Round1) Evaluator

19:20  Round 2 : Question Category : Economy by Second TT Master

19:30  Timers report & vote

19:31  TT  Evaluator

19:36  Round 3 : Question Category : About Yourself be Third TT Master

19:46  Timers report & vote

19:47  TT  Evaluator

19:52  Round 4 : Super Difficult and Complex questions by Forth TT Master

20:02  Timers report & vote

20:03  TT  Evaluator

20:10 Adjournment

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終わったときは、本当に爽快感と充実感を感じました。

学びとしては

  1. 質問されたら、直ちに回答を始める。
  2. It's a difficult questionとか弱気なことを四の五の言わないほうがよい。弱気なことを冒頭でいうと、ネガティブな暗示となってスピーチがしぼむ。自分を追い込んでしまう。
  3. PREP法はかなりの場面で有効。テーブルトピックに苦手意識があるうちは逆にPREP法を意識してPOINTを直ちにいう練習が有効と思われる。
  4. 自分の知らないことを聞かれても、さも知っているかのような涼しい顔をして言い切ってしまう。テーブルトピックスは、知識の正確さや、自分の本音の意見を披露する場ではない。(もちろん正確な知識を披露しても、本音の意見を披露してもかまわない。)==>私は「腐った豆腐」という英語が思いつかなくて、日本語で堂々と押し通したメンバーのポジティブな心持がよいと思いました。
  5. メンバーの中には、Skypeを使って定期的に練習をしている人がいましたが、「やはりこういう大きい部屋で人前に立って練習するのはためになる。」との感想あり。
  6. やっぱりVoice Control, Gesture, Body Actionにも注意を払いたい。
  7. 遊び心を忘れない!大きな声で笑う。意識して大きな音で拍手することが大事。

などでした。

自分自身の経験に照らし合わせても、

  1. 失敗を恐れない。(どうせ例会でのTTは「練習だから」と思ってよい。失敗しよう。間違えよう。)
  2. あえて笑顔を浮かべ、楽しむ。

の二つを意識してやってきたことで、心の中に「テーブルトピックスの芯」のようなものが育ってきたように思います。(実は、トーストマスターズに入ったばかりのころ、同じ厚木座間のメンバーだった稲垣さんのTTの回答は、本当にすごいと思いました。どんな質問にも直ちに、そしてCreativeな回答をされていました。ある質問を受けて、15秒ほど「うーーーーん」と唸っていたので、大丈夫かなと思っていたら、意表をついたOpeningを作り出すための演技でした。びっくりしたものの見事さに大笑いしました。今の私ならあの当時の稲垣さんに少しは近づけるような気がします。)

最近は、テーブルトピックの前は「無心」を心がけています。テーブルトピックの質問を待ちながらも、心の中には「澄み切った青空。何もない風景」をイメージしています。

結果論や「たら・れば」になるので断言できないのですが、もしTTで発言の正確さ、正確な知識かどうか、英語の文法の正確さばかり気にして、「失敗しないように失敗しないように」びくびくしながらやっていたら、きっと、私の心の中に「テーブルトピックスの芯」が育つことはなかったでしょう。いまだに指名されたら「It's a difficult question. I don't know about XXXX, but maybe I would.......」と言い訳して、スピーチの途中で自爆して、後味の悪い思いばかりしていたことでしょう。

また自分がテーブルトピックスマスターになったら、「Now we have a scary moment. I really hate the table topic session.」とネガティブなことをリーダー自らが参加者に伝えてテーブルトピックスのもつ教育効果を激減させていたことでしょう。

間違えてもよいから、とにかく楽しむ。これはテーブルトピックスにこそ大切だと思います。

さて、練習会の話に戻ります。せっかく練習するなら必死でやる。真剣に楽しむ。これが自分なりにできた今回の練習会が終わった後の爽快感は格別でした。

次回例会は、2月21日(土)13時30分から東京赤羽の赤羽会館で行います!

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第287話:Table Topics Speechも練習

「テーブルトピックコンテストって練習がいらないから、気軽に参加します。」

うーん、でも練習はしたほうがいいですよ。

テーブルトピックの質問にどのように答えるかには、やはりスキルが必要です。そしてスキルは練習で身につきます。

自分がどんな目的でテーブルトピックコンテストに参加するかにもよりますが、せっかくの機会ですので練習はしたほうがよいです。

練習方針

  • 数をこなす:量は質を生みます。質は量からしか生まれてきません。とにかくさまざまな問題をこなすことが大事です。私の経験ですが、6月くらいから少しづつ始めて昨日までに100問近くこなしましたが。9月に入ってからは日本語のTTを練習しましたが、どんな問題を出されても困らなくなりました。困らなくなると落ち着いて答えることができます。これはメンタルを強くする効果もあります。自分がこなしたTTの質問は必ず記録することです。あとから、「人事を尽くして天命を待つ」気持ちにもなれますし、パターン化するときにも役立ちます。
  • パターン化する:テーブルトピックスにはさまざまな回答の技法があります。PREPもそのひとつですし、過去→現在→未来で答えるのもそのひとつです。他にもいくつか有名な技法があります。しかし数をこなさないうちに回答技法に走るよりも、まず数をこなしてからのほうが、私にはしっくり来ます。 一通り数をこなしたら、次にテーブルトピックの質問をいくつかのパターンに分けて、どの問題にどの技法を使うか自分の中で回答方針を決めて、さらに数をこなしていくとよいかと思います。
  • 「ステージ経験」を積む:仲間のトーストマスターに、実際に問題を出してもらって、時間も計ってもらい(もちろん緑、黄色、赤も出してもらう)本番さながらにやってみます。自分の答えに対してフィードバックをもらいましょう。できれば、ほかのクラブの人にも見てもらうとよいと思います。自分のクラブの答え方とは一味違う角度での答え方が見つかります。先週、うちの会社にいる他のクラブのトーストマスターズのメンバー二人と練習しましたが、武蔵小杉TMCのふくちゃんから「なるほど、そういう角度での回答の仕方もあるのか!」と学びました。
  • 楽しむ:どんな質問が来ても楽しく答えるように心がけましょう。自分の発想が楽しく広がるように、あまり自分の過去の出来事にこだわらず、与えられた時間を楽しくできるようにやってみましょう。

練習をしなくてもできる人は、スリルを楽しまれるのもよいでしょう。しかし私は練習が大好きなので、練習をします。

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第286話:Skypeで一緒にテーブルトピック(即興)スピーチの練習をしませんか?

秋の日本語テーブルトピック(即興)スピーチコンテストに挑戦するつもりでおります。Skypeを使って一緒に練習してくださる方を探しております。お相手してくださる方、一緒にがんばろうと思われる方、ご一報いただけないでしょうか? 台湾のトーストマスターズの皆さんも大歓迎です。

【練習形式】

  • Skypeを使ってオンラインで行います。(お互い自宅から行います。)
  • どこかに集まってやるかどうかは、成り行きで決めましょう。今のところSkypeでやりたいと思います。
  • 一回に3問程度出し合って30分程度でやりたいです。内訳は1問3分(出題30秒&回答2分30秒)×3問×2人+10分程度のフィードバックタイムです。
  • 英語のテーブルトピックを練習されたい方も歓迎です。私から英語の質問をお出しします。ただしその場合も、私には日本語の問題を出題してください。

【練習日程】

  • 平日昼間は会社に行っておりますので、なるべく夜間がありがたいです。土日もとくに用事のない限りこちらに対応していきたいです。
  • 私のSkype IDはtmazumaですので、こちらに一度コンタクトください。折り返しCall Backあるいはテキストメッセージをお送りします。そこから日程と時間を決めていきましょう。(tmazumaで検索していただいてプロフィールをご覧になると、私の「かっこつけ写真」が出てきます。)

テーブルトピックに上達するには練習しかないと思っています。まず「量は質を生む!」の精神で数をこなしましょう。技法についてはある程度場数を踏んでから考えましょう。

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第230話:Lighthouse Toastmasters Club(上海)での初体験

3月15日(土)のLighthouse Toastmasters Club(上海浦東)で私はこれまでやったことが無かったことに挑戦しました。それは「テーブルトピックセッションでの最初の質問に挙手で答える。」というものです。

上海のトーストマスターズクラブ(これまで訪問したPeople's Square, PuDong)では、通常テーブルトピックセッションはトピックマスターによる指名ではなく、メンバーが挙手して即興スピーチをします。(同じ中国でも深センのクラブで挙手を見ることはありませんでした。)メンバーだけでなく、ゲストまで手を挙げて即興スピーチをするのをみて「これはすごい。勇気が相当いる。」と内心しり込みしていました。

しかし

  • Area33コンテストでの私のスピーチは「失敗してもいいから挑戦しよう」だったこと
  • たどちゃん、小野君という二人の公園スピーカーたちのチャレンジ精神に触発されたこと

の二つから、今回やってみることにしました。

この日の例会のテーマはコンテストシーズンにちなんで「Competition」。トピックマスターはJulia Wangさん。まず第一問目。

You must experience lots of competition. Could you show your memorable competition in your life with us?

質問が出た瞬間に手を挙げました。ステージまで進み、昨年のコンテストの一連のプロセスと、Inter-District で4秒のタイムオーバーで失格したこと。そこから学んだ経験を話しました。もちろん、「あー、ワンパターンだな。」という気持ちもありましたが、またスピーチのできもそれほどでもなかったのですが、昨日の目標は、「テーブルトピックセッションでの最初の質問に挙手で答える。」でしたから、それを実行しただけでも相当な達成感がありました。

日本から来たひげのおじさんが珍しい話をしたことを評価してくれたのか、それともお情けか、もしからしたら偶然私のスピーチが良かったのか、皆さんからBest Table Topic Speaker Awardをいただきました。

さて、ここでの学びですが、当てられるのを座して待つのではなく積極的にチャンスをとりに行くほうが精神衛生上はるかに良いことがわかりました。何よりも覚悟を決めて勇気を出してとにかく手を挙げる。できるかできないかわからないけど、とにかくやってみる。失敗してもそこから必ず何か学べる。そんな小さなことでしたが、非常に素晴らしい経験となりました。

ちなみにこの日の他の質問です。

  • Do you think more certifications and diplomasyou hold, more competitive you will be in the job market?
  • What factors will you consider to make a decision to join competition?
  • What do you benefit from competition?
  • What do you lose from competition?
  • Competition is usually cruel if the competitor asks for your help. Will you share your experience?
  • No one always win. If you failed in certain competition, will you still keep going?

この日のLighthouseのメンバーは全部が全部積極的だったわけではありませんでしたが、私も含めて全員挙手で自分からスピーチを行っていました。

この日も、「Evaluatorがドタキャンしたので、○○さんのEvaluationをお願いします」というリクエストがあり、ありがたくこのチャンスをいただきました。これも相当チャレンジングでしたがせっかく参加したのですから元を取る思いでがんばりました。

例会後は、お決まりの夕食会。夜遅くまでにぎやかに交流を楽しみました。 Sany0200

ところで、このLighthouse TMCにはNISHIHASHIさんという日本人の方が現在VPMをされています。上海にこられる前は田園都市クラブにいらっしゃったということでしたので、ご存知の方も多いと思います。(私は初めてお目にかかりました)Sany0197

Lighthouse Toastmasters Club

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第182話:こんなやり方があったのか! 浅井さんのテーブルトピックセッション

12月15日(土)横浜TMCでのテーブルトピックセッションです。

  • 最初の質問は「初めてトーストマスターズの例会を見学に来たときに論評(Evaluation)を見てどう思いましたか?」(当日入会した新入会員への洗礼Question)
  • 二番目の質問「初めて自分で論評をやってみてどのように思いましたか?」最近、初めてスピーチ論評に挑戦したこの春入会した会員へ)
  • 三番目の質問「それでは、前の二人のテーブルトピックスピーチへの論評をお願いします。」(トーストマスター経験も十分な会員へ)
  • 四番目の質問「最後に、今日の私のテーブルトピックセッションの総合論評をお願いします。」(トーストマスター経験も十分な会員へ)

どうです? よくできているでしょう?テーブルトピックマスターは浅井さん。言語は英語です。(ここでは私が理解した範囲で日本語にしました。)

私が感心したのは次の点です。

  1. テーブルトピックセッションを利用して、論評の効能、価値について会員と一緒に考える時間を設けたこと。ゲストの方にもよりよくわかったのではないでしょうか?テーマを決めてのテーブルトピックスは教育的効果が高いですね。
  2. 会員の経験に応じた話が聞けるような質問の設定だったこと。それぞれの経験に応じて回答できるのがよかったです。
  3. よく聞いていないとうまく回答できない。浅井さんは冒頭で「皆さんにも論評してもらいますので、よく聞いていてくださいね。」と断りを入れた上でセッションを始めました。そして三番めの質問が来たわけです。一番目と二番目の回答をよく聞いていないとうまく回答できない設定です。(しかし三番目の回答者は、実によく分析してスピーチを作っていました。びっくりするくらい上手なTTスピーチでした)
  4. 同様に、四番目のスピーチは浅井さんのセッションに対するGeneral Evaluationですからこれもセッション全体をよーく見て聞いていないと回答できない設問です。

実は、浅井さんはステージに登場するや「今日私はどんなテーマでこのセッションをやるでしょうか?」と会全体に質問しました。会場からはすかさず「クリスマス!」との声があがり浅井さんも満面の笑みの中CHRISTMASと書いた紙を参加者に見せたと思いきやすぐにくしゃくしゃに丸めて「違います。実はこれです。」とEVALUATIONという紙を見せて、そこからスタートしました。

聞き手を巻き込んでぐっと引き込んでセッションを始めたワザでした。

これまで、テーブルトピックの質問もたくさん見てきましたが、今回の浅井さんのセッションはシナリオがきちんとしておりセッションとして非常によくまとまっていたと思います。一つ一つの質問を精選するのはもちろんですが、セッション全体として効果が高まるようにテーマを選定して、それに関する質問を提供することでパッケージとしての価値が高まったと思いました。

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第75話:テーブルトピックセッションとタブー

第74話:魔法のキーワード:Thank you, Table Topics master, for giving me a fantastic questionで、自分を失わずに落ち着いてTTの質問に対する対処法について話をしました。その中の例として「内閣総理大臣の靖国神社参拝についてあなたはどう思いますか?」というとても極端な質問を取り上げましたが、こういう質問に対する私の考え方を述べます。

「内閣総理大臣の靖国神社参拝についてあなたはどう思いますか?」のような質問は、上級クラブ(Advanced Club)や普段から政治、宗教、性について非常にオープンに語っているクラブならともかく、そうでないクラブでは避けたほうがよいと思います。(以前と考え方がちょっと変わりました。)

そう思う理由は二つです。

理由その1:The Mission of the Club(クラブの使命)にあうか非常に微妙である。
テーブルトピックセッションの目的は、①当日役割(Assignment)のないメンバーにも話す機会を与える。②その場で考えその場で話す能力を高める。ことにあります。しかしそれ以前にThe Mission of the Club(クラブの使命)と照らし合わせて考えると、おのずと聞いても良い質問の範囲は限られてくると思います。

理由その2:傍聴しているトーストマスターズ経験の少ないメンバーあるいはゲストを震え上がらせる可能性がある
政治・宗教・性に関する質問に対して、あくまでトーストマスターらしく建設的に答えることができるのであればこの質問を例会で行うことは可能とは思いますが、経験の少ないメンバー、あるいはゲストがそういう質問が飛び交っているテーブルトピックセッションを目の当たりにすると、その質問を指名されたメンバーがいかに上手に建設的に回答しようとも、「こんな質問をするクラブにはいたくない」と思って辞めてしまったり、入会をためらったりするかもしれません。もちろん逆に、「自分もこんなすごいスピーカーになりたいからもっとがんばろう」と思う人がいるかもしれませんが、そこは十分慎重になってよいと思います。

あえてこんなきわどい質問をしなくても、テーブルトピックセッションの二つの目的は達成できます。もちろん、クラブの例会を一歩出てしまうと世の中このような質問に満ち満ちておりますが、テーブルトピックセッションで様々に経験を積んでいくときっとこのような質問も上手にさばけるようになるでしょう。(なりたいものです)
(私個人としては、このようなきわどい質問だけを練習する特別な場を作って、そこでこういう質問をあえて経験してメンタルタフネスを鍛え強くなりたいとひそかに思っております。)

本当の「タブー」とは?
私は多くの例会で、TTマスターがTTセッションを開始するにあたり「さぁ、恐怖の時間がやってまいりました」とか「I am lucky because I do not need to be a table topics participant which I really hate to do.」と冗談めかして言うのを見て来ました。しかし私はTTマスターという「リーダー」がそんなことをいってみなを怖がらせてはいけないと思うのです。そしてこれこそが本当の「タブー」だと思うのです。

私がこれまで見た最高のTTマスターは、DTM稲垣さんでした。稲垣さんは、いかにTTセッションが我々のMental Flexibility(頭の柔らかさ)を向上することに役に立つか、なぜTTセッションがトーストマスターズの例会にあるのかをPositiveに語って出席者が楽しく参加できる雰囲気を作られておりました。これぞまさに「TTマスター経験を通して学べるリーダーシップ術」というものでしょう。

一緒に目指しましょう「笑いにあふれたTTセッション」
先日、ある小さな飲み会で私も含めて3人のトーストマスターが集まりました。宴もたけなわのときに小さなテーブルトピックセッションをやりました。お酒が入っていたせいもあるかもしれませんが、とても楽しかったのです。翌日、その中の一人からメールをもらいました。「昨日のテーブルトピックは本当に楽しかったです。またやりましょう。」と。

TTセッションは、本当は楽しいセッションなのですよね。魔法の言葉を効果的に使いトラップをうまく避けて、楽しく笑いながら黒帯コミュニケーターになりましょう。

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第74話:魔法のキーワード:Thank you, Table Topics master, for giving me a fantastic question.

テーブルトピックスの質問にもっと上手に答えるにはどうしたらよいかいろいろと考えておりますが、ふとしたきっかけからテーブルトピックマスター(以下TTマスター)に指名されて、立ち上がったらまず笑顔で「Thank you, Table Topics master, for giving me a fantastic question.」とお礼をゆっくりとはっきりということが心理的にプラスに作用するキーワードになっているのではないかと思うようになりました。

このキーワードがとくに有効なのは、自分にとって超苦手な質問に答えるときだと思うのです。(逆に簡単な質問であればこのキーワードがあってもなくても大丈夫でしょう。)

「内閣総理大臣の靖国神社参拝についてあなたはどう思いますか?」
大変極端な例ですが、こんな質問をTTセッションで仮にされたらどうでしょう?(政治・宗教・性に関する質問がタブーかどうかの議論はひとまず置いておきます。)
回答のイメージとしてはこんな感じになるのではないでしょうか?

白帯(初心者):沈黙。内心相当動揺。なんとか真面目に答えるが、動揺がそのままスピーチに出て、それが聴衆にも伝染し会場内は気まずく静まり返る。
黒帯(ベテラン):笑顔でTTマスターにお礼をいい、質問に答える。多少のユーモアも交えしかし建設的にスピーチを行う。聴衆はベテランの回答に感動、感心し拍手喝采。

私も、TTセッションでこんな質問をもらったらまず面食らい相当動揺します。おそらく白帯君的な回答をしてしまうと思います。

なぜなのか?
この質問は、政治と宗教という二つの「タブー」が絡んだトピックだからです。つまり「内閣総理大臣」と「靖国神社参拝」という二つのキーワードが回答者の心を縛り付けてしまう心理的なトラップ(罠)の役目を果たしていると思います。ですから、この質問をまともに受け止めてしまうと、確実にこのトラップに引っかかり、心が冷えてしまい頭の回転も停止してしまいます。あるいは無限ループに入ってしまうかでしょう。

トラップに引っかからない方法
そこで出てくるのが、先ほどのキーワードです。
①まず、にっこりと笑顔をうかべ
②「Thank you, Table Topics master, for giving me a fantastic question.」といいます。

笑顔を浮かべることでまず緊張がほぐれます。お礼を言うことで余裕が生まれ、追い詰められてしまった心理的な窮地から出ることができます。(私自身、仕事上の会議で追い詰められた際にとりあえず笑ってみることでピンチを脱した経験があります。笑いは有効です。) そしてここで一呼吸おいて、心に思ったことを述べていきます。

ここから先は、通常の、つまりトラップのない質問と同じように答えていけばよいと思います。テーブルトピックの答え方については、PREPですとかブレークダウン法とかさまざまな技法があるようですので、そちらに任せますが、あくまでここではトラップに引っかからないようにどのように心を持っていくかについて述べてみました。

自分自身の心理的な癖を知る
場数を踏んで、メンタルタフネスを高めていきつつ、自分を失った際に自身をよく見つめなおしてみると、自分がどんなときにトラップに引っかかり自分を失っているか、癖がわかってきます。持っている癖に気づくと、そのことを意識するようになり、少なくとも意識している間は案外トラップに引っかからないということも可能になります。

なぜ、この「魔法の言葉」に気づいたか?
実は、会社でメールに返事をしているうちに、読んだ瞬間に落ち着きをなくし感情的に返事をしてしまうメールがあることに気がついたのです。どんなメールかはここでは述べませんが、このように感情的に返事をしてしまうことは決してよい結果を招かないことも体験的に知っていました。ですから、まず一呼吸おこうと思ったときに、TTセッションの魔法の言葉に気がついたのです。「そうか!いらいらしているときに、腹の立つ相手にあえてThank you for your kind comments.と言おう」と。そうすることで、一呼吸おくことができ、かつ感情をポジティブな方向に持っていくことができることに気がつきました。

黒帯のテーブルトピックスピーカーになるために
私は、いつか黒帯のテーブルトピックスピーカーになれたらと思っています。そのために、いろいろな壁にぶつかりながらTTを練習していきたいと思っています。幸いなことに、ToastmastersのTTセッションは、知識の正しさを披露する場でも、自分の意見を主張する場でもありません。What to SayよりもHow to sayに注力できる場です。もちろん、上級者になればWhat to sayもHow to sayの両方も満足させなければならないでしょう。それまではせいぜいトラップに引っかからないように魔法の言葉を操っていきたいです。

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第71話:おしらせ:SkypeでImpromptu Speechの練習

Skypeという無料のIP電話があります。PCにインストールして、マイクとスピーカー(あるいはマイク付のヘッドセット)があれば、他のSkypeユーザーと非常によい音質での通話が無料で楽しめるものです。(国際通話ももちろん無料です)
(詳細、ダウンロードは、こちら

このSkypeの機能の一つに、「5人までの電話会議」があります。これを使ってImpromptu Speechの練習ができたらいいなとかねがね思っておりました。

やってみたい方は、こちらの「Comments」にて御連絡ください。メールを下さってもかまいません。

台湾の皆さんも大歓迎です。

私の、Skype名は「pxp05102」(半角)です。

こっそりライバルに差をつけよう!(というキャッチコピーを見ながら中学、高校時代をすごした私でした)

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